日の名残り

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日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,047件 621〜640 32/53ページ
No.427
(2pt)

イギリスのいやらしい世界観が分かり、感動はありませんでした。

英国の執事による一人称の小説である。私には好きになれなかった。感動なんてとんでもない。

まず第一に、さっと読み過ごしてしまう人が大半なのだろうが、イギリスの恐ろしいまでの
階級の観念が前提にあり、「執事」という生業が、なんとも私の気持ちの上でしっくりこない。
執事の序列=主人の家の序列であって、それは最高から下まであるというである。

考えてみればこれを延長すれば、白人以外の人種はさらにその下になるわけだ。
こう考えると、植民地主義は、階級社会の延長線上にあることがわかる。イギリスのいやらしさ
を見る思いがする。

また、主人公が盛んにいう「偉大な執事」は、わたしには実におかしなものに思えてならない。
執事が何をしているのか考えても見てほしい。主人の世話を焼き、来客にサービスを与える
ということではないか。そこに「偉大」などという形容がふさわしいとは私には思えない。
偉大なお手伝いさんっていますかね。仮に日本の皇室に使える侍従にたとえたら、偉大な侍従
何てあり得ますか?「偉大」とは言わないでしょうね。せいぜい優秀とか一級の侍従でしょう。
そもそも執事の地位、名誉は、完璧に主人に依存しているではないですか。

主人に身を捧げるという意味で、日本の侍にたとえるレビューアーもいらっしゃいますが、
この小説の主人公には、ぴったりという事にはならないでしょう。
なぜなら、小説のなかで、村人から「あなたは何か違う」と持ち上げられて、
自らそれは「品格である。」というのですからね。これは侍だったら絶対に言わない。

これだったら「あなたは立派な方ですね。他の方とは違います。」
といわれて、「ええ、私は人格者ですから。」といっているようなものです。
こう言うのを日本では、「鼻持ちならない奴」というのではありませんか。

ようするに、階級社会の上位層に寄生して甘い汁を吸い、下の階級を見下しながら、
自分は高潔だといっているとんでもない奴じゃないですか。しかも他人の気持ちも
わからずに何十年も働いてきたとあっては、ワーカホリックですよ。

ブッカー賞受賞とかいって褒めている人もいますが、イギリスだから褒められている
だけじゃあありませんかね。

イギリスの世界観が改めて嫌いになりました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.426
(5pt)

ノーベル賞委員会が「世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」と評価した理由が分かる作品

ノーベル賞委員会が、
「(イシグロ・カズオ氏の)感情に訴える作品は、世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」
 とイシグロ作品をノーベル賞受賞の理由として評価したときに、
レビュアーは、幻想に隠された闇を露わにすることがノーベル賞受賞の理由になるとは、これこそが文学賞だと、ノーベル賞委員会のその理由に感動したわけですが、
その「世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇」
 という部分が最も色濃く表れているのが本書なのではないかと本書を読んで感じました。
 本書は、「品格」について繰り返し主人公の「品格」論を繰り広げており、
昨今、大相撲で横綱の品格について云々(うんぬん)される日本の状況をかんがみても、
その意味でもきわめて面白いだろうとレビュアーは思いました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.425
(5pt)

「日の名残り」再び

カズオイシグロがノーベル文学賞を受賞したのに刺激され、約15年ぶりに読み返してみました。個人の晩年を描いた作品というだけでなく、時代を背景にした作品であることに気付かされました。
「日の名残り」が主人公の人生の茜色に輝く晩年であると同時に、大英帝国の黄昏の光も意味しているように思いました。
そして、以前読んだときには見落としていた、この小説の政治的な側面に思いを馳せました。
なぜ執事という職業にスティーブンスおよびイギリス人がこれほどまでに誇りを感じるのか。
国際連合が機能する前、国際連盟はあったものの、貴族の館が外交交渉の場であり、少数の白人貴族によって世界の運命がほぼ決められ、その舞台設定に執事は大きな役割を果たしていた、それを忘れてはこの小説の理解は不正確なものになると思いました。
前の主人はベルサイユ条約に苦しんでいるドイツに同情的で、次第に親ナチス・ドイツに傾倒してゆく。
そして戦後アメリカ人が邸宅の持ち主となったけれど、単に美しい館を手に入れたという意識しかない。極めて英国的な小説だと気づきました。
せっかく会いに行った女中頭は孫の世話=希望にあふれるイメージが開かれている。しかし、孫の誕生は単なるメタファで、現実は娘との確執やらが待っているのだろうけれど。
再読して奥深い小説だと感じることのできた作品でした。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.424
(4pt)

