日の名残り

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評判

日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,047件 661〜680 34/53ページ
No.387
(4pt)

「信頼できない語り手」としてのスティーブンス

執事スティーブンスは長年、英国貴族ダーリントン卿に仕えていたが、卿の死後アメリカ人のファラディ氏がその邸宅を買い取ったため、新しい主人の下で働くこととなった。スティーブンスはある日、女中頭だったベン夫人(ミス・ケントン)から手紙を受け取る。有能なベン夫人に復帰してほしいと思ったスティーブンスは、彼女に会うべく旅に出る。旅をしながらスティーブンスは、ダーリントン・ホール華やかなりし頃の出来事を回想する。ミス・ケントンに対する淡い恋心や、ナチスに利用されて破滅するダーリントン卿の悲劇を思い出して涙を流すスティーブンスは、アメリカ人の主人のためジョークの練習をしようと気持ちを新たにする。本作品のあらすじはざっとこんなところか。

スティーブンスには、自分がナチス協力者のところで働いていたことなど、都合の悪い事実を歪曲する傾向が見受けられる。ミス・ケントンの手紙を自分に都合よく理解してしまうなど、記憶力にも問題がある。「執事の品格」にこだわるあまり、ミス・ケントンを冷たくあしらってしまったりもする。この作品は、そういう「信頼できない」スティーブンスの矛盾や自己欺瞞に留意して読むとおもしろく読めることだろう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.386
(5pt)

時間を掛けて読むべし

普通の小説だと飛ばし気味に読んでしまうのですが、この作品はじっくり読みました。
読みきってしまうのがもったいないと思ったからです。
内容は素晴らしかったのですが、巻末の丸谷氏の解説はちょっと納得できないです。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.385
(5pt)

素晴らしい

素晴らしいです。ものがたりにひきこまれていく感じで、さすがのできです。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.384
(4pt)

「信頼できない語り手」としてのスティーブンス

執事スティーブンスは長年、英国貴族ダーリントン卿に仕えていたが、卿の死後アメリカ人のファラディ氏がその邸宅を買い取ったため、新しい主人の下で働くこととなった。スティーブンスはある日、女中頭だったベン夫人(ミス・ケントン)から手紙を受け取る。有能なベン夫人に復帰してほしいと思ったスティーブンスは、彼女に会うべく旅に出る。旅をしながらスティーブンスは、ダーリントン・ホール華やかなりし頃の出来事を回想する。ミス・ケントンに対する淡い恋心や、ナチスに利用されて破滅するダーリントン卿の悲劇を思い出して涙を流すスティーブンスは、アメリカ人の主人のためジョークの練習をしようと気持ちを新たにする。本作品のあらすじはざっとこんなところか。

スティーブンスには、自分がナチス協力者のところで働いていたことなど、都合の悪い事実を歪曲する傾向が見受けられる。ミス・ケントンの手紙を自分に都合よく理解してしまうなど、記憶力にも問題がある。「執事の品格」にこだわるあまり、ミス・ケントンを冷たくあしらってしまったりもする。この作品は、そういう「信頼できない」スティーブンスの矛盾や自己欺瞞に留意して読むとおもしろく読めることだろう。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.383
(5pt)

時間を掛けて読むべし

普通の小説だと飛ばし気味に読んでしまうのですが、この作品はじっくり読みました。
読みきってしまうのがもったいないと思ったからです。
内容は素晴らしかったのですが、巻末の丸谷氏の解説はちょっと納得できないです。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.382
(5pt)

素晴らしい

素晴らしいです。ものがたりにひきこまれていく感じで、さすがのできです。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.381
(4pt)

「信頼できない語り手」としてのスティーブンス

執事スティーブンスは長年、英国貴族ダーリントン卿に仕えていたが、卿の死後アメリカ人のファラディ氏がその邸宅を買い取ったため、新しい主人の下で働くこととなった。スティーブンスはある日、女中頭だったベン夫人(ミス・ケントン)から手紙を受け取る。有能なベン夫人に復帰してほしいと思ったスティーブンスは、彼女に会うべく旅に出る。旅をしながらスティーブンスは、ダーリントン・ホール華やかなりし頃の出来事を回想する。ミス・ケントンに対する淡い恋心や、ナチスに利用されて破滅するダーリントン卿の悲劇を思い出して涙を流すスティーブンスは、アメリカ人の主人のためジョークの練習をしようと気持ちを新たにする。本作品のあらすじはざっとこんなところか。

スティーブンスには、自分がナチス協力者のところで働いていたことなど、都合の悪い事実を歪曲する傾向が見受けられる。ミス・ケントンの手紙を自分に都合よく理解してしまうなど、記憶力にも問題がある。「執事の品格」にこだわるあまり、ミス・ケントンを冷たくあしらってしまったりもする。この作品は、そういう「信頼できない」スティーブンスの矛盾や自己欺瞞に留意して読むとおもしろく読めることだろう。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.380
(5pt)

