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白夜の爺スナイパー
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白夜の爺スナイパーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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読み始めた当初のうちは、翻訳モノらしく話のテンポの掴み方の難しさと、外国語では有効なのであろうユーモアや言い回しの妙を楽しむ余裕がなく、更には主人公の見る過去の幻、自分の心を身近な故人を登場人物として代弁させる描写に少しまごついた。 しかし読み進めると、この過去や夢、時系列を行ったり来たりしながら故人を鏡に自分と向き合う老人の姿に非常なリアリティが感じられてきて、それがとても心地良い。そう、作中でも言われていたが、クリスマス・キャロルの過去の亡霊のように、喪ったことを消化しきれなかった親しい人々の幻が、老人を導き、「今度こそは」という気持ちを奮い立たせる。 主人公シェルドンは皮肉屋の頑固爺だが、口も達者だし頭も回る。周りは少なからず認知症だと思っているが、実際はどうなのか、作中では説明されない。私は、認知症とはまた別の、人生終盤でひときわ頭が冴えるような、落ちる間際の線香花火のような、そんな脳の活性化なのでは…と思って読んでいる。色々と緩みが出てきて、過去の辛い記憶や後悔に蓋が出来なくなっているのだと。 ラストシーンは色々と解釈が分かれるところ。現実はどうなのか…。 映画になったらその表現方法もなかなか難しそう。「ジャンヌ・ダルク」みたいに内面との対話を表現するのかな。 | ||||
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物語のラストは、たぶん多くの読者を裏切るもので、賛否が分かれるところでしょう。 映画化がハリウッドではなく、イギリスとドイツ共同でされそうなのはありがたいことです(ハリウッドなら絶対終盤を大幅に変えてしまいますから)。 アメリカから来たユダヤ人の老人が、見知らぬ子供を守ろうとする物語で、昔の記憶、空想、幻視が繰り返し出てきます。 私は、ドン・キホーテへのオマージュとして読みました。 日本とは全く関係のない話ですが、わずかに「日本海」と「服部刃物」が登場するのが、微妙に嬉しかったです。 | ||||
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認知症の老人のアクション(?)小説という感じでしょうか。自分も終活を始めようというところもあり読んでみました。不思議に引き込まれる作品です。 | ||||
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