名残り 惜しむ

あまり興味はなかったのだがスラスラ読めました。特に後半からは読むピッチが速かったので面白く読めていたと思う。期待したエンディングを迎えることなく、せつなさが残る形となったが、それがこの小説の内容を深いものにしている。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.423
(5pt)

ノーベル賞委員会が「世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」と評価した理由が分かる作品

ノーベル賞委員会が、
「(イシグロ・カズオ氏の)感情に訴える作品は、世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」
 とイシグロ作品をノーベル賞受賞の理由として評価したときに、
レビュアーは、幻想に隠された闇を露わにすることがノーベル賞受賞の理由になるとは、これこそが文学賞だと、ノーベル賞委員会のその理由に感動したわけですが、
その「世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇」
 という部分が最も色濃く表れているのが本書なのではないかと本書を読んで感じました。
 本書は、「品格」について繰り返し主人公の「品格」論を繰り広げており、
昨今、大相撲で横綱の品格について云々(うんぬん)される日本の状況をかんがみても、
その意味でもきわめて面白いだろうとレビュアーは思いました。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.422
(5pt)

「日の名残り」再び

カズオイシグロがノーベル文学賞を受賞したのに刺激され、約15年ぶりに読み返してみました。個人の晩年を描いた作品というだけでなく、時代を背景にした作品であることに気付かされました。
「日の名残り」が主人公の人生の茜色に輝く晩年であると同時に、大英帝国の黄昏の光も意味しているように思いました。
そして、以前読んだときには見落としていた、この小説の政治的な側面に思いを馳せました。
なぜ執事という職業にスティーブンスおよびイギリス人がこれほどまでに誇りを感じるのか。
国際連合が機能する前、国際連盟はあったものの、貴族の館が外交交渉の場であり、少数の白人貴族によって世界の運命がほぼ決められ、その舞台設定に執事は大きな役割を果たしていた、それを忘れてはこの小説の理解は不正確なものになると思いました。
前の主人はベルサイユ条約に苦しんでいるドイツに同情的で、次第に親ナチス・ドイツに傾倒してゆく。
そして戦後アメリカ人が邸宅の持ち主となったけれど、単に美しい館を手に入れたという意識しかない。極めて英国的な小説だと気づきました。
せっかく会いに行った女中頭は孫の世話=希望にあふれるイメージが開かれている。しかし、孫の誕生は単なるメタファで、現実は娘との確執やらが待っているのだろうけれど。
再読して奥深い小説だと感じることのできた作品でした。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.421
(4pt)

名残り 惜しむ

あまり興味はなかったのだがスラスラ読めました。特に後半からは読むピッチが速かったので面白く読めていたと思う。期待したエンディングを迎えることなく、せつなさが残る形となったが、それがこの小説の内容を深いものにしている。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.420
(5pt)

ノーベル賞委員会が「世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」と評価した理由が分かる作品

ノーベル賞委員会が、
「(イシグロ・カズオ氏の)感情に訴える作品は、世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」
 とイシグロ作品をノーベル賞受賞の理由として評価したときに、
レビュアーは、幻想に隠された闇を露わにすることがノーベル賞受賞の理由になるとは、これこそが文学賞だと、ノーベル賞委員会のその理由に感動したわけですが、
その「世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇」
 という部分が最も色濃く表れているのが本書なのではないかと本書を読んで感じました。
 本書は、「品格」について繰り返し主人公の「品格」論を繰り広げており、
昨今、大相撲で横綱の品格について云々(うんぬん)される日本の状況をかんがみても、
その意味でもきわめて面白いだろうとレビュアーは思いました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.419
(5pt)

