日の名残り

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評判

日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,047件 681〜700 35/53ページ
No.367
(5pt)

なるほど、な作品。

近所の本屋に売ってなかったのでぽちっと。やっぱり便利ですね。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.366
(5pt)

傑作です

原作(読んでません笑)の素晴らしさは当たり前ですが、他の方も書いている通り、訳者の力量に感服です。
これがプロの仕事なんでしょうね。
ストーリーは史実をX軸、執事のプロフェッショナリズムをY軸に、私的な感情をZ軸に展開していきます。
読んでいると、訳が素晴らしいので、<執事のメンタリティとは武士道ではないのか>と思ったりします。
読後感はそうですねえ。個人的には藤沢周平の長編を読んだ感じに近いかな。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.365
(5pt)

心がほぐれていく悲しみ

古いイギリスの貴族に長く執事として仕えた男が,新しいあるじから貰った休暇中の旅行記に過去の出来事を織り交ぜて一人語りの形で綴った物語である。多くは2つの大戦の間に起こった政治的事件に館の主人(ダーリントン卿)が巻き込まれていく模様とそれを取り巻く執事(主人公スティーブンス)や使用人の生活の描写に割かれる。

ダーリントン卿は格式の高い英国貴族で各国の有力者を自邸に集め,ヨーロッパの平和のため尽力したが,30年代になりドイツで台頭してきたナチスの影響を受けるようになる。また英国自体も貴族の力が弱まり,財力にものを言わせたアメリカ型の合理主義が支配する時代に移っていく。こうした中でスティーブンスは無私の心で主人に仕え続け,社会を自ら判断し行動する事を封印する。
第2次大戦も終わり,主家の没落とともに館はアメリカ人の所有に変わる。主人公は依然として執事の仕事に励むが,使用人も減り大きな屋敷の維持管理になかなか手が行き届かない。そんな中,嘗て女中頭として一緒にダーリントン邸を支え,今は結婚して英国西部に住むミス・ケントン(ミセス・ベン)からの手紙が届く。その内容から何かを自分に訴えてようとしている事を読み取った主人公は,彼女を再び同僚として迎え入れる希望をもち主人から借り受けた車を使ってドライブ旅行に出る。執事としての使命を果たすことだけに専心して,本心を押し殺して生きてきたスティーブンスであったが,旅の途中の田園風景の美しさや旅先での住民との出会いを通じてこれまでの人生を見つめ直し,頑な心がほぐれて行く。
目的地に着き,美しく時を重ねたミセス・ベンと再開した主人公は互いの近況やともに働いた思い出を語り合う。そして自分が彼女から激しい思慕を受けていたことを告白される。結婚してからもその愛は彼女を苦しめたが,今はようやく夫を愛する事ができるようになり新しい気持ちで夫との生活を始めようとしている事を知る。主人公はかって聡明なミス・ケントンが時折見せた感情的で不可解な行動が,押さえられない愛情の表現だったことに気づき,美しいウェイマス海岸の夕暮れの中で深い喪失感と悲しみにとらわれる。

端的に言えば大英帝国の落日と貴族社会に自己を同一化しすぎた男の悲劇である。
しかし,主人公の味わった悲哀が一つの国の一人の執事の体験に留まるならこの物語が広く世界中の人の心を捉えることはなかったと私は思う。人が社会の中で暮らす以上,会社や社会組織のために心身を捧げたとしても,その結果が自分にとってプラスの形で帰ってくることばかりではない。大英帝国の衰退に続いてヨーロッパの共産圏の崩壊,勝ち残った資本主義国もグローバリゼーションの大波の中で喘いでいる。いつの時代も人は同じように生きて行くしかないのかも知れない。また,ふとした誤解から愛する人と別れたり,友人と離れたりすることは多くの人が経験することだ。美しく平易な文章で綴られたスティーブンスの物語は人々の心の中からそうした記憶を揺さぶり起こすのだろう。

最後に,私がこの小説で最も魅力を感じるのはやはりミス・ケントンの描写だ。回想の中では気が強くて我がままな印象を与える彼女の言動の理由が,物語の最終盤の主人公に対する愛の告白から分かる。カードをめくるように過去の彼女を回想していくと,抑えに抑えた愛をそのような形で表現するしかなかったこの上なく可愛い女性の姿が現れて来る。その愛に応えることが出来なかった主人公の痛みが私の心にも突き刺さった。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.364
(5pt)

久々の感動。

英国の景色が目に鮮やかに浮かびます。登場人物の心の綾が見事に表現されていて、ドキドキしました。訳文も見事です。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.363
(5pt)

ノーベル賞に値する作品

サルでも気楽に読めるようなラノベや啓発本に慣れきった読者は挫折するだろうし、理解できないので読む意味は無い。
そんな読解力の無い輩どもが低評価を下しているので、参考にしてはならない。

一方、安易なストーリーの起承転結を求めず,
著者の深い内省から導き出される人生の本質に関心を抱くような読者は、読むに値するだろう。

彼の実際の発言は、インタビューや他の書籍でも触れられるが、
世界有数の知性が数年を費やし著した小説をわずか数百円で読めるのだ。

読むべきか読まざるべきかは自明だろう。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.362
(5pt)

なるほど、な作品。

近所の本屋に売ってなかったのでぽちっと。やっぱり便利ですね。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.361
(5pt)

