日の名残り

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日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

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全1,047件 1,041〜1,047 53/53ページ
No.7
(5pt)

夕方

人生の夕方に居る「私」スティーブンス。
思い起こす日々は鮮やか。
そして切ない。
スティーブンスの語りであるというのに、ミス・ケントンの立場で読んでしまった。
スティーブンスの、彼であるが故の過ちや、潔さ。もどかしさ、愚かさ。
とても尊敬する人に勧められて読んだ。英語では無理だったので、日本語で読んだ。非常に美しい流れるような現在と過去の日常。
とても切なく、いとおしい思い。
可笑しいかもしれませんが、私はこれは恋愛小説だと思います。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.6
(5pt)

昔日の本当の執事の美徳。

郷愁をまねく昔日の日々。もうイギリス本国でも絶えて久しい、本当の執事の姿が描かれています。慎ましさ、慇懃さ、そして誇り。人間としての美徳を体現するスティーブンスの姿は現代に生きるわたしの目から見ると、忍耐と抑圧ばかりの毎日みたいなのですが、しかしそこには確かに「品格」がありました。スティーブンスとケントンの歯がゆい関係も目を離せませんし、全編に漂うウイットにとんだユーモラスな雰囲気もいい感じです。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.5
(5pt)

夕方

人生の夕方に居る「私」スティーブンス。 思い起こす日々は鮮やか。 そして切ない。 スティーブンスの語りであるというのに、ミス・ケントンの立場で読んでしまった。 スティーブンスの、彼であるが故の過ちや、潔さ。 もどかしさ、愚かさ。 とても尊敬する人に勧められて読んだ。 英語では無理だったので、日本語で読んだ。 非常に美しい流れるような現在と過去の日常。 とても切なく、いとおしい思い。 可笑しいかもしれませんが、私はこれは恋愛小説だと思います。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.4
(5pt)

夕方

人生の夕方に居る「私」スティーブンス。 思い起こす日々は鮮やか。 そして切ない。 スティーブンスの語りであるというのに、ミス・ケントンの立場で読んでしまった。 スティーブンスの、彼であるが故の過ちや、潔さ。 もどかしさ、愚かさ。 とても尊敬する人に勧められて読んだ。 英語では無理だったので、日本語で読んだ。 非常に美しい流れるような現在と過去の日常。 とても切なく、いとおしい思い。 可笑しいかもしれませんが、私はこれは恋愛小説だと思います。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.3
(4pt)

日の名残

~A-イギリス・オックスフォードシャーにダーリントン・ホールという、大きなカントリーハウスがある。と言ってもこれは小説の中の話しなんだが。
B-何ですか突然、小説の話しとは
A-いや、カントリーハウスの建築については、様々な本があるが、そこでの生活については全く知らなかったと気づかされたんだ。
~~
B-カントリーハウスですか、映画では時々出てきますよね、礼儀作法が滅法厳しい慇懃な執事とか。
~~
A-ぼくが面白いと思ったのは、その役割なんだ。貴族の生活の場、自然をエンジョイする別荘という単純なものではない。一人の執事を中心として沢山の使用人たちによって維持される、一つの都市のようなものなんだ。国際的な政治交渉の場であり、秘密会談の場、事業の場、情報交換の場、そしてホテルであり、そこを訪れる人々、あるいは使用人として生活する~~人たちが様々な恋や人生を育む舞台のような場なんだ。建築写真や映画からは見えてこない、生きた世界がこの本には描かれている。
B-カントリーハウスの生活とはどのようなものなのですか。
~~
A-大阪市立大学の福田晴虔氏の「パッラーディオ」(鹿島出版会)の中で、かれの建築を読み解く重要な鍵として「貴族の責務ーノブレス・オブリジェ」が挙げられている。この小説では1920年代のカントリーハウスが舞台だが、そこでの生活も、16世紀イタリアの同様、この責務が基盤となっている。責務を全うするダーリントン卿、執事職という役割から懸~~命に「主」の選択を信じ支えるミスター・スチーブンス。その役割は建築物同様あるいはそれと一体化し、ある種の品格を醸し出すものなのだ。小説は一時代の役割を終えたダーリントン・ホールの執事が美しいコンウェール地方をドライブしながら、かっての「主」との生活を回顧する形になっているが、テーマは偉大なイギリスの風景、イギリス貴族、そして豪壮な~~邸宅を語り、それを支える人々の役割と生き様を描くことにあるようだ。「うねりながらどこまでもつづくイギリスの田園風景、大聖堂でも華やかな景観でもない、偉大な大地、表面的なドラマやアクションとは異なる美しさを持つ慎ましさと偉大さ、この偉大さこそ大きな屋敷に使える執事の目標となるものである」と主人公の執事、ミスター・スチーブンスは語る。
~~
B-「貴族の責務」ですか、それが建築にとって、どんな意味を持つのですか
~~
A-住宅にしろ公共建築にしろ、建築である限り「主」がいるのが当然だ。しかし、その「主」は現代における施主とは些かニュアンスが異なり、どの時代でも、社会的、時代的責務に支えられた存在であったことが大事なんだ。その責務とは中世においては、日本も同様、宗教的精神の反映であったし、宗教改革以降のヨーロッパにおいては「貴族の責務」が基盤だっ~~たのだ。ダーリントン・ホールは執事共々アメリカの事業家を「主]として迎える、そして、ミスター・スチーブンスは新たな「責務」を持つアメリカ人を信じ、執事職を建築物と共に継続しようと決意するんだ。~
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.2
(5pt)

そして追憶の余韻が、あなたを包む・・

中身は、しっかりとした味わいのなんと言うか、
焼きあがってから数日寝かせたパウンドケーキ。
ナッツやドライフルーツがたくさん入っていて、洋酒のきいた
どっしり重い、でもしっとりした味わいのケーキです。
読みながら、思わず笑みをこぼしている自分の様子は
友人からみたら、美味しいケーキを食べている時の
自分の様子そのままでしょう。
食べ終わって、目の前から消えてなくなってしまったケーキ、でも
その香りが鼻腔にまだ感じられる、その豊かな味が舌のうえに
まだ残っている、
そんな読後感です。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.1
(4pt)

人生を再確認すること

イギリスの旧家の執事が、自動車旅行という非日常の中で、様々な時間と場所を回想する話だ。今のアメリカ人の雇い主とは違う、かつてのイギリス人の主人の思い出、父の思い出、女中頭との恋になりかけた感情の思い出など、とりとめもなく記憶を揺らしていく。
 そこには、誰にも止められない伝統の衰退や、消せない過去や、愛着を捨てきれない記憶があり、かつて自分が頻繁に使用していたものにばったり会ったときのような、はっとするものがある。
 ちなみに、品の良い語り口調もこの小説の魅力の一つだ。上品な口調だが、するどく人を観察しているので、そこだけでも読み応えがあるだろう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037