「日の名残り」再び

カズオイシグロがノーベル文学賞を受賞したのに刺激され、約15年ぶりに読み返してみました。個人の晩年を描いた作品というだけでなく、時代を背景にした作品であることに気付かされました。
「日の名残り」が主人公の人生の茜色に輝く晩年であると同時に、大英帝国の黄昏の光も意味しているように思いました。
そして、以前読んだときには見落としていた、この小説の政治的な側面に思いを馳せました。
なぜ執事という職業にスティーブンスおよびイギリス人がこれほどまでに誇りを感じるのか。
国際連合が機能する前、国際連盟はあったものの、貴族の館が外交交渉の場であり、少数の白人貴族によって世界の運命がほぼ決められ、その舞台設定に執事は大きな役割を果たしていた、それを忘れてはこの小説の理解は不正確なものになると思いました。
前の主人はベルサイユ条約に苦しんでいるドイツに同情的で、次第に親ナチス・ドイツに傾倒してゆく。
そして戦後アメリカ人が邸宅の持ち主となったけれど、単に美しい館を手に入れたという意識しかない。極めて英国的な小説だと気づきました。
せっかく会いに行った女中頭は孫の世話=希望にあふれるイメージが開かれている。しかし、孫の誕生は単なるメタファで、現実は娘との確執やらが待っているのだろうけれど。
再読して奥深い小説だと感じることのできた作品でした。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.418
(4pt)

名残り 惜しむ

あまり興味はなかったのだがスラスラ読めました。特に後半からは読むピッチが速かったので面白く読めていたと思う。期待したエンディングを迎えることなく、せつなさが残る形となったが、それがこの小説の内容を深いものにしている。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.417
(2pt)

庶民の自分には

ノーベル文学賞の定義とは何でしょうか?
人それぞれ好き嫌いはあるけども、それでもねぇ庶民中の庶民である自分はもう読まないね。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.416
(5pt)

史上最高の小説です

読みやすく、すぐに読んでしまいました。
読みながら、また読んだ後に、いろいろなことを考えさせられます。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.415
(2pt)

庶民の自分には

ノーベル文学賞の定義とは何でしょうか?
人それぞれ好き嫌いはあるけども、それでもねぇ庶民中の庶民である自分はもう読まないね。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.414
(5pt)

史上最高の小説です

読みやすく、すぐに読んでしまいました。
読みながら、また読んだ後に、いろいろなことを考えさせられます。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.413
(2pt)

庶民の自分には

ノーベル文学賞の定義とは何でしょうか?
人それぞれ好き嫌いはあるけども、それでもねぇ庶民中の庶民である自分はもう読まないね。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.412
(5pt)

史上最高の小説です

読みやすく、すぐに読んでしまいました。
読みながら、また読んだ後に、いろいろなことを考えさせられます。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.411
(5pt)

良い作品です.

ノーベル賞受賞で待ち時間がかかりましたが,読み始めたら,私の好きなイギリスの風情,古き良き時代のものの考え方,そしてちょっとだけ愛もあって,好きな作品になりました.
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.410
(5pt)

良い作品です.

ノーベル賞受賞で待ち時間がかかりましたが,読み始めたら,私の好きなイギリスの風情,古き良き時代のものの考え方,そしてちょっとだけ愛もあって,好きな作品になりました.
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.409
(5pt)

良い作品です.

ノーベル賞受賞で待ち時間がかかりましたが,読み始めたら,私の好きなイギリスの風情,古き良き時代のものの考え方,そしてちょっとだけ愛もあって,好きな作品になりました.
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.408
(4pt)

人生って

自己主張を控えて主人に仕える仕事を全うすることが「品格」なのか。個人の意思をもって生活をより良いものにしようと生きることが「品格」なのか。その各々が信じる拠り所も情報の多寡や生活の都合により確かなものと成りえず、また時代のうねりによってもやすやすとねじ曲がってしまう。人生の後半に来し方を振り返り、思うところがあったとしても決して元には戻れない。今を生きるしかない。もって生まれた気質を抱えて、迷いつつ生き続けることしかできない。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037