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(短編集)
赤い刻印
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赤い刻印の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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長岡作品は初めて読んだが、文体は平易で非常に読みやすい。但し、淡々とし過ぎるきらいもあるので、もう少しミステリ度を深化させれば、さらに良い作品ができると思う。今後に期待したい。 | ||||
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「長岡弘樹ワールドは続いています」ということに尽きます。少し哀しく、どこにでもありそうな日常に起こる非日常。過剰な描写のない淡々とした語り口が、読者の心の深いところにまで染み込んでくる。よく考えるとあり得ないことなのに、自然と受け入れていることに気が付きます。よくできたストーリーが味わえます。 ただ、2編目「秘薬」の仕掛けは作り物の感が強く、4編目「手に手を」は要介護者の母と知的障害がある弟と暮らす主人公の葛藤が重く、その割に仕掛けが軽くてミスマッチではないかと感じられます。 また、4編で1冊というのは少し物足りない。6編は欲しいところです。出版社の都合なのでしょうが。 | ||||
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「傍聞き」で、なんてすごいと思い、「教場」で、うまいなあ、と思った長岡弘樹氏。 かなりな期待で購入したのだが、若干、期待が大きすぎた。 練りこまれているのだろうが、中編の仕立てでは、うまくこなし切れていない気がした。 ・赤い刻印 ・秘薬 ・サンクスレター ・手に手を いずれも、どことなく悲しい切ない人生を感じられたが、満足感は少しだった。 赤い刻印は、もう少し広げながら書きこみ、長編にしてもよかったかもと思った。 | ||||
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この作者の作品はほとんど読んできたし、凡百のミステリーを超える独自の世界を構築していることは認めるけれども、その半面、あの『傍聞き』で受けたような衝撃は、それ以降の作品のどれからも感じられない。評判を呼んだ『教場』からでさえ。次はぜひその「独自の世界」の殻を打ち破るような作品を読みたい。そして、あの衝撃を再び味わいたい。 にしても、冒頭の表題作。惹句にいわく「長岡ミステリー史上、最も巧緻な伏線と仕掛け」――それがあまりにも巧緻であるゆえか、頭の悪い自分には伏線がどのように回収されたのか、仕掛けとやらがいったいどれを指すのかがよくわからない。胸の内にもやもやした霧のような疑問符がいつまでも漂っている。 | ||||
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