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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 61~80 4/5ページ
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伊坂作品は初めて読みます。 ずいぶん売れているようなので、その力量のほどは?と。 この小説のどこに芸らしきものがあるというのでしょうか・・・ 文学にも、ただのエンタメにもなれず、勿論ラノベにも遠くおよばず 結局、もったいぶって失敗した似非キャラクタ小説、というのが正直 なところ。これだけハズレなのも珍しいです。 芥川や太宰その他の引用も利いてない(文学にかぶれはじめた中学生の ような雰囲気レベルの底浅さ)。 バライユ持ち出すのも表面的で、ほんとに「ラスコー」や「エロティ シズム」読んだのか?って程度の、言葉尻の引用。 登場人物の属性表現に、バタイユ読ませてうすっぺらに「嫌い」って なんだそりゃ?まあ、そういう若者を造形したいとしても、正直かっ こつけるだけにしか思えん。ラノベすらこんなあからさまなスノッブ 趣味にはしらないよ、こっちが赤面してしまう。 セリフまわしも、漫画の亜流みたいな感じ。 北上次郎氏の解説に、「マジでいってる?」って、つっこんでしまう。 人前で恥をしのんで書かねばならないものがないのであれば、 もしくは、物語ることに無自覚であるのであれば、苦し紛れで「それっ ぽい」だけの文をつむぐようなことはやめればいいのに、と思う。 そう苛立つほどに、何もない本だった。 これが、向田邦子と同じ賞をとろうとしてたの?戦慄します。 | ||||
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「殺してもいいような人間は殺してもいい」「盗んでもいいような人間からは盗んでもいい」そんなテーマが、深い思索も葛藤もなく安易に提示された小説で、実に不愉快でした。人間の心に、存在に、生きるということに、全く踏み込まず、しゃれた(実はたいしてしゃれてもいないのだが)会話でするりするりと身をかわしてゆく登場人物たちの生き方が、若い世代に支持されているのかと思うと、暗澹とします。 エンターテインメントとしても、出来はよくない。謎の解決は、こじつけばかり。展開の先があまり簡単に読めるので、どんでん返しがあるのかと期待したが、それもなし。 ここにあげたような点を、「作者の周到なたくらみである」と書いている評論家がいたが、ホンキかよ? いや、評論家って、干されると飯の食い上げになる悲しき職業なのか……。 | ||||
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一度この作品を読めば分かると思いますが、会話が非常にキザです。 映画や小説の世界と、日常世界の「会話」は、実際異なっていると私は考えておりますが、 この作品における「会話」は、 それらの分類とは別個の無機質的な日常世界の会話というか…血が通ってない機械的な会話だな、といった印象を受けます。ある意味、それは作者の挑戦と言えるかもしれませんが、読み手としてはあまり面白くないというのが実の感情です。 | ||||
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謎解きをベースにした人間模様がまぁ複雑に書かれてますね。読み方によって退屈とも言えるし奥深いとも言えます。「あなたならこんな場面で何て言う?」みたいな読者への問いかけではないだろうかなんて憶測してしまいますね。善悪の定義が独特で、わかるといった受け入れられる面と、いや違うだろと言える面とが矛盾してるけどありました。本当は何を言いたいのか、まだ掴めません。 | ||||
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30ページまで読んだが、DNAが出る辺りまで、東野圭吾さんの分身を思い出しました、あとテレビは頭の腐った人しか観ないというのは言い過ぎじゃないか?自分の小説がドラマになったらじゃあ観るなといいたい、伊坂幸太郎は俺には合わない・・・。アヒルと鴨も全く面白くなかった・・・スポーツも音楽番組も観るんじゃねーぞ、伊坂幸太郎!!!俺は観るけど、あとドラマもニュースも、俺は観ないけど、あとチルドレンはWOWOWでドラマかされたらしいが | ||||
