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(短編集)

ちんぷんかん



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【この小説が収録されている参考書籍】
ちんぷんかん
ちんぷんかん (新潮文庫)

ちんぷんかんの評価: 4.37/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
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No.30:
(5pt)

しゃばけシリーズは面白い!

しゃばけからはじまり、今地道に読みながら集めてますが面白いです!
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
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No.29:
(4pt)

情感あふれる

いろいろと一太郎の周辺で動きがある巻でした。表題作の「ちんぷんかん」もおもしろかったのですが、私の一番のおすすめはなんといっても「はるがいくよ」です。じんわりと心に浸みるエピソードですよ。
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No.28:
(4pt)

面白い

とても面白く、個別の話が繋がって進んで行くのが良い。現在9巻目
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No.27:
(5pt)

若旦那と丁稚ふたりが巻き込まれる奇怪な事件 でも丁稚は人ではありません

奇怪な事件に巻き込まれていく過程で、わくわくしながらよんでゆきます。物語は短編になっているので。時間を取られることもなく 若旦那は今風で言えばアイドル 丁稚二人はハンサムで頭もよくハードボイルド。え!!!と声を出したり賑やかな読書の時間をすごします。
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4101461260
No.26:
(5pt)

お気に入り

畠中先生のしゃばけシリーズの未収集ですので、とても楽しく幾度も読み返しました。
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4101461260
No.25:
(5pt)

「はるがいくよ」が大好きです。

実は文庫本で読んではいたのだが、本棚に畠中さんの本を並べてみたら何冊かハードカバー本が欠けているのが気になり、今更ながらだが再購入したもの。「しゃばけシリーズ」の中でも個人的に大好きな巻である。
何しろ近場の火事の煙を吸ってしまっただけであの世に来てしまい、三途の川の河原で危うく踏みとどまって意識が戻る。ノーマルコースと違った変な道の辿り方をしたから十万億土まで歩ってもいないし、服のたもとから鳴家が一匹と印籠の御獅子(付喪神)まで一緒に来てしまった。さてどうやって現世に戻るのか?三途の川原で出会った中には若旦那と同じく「間違って」河原まで来てしまった能勢屋冬吉という矢鱈に元気な子供が混ざっていたり「レギュラーコース」で河原に来た子供有り、だけれど若旦那の知恵と冬吉の思い切りの良さで、現世で特別製の凄まじい味の薬湯を拵えて呼びかけるに吉と佐助の協力もあり何とか現世に戻ってこられるというお話。
この能勢屋冬吉君の兄貴が後に上方から江戸に引っ越してきて妙な騒ぎを起こすのだが それは後日の話。
他の話も面白くて上野の「高徳寺」で憑物落としで有名な「寛朝」師に出来の良い弟子の秋英入門するまでの面白い経緯や、美人で有名だった母親が、何故あまたある縁談を捨てて丁稚上がりの父親と結婚したのか?という話。
異母兄の兄松太郎の縁談の話。
江戸の世で何と式神を扱える特殊能力を持っているのに報われない陰陽師が、次第に劣等感をこじらせてしまい、悪いことに式神を使い通町の住人に迷惑をかけ、若旦那に害を及ぼし、しまいには貧乏神の金次にまで取り憑かれる、というすっきりしない話。
そして最後に私が大好きな「はるがいくよ」という佳作。これが実に深くて微妙に哀しいお話。子供に甘い父親が植えた桜の古木が挨拶によこした桜の花びらの赤ん坊。
小紅と名付けたが、あっという間に赤ん坊から思春期の若い女性に変貌。小紅が大きくなりはしたものの散って欲しくないと願う若旦那が何とかして花びらに長生きしてもらおうと四苦八苦。頑張ってみたが「生」という有り様について考えさせられ、また長命を持つお守役の仁吉や佐助が彼らに比べて実に短命な自分をどう見ているのか、にまで深く深く考えさせられるという話。これは数多有る「しゃばけ」の中でも一二を争う位個人的に好きな話です。
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No.24:
(5pt)

若旦那が死にかけて、松之助に縁談が!?

しゃべけシリーズ第6弾。
三途の川へ行ったりと、だんだん浮世離れした世界に…。
短編ですが、本書は若旦那が死にかけた事をきっかけに松之助に縁談話があがり、話を追うごとに松之助との別れがだんだん近づいていくような流れになってます。

【鬼と小鬼】
日本橋で火事があり、長崎屋も焼け、若旦那は気付いたら三途の川に。川の渡し賃がなくて岸に足止めされる大人、石を積み上げる子供達と壊す鬼達。なぜかついてきた鳴家達を元の世界に戻そうと…

【ちんぷんかん】
広徳寺の寛朝の弟子・秋英が妖がらみの相談を受けることに。和算指南・阿波六右衛門の娘の縁談の取り持ちをかけて、本の中に取り込まれ和算勝負をする事に…。秋英にスポットが当たった一遍。松之助の縁談話に心をざわつかせる若旦那。

