日の名残り

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評判

日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,047件 801〜820 41/53ページ
No.247
(5pt)

遠まわり

おこがましいのですが、イギリス物が好きなので上下関係は勿論風土を織り込んだ、重みのある内容で余韻も残す作品と思いました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.246
(5pt)

主人公だけじゃないミスターorミス・コンプライアンス

日の名残りの主人公スティーブンスがミス・ケントンの部屋の扉をノックせずにただ佇んだり、気持ちをあらわにせずに勝ったと心の中で俺は真の執事だと誇らしげにだったり・・・
なんかこう言うミスター・コンプライアンスいっぱいいそうとか、自分は女だけど、そういとこもしかしたらあるかもとか考えた。
この先生のコメントで、映画「花のあと」の自害した武士思い出すやんw
自分の仕事に誇りを持ち、それに寄り添うことができる人間にとって、そうすることが容易いゆえに見落としがちな心。
誰もが尊く短い人生だからこそ、あんなにあたたかくて信頼信用できる人間の感情にふれれたのに・・・
その直感と自分の心というものを重要視し、向き合って受け入れて育てていく勇気がなかった後悔と年老いても気づけた悲しい喜びがある大人の恋愛物語やわ・・・うむ。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.245
(5pt)

主人公だけじゃないミスターorミス・コンプライアンス

日の名残りの主人公スティーブンスがミス・ケントンの部屋の扉をノックせずにただ佇んだり、気持ちをあらわにせずに勝ったと心の中で俺は真の執事だと誇らしげにだったり・・・
なんかこう言うミスター・コンプライアンスいっぱいいそうとか、自分は女だけど、そういとこもしかしたらあるかもとか考えた。
この先生のコメントで、映画「花のあと」の自害した武士思い出すやんw
自分の仕事に誇りを持ち、それに寄り添うことができる人間にとって、そうすることが容易いゆえに見落としがちな心。
誰もが尊く短い人生だからこそ、あんなにあたたかくて信頼信用できる人間の感情にふれれたのに・・・
その直感と自分の心というものを重要視し、向き合って受け入れて育てていく勇気がなかった後悔と年老いても気づけた悲しい喜びがある大人の恋愛物語やわ・・・うむ。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.244
(5pt)

主人公だけじゃないミスターorミス・コンプライアンス

日の名残りの主人公スティーブンスがミス・ケントンの部屋の扉をノックせずにただ佇んだり、気持ちをあらわにせずに勝ったと心の中で俺は真の執事だと誇らしげにだったり・・・
なんかこう言うミスター・コンプライアンスいっぱいいそうとか、自分は女だけど、そういとこもしかしたらあるかもとか考えた。
この先生のコメントで、映画「花のあと」の自害した武士思い出すやんw
自分の仕事に誇りを持ち、それに寄り添うことができる人間にとって、そうすることが容易いゆえに見落としがちな心。
誰もが尊く短い人生だからこそ、あんなにあたたかくて信頼信用できる人間の感情にふれれたのに・・・
その直感と自分の心というものを重要視し、向き合って受け入れて育てていく勇気がなかった後悔と年老いても気づけた悲しい喜びがある大人の恋愛物語やわ・・・うむ。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.243
(4pt)

今まで知らない世界

執事の冷静な中に心の揺らぎをイングランドの風景に投射した文律は心に残るものでした。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.242
(5pt)

これがノーベル賞を取る作品なんですね

それぞれの立場での品格を執事という職業を通して事細やかにストーリーにしています。
今の時代に薄れてしまった品格について、イギリスの衰退を例にしてとても面白かったです。

前半は登場人物のプロフィールが少なく、状況説明も乏しいと思っていましたが、作者が言いたかった事が後半に凝縮されているように思いました。

ノーベル賞作品は読んで、心の奥底に深く残る作品でないといただけないようです。ただ、突飛で面白いストーリーを書いただけの娯楽的な作品とは何か異なるものを感じました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.241
(4pt)

今まで知らない世界

執事の冷静な中に心の揺らぎをイングランドの風景に投射した文律は心に残るものでした。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.240
(5pt)

これがノーベル賞を取る作品なんですね

それぞれの立場での品格を執事という職業を通して事細やかにストーリーにしています。
今の時代に薄れてしまった品格について、イギリスの衰退を例にしてとても面白かったです。

前半は登場人物のプロフィールが少なく、状況説明も乏しいと思っていましたが、作者が言いたかった事が後半に凝縮されているように思いました。

ノーベル賞作品は読んで、心の奥底に深く残る作品でないといただけないようです。ただ、突飛で面白いストーリーを書いただけの娯楽的な作品とは何か異なるものを感じました。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.239
(4pt)