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伊坂幸太郎の作品の中で この重力ピエロだけは、先の展開が読めてしまった。 文章の中に堂々と答えが転がっているミステリなので、 これは何か裏があるのだろうかと思い読みましたが、 特に何もなく、普通の答えあわせが行われがっかりしました。 放火の動機もそんなことのためにやったの?って思ってしまい、 とても嫌な気分になりました。関係ない人巻き込まれているし…。 そもそもこんな回りくどい事をする必要性が理解できない。 終わり方も何だか釈然としたものではありませんでした。 オーデュボンの祈りの伊藤とラッシュライフの黒澤が出てきたのは 伊坂ファンとして面白かった。 | ||||
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展開や、推理を楽しむ為にこの小説を読むのは間違いです。 この小説は雰囲気を楽しむ為に読むのが正しい取り組み方です。 性を書けば文学になる? 現代では登場人物に薀蓄を延々語らせればベストセラーです。 | ||||
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伊坂ファンが「凄く面白い」って言うから読んでみたけど、正直最後まで読むのが苦痛なほどつまらなかったです。やっぱり伊坂は僕には合わないかな。 | ||||
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直木賞候補となる人気作家ということで期待して読んだら 「何 これ?」というのが すみませんが、 率直な感想 兄弟の会話がありえないぐらい説明口調だし 弟のハルの苦悩は ゴミを蹴る以外 見当たらないし 犯罪正当化してるようで 読んでいい気分でもないし つじつまあわせの文章に見えて 残念 タイトルも救いがあるように「無重力ピエロ」だったらまだしも。 | ||||
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とりあえずストーリーやテーマ以前に登場キャラが誰一人として好きになれない。いや、別に好きになる必要などないのだが、読む際にストレスを常に感じさせられる。 全員無駄に話し方が気取っていて、無駄に偉そうな態度なのだ。 例えば、主人公(と思われる)の男などどう考えても若いはずなのに、実年齢より遥かに年上に対していちいち癇に障る様な発言が多々ある。 また、重要人物である主人公の弟だって、散々過去の偉人(それも外国の)の格言なり偉業なりを例に出す所謂「不思議ちゃん」だが、こんな人間が現実にいたらどうだろうか? 「仕事は一人でやるもんだよ」と言って「ビートルズは4人ですよ」と言われたらどうだろう? 自分はきっと話したくもありません。最悪、グーで殴るかもしれません。パーでビンタはしてしまいそう。 というか、学校なり職場なり、社会に適応できないと思います。この本のキャラはそういう人ばかり。 何故ストーカーやレイプ魔のくせにあれだけでかい態度で自分を正当化できるんだろう? 完全な犯罪者なのに。 帯表紙に「洒脱な」という作者を表する言葉がありますが、ただ格好をつけているだけにしか感じられません。 後、500ページ弱あるが、ストーリー展開からから考えると長すぎないか? | ||||
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私が古いのかもしれませんが、主人公とその弟との会話が キザすぎていらいらします。もっと、「普通に話してよ」 という感じです。その会話の内容も、知識のひけらかしの ような感じで、心に残りません。放火の理由も弱いし・・・。 伊坂さんって、なんか犯罪自体を行うこと自体を軽く考え てる気がします。冒頭の女の子をバットで殴るというのも 、そんなことまで書く必要あるのかな?と思ってしまいます。 | ||||
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立派な両親とハンサムな弟。 優しい家族思いの兄。 でも結末がそうなるんだったらあんまり嬉しくない。 両親の判断は結局、不幸を生んだ事って救いがないような気がします。 ある意味親不孝だし、子不孝(不幸)だし。 幸せになって欲しかった・・・。 | ||||
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同業の作家で評判になったというので大分前に読んでみたのだが、まったく内容を覚えていない。何ひとつ。他に「オーデュボンの祈り」「グラスホッパー」も読んだが(そっちの方はなんとなく覚えている)、全体を通して、作家としてのスキルが足りない印象は否めない。稚拙だな、という印象。イマジネーションが想像の範疇を超えない。従って驚きも発見もない。単純に、筆力、想像力の問題だと思う。僕にはどこが評価されているのか分からない。凡庸な、アマチュアレベルの作家。売れりゃいいのか。 | ||||