【男ぶり】
松之助の縁談話の流れから、若旦那の母・おたえが藤兵衛を選んだときの話をする。縁談のあった煙管屋岩見屋の次男・辰二郎が、叔父の水口屋から頼まれ、卵があちこちに出没する謎を解いてほしいと頼まれ、おたえは協力する事に。

【今昔】
陰陽師の式神が若旦那を襲う。松之助に持ち上がった米屋・玉乃屋の娘との縁談は姉妹がからみ、その陰に陰陽師が…。
シリーズ第3弾「ねこのばば」の「茶巾たまご」でも松之助の縁談話は姉妹がらみだったような。。。

【はるがいくよ】
松之助の縁談が決まり、長崎屋を出ることに。栄吉も修行の為、三春屋を出る。離れに桜の古木が植えられ、桜の花びらの精が現れる。若旦那は小紅と名づけて花びらがちらないようにする方法を探し回る。

今回は、若旦那の聡明さが事件を解決!といったものは少なく、親しいものとの別れにぐずる子供な若旦那の成長がテーマかな…
すっきり爽快というものではないので、物足りなさを感じるかもしれません。
松之助が好きなので若旦那とのエピソードをもっと読みたかったです。
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No.23:
(5pt)

ガンで戦う母の必需品

読みやすく、やさしい文章が気に入ってるとのこと。 畠中さんを見つけて良かった。 動けない人間にとって本とテレビは心のオアシスなんだ。
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No.22:
(3pt)

安心のシリーズ第6弾

しゃばけシリーズ第6弾。 若だんなはじめ、いつもの面々が活躍する安心の内容。 若だんなが三途の川に足を運んだり、 兄松之助の縁談があったりと実にバラエティに富む。 何も考えずに読めるこういった本もたまには大事。
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No.21:
(5pt)

満足です

しゃばけシリーズ、大人気ですね。 お金がないので、文庫版発刊を心待ちにしている貧乏読者です。 タイムリーに注文 できてよかったです。
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No.20:
(3pt)

想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。

想像した通りとてもよかった。 また次の商品も購入したいと考えている。
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No.19:
(5pt)

よい状態の本でした

しゃばけシリーズを揃えたくなり購入しました。 少し切なくほのぼのとした内容です。 よい状態の本が安く手に入りよかったです。
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No.18:
(4pt)

三途の川へ

2007年に出た単行本の文庫化。  「しゃばけ」シリーズの第六弾である。  いつものメンバーたちが活躍する5本の短篇が収められている。  かなり作によって出来不出来が激しい。 もともとストーリー構成に綻びのある作家なのだが、若だんなが三途の川まで行ってしまう巻頭作「鬼と子鬼」は特に酷い。 ほかの3作も展開に疑問が残る。  一方で、キャラクターの魅力は健在。 ついつい読んでしまう。
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No.17:
(3pt)

「はるがいくよ」で、またやめられず

私的に真打とも言える若だんなの母親「おたえ」の話。
おや?意外と普通の娘さんだったんだねぇ。
もっとトンでもないお嬢さんかと思っていたよ。
まだまだ期待していますお母さま。
「はるがいくよ」は、久々に真剣にシンミリする話。
寛朝の様子がちょっと伏線で、仁吉が静かに話しかけた時、「来た!始まるよ」と思わずTVを消して、姿勢正してしまいました。
それでも。とことん淡白に時間の悲しさを伝えてくるところが、やっぱり「しゃばけ」だなぁと完敗。

シリーズも6作目になって、取って付けた様に和算合戦が始まったり、陰陽師が出てきたり、なんだか江戸文化紹介シリーズみたくなって来た。
そして文庫の解説もまた多様な視点で充実した内容が続いているような気がします。
今回の村上健司氏による解説は、妖怪入門。
おおスバらしい。屏風のぞきの出自がハッキリしているではないか!
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No.16:
(5pt)

やっぱりいいなあ、短編

長編もいいけれど、やっぱり短編集が好き。いろんな若旦那や兄やたち、妖たちと会えるから。若旦那のおっかさん、おたえの恋物語を描いた『男ぶり』もおもしろかったし、表題作『ちんぷんかん』は寛朝と弟子の秋英が絡んだ、本格的な妖話。兄の縁談が少し淋しい若旦那と豪快な寛朝のやりとりがおもしろい。

 しかし、今回一番よかったのは『はるがいくよ』かな。すごく切ないお話で、タイトルが秀逸ですね。桜の妖、小紅は、桜が散ったらその命を終えてしまう。なんとか小紅を長生きさせたいと願う若旦那ですが・・・。生きるものにはそれぞれの時間がある。命の長さは様々で、生きている間、自分の命が短いと嘆いている生きものなどいない。寛朝の言葉に、納得しきれない若旦那。そこへ、兄や達の思いもかけない申し出・・・。この人たち(人じゃないか)、ほんとに若旦那が大事なのね、と最後は切なく、しかしこころがほっこりする物語。最後にこれをもって来たのがよかったですね。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
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No.15:
(4pt)