今まで知らない世界

執事の冷静な中に心の揺らぎをイングランドの風景に投射した文律は心に残るものでした。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.238
(5pt)

これがノーベル賞を取る作品なんですね

それぞれの立場での品格を執事という職業を通して事細やかにストーリーにしています。
今の時代に薄れてしまった品格について、イギリスの衰退を例にしてとても面白かったです。

前半は登場人物のプロフィールが少なく、状況説明も乏しいと思っていましたが、作者が言いたかった事が後半に凝縮されているように思いました。

ノーベル賞作品は読んで、心の奥底に深く残る作品でないといただけないようです。ただ、突飛で面白いストーリーを書いただけの娯楽的な作品とは何か異なるものを感じました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.237
(2pt)

これがノーベル賞の作品とは

最初の方はだらだらと思うがままに書き綴られていますが、人物表現、時系列、全くばらばらでなにを言いたいのかさっぱりわかりません。言っている内容が幼稚といいますか、どうでもいいようなな部分が多く読むのが少し苦痛になります。
章立てができていないのもだらだら話だからでしょうか。作家は何度か読み返して、まとめあげると少しは分かり易くなり、面白さも増えるように思います。読み直して、読者が作家の意図通りの思考になるかどうか、確認した方がいいです。そういう意味で、作家としての才能は少し欠如しているのでしょうか。

話がまとまって面白くなるのかと思うと、いきなり、全く異なった過去の事が掛かれていたり。後回しにした話が抜けていたり、ちょっと、支離滅裂なように感じました。
執事とはどのように考えて仕事に取り組んでいるかはわかりましたが、内容はこれからの若い人には勉強になうかもしれませんがある程度の人生経験をした人には少し幼稚な感が否めません。

初歩的な人物像や時間の表現ができるようになって頂きたい。表現できない部分は忘れた事にしていますが、それは単に表現力がない事の言い訳に見えました。

後半、面白い部分もありましたが、時間を無駄にしてしまいました。しかし、ノーベル文学賞でもこの程度なのかという事は理解できました。
執事という職業人がどういう姿勢で仕事に取り組んでいるかはわかりましたが、内容は若い人には勉強になると思いますが、ある程度人生経験がある人には少し幼稚な感が否めません。そう思わせない為にもところどころにもう少し面白さが加わると良いのではないでしょうか。

前にも少し述べましたが、小説の中に登場してくる脇役的な人物についてのプロフィールやその後等をもう少し丁寧に書いて頂きたい。そういう部分の面白みがほとんどない小説です。
人物についてはイギリス人ならすぐにわかるような人なのでしょうか。日本人の私にはほとんどの人がどのようなことをしてきた人なのか分かりませんし、どんな立派な人なのかもわかりません。そのような人物のプロフィールがほとんど書いてないのは無神経としかいいようがないように思えました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.236
(5pt)

二つの衰退が重なりあって 新生につながる。

衰退しつつある英国の風景と文化とが美しく描かれている。
お金の事しか関心のない米国が文明を犯してゆくさまが痛ましい。
尊厳と誇りとをかみしめている執事と作者がいる。
いま米国が衰退に向かっているとき アメリカ嫌いの人々が集まって
ノーベル賞に推薦したに違いない。
世界は再び 人間の尊厳が大切にされる場所に 戻るだろう。
新経済主義から 新人間主義への 始まりの 受賞に違いない。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.235
(2pt)

これがノーベル賞の作品とは

最初の方はだらだらと思うがままに書き綴られていますが、人物表現、時系列、全くばらばらでなにを言いたいのかさっぱりわかりません。言っている内容が幼稚といいますか、どうでもいいようなな部分が多く読むのが少し苦痛になります。
章立てができていないのもだらだら話だからでしょうか。作家は何度か読み返して、まとめあげると少しは分かり易くなり、面白さも増えるように思います。読み直して、読者が作家の意図通りの思考になるかどうか、確認した方がいいです。そういう意味で、作家としての才能は少し欠如しているのでしょうか。

話がまとまって面白くなるのかと思うと、いきなり、全く異なった過去の事が掛かれていたり。後回しにした話が抜けていたり、ちょっと、支離滅裂なように感じました。
執事とはどのように考えて仕事に取り組んでいるかはわかりましたが、内容はこれからの若い人には勉強になうかもしれませんがある程度の人生経験をした人には少し幼稚な感が否めません。

