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重力ピエロ
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重力ピエロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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話題だったので読んだのですが、何が面白いのかわからない。ストーリーの先読みはできるし話にメリハリがない。時間の無駄になると思う。 | ||||
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全体として、ストーリーには芯がしっかり入っており、そのため世間的にはNGの強引なラストにも、少なくとも私はうなずける。確かにこういう登場人物たちなら、このラスト以外あり得ない。 特に、主人公(兄)が、最後の方で「行く必要はない」と、敢えて抑揚無く繰り返すところは好感が持てる。兄が何を考えているのかは何も書かれていないが、痛いほど気持ちは伝わってくる。これが小説の醍醐味だ。家族愛・兄弟愛ということに関してはよく書けていると思う。 ただ、あまりにも浮世離れした人物・会話が鼻についてしまい、全体の9割で感情移入できず、置き去りにされる。時折見られる洒落で笑えたおかげでなんとか最後まで読みきったが、それがなければ確実に途中でゴミ箱行き。全体としてみれば悪い作品ではないのに、とにかく起承転の部分で余計な引用やかっこつけた台詞が鼻についてしまう。もっとシンプルでよかったのに…上質の肉に、不要なスパイスを大量にふりかけてる感じ。 「小説」と割り切って読める人、気障な言い回しが嫌いでない人にはオススメしますが、そうでない人にはとりあえず最初の50Pくらいを読んでみて、言い回しが鼻についたらパスで良いと思います。 | ||||
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作品としては苦手です。 殺人分野がにがてなので、それだけかもしれません。 この作品はお勧めと書いてあったので読んでみたのですが、私にはむいてないようです。 何かを語りたいのでしょうが、うんちく傾ける人の話を延々聞いている気分になります。 嫌味なぐらい語り、それでもうなるような気持ちになれば、三島由紀夫みたいに過剰すぎる、でもなんかすごいに、なるかもしれませんが、 そんな気持ちになれない。 最初と最後も狙いすぎです。鼻白みます。 この作品、一般公募にだせばどこまでいくでしょうか。でもまあ編集、出版の専門の人がみたらやはりすごいのかと思います。 | ||||
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化学的要素をふんだんに取り入れ、理論武装でまとめて“それなり”に見せているだけの印象。 何しろ、先が見えるし、意外性・推理性皆無。 かといって、ヒューマンストーリーでもない。 ハルの責任を担った親父の葛藤ってそんなもの? まぁ、親父は純粋な人だったとしても、主人公?始め、ストーカー女やもう1人の親父とか 登場人物全員の思考が単純すぎて。 人間ってもっと複雑な生き物でしょーよ。 最後は感動ものになってる気がしたけど、内容も心理描写も浅すぎて、シラケてしまった。 雰囲気だけ『カッコイイ』みたいな。 まだ、辛酸を味わったことのないような純粋な心を持った若い人達にはウケそうね。 | ||||
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伊坂さんの作品を読むのは今回が初めてです。 人気作家で映画化されてるので期待しましたが残念ながら退屈でつまらなかったです。 犯罪者の遺伝子を引き継いだ子供はやっぱり犯罪者なのだと言いたいのかな。 父親を殺害する気持ちは分かりますが放火に関しては明らかにダメでしょ。 文章も淡々として体温が感じられず親子の絆も薄っぺらいものに思えました。 先は読めちゃうし思い出話やマメ知識みたいな会話ばっかりなんですよね。 気取った文体が私には合わなかったです。 | ||||
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この小説に限らず伊坂作品を読む際に頭をよぎって離れないのは、「永遠の子供/ピーターパン」という言葉。 「お洒落でスタイリッシュな会話」あるいは「ポップで芸術的な作品世界」というのは、伊坂作品の長所としてよくあげられるが、それは多くの人が大学生活で経験ずみのこと。 多くの大人が、学生時代にはポップな知的世界を経験している。文芸書だの小難しい映画だのに一通り挑戦し、町へ繰り出してはスプレー缶片手に「つまらない大人社会」に喧嘩を売り、学部授業に顔を出してはDNAだのクロマニヨン人だの格好よさげな教科をかじり、自分が何か知的エリートになった気分に酔うものだ。 しかし4年もたつと、そういった学生生活から卒業するものだ。 満員電車にゆられ、あるいは家事育児に取り組むなどして、地に足のついた生活の意味を理解してゆく。 大学で親しんだ知識世界など、実生活では糞の役にも立たないことを痛感するものだ。 しかるに伊坂作品はそうではない。登場人物はいちおう仕事を持っていたり、家庭をもっていたり、癌に冒されて入院していたりするが、その頭の中はおしなべてハタチの学生のままで、ポップで洒脱な会話に浸り、現実離れした文芸映画や推理小説を大声で論じ、自分の住む町でおこった連続放火事件をゲーム気分で捉えている。 それも一般読者に無縁のセレブ世界ならまだ興味も湧くけれども、ピカソだのゴダールだの、この作品中で語られている程度のレベルなら、NHKやテレビ東京をつければ日常的にやっている。