白夜の爺スナイパー



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    初公開日(参考)2016年05月
    分類

    長編小説

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    白夜の爺スナイパー (集英社文庫)

    2016年05月20日 白夜の爺スナイパー (集英社文庫)

    シェルドン・ホロヴィッツ、82歳。孫娘夫婦と暮らすため、アメリカから嫌々ノルウェーに移ってきた。危うい記憶や言動で、周囲を振り回す生活だ。ところがある日、母親を殺された少年を守る羽目に陥る。少年を追う暴力男や、迫り来る尿意と闘いながらの逃避行。道中、覚醒していく元スナイパーの嗅覚。たぎるユダヤ人のプライド。彼らを待ち受ける意外な運命とは?傑作クライム・スリラー!英国推理作家協会(CWA)賞ジョン・クリーシー・ダガー賞受賞。(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (4pt)

    夢か、現か。過去への悔恨と贖罪、未来へと希望を託した老人の最後の冒険。

    読み始めた当初のうちは、翻訳モノらしく話のテンポの掴み方の難しさと、外国語では有効なのであろうユーモアや言い回しの妙を楽しむ余裕がなく、更には主人公の見る過去の幻、自分の心を身近な故人を登場人物として代弁させる描写に少しまごついた。
    しかし読み進めると、この過去や夢、時系列を行ったり来たりしながら故人を鏡に自分と向き合う老人の姿に非常なリアリティが感じられてきて、それがとても心地良い。そう、作中でも言われていたが、クリスマス・キャロルの過去の亡霊のように、喪ったことを消化しきれなかった親しい人々の幻が、老人を導き、「今度こそは」という気持ちを奮い立たせる。
    主人公シェルドンは皮肉屋の頑固爺だが、口も達者だし頭も回る。周りは少なからず認知症だと思っているが、実際はどうなのか、作中では説明されない。私は、認知症とはまた別の、人生終盤でひときわ頭が冴えるような、落ちる間際の線香花火のような、そんな脳の活性化なのでは…と思って読んでいる。色々と緩みが出てきて、過去の辛い記憶や後悔に蓋が出来なくなっているのだと。
    ラストシーンは色々と解釈が分かれるところ。現実はどうなのか…。
    映画になったらその表現方法もなかなか難しそう。「ジャンヌ・ダルク」みたいに内面との対話を表現するのかな。
    白夜の爺スナイパー (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜の爺スナイパー (集英社文庫)より
    4087607216
    No.2:
    (5pt)

    よかったです

    物語のラストは、たぶん多くの読者を裏切るもので、賛否が分かれるところでしょう。
     映画化がハリウッドではなく、イギリスとドイツ共同でされそうなのはありがたいことです(ハリウッドなら絶対終盤を大幅に変えてしまいますから)。
     アメリカから来たユダヤ人の老人が、見知らぬ子供を守ろうとする物語で、昔の記憶、空想、幻視が繰り返し出てきます。
     私は、ドン・キホーテへのオマージュとして読みました。
     日本とは全く関係のない話ですが、わずかに「日本海」と「服部刃物」が登場するのが、微妙に嬉しかったです。
    白夜の爺スナイパー (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜の爺スナイパー (集英社文庫)より
    4087607216
    No.1:
    (4pt)

    秀作です。

    認知症の老人のアクション(?)小説という感じでしょうか。自分も終活を始めようというところもあり読んでみました。不思議に引き込まれる作品です。
    白夜の爺スナイパー (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜の爺スナイパー (集英社文庫)より
    4087607216



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