暗幕のゲルニカ
評判
暗幕のゲルニカの評価:
4.19/5点 レビュー 199件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全397件 281〜300 15/20ページ
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暗幕のゲルニカの評価:
4.19/5点 レビュー 199件。 B ランク
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故にタイトルに惹かれ購入しました、が。
とにかくクドイ。
他の方も書かれていますがゲルニカに関する同じ表現が何度も繰り返し繰り返し使われていて
読んでいて疲れました。ここぞ、という台詞は一度きりだから映えるのではないでしょうか。
そして21世紀パートが本当に酷い。
もういっそ全部なくしてピカソとドラ(を始めとするミューズたち)の話にしたほうがまだ面白かったんじゃないでしょうか。
だってヨーコ、何もしてないですよね?
熱心な交渉シーンもない、NOと言われてすごすごとニューヨークに戻り
権力者であるルースが出て来て強引にこれまた権力者であるパルドと直接話をつけて終わり。
これ、ヨーコ必要ありますかね?
くどいゲルニカに関する表現にページを割くのなら、バスクやテロ組織を登場させて唐突なアクション展開にページを割くのなら
如何にヨーコが今の地位に上り詰めたか、「ピカソと戦争」展を開催するまでにどんな紆余曲折があったか、パルドやアダに対してどのような説得が行われたかの描写に力を入れるべきだったのではないでしょうか。
その描写はなく、ただ周りが「ピカソの専門家」だなんだと持ち上げているだけ。
ビルバオにバスクの実情を知りに行くページなんてたった一人に話を聞いてお終い。
この章、要ります?
一人の話と、自分の周囲の人間の噂話を総合してバスクがゲルニカを狙ってる!と結論付けているだけ。
21世紀パートは本当につまらなかったですがこのビルバオ来訪部分は本当に不快でした。
だってルースはヨーコに「借りるなんて悠長な事を言ってる場合じゃない。奪うのよ!」
とまで言ってるのに自分たちはオーケーでバスクが欲しがるのはダメなの?ってなりませんか。
後半に出てくるテロ組織はさておき、
ゲルニカはバスク地方なのだから彼らがバスクが展示に相応しいと主張する事がそんなに悪い事のようでしょうか。
「鼓動が速くなるのがわかった」だとか「奪還」だとか「グッゲンハイムとバスク自治政府が手を組んでる」だとかどう読んでも好意的には書いていませんよね、これ。でも自分たちはマドリードから奪っても良いと。
言葉のあやにしろ、ルースの台詞が完全に余計でした。
終盤実在した(現在は完全武装解除)テロ組織まで出して「私たちのものだ」と説得するシーンがありますが、ルースの台詞の所為で物凄く冷めた目で見てしまいました。
そして前述のヨーコが何もしていない、という話に戻りますが
ルースとパルドの権力者同士の会談の結果を内密に進めなければいけない立場の人が簡単にテロ組織に捕まる……
テロリストがヨーコを誘拐する必然性が全く分からないし、ヨーコの対応もお粗末すぎます。
それなのにパルドからは最大の功労者かのようにピカソの赤い涙をプレゼントされる。
苦労している描写なんかどこにもなかったですよ。ノーと言われて帰ってきただけ。
食事の場に招待してもらって勝手にパルドは味方だと思い込んで談笑しているだけ。
権力者同士の会談の場に居合わせただけ。
終盤、ドラとヨーコではないもうひとりの女性が出て来るとこう思わずにはいられませんでした。
この人が主人公で良かったのでは?と。その方がドラの設定も生きてきませんか。