それを「どうだこの蘊蓄すごいでしょ」的に自信満々に見せられるから、尻がむず痒い、鼻持ちならない、クサイのだ。 「永遠の子供」は格好いいことでも何でもなく、恥ずかしいことです。 伊坂ワールドは、よくもわるくも、実生活からの乖離。 学生生活のノリで人生かたっちゃ駄目だよ。 あとダメ出しを許していただくと、伊坂氏は仮にも作家なんだけど、社会経験、足りなくない? DNA調査会社って、本当にこんな感じかい? 探偵、というか興信所の所員って、本当にこんな感じ? 大学構内ならともかく、ふつうの街中でゴーギャンだのバタイユだのの話題を振って、話がはずむ? 常識的な大人が、「定義」だの「寓意」だの、「事象」だの「法則」だのという言葉を、使う? 相手に通じる言葉でしゃべるのが大人ってものでしょう。 あれだけの放火事件その他がおこって、警察関係者が一人も出てこないのはどういうこと? 落書(=器物損壊)あるいは放火を1件やらかした向こう側には、必ず被害者がいること、わかってる? 人の痛みとか、分かる? 残念ながらこの作者は、非常に独りよがりな部分でしか、理解していない。 癌に冒されて死期が迫っている人間が、あんなに明るく楽しく過ごせるものかい? 身近な人の死を一回でも体験したこと、ある? 人ひとり殺害し、死体処理した人間が、屋根に登ったり飛び降りたり、明るくはしゃいでられるものかい? 猫の死骸ひとつ埋めるのだって、実際にやってみると血の臭いとか、手に残る感触とか、きつい作業だよ。 死顔の残像に悩まされてげっそりするのが普通だ。 頭の中だけで物語を作るの、やめようよ。 DNA会社を話の都合上、出したいんなら、きちんと取材すべき。「これはフィクションです」的な一文で逃げたら駄目だよ。あなたはプロなんだから。 あと、映画論や化石人類や、英語学や日本神話や、世界平和や少年犯罪や死刑制度について持論を語りたいのなら、どれか1つでも、大学院へ社会人入学するなどして、きちんと勉強してみたらどうだろうか。 どの分野でも専門家が一生かけて研究しており、学問的な議論は非常に厳密におこなわれている。 少なくとも本を2,3冊読んだ程度の素人が、軽々しく口をはさんでよい世界ではないよ。 浅い知識で森羅万象を論じるのは、控えるべき。 | ||||
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物語を半分も読まないうちから、おおかたのプロットが分かってしまう。ミステリー性にも欠けているし。それでも、レビューに書かれているような「衝撃の結末」を期待して読み進めて行ったけれど、全然衝撃じゃなかった。まあ、作者は、家族愛を軸として物語を進めているのであって、ミステリー性を重要視しているのではないのだろうけど、それでも、もう少しひねりのきいた結末がほしかった。映画化されるぐらいなのだから、きっと素晴らしい作品であるのには違いないのだろうけど、私個人の意見としては、読んだ分だけ時間のムダだったという感じ。でも多くの文献を参考に、たくさん下調べをなさっているようなので、その努力を汲んで、★2つ。 | ||||
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とある街で連続放火事件が発生する。遺伝子をあつかう会社に勤務する「私」は、 自分の会社が次の標的になることを弟の「春」から事前に知らされる。「春」が犯 行を事前にそれを知り得たのは、彼が生業として消している街中の「グラフィティー アート」(らくがき)からだった。らくがきと犯行との関係はなにか。「最強の兄姉」 の調査がはじまる。 500ページ弱の枚数をかけて書かれるのは、連続放火魔は追う本格ミステリーと いうよりも、もっと倫理的な問いだ。暗号解読など謎解きの要素もあるがそれは傍 流で、「犯人」にしても現実の放火事件ではもっとも初めてに疑われるだろうという 存在だ。 ではその倫理的な問いというのは何か。端的に言えばそれは、「“家族”は“科学 的絆”をのり越えることができるのか」だ。「私」と「春」、とくに「春」にはその出生に おいて永遠に消すことのできない重大な科学的刻印が刻まれているのだが、それ をもっと別の「絆」で超克することができるのか、それが本題だ。 だが、結論をいうとこの小説、端的に言ってつまらないのだ。そう思わせられるのは、 やたら長いということに関係している。ストーリーから脱線して展開される登場人物 たちの文学的知識は大いにためになるのだが、いかんせん読者の大半はとりあえ ず現時点で彼らの文学講座を受講したいわけではなく、どうしてもその箇所はしん どくなってくる。また、「謎の美女」というミステリーには欠かせない存在もでてくるが、 彼女の「素性」が知れると、なんで登場人物たちはこんな女と平然と交流してるん だというのが、変でしかたがない。恐いだろこんな女。 評者は伊坂幸太郎の小説を初めて手に取ったのだが、この本を読んだ後は、この 人気作家への失望しか残らなかった。だが聞くところによると、彼の傑作は本作よ り前に集中しているらしく、今度はそちらのほうを手に取ってみようと思う。 | ||||
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・ドラマティックな展開を希望している人。 ・オーデュボンの祈りのような作品を期待する人。 にはお勧めできません。読み始めてまず何に興味を持って読めばいいのかわからなくなりました。淡々しすぎていてつまらなかったです。作者はあまり読者を楽しませるつもりはないようです。事件が起こることは起こるのですが到底次の展開が気になる感じではなかったです。途中で読むのをやめた人が多いことにも納得です。著者の他の作品で好きなものもあるのですが・・・。なかなか難しい作家さんですね。 | ||||