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なんでか著者のサスペンスは、面白いと思わないんですよね。 著者お得意の偉人の言葉を引用してキャラの個性をだすやり方は、毎回流石と思わせるんですが、その反面、特にこういうサスペンスは、キャラの個性が安定しすぎて、ワクワクとしたモノを感じた事がないです。 この本だけ読んで、こんなもんかと思う人は、「砂漠」や「チルドレン」の青春小説?を読んでほしいなと思います。 | ||||
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作者の他の作品に登場するキャラクターも、まるで舞台の客演のように物語に関わり、 そういった楽しみもある作品(これはこの作者の他の作品も同様ですね)。 しかし、読後に物語が持つべき読者を圧倒する力を感じられない。 泉水と春の兄弟に関わる人々の存在意義(夏子さんのことなど)が 未消化のままという印象も受ける。 だが、この作家の持ち味は、 ・キャラクター ・軽快な語り口 ・洗練されたユーモア ・洒落た引用 ・・・といった所を考えれば、ストレートに全てを表現するのも 野暮というものだろう。 そこを考慮してなお、物語としての深さを感じられない。 登場人物による(特に主役の兄弟)外国映画のような会話の応酬が、 スタイリッシュといえば格好よいが、 それに頼った作風という印象を受ける。 《放火と落書き》《レイプと殺人》といった扱われている犯罪行為に対しても、 作者の手にかかれば、とても軽やかな印象になるのは私だけだろうか。 だからこそ、読みやすい。 そういった意味で『重力ピエロ』というタイトルはぴったりなのだろう。 軽めの物語をお好みの方にはお薦め。 | ||||
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正直、何故、これが評価が高いのか理解できませんでした。 「不思議ちゃん」な弟とか、現実に考えてありえないだろうって思うくらいに「聖人」な両親とか、引用だらけの「おしゃれな会話」とか・・・、気取りすぎ、狙いすぎで、シラケてしまいました。 そして、何より、私刑も放火も許容するような、悪人なら殺しても良い的なラストが気持ち悪かったです。 | ||||
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重めのテーマではじめは夢中になって読んでたんですが、兄弟の会話がちょっと大袈裟というかくどいように感じられて嫌になってしまいました。 私には合わなかったみたいです… | ||||
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ストーリー云々というより、やけに引用が多く…。ゴダールやらバタイユやら…。 すごく気取った印象を受けてしまい、正直その辺は”寒いなぁ”と思ってしまいました。 伏線もしっかり張ってありますが、”きっとこうなるだろうな”と思った通りに物語は進んでしまい、物足りなさを感じました。 | ||||
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読後感がとても悪いものでした。 なんとも言えない、いや〜な気持ちが後に残るのです。 物語として非常におもしろいし、重たい内容なのに読者にさわやかさを 感じさせてくれる、この作家特有の文体は、すばらしいと思います。 なのに納得できなかったのです。 主人公の弟がなぜそれをしなければならなかったのか。 弟を駆り立てたものは、もっと別の部分にあるのではないだろうか。 本当に愛のある家族に生まれた人は、それをするだろうか、という疑問。 むしろ憎むべきは母と父なのではないか、、、。 | ||||
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スタイリッシュで気の利いた文体を狙っているようだが、質的にも量的にもやりすぎで、逆にしらけてしまう。冒頭の一文を読んで心配に思ったけれど、懸念は当たってしまった。 遺伝子や猿人、ガンジー等々の小ネタが多く、まるで雑学本を読んでいるよう。内容はそれらのネタのジグゾーパズル・数珠繋ぎ。登場人物はステレオタイプ。変に格好をつけず、小手先の技を使わず、真摯に物語にすればいい小説になっただろうと思うだけに残念。 | ||||
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