初歩的な人物像や時間の表現ができるようになって頂きたい。表現できない部分は忘れた事にしていますが、それは単に表現力がない事の言い訳に見えました。

後半、面白い部分もありましたが、時間を無駄にしてしまいました。しかし、ノーベル文学賞でもこの程度なのかという事は理解できました。
執事という職業人がどういう姿勢で仕事に取り組んでいるかはわかりましたが、内容は若い人には勉強になると思いますが、ある程度人生経験がある人には少し幼稚な感が否めません。そう思わせない為にもところどころにもう少し面白さが加わると良いのではないでしょうか。

前にも少し述べましたが、小説の中に登場してくる脇役的な人物についてのプロフィールやその後等をもう少し丁寧に書いて頂きたい。そういう部分の面白みがほとんどない小説です。
人物についてはイギリス人ならすぐにわかるような人なのでしょうか。日本人の私にはほとんどの人がどのようなことをしてきた人なのか分かりませんし、どんな立派な人なのかもわかりません。そのような人物のプロフィールがほとんど書いてないのは無神経としかいいようがないように思えました。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.234
(5pt)

二つの衰退が重なりあって 新生につながる。

衰退しつつある英国の風景と文化とが美しく描かれている。
お金の事しか関心のない米国が文明を犯してゆくさまが痛ましい。
尊厳と誇りとをかみしめている執事と作者がいる。
いま米国が衰退に向かっているとき アメリカ嫌いの人々が集まって
ノーベル賞に推薦したに違いない。
世界は再び 人間の尊厳が大切にされる場所に 戻るだろう。
新経済主義から 新人間主義への 始まりの 受賞に違いない。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.233
(2pt)

これがノーベル賞の作品とは

最初の方はだらだらと思うがままに書き綴られていますが、人物表現、時系列、全くばらばらでなにを言いたいのかさっぱりわかりません。言っている内容が幼稚といいますか、どうでもいいようなな部分が多く読むのが少し苦痛になります。
章立てができていないのもだらだら話だからでしょうか。作家は何度か読み返して、まとめあげると少しは分かり易くなり、面白さも増えるように思います。読み直して、読者が作家の意図通りの思考になるかどうか、確認した方がいいです。そういう意味で、作家としての才能は少し欠如しているのでしょうか。

話がまとまって面白くなるのかと思うと、いきなり、全く異なった過去の事が掛かれていたり。後回しにした話が抜けていたり、ちょっと、支離滅裂なように感じました。
執事とはどのように考えて仕事に取り組んでいるかはわかりましたが、内容はこれからの若い人には勉強になうかもしれませんがある程度の人生経験をした人には少し幼稚な感が否めません。

初歩的な人物像や時間の表現ができるようになって頂きたい。表現できない部分は忘れた事にしていますが、それは単に表現力がない事の言い訳に見えました。

後半、面白い部分もありましたが、時間を無駄にしてしまいました。しかし、ノーベル文学賞でもこの程度なのかという事は理解できました。
執事という職業人がどういう姿勢で仕事に取り組んでいるかはわかりましたが、内容は若い人には勉強になると思いますが、ある程度人生経験がある人には少し幼稚な感が否めません。そう思わせない為にもところどころにもう少し面白さが加わると良いのではないでしょうか。

前にも少し述べましたが、小説の中に登場してくる脇役的な人物についてのプロフィールやその後等をもう少し丁寧に書いて頂きたい。そういう部分の面白みがほとんどない小説です。
人物についてはイギリス人ならすぐにわかるような人なのでしょうか。日本人の私にはほとんどの人がどのようなことをしてきた人なのか分かりませんし、どんな立派な人なのかもわかりません。そのような人物のプロフィールがほとんど書いてないのは無神経としかいいようがないように思えました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.232
(5pt)

二つの衰退が重なりあって 新生につながる。

衰退しつつある英国の風景と文化とが美しく描かれている。
お金の事しか関心のない米国が文明を犯してゆくさまが痛ましい。
尊厳と誇りとをかみしめている執事と作者がいる。
いま米国が衰退に向かっているとき アメリカ嫌いの人々が集まって
ノーベル賞に推薦したに違いない。
世界は再び 人間の尊厳が大切にされる場所に 戻るだろう。
新経済主義から 新人間主義への 始まりの 受賞に違いない。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.231
(5pt)