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裏のあらすじは誇張だ。少なくとも私には圧倒的な真実も、溢れくる未知の感動も、感じられなかった。ここ伏線です!ここ泣き所です!と言わんばかりに書かれているので、謎も感動も全てが予想通りに進んで終わってしまう。 筆者の考えだろうと思われる事を主人公の考えとして書かれているので、主人公の人物像が時折ブレる。が、他の登場人物については魅力的に書かれていて、微笑ましい箇所も多々ある。その際も上記の様に、ここ笑い所です!と言わんばかりであったが、笑いで重い部分が上手く調和されていた。★が1つでないのはこの理由から。 | ||||
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いつかはおもしろくなるんだろうと思って読み進めたが、結局最後まで全然おもしろくなかった 何故こんな小説が売れているのか理解できなかった | ||||
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家族の絆云々と言うことがよく出てきましたが、その絆ってものを勘違いしてると思います。結局人を殺してバレてないから問題なしみたいな展開になっちゃってるし‥‥少なくとも自分はこんな家族にはなりたくないと思いました | ||||
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やたら長いです。あと引用が非常に鬱陶しいです。その所為でテンポが良くないです。 ストーリーはご都合主義だけど個人的には許容範囲。しかし、キザな登場人物が沢山出てきて許容できなくなってしまいました。もうちょっとキャラクターがどうにかならないかな。 扱っている重いテーマに対する最後の台詞は好感が持てました。 | ||||
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ってところでしょうか。 単館シネマ系が好きな人にはたまらんのかも知れません。 お洒落とは無縁の私には、「はいはい、ハイセンスハイセンス」て感じです。 「ノルウェイの森」って読んだことないんですが、こんな感じなんですかね? 続けて「ラッシュライフ」を読んだのですが、小説としての完成度は あちらの方が断然高いし、読み応えがありました。 | ||||
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サクサクっとテンポ良く読める。 ガンジーの話、遺伝子の話など、小説の中に意欲的に取り入れてはいる。 ただ個人的には物足りないというか「軽く浅い」印象だった。 特に遺伝子についての記述があまりにも浅すぎる。 小中学生が「学校の課題で調べましたレベル」にしか達していない。 せっかく物語の核にもなっているのだから、もっときちんと記述してほしかった。残念。 しかし、とても読みやすい小説だった。 その読みやすさが人気なのだろうと思った。 | ||||
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読み終えて思ったのは、内容が薄いのか、書き方が薄いのか、おもしろくない。煮詰めて欲しかった。 | ||||
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映画化され、原作はこちらでも評判が上々でしたので読みましたが期待はずれでした。 何人かレビューに書かれているように後半失速ぎみで、最後まで何のひねりもない展開に少々がっかりしました。 | ||||
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レベルが低い。ここまで時間をムダにしたと思った本は初めて。犯人はすぐ分かるし、その動機も「まさかこんな簡単なことではないだろう」と思っていた、そのまさか。結末も何もない。 | ||||
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とても人気のある作家の、映画化までされた売れている作品ということで、かなり期待して読みましたが、読後は、今時の日本ではこういう小説が受けてしまうのかと愕然としました。今の若い世代は表面的な感情だけに左右されて、深く考えて善悪の判断をするということができなくなっているのでしょうか。若い著者ゆえの、読者の根本的な善悪の判断を狂わせようとする試みだったのかもしれませんが、それは勇気ではなく、浅はかな机上の空論だよと言いたくなりました。 途中は退屈、読むのは苦痛、読後は愕然という小説でした。 | ||||
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ただただ読むのが苦痛・・・の一言。 ストーリーなんて一体どこに行っちゃったのってくらい、最初から最後までだらだらと無駄に気取った会話とウンチクの連続で、よくここまでページを増やしたなとあきれます。 意味のないものに意味を求めた風な文体が「洒落た」とでも言うのか?そういう時代?? いやだなぁ。 なぜウケてるのかわかりません。 しつこいほどのガンジーの引用もただの教養のひけらかしにしか思えなくて、最後まで理解が出来なかった。 ただ、私にはこの人はダメ。と思い、他にも買った伊坂作品すべて捨てようかと思ったほどだったけど、意外にも、次に読んだ「グラスホッパー」は全く違って軽快でテンポもよく、「アヒルと鴨のコインロッカー」「ラッシュライフ」もそれなりに良かった。 こういうのも書けるんじゃん。 | ||||
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