日の名残り

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評判

日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,047件 941〜960 48/53ページ
No.107
(5pt)

和して同ぜず、同して和ぜず

素晴らしい小説。執事の役目とは?から始まり人の品格を問う名作です。
臣下の在り方として重なるのは、春秋時代の斉、暗君景公が最も近づけている佞臣に「お前だけが私と和するなあ」と言います。すると名宰相晏嬰が「彼は和するのではなく、君と同しているだけです。君が暑いといえば暑いといい、黒といえば黒というのです。君子、臣下、はすべからく和して同ぜずべきなのです」
いかに和する事が至難の業か、この小説を読めばわかります。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.106
(4pt)

挫折感やそれを肯定的に捉える人間

人生の夕方が一番良いというもの。誰かに物語を語らせて、話しを進めていくのは、カズオ・イシグロ的。『わたしを離さないで』の方が好み。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.105
(5pt)

言葉使いの美しさ。

言葉使いが美しいので読んでいて清々しい気持ちになります。朝の通勤時などにおススメです。
スマホにダウンロードできるのでカバンが重くならなくて、いいです。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.104
(5pt)

おお、素晴らしい!に尽きます・・・

読み終えて、ただただ、「素晴らしい!」の一言です。 
本の内容は、旧き良き時代から英国のとあるお屋敷にお仕えする「老執事」の一大回想録なのですが、
その「老執事」が回想する一つ一つの出来事やアクシデント、同じ使用人たちとの日常生活、同業の父親との確執、お仕えする卿への忠誠心など、
まるで著者イシグロ氏に、この「老執事」のこころが乗り移ったかの如くです。 
この老執事は、まるでこの現代にもイギリスのどこかのお屋敷で働いているかのように感じられてなりません・・・。

どなたかも書いておられましたが、翻訳のまた素晴らしいこと。
この執事の立ち居振る舞いや喋り方、その他細部に至るまで、ただ上手に翻訳しているのではなく、
執事が訳者の傍にいて、手取り足取り翻訳を手伝っているかのようです。

また、仕事で職場の同僚との日々の付き合いに悩んでいる方がおられましたら、
この本をぜひお勧めします。 「執事と女中頭」のやり取りがとても参考になるでしょう。

こんな心温まる、心豊かな小説を読んだのは、久しぶりです。
読書の醍醐味を教えてくれる数少ない貴重な忘れられない一冊になりました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.103
(4pt)

己の人生に意味があり、

何事かをなしたと思いたがる人間ほど逃げ込もうとする欺瞞が、国の没落を準えたタイトルにも集約されている。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.102
(4pt)

1990年発行の本とは思えない!

中古の単行本ですがとてもきれいで、表紙の下にほんの少し傷があるだけです。原文とともに読むのが楽しみです。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.101
(4pt)

1990年発行の本とは思えない!

中古の単行本ですがとてもきれいで、表紙の下にほんの少し傷があるだけです。 原文とともに読むのが楽しみです。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.100
(4pt)

1990年発行の本とは思えない!

中古の単行本ですがとてもきれいで、表紙の下にほんの少し傷があるだけです。 原文とともに読むのが楽しみです。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.99
(4pt)

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素晴らしいサービスと商品を提供しています。使ってください.
全く問題ありませんでした。This is a great product by a great seller.
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.98
(5pt)

深い余韻につつまれる見事な傑作

カズオ・イシグロの3作目の長編である。素晴らしい作品だった。

英国の執事が主人公である。ソールズベリーの館。新しいアメリカ人の主人に仕える老いたスティーブンス。ミス・ケントンからの手紙。車で旅に出たスティーブンスは、長年仕えたかつての主人であるダーリントン卿の時代に想いをはせる。途中で立ち寄った地の人々との交流と過去の回想がクロスオーバーしながら、物語は淡々と進む。

登場人物たちの微妙な心の揺れをとらえた緻密な描写。2つの世界大戦と館での出来事。かつて執事であった父親。多くの使用人たち。出入りする人々。プロフェッショナリズム。ミス・ケイトンとのやりとり。作品を貫く品格。よく錬られた構成。美しい夕暮れ。

面白いとか、エキサイティングだとか、泣けるとか、そういうのではないかもしれない。しかし、読み終えて、静かだが、確かで、深い余韻に包まれた。1989年にブッカー賞を受賞したという。それだけのことはある。見事な傑作である。以前読んだ「わたしを離さないで」も、とても良い作品だった。この作家はいつかノーベル文学賞をとるだろう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.97
(5pt)

人生黄昏時の一冊

人生、この年齢になったら読む本、というのがあるように思う。
カズオイシグロの「日の名残り」もそんな一冊で、これは血気盛んな若者が読むのは似合わない。

執事をしている主人公による一人称の独り語り
日本的な言い方をすれば、執事スティーブンスは「忠義の執事」だ。
その彼の一人旅、昔の同僚との再会。
作品全体を包む寂寥感。
最後に夕日が差し込むかのような気持ちの「変化」。
一枚のすばらしい絵を見るような感じを抱く。

この小説は人生黄昏時の人にちょうど良いと思う。
ちょうど乾いた土に水が染み込むがごとく、スーッと入ってくる。

ちなみに映画も観たが、個人的には最後のシーンは小説の方が良いかなと思う。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.96
(5pt)

傑作。

静謐な空気、文体の中に、どんでもないものが潜んでいる。英国執事が「最高の仕事」を自負した瞬間と、主人の貴族社会からの転落、父の死、恋人になれたかもしれない女性との決裂、が重なること。そのダイナミズムに圧倒される。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.95
(4pt)