素晴らしい本、そして丸谷才一のコメントへの反発

24年ほど前に、原文で読む機会があった。オランダ人の人に進められたからだ。あれは日本人なのか、と言われた。職務に滑稽なほど懸命な主人公と、その結果、うまくいかなかった、懸命に使えた主人の仕事が必ずしも国にとって望ましい結果をもたらさなかったということで、自分の努力が無駄になったという後悔の念についてはよく理解できた。また職務に忠実なあまり、女中頭の気持ちも受け止められず、自分自身の感情も理解できなかったという後悔の念も。しかし本書の最後についている丸谷才一のうすっぺらな批判には腹が立った。丸谷は、使えていて尊敬していた主人の失敗を見抜けなかったこととか、女性の感情も理解できなかったことで、つまらない男だというふうに切り捨てている。これはあまりにもひどい。丸谷は、職務などに忠実で、全霊を捧げるということには、無縁に違いない。そして、女性の気持ちがよくわかる男、たぶん女たらしなのだろう。しかし、会社の営業の業務に、また製品開発に、研究に、そして後進の教育に、自らの一生を捧げて悔いないという人生を送っている人は数多くいる。その結果が、実はうまくいかないこともあるだろう。それが人生だ。それをつまらないというふうに切り捨てる丸谷は、いかにもどうしようもないという気がする。そのような主人公だからこそ、この女中かしらは引かれたに違いないと思う。丸谷は、偉そうに他人を貶すだけのつまらない人間だった。これまでは少しは良いところがあると勘違いしていた自分を恥じる。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.230
(5pt)

英国の執事と言う職務がわかりました。

この本を読む前に連続テレビドラマ「ダウントンアビー」を見て貴族の館を取り仕切る執事の仕事が、何となく分かったので、この「日の名残り」はわかりやすかった。テレビドラマの方は職場のシステムに関して理解出来ましたが、日の名残りでは、執事の内面が、詳しく書かれて居て、成る程と、思いました。日本の大名屋敷の御家老とも違う役割かな、英国の独特な仕事と、階級。執事に大切なことは品格であり、仕えるお屋敷の格やご主人の地位に関わってくる。対して下僕やメイドと言う職業の階層もあり、執事は主人を超えず屋敷内の行事や人事管理もこなす。
社会の変化の波に抗し切れず屋敷は人手に渡る。下僕もメイドも減らされていく。
新しい米国人のご主人には中々英国流は、受け入れられず、葛藤しながらも新しいご主人に忠実に仕えていこうとする誇り高い、英国最後の執事に感動しました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.229
(5pt)

素晴らしい本、そして丸谷才一のコメントへの反発

24年ほど前に、原文で読む機会があった。オランダ人の人に進められたからだ。あれは日本人なのか、と言われた。職務に滑稽なほど懸命な主人公と、その結果、うまくいかなかった、懸命に使えた主人の仕事が必ずしも国にとって望ましい結果をもたらさなかったということで、自分の努力が無駄になったという後悔の念についてはよく理解できた。また職務に忠実なあまり、女中頭の気持ちも受け止められず、自分自身の感情も理解できなかったという後悔の念も。しかし本書の最後についている丸谷才一のうすっぺらな批判には腹が立った。丸谷は、使えていて尊敬していた主人の失敗を見抜けなかったこととか、女性の感情も理解できなかったことで、つまらない男だというふうに切り捨てている。これはあまりにもひどい。丸谷は、職務などに忠実で、全霊を捧げるということには、無縁に違いない。そして、女性の気持ちがよくわかる男、たぶん女たらしなのだろう。しかし、会社の営業の業務に、また製品開発に、研究に、そして後進の教育に、自らの一生を捧げて悔いないという人生を送っている人は数多くいる。その結果が、実はうまくいかないこともあるだろう。それが人生だ。それをつまらないというふうに切り捨てる丸谷は、いかにもどうしようもないという気がする。そのような主人公だからこそ、この女中かしらは引かれたに違いないと思う。丸谷は、偉そうに他人を貶すだけのつまらない人間だった。これまでは少しは良いところがあると勘違いしていた自分を恥じる。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.228
(5pt)

英国の執事と言う職務がわかりました。

この本を読む前に連続テレビドラマ「ダウントンアビー」を見て貴族の館を取り仕切る執事の仕事が、何となく分かったので、この「日の名残り」はわかりやすかった。テレビドラマの方は職場のシステムに関して理解出来ましたが、日の名残りでは、執事の内面が、詳しく書かれて居て、成る程と、思いました。日本の大名屋敷の御家老とも違う役割かな、英国の独特な仕事と、階級。執事に大切なことは品格であり、仕えるお屋敷の格やご主人の地位に関わってくる。対して下僕やメイドと言う職業の階層もあり、執事は主人を超えず屋敷内の行事や人事管理もこなす。
社会の変化の波に抗し切れず屋敷は人手に渡る。下僕もメイドも減らされていく。
新しい米国人のご主人には中々英国流は、受け入れられず、葛藤しながらも新しいご主人に忠実に仕えていこうとする誇り高い、英国最後の執事に感動しました。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638