時間を掛けて読むべし

普通の小説だと飛ばし気味に読んでしまうのですが、この作品はじっくり読みました。
読みきってしまうのがもったいないと思ったからです。
内容は素晴らしかったのですが、巻末の丸谷氏の解説はちょっと納得できないです。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.379
(5pt)

素晴らしい

素晴らしいです。ものがたりにひきこまれていく感じで、さすがのできです。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.378
(4pt)

たそがれ感が心地よい

劇的な展開はないが、優雅で気品に満ちた作品。
しかし英国執事に無頓着な私には、その定義だの品格だのといった話は少々戸惑った。
悠然と流れる時間の大半を主人公の回想に費やされるもどがしさに、「さっさと話を進めろ!」と思わず下品な所感を抱いたこともあった。
だが最後まで読み進めれば、このまったり感こそがこの作品の良さであることが分かる。
登場人物の大半は、人生の折り返し地点をとうに過ぎた良識ある人たちばかりです。
小説につきものの奇人変人も皆無なので盛り上がることはない。
しかしこの作品に、若者の血気や情熱も、ハリウッド映画のような派手な物語も相応しくない。
相応しいのは、人生のゴールが見えてきた人達の、絶望でも希望でもない、淡い夕陽のようなたそがれ感です。
ふだん美化されることのない年配者がこの本ではひときわ美しく見え、年を取るのも悪くない、と本気で思いました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.377
(4pt)

ノーベル賞

長時間かけて少しずつ読んでいます。
睡眠剤にはうってつけの一冊です。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.376
(4pt)

たそがれ感が心地よい

劇的な展開はないが、優雅で気品に満ちた作品。
しかし英国執事に無頓着な私には、その定義だの品格だのといった話は少々戸惑った。
悠然と流れる時間の大半を主人公の回想に費やされるもどがしさに、「さっさと話を進めろ!」と思わず下品な所感を抱いたこともあった。
だが最後まで読み進めれば、このまったり感こそがこの作品の良さであることが分かる。
登場人物の大半は、人生の折り返し地点をとうに過ぎた良識ある人たちばかりです。
小説につきものの奇人変人も皆無なので盛り上がることはない。
しかしこの作品に、若者の血気や情熱も、ハリウッド映画のような派手な物語も相応しくない。
相応しいのは、人生のゴールが見えてきた人達の、絶望でも希望でもない、淡い夕陽のようなたそがれ感です。
ふだん美化されることのない年配者がこの本ではひときわ美しく見え、年を取るのも悪くない、と本気で思いました。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.375
(4pt)

ノーベル賞

長時間かけて少しずつ読んでいます。
睡眠剤にはうってつけの一冊です。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.374
(4pt)

たそがれ感が心地よい

劇的な展開はないが、優雅で気品に満ちた作品。
しかし英国執事に無頓着な私には、その定義だの品格だのといった話は少々戸惑った。
悠然と流れる時間の大半を主人公の回想に費やされるもどがしさに、「さっさと話を進めろ!」と思わず下品な所感を抱いたこともあった。
だが最後まで読み進めれば、このまったり感こそがこの作品の良さであることが分かる。
登場人物の大半は、人生の折り返し地点をとうに過ぎた良識ある人たちばかりです。
小説につきものの奇人変人も皆無なので盛り上がることはない。
しかしこの作品に、若者の血気や情熱も、ハリウッド映画のような派手な物語も相応しくない。
相応しいのは、人生のゴールが見えてきた人達の、絶望でも希望でもない、淡い夕陽のようなたそがれ感です。
ふだん美化されることのない年配者がこの本ではひときわ美しく見え、年を取るのも悪くない、と本気で思いました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.373
(4pt)

ノーベル賞

長時間かけて少しずつ読んでいます。
睡眠剤にはうってつけの一冊です。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.372
(5pt)

いろいろな読み方ができますが、あえて政治小説として

本書はわたしの好きな小説のひとつで、映画も何度か見ました。著者のノーベル賞受賞を
きっかけに再読して、いろいろ感じる所がありました。日本人は源氏物語の伝統がある
ため、人間の心情をつづった話を好み、政治小説を嫌う傾向があります。評論家たちも
著者の日本人的側面を強調しますが、著者は西洋人として教育を受けた一面を明らかに
持っています。主人公の回想を中心に話は進みますが、そこに政治的メッセージをひそかに
埋め込むことに成功しているように思われます。