流れゆくときの中で

大店・長崎屋で、大事大事に育てられている若だんな一太郎は
聡明だが、すこぶる体が弱い。
そんな一太郎を側で守っているのは、妖怪の手代・仁吉と佐助。
江戸ファンタジー第6弾、短編5作入り。

長崎屋の近くで火事が発生。
煙をすった一太郎があの世の淵まで行ってしまう「鬼と小鬼」

一太郎も時折世話になる、妖退治で有名な広徳寺の僧が
妖がらみの件で大変な思いをする「ちんぷんかんぷん」

一太郎の母・おたえが語る、父との馴初め「男ぶり」

一太郎の異母兄・松之助の縁談と、怪しい陰陽師の「今昔」

桜の花びらの妖との出会いと別れの「はるがいくよ」

今回は、長崎屋ももらい火をする大火という大事件から幕開け
また後半のお話では、松之助の縁談という大事があり
連作短編として、まとまりのいいお話でした。
おだやかな一太郎の日常も、ゆっくりと時間が流れていき
一太郎は、出会いと別れについて考えます。
ゆったりと楽しい、でも少し寂しいお話でした。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
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No.14:
(4pt)

「散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」

「しゃばけ」シリーズ第六作。「妖の血を引く超病弱な若旦那が主人公」と言う設定だけでは、シリーズ続行は難しいとの意図か、本作では様々な趣向を凝らしている。

「鬼と子鬼」は、大火事の煙に巻き込まれた若旦那が死の淵を漂い、鬼が監視する賽の河原で鳴家と共に活躍すると言う話。"最強の病人"若旦那と冥界。絶妙な組み合わせなのに、エピソードに工夫が感じられず、期待程の面白さはない。大妖皮衣と閻魔大王の対面シーンを作る等のサービスがあっても良かったのではないか。若旦那を救うために、仁吉達が冥界に来ないのもオカシイ(鳴家は来ているのに)。仁吉・佐助と大鬼達の戦闘場面が欲しい所。タイトル作「ちんぷんかん」は、妖退治で有名な広徳寺の高僧寛朝に弟子入りした若僧秋英の成長物語だが、話題が発散していて纏まりに欠ける。しかし、どうやら松之助の縁談が今後の焦点になるようだ。江戸時代、関孝和だけでなく日本中で和算が流行していた点は良く調べてある。「男ぶり」は、母おたえの若き日の恋愛回想談。辰二郎という男に惚れた"おたえ"が、辰二郎の叔父の家の"卵の謎"に挑むという話だが、真の主人公は藤兵衛だったと言う心憎い演出。「今昔」は、従来のスタイルに最も近い作品。松之助の縁談話と式神を操る陰陽師が絡んだ謎を若旦那が解くと言うもので、人間の権勢欲を巧みに炙り出している。「はるがいくよ」は、最終話に相応しく別れと無常がテーマ。松之助の縁談が決まり目出度いが、それは別れをも意味する。幼馴染の栄吉も他家へ修行に出ると言う。そして、長崎屋の桜の花びら"小紅"も...。
  「散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」

後半三作の出来が良いと思った。こうしたシリーズではマンネリ化を避けるのが難しいが、冒頭で述べたように種々の趣向を凝らして求心力を保っているのは流石と言える。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260
No.13:
(5pt)

ほんわりと...

読み終わって、とても優しい気持ちになりました。 若旦那はいつか、冬吉にどこかで会えるのかな。 ただ生きて、想って、想われて、歩いて行くんだなぁって 読み終わって思いました。 ”はるがいくよ”が1番好きでした。 せつなさに、少し涙がこぼれました。 人の想いは様々で、想いの全てが正しくしても、交差しなくて 思い通りにならない切なさと、 だからこその”生”があるのだな、と。 それでも、 若旦那の気持ちも、仁吉の気持ちも、佐助の気持ちも痛い切なさでした。 とても良いお話が詰まった短編集でした。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
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No.12:
(5pt)

シリーズ最高傑作だと思う

シリーズを通して読んでる方ならこの作品が最高傑作だと思えるのではないでしょうか? 若だんなは三途の川まで行っちゃうし、おたえと藤兵衛の結婚にまつわる話も藤兵衛がかっこよくていいし、松之助の縁談話も面白い。 そしてなんと言っても最後の「はるがいくよ」では古い者が去らないと新しい者が出てこないという因果が悲しく表現されています。 何千年も生きられる妖は一見うらやましいけど、それだけ悲しい別れも味わうなんて・・・深くていい話です。 この本を買ったら、しゃばけから一気に読みなおして下さい。 絶対泣けます。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260
No.11:
(5pt)

ほんとに、いい・・・

しゃばけシリーズはどれもおもしろいが、とくに、 この本の最後の一編「はるがいくよ」は、絶品。 切なく美しい情景描写。 読み終えて、なんともいえぬ余韻が心に残った。 ほんとに、いい。
ちんぷんかん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ちんぷんかん (新潮文庫)より
4101461260

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