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(短編集)

ちんぷんかん



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【この小説が収録されている参考書籍】
ちんぷんかん
ちんぷんかん (新潮文庫)

ちんぷんかんの評価: 4.37/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21~25 2/2ページ
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No.5:
(5pt)

「しゃばけ」シリーズ第六弾

1作目の「しゃばけ」から若だんなの病弱ぶりは変わらないけど、今回は三途の川まで行ってしまった!頼れる兄や達がいないけれど、若だんなはそこでも知恵を働かせ、鳴家たちを元の世界に戻そうと奔走します。生き返っても病弱は変わらず、そんな病弱な若だんなだけど、少しずつ大人になっていくのかな。この作品は短編ですが、1短編ごとに少しずつ時が動いているのを感じます。兄・松乃助の縁談話は数編にわったて続きますが、若だんなは素直に喜べません。出会いがあって別れがあり、特に最後の「はるがいくよ」では生と死、別れがくるということを知った若だんなに泣けます。
タイトルにもなった「ちんぷんかん」は、広徳寺の寛朝の弟子・秋英のお話。もちろん若だんなも登場しますが、この話では脇役といったところでしょうか。しかし妖も出てきて、秋英が妖と勝負をしたりと、ちゃんと「しゃばけ」シリーズのお話になっていて面白いです。
「今昔」では陰陽師が登場したり、「男ぶり」ではおっかさんの恋話が明かされたりと、今作も笑いあり、涙ありでどの話も面白いです。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260
No.4:
(4pt)

切ない

生と死に向かい合っている話題が多く、切ない感じです。 特に、小紅の話は切なかったです。 本編の流れにあるのではなく、付属でついているような話ですが、 生と死と、残すものと残されるものの気持ちがテーマで、 切ないお話です。 ちょっとホロっときました。 生の重みを、他の生き物と比べることはできないし、 他の生き物が長生きだからといって、それにあわせて不老長寿になりたいとも思わない。 人が、何かに「もっと生きてほしい」と思うのはエゴかもしれない。 共感できる部分もあり、考えさせられる部分もあり、泣ける部分もあり、 おすすめです。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260
No.3:
(4pt)

成長する若旦那

レギュラーのキャラクターも増え、「しゃばけ」ワールドもどんどん 広がってきた。 なかでも、「妖(あやかし)」の血をひく病弱だけれど優しくて 聡明な若旦那はとても魅力的。 素直に共感できて、じんわりと 暖かい気持ちになれる。 一方で、このシリーズでは、いつものシチュエーションの中に若旦那の成長が しっかりと描かれていて、切ない気持ちにもさせられる。 今後のシリーズの展開が楽しみな一作だと思う。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260
No.2:
(5pt)

佳作

「しゃばけ」シリーズ6作目となる本作品。 シリーズ共通の長所として随所に若旦那や妖達の生い立ち・エピソードが散りばめられ、初めての読者も容易に「しゃばけ」の世界へ入って行けます。 また本作は表題「ちんぷんかん」を含む短編集の構成になっているので、時間が無い方にもお薦めと思います。 今回の若旦那はこれまでに輪をかけて病弱ですが、死にかけている(死んでいる?)時さえ、他人をいたわる優しさを忘れません。 また「ちんぷんかん」では妖との算術合戦もあり、シリーズファンも飽きさせない内容です。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260
No.1:
(4pt)

のんびりゆったり読んで欲しい

「しゃばけ」シリーズのファンですので、この本が出てすぐ購入しものすごく期待して一気に読みました・・・・そのとき感じたのは「こんなものか」だったのです。
そして何ヶ月が過ぎた今日、ふと再読してみたらこれが・・・・・「おもしろかった」のです。
そうそう、この作家の本には「焦り」や「過剰な期待」を持って挑んではいけないのでした。
一太郎のようにいつも平常心で、のんびりゆったりした気分でこの本を読みますと「なんだか、いいなぁ・・・おもしろい」としみじみ感じられるのです。
お江戸のど真ん中の物語でありながら、ちっとも「粋」や「勢い」が出てこないこの小説は、主人公一太郎の気質と同様、穏やかにゆっくりゆっくり読んでこそ、その真価がわかるのだと思います。
私は家の座敷で横になって読みました。
ほんわかと気持ちのいい読書ができて、じわじわ幸せでした。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260

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