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(短編集)
真綿荘の住人たち
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真綿荘の住人たちの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| 島本さんの作品を結構読んでいますが、肉体関係に陥らないでぐだぐだ言っている節のあるものが 多いのでなんか気になってましたが……(それでいてどうでもいいような男とは躰の関係持ったり) ナラタージュとか、先生とはそういう関係にならずに小野君は何だったんだろうとか思いましたけれど。 それはともかく、今回はそれぞれ登場人物に対して綺麗な見方をして書かれていて好感が持てました。 容姿はともかく鯨ちゃんの性格が一番好きだし友達になりたいかもです。 しかし椿さんや綿貫さんもカッコイイ女性だけれど、八重子ちゃんはあれは一過性の同性愛の可能性があるのに 椿さんがからめとってった感が否めなくて、他の恋愛を知ったら離れていくんじゃ?とか色々思っていましたが 途中の誰の独白なのこれは、という千鶴さんがどうにかされてしまう部分、もちろん何の話なのかは 分かりましたが、そこのとこの描き方がなんだか上から目線デスが秀逸でした。 ただ最後になんで養子縁組なのよ?と思いたい。 これは作者さんがそうした方が面白いからと思ったからとしか思えない。 肉体関係あるんだし普通にもう婚姻届でええやん……。 主人公ぽかった大和くんが一番影薄かったですね。 全体的に面白かったですが、ちょっと詰め込み過ぎたのかな、せっかく丁寧な文章を書く方なのに。 | ||||
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| オチがなあ…。 今はしてなくても「親子」がかつて肉体関係あり。ってのは自分には気色悪い。 「絶対的禁忌」で、そこ踏み越えると、まとめて「畜生より下」と思ってしまうタチだから。 流れから行けば「丸くまとまった」んだろうけど、それで「良かったね」という感覚にはなれなかった。「うああ。そっちかよ」みたいな。 | ||||
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| 「そこじゃない」 「え」 「葉介、女子は口に出したことよりも、空白のほうが百万倍、重要なんだよ」 それぞれ過去や家庭環境に問題を抱える住人たちの恋愛模様。 こういう下宿もののお話を読むと、『めぞん一刻』とか『ラブひな』を思い出します。 超絶に性格の悪い美女・絵麻に駆け落ちを迫られる大和君。 彼に片想い中だが先輩・荒野に告白される鯨ちゃん。 女子高生の八重子と付き合っている椿。 大家で小説家の綿貫さんと、彼女が内縁の夫と呼ぶ晴雨さん。 どれもこれも、筋が通らなくて不可解な関係。 まさに、“変じゃない恋愛なんてない”と実感させられます。 一番好きな話は『海へむかう魚たち』でした。 大和君のことは正直あんまり好きじゃありませんでしたが、彼と絵麻さんとの結末はさすがに可哀想になる…。 後、綿貫さんと晴雨さんの結末は、なんとく岡本太郎をイメージしました。 | ||||
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| レトロな下宿「真綿荘」を舞台に繰り広げられるドラマを時に楽しく時に切なく描いた連作小説集 青少年のための手引き・清潔な視線・シスター・海へむかう魚たち 押入れの傍観者・真綿荘の恋人、の全6篇で構成されています。 超絶に性格の悪い美女に駆け落ちを迫られる大和君、彼に片想い中だが先輩に告白されて揺れる鯨ちゃん、 女子高生の恋人の一途な愛情表現に戸惑う男嫌いでクールな椿。 そして17年前ただ一度自分を抱いた男・晴雨(せう)を内縁の夫と呼ぶ大家で小説家の綿貫さん。 一見どこにでもいそうな人々だが、1人1人の人物描写が巧みで 「真綿荘」や彼らの生活を覗いている様な錯覚に陥ります。 脳内映像と共に最後まで楽しく読めました。 | ||||
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