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ゼロの激震
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ゼロの激震の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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新幹線、新青森から東京までの間とその日の夜に一気読みしました。 とにかく賑やか?っていうか大袈裟?っていうか 荒唐無稽とは思いつつもやめられないとまらないで やたらめったら人が死ぬのに それなのに爽やかというか(笑) 何かを忘れたいときにひたすら読むには最適な本と思います | ||||
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混乱の様に臨場感を感じますが、説明文が多く、図解入りならもっと楽しめたのではないかと… 3/4あたりで、荒唐無稽とも思えるたとえが出てきますが、そこを乗り越えられれば概ね楽しめる小説です。 | ||||
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地殻変動で日本が沈没するという小松左京の「日本沈没」がもし発表されてなかったら、また藤崎慎吾の「ハイドゥナン」がなかったら、もっと評価が高かったと思うが残念。東京のど真ん中新宿が噴火し溶岩が噴き出したり、200メートルもの陥没を起こしたり・・・と見せ場は用意しているのだが、何せ詳細な説明が多すぎ読み続けるのが困難だった。終盤でいっきに盛り上がって行かなければならない場面でもまたしかり。☆2つにしているが、本当は☆3つとの間で2.5を付けたかった。 | ||||
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勿論、フィクションですが、かなり全体的にリアルに感じられました | ||||
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説明が多くて途中で読むのを諦めました。全体の話の流れが悪く感じました。 | ||||
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「説明」が多すぎて判りにくかった。パニック小説としては楽しめました | ||||
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物語は東京湾の浦安沖5キロにある人工島での工事現場のシーンから始まる。地中50キロの深さのマントル層まで立坑を掘り,地中の高温を利用して発電を行うバベルシステムのための掘削工事,プロジェクトリーダーの木龍純一は,工事中の事故で部下を失い,責任をとって職を辞することになる。 9年後の6月27日,バベルシステムは着工以来12年を経て稼働を開始するが,同じころ(6月26日),栃木県日光の金精峠で大規模な地滑りが発生し,さらに7月15日には栃木県日光市足尾で三千人の住民が犠牲となる火山ガスの噴出事故が発生する。 高校教師となっていた木龍のもとに恩師の氏次から接触があり,関東平野周辺の地下のマグマ活動が活発化し,関東平野に危機が迫っていること,その進行を止めるために大深度トンネル工事を指揮してほしいことを告げられる。 部下を失いPTSDを患っていた木龍は,自分にそんな能力はないと辞する。 8月4日,今度は群馬県富岡市で突然マグマが噴出し,まちが崩壊する。ここにきて,マグマの通り道と予測された埼玉県の秩父鉱山に大規模な立坑を掘る工事が始まるが,工事半ばの10月14日に大噴火を起こし,工事関係者が犠牲となる。 そして,10月21日,ついに東京のど真ん中,新宿でマグマの噴出が始まり,地球規模の災害に発展する可能性が出てきた。 一連の地下活動の活発化を誘発した意外な事実,後手に回る政府の災害対策,災害の怒りの矛先を政府に向ける人々,一方で終局的被害を防ぐため,木龍たちの取組が進められる。 しかし,神の怒りを買って壊されたバベルの塔と同じ名前を冠するシステムってのは皮肉すぎるでしょう。結局は造った者たちの手によって壊すことになるんだから。 著者の安生正は,建設会社のサラリーマンで,2012年に「生存者ゼロ」で第11回「このミステリーがすごい!」大賞で54歳の遅咲きのデビューを果たしました。デビュー作の「生存者ゼロ」は未知の病原体とそれを媒介する意外な生物によって,2作目の「ゼロの迎撃」では,台風をついて進入した海外武装勢力によって,そしてこの作品では,地下のマグマの活動によって関東が崩壊するという,デビュー以来,日本の安全を脅かす大規模な危機をテーマとするミステリー小説を発表しています。ストーリの中で多くの人々が容赦なく死んでいく,危機に対応しきれず右往左往する政府,悠然と立ち向かうプロの男たちという構成が共通しているでしょうか。 小松左京の「日本沈没」や「復活の日」など,映画化された大スケールのパニック小説を彷彿とさせます。安生の作品も映画化される日を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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火山噴火というタイムリーな話題に基づくパニック小説である。 舞台は近未来。 原子力ルネサンスは3.11の惨事でとどめを刺され、火力は地球温暖化の脅威の前に拡大することができない現代社会。 そんな中で作中の日本が活路を見出したのは「地熱発電」。 それも、地下50キロ、温度600度以上のマントルまで穴を掘りそのエネルギーを取り出す究極の自然エネルギー発電だった。 しかし… プロジェクトの道半ばでこれを離れた主人公、国策企業の中核を担うかつての盟友、そしてそんな彼らの足元には、地球の、そして国家のはらわたの「ちょっとした揺らぎ」が待ち受けていた… パニック描写は、正直なところ参考文献として記されている石黒耀氏の<死都日本>のような迫力をもたない。 だが電力企業の体質、そして危機に陥った際の人物描写と愚者や悪人の描き方についてはこちらが勝っているといえよう。 (ただし文系的な歴史や神話描写よりはこちらは現代よりである。) 小松左京氏の日本沈没以来の伝統となっている「謎解き」シーンのスケールもまた同様だ。 誰が「激震」と「第二の月」がつながると考えるだろうか。 読み終わった読者は、ある意味ホラー小説でこの世の深淵を覗き込んだときに感じるような居心地の悪さとカタルシス、わずかの希望を感じるだろう。 そして地球のはらわたを覗き込んだ者として、イザナギ・イザナミの神話のように「ならば私はそれより多くを生もう」と胸を張ることができるように読者諸賢には期待したい。 | ||||
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