優雅な翻訳で奏でられる、古き良き英国の品格

内容は別の方に譲り、素晴らしい翻訳についてレビューしようと思います。
原著のストーリーの良さもさることながら、素晴らしい訳者様のおかげで良質の日本語小説となっています。

外国ものの訳書の中には、(原著での言い回しがあまりに日本語になじまな過ぎる場合含め)感情移入できないことがあるのですが、本書の翻訳は素晴らしく、言葉遣いの違和感に邪魔されることなく、品の良い英国執事の語りに導かれて物語を楽しむことができました。

あまりに主人公(執事)の語り口が優雅だったので原著(英語)ではどのような表現なのかと思い、日本語読了後に英語版を購入しましたが、比較してみて、雰囲気を作り出すための訳者の仕事の良さに拍手でした。

例えとして冒頭の一部分抜粋します。

(日本語)
ご想像のとおり、あの日、私はファラディ様のお申し出を真剣には受け止めませんでした。なんと申しましてもアメリカの方ですから、イギリスで普通に行われていることと、そうでないことの区別を、まだよくご存じではありません。不慣れゆえのご発言であろうと、その程度に考えておりました。

(英語)
As you might expect, I did not take Mr Farraday's suggestion at all seriously that afternoon, regarding it as just another instance of an American gentleman's unfamiliarity with what was and what was not commonly done in England.

執事らしい日本語敬語への変換も流麗ですが、直訳では存在しない「なんと申しましても」による妙味、次の文章にうまくつながる「不慣れゆえのご発言であろうと、その程度に考えておりました。」の追加に、なんと文章センスのある訳者様だと舌を巻きました。

ぜひ英国の古き良き品格を優雅な語り部と共にお楽しみください。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.94
(5pt)

名作

英国近代史を踏まえて是非読んで欲しい。物語として読むのも結構だが、それだけではあまりに勿体ない。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.93
(3pt)

石黒ワールド

この人の本は結局何が言いたいのか、むしろなにかいいたいのか?と読み終わったときに思っちゃうそんな春樹的な本なきがします。

イギリスのことを書いているのに日本をどこか思わせる部分もあり批評家に指摘されるのもわかる気がします。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.92
(3pt)

石黒ワールド

この人の本は結局何が言いたいのか、むしろなにかいいたいのか?と読み終わったときに思っちゃうそんな春樹的な本なきがします。 イギリスのことを書いているのに日本をどこか思わせる部分もあり批評家に指摘されるのもわかる気がします。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.91
(3pt)

石黒ワールド

この人の本は結局何が言いたいのか、むしろなにかいいたいのか?と読み終わったときに思っちゃうそんな春樹的な本なきがします。 イギリスのことを書いているのに日本をどこか思わせる部分もあり批評家に指摘されるのもわかる気がします。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.90
(5pt)

品格を求めて

執事として個人的な感情を排し、一途に職業人を追求してきたスティーブンスを通して、品格とはなにかを主題に据え、物語は展開する。
イギリスの美しい街並みを自動車旅行しつつ、過去の回想を折り挟んでいくロードムービーふうの構成になっている。
華美ではなく敢えて自己主張しない慎みにこそ真の偉大さが宿る、と作中で執事の品格について語られるが、作品自体もそのように作られている。
執事の品格の追求を縦糸に、女中頭との微妙な関係を横糸に物語は自己主張することなく静かに展開する。
一見地味であり、ドラマティックな展開やサスペンスもないが、だからこそ上質な仕上がり。スティーブンスの語り口も、じつに心地よい。
先代主人、ダーリントンは人格高潔な紳士だが、誠実であるゆえにナチスが台頭する困難な時代背景に翻弄される男でもある。
職業人として個人の生を放棄して、一途に主人に仕えるスティーブンス。
しかしかれとて人間であり、ロボットではない。どんなにプロに徹しようとも、感情を完全に排することはできない。
ラスト・シーンで露わにするかれの感情は、飽くまで静かなものだ。
しかしそこまでいち執事としてそれを表にみせず、溜めに溜めたものであるため、読む者の心を揺さぶってならない。
これほど上質で品格ある小説は、文学史を振り返ってもきわめて稀だろう。
ぜひとも一読戴きたい。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.89
(4pt)

イギリス人そのものである執事の物語

対独融和派だった(故に第二次大戦後は社会的に葬られる)イギリス貴族に何十年も仕えた執事スティーブンスが、1956年に数日間休暇をもらって国内を旅する中で、1920~1930年代の「お屋敷」の様子や女中頭との交流などを回想していく。
 過去と現在を往復しながら、最後の章に突き進んでいく構成が技巧的。最後の2ページをどう読み取るかによって本書のテーマは大きく変わりそうだが、私は「後悔」と「諦念」なのだろうと思う。
 池田潔『自由と規律』の中に、イギリス人は感情を露出することを嫌うという趣旨のことが書いてあったが、スティーブンスが理想的とする執事―そしてスティーブンス自身もそうである―は、その点でまさにイギリス人の典型と言ってよいのだろう。だから本書は、1人の執事の姿を借りてイギリス人を描いていると言っても良さそうだ。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.88
(4pt)

職業と人生について

ミス・ケントンのスティーブンスに対する好意にホッとした.
ジョークの悩みの様に,環境によって悩みは違うが,時間によって変化するのだから,悩むこと自体のバカバカしさを悟った.
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037