主人公が仕えたダーリントン卿は高潔の紳士で、友人だったドイツ貴族が悲惨な境遇に陥った
ことに心を痛め、「死者を蹴り続けるのはフェアではない」と考え、ドイツとの融和政策を
手助けします。第一次大戦後の欧州では、戦場で悲惨な経験をした人が大勢いたため、
クエーカー教徒のような平和主義を唱える勢力が強くなります。そのため英首相チェンバレンを
はじめ、ヒトラーが台頭しても、譲歩して融和を目指せば平和は保てると考えていました。
しかしその結果どうなったのかはご存知の通りです。ダーリントン卿が善意の人であった
ことは疑う余地がありません。しかし最後は売国奴の汚名を着せられ、失意のうちに
亡くなります。

第二次大戦後の日本の思想状況にどことなく似ています。さらに現在の緊張した国際
情勢を考えあわせると、今この時期に本書が広く読まれることに感慨を覚えます。
日本の将来を暗示しているかのようで興味が尽きません。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.371
(5pt)

いろいろな読み方ができますが、あえて政治小説として

本書はわたしの好きな小説のひとつで、映画も何度か見ました。著者のノーベル賞受賞を
きっかけに再読して、いろいろ感じる所がありました。日本人は源氏物語の伝統がある
ため、人間の心情をつづった話を好み、政治小説を嫌う傾向があります。評論家たちも
著者の日本人的側面を強調しますが、著者は西洋人として教育を受けた一面を明らかに
持っています。主人公の回想を中心に話は進みますが、そこに政治的メッセージをひそかに
埋め込むことに成功しているように思われます。

主人公が仕えたダーリントン卿は高潔の紳士で、友人だったドイツ貴族が悲惨な境遇に陥った
ことに心を痛め、「死者を蹴り続けるのはフェアではない」と考え、ドイツとの融和政策を
手助けします。第一次大戦後の欧州では、戦場で悲惨な経験をした人が大勢いたため、
クエーカー教徒のような平和主義を唱える勢力が強くなります。そのため英首相チェンバレンを
はじめ、ヒトラーが台頭しても、譲歩して融和を目指せば平和は保てると考えていました。
しかしその結果どうなったのかはご存知の通りです。ダーリントン卿が善意の人であった
ことは疑う余地がありません。しかし最後は売国奴の汚名を着せられ、失意のうちに
亡くなります。

第二次大戦後の日本の思想状況にどことなく似ています。さらに現在の緊張した国際
情勢を考えあわせると、今この時期に本書が広く読まれることに感慨を覚えます。
日本の将来を暗示しているかのようで興味が尽きません。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.370
(5pt)

いろいろな読み方ができますが、あえて政治小説として

本書はわたしの好きな小説のひとつで、映画も何度か見ました。著者のノーベル賞受賞を
きっかけに再読して、いろいろ感じる所がありました。日本人は源氏物語の伝統がある
ため、人間の心情をつづった話を好み、政治小説を嫌う傾向があります。評論家たちも
著者の日本人的側面を強調しますが、著者は西洋人として教育を受けた一面を明らかに
持っています。主人公の回想を中心に話は進みますが、そこに政治的メッセージをひそかに
埋め込むことに成功しているように思われます。

主人公が仕えたダーリントン卿は高潔の紳士で、友人だったドイツ貴族が悲惨な境遇に陥った
ことに心を痛め、「死者を蹴り続けるのはフェアではない」と考え、ドイツとの融和政策を
手助けします。第一次大戦後の欧州では、戦場で悲惨な経験をした人が大勢いたため、
クエーカー教徒のような平和主義を唱える勢力が強くなります。そのため英首相チェンバレンを
はじめ、ヒトラーが台頭しても、譲歩して融和を目指せば平和は保てると考えていました。
しかしその結果どうなったのかはご存知の通りです。ダーリントン卿が善意の人であった
ことは疑う余地がありません。しかし最後は売国奴の汚名を着せられ、失意のうちに
亡くなります。

第二次大戦後の日本の思想状況にどことなく似ています。さらに現在の緊張した国際
情勢を考えあわせると、今この時期に本書が広く読まれることに感慨を覚えます。
日本の将来を暗示しているかのようで興味が尽きません。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.369
(5pt)

久々の感動。

英国の景色が目に鮮やかに浮かびます。登場人物の心の綾が見事に表現されていて、ドキドキしました。訳文も見事です。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.368
(5pt)

ノーベル賞に値する作品

サルでも気楽に読めるようなラノベや啓発本に慣れきった読者は挫折するだろうし、理解できないので読む意味は無い。
そんな読解力の無い輩どもが低評価を下しているので、参考にしてはならない。

一方、安易なストーリーの起承転結を求めず,
著者の深い内省から導き出される人生の本質に関心を抱くような読者は、読むに値するだろう。

彼の実際の発言は、インタビューや他の書籍でも触れられるが、
世界有数の知性が数年を費やし著した小説をわずか数百円で読めるのだ。

読むべきか読まざるべきかは自明だろう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037