傑作です

原作(読んでません笑)の素晴らしさは当たり前ですが、他の方も書いている通り、訳者の力量に感服です。
これがプロの仕事なんでしょうね。
ストーリーは史実をX軸、執事のプロフェッショナリズムをY軸に、私的な感情をZ軸に展開していきます。
読んでいると、訳が素晴らしいので、<執事のメンタリティとは武士道ではないのか>と思ったりします。
読後感はそうですねえ。個人的には藤沢周平の長編を読んだ感じに近いかな。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.360
(5pt)

心がほぐれていく悲しみ

古いイギリスの貴族に長く執事として仕えた男が,新しいあるじから貰った休暇中の旅行記に過去の出来事を織り交ぜて一人語りの形で綴った物語である。多くは2つの大戦の間に起こった政治的事件に館の主人(ダーリントン卿)が巻き込まれていく模様とそれを取り巻く執事(主人公スティーブンス)や使用人の生活の描写に割かれる。

ダーリントン卿は格式の高い英国貴族で各国の有力者を自邸に集め,ヨーロッパの平和のため尽力したが,30年代になりドイツで台頭してきたナチスの影響を受けるようになる。また英国自体も貴族の力が弱まり,財力にものを言わせたアメリカ型の合理主義が支配する時代に移っていく。こうした中でスティーブンスは無私の心で主人に仕え続け,社会を自ら判断し行動する事を封印する。
第2次大戦も終わり,主家の没落とともに館はアメリカ人の所有に変わる。主人公は依然として執事の仕事に励むが,使用人も減り大きな屋敷の維持管理になかなか手が行き届かない。そんな中,嘗て女中頭として一緒にダーリントン邸を支え,今は結婚して英国西部に住むミス・ケントン(ミセス・ベン)からの手紙が届く。その内容から何かを自分に訴えてようとしている事を読み取った主人公は,彼女を再び同僚として迎え入れる希望をもち主人から借り受けた車を使ってドライブ旅行に出る。執事としての使命を果たすことだけに専心して,本心を押し殺して生きてきたスティーブンスであったが,旅の途中の田園風景の美しさや旅先での住民との出会いを通じてこれまでの人生を見つめ直し,頑な心がほぐれて行く。
目的地に着き,美しく時を重ねたミセス・ベンと再開した主人公は互いの近況やともに働いた思い出を語り合う。そして自分が彼女から激しい思慕を受けていたことを告白される。結婚してからもその愛は彼女を苦しめたが,今はようやく夫を愛する事ができるようになり新しい気持ちで夫との生活を始めようとしている事を知る。主人公はかって聡明なミス・ケントンが時折見せた感情的で不可解な行動が,押さえられない愛情の表現だったことに気づき,美しいウェイマス海岸の夕暮れの中で深い喪失感と悲しみにとらわれる。

端的に言えば大英帝国の落日と貴族社会に自己を同一化しすぎた男の悲劇である。
しかし,主人公の味わった悲哀が一つの国の一人の執事の体験に留まるならこの物語が広く世界中の人の心を捉えることはなかったと私は思う。人が社会の中で暮らす以上,会社や社会組織のために心身を捧げたとしても,その結果が自分にとってプラスの形で帰ってくることばかりではない。大英帝国の衰退に続いてヨーロッパの共産圏の崩壊,勝ち残った資本主義国もグローバリゼーションの大波の中で喘いでいる。いつの時代も人は同じように生きて行くしかないのかも知れない。また,ふとした誤解から愛する人と別れたり,友人と離れたりすることは多くの人が経験することだ。美しく平易な文章で綴られたスティーブンスの物語は人々の心の中からそうした記憶を揺さぶり起こすのだろう。

最後に,私がこの小説で最も魅力を感じるのはやはりミス・ケントンの描写だ。回想の中では気が強くて我がままな印象を与える彼女の言動の理由が,物語の最終盤の主人公に対する愛の告白から分かる。カードをめくるように過去の彼女を回想していくと,抑えに抑えた愛をそのような形で表現するしかなかったこの上なく可愛い女性の姿が現れて来る。その愛に応えることが出来なかった主人公の痛みが私の心にも突き刺さった。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.359
(5pt)

久々の感動。

英国の景色が目に鮮やかに浮かびます。登場人物の心の綾が見事に表現されていて、ドキドキしました。訳文も見事です。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.358
(5pt)

ノーベル賞に値する作品

サルでも気楽に読めるようなラノベや啓発本に慣れきった読者は挫折するだろうし、理解できないので読む意味は無い。
そんな読解力の無い輩どもが低評価を下しているので、参考にしてはならない。

一方、安易なストーリーの起承転結を求めず,
著者の深い内省から導き出される人生の本質に関心を抱くような読者は、読むに値するだろう。

彼の実際の発言は、インタビューや他の書籍でも触れられるが、
世界有数の知性が数年を費やし著した小説をわずか数百円で読めるのだ。

読むべきか読まざるべきかは自明だろう。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.357
(5pt)

なるほど、な作品。

近所の本屋に売ってなかったのでぽちっと。やっぱり便利ですね。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.356
(5pt)

傑作です

原作(読んでません笑)の素晴らしさは当たり前ですが、他の方も書いている通り、訳者の力量に感服です。
これがプロの仕事なんでしょうね。
ストーリーは史実をX軸、執事のプロフェッショナリズムをY軸に、私的な感情をZ軸に展開していきます。
読んでいると、訳が素晴らしいので、<執事のメンタリティとは武士道ではないのか>と思ったりします。
読後感はそうですねえ。個人的には藤沢周平の長編を読んだ感じに近いかな。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.355
(5pt)

心がほぐれていく悲しみ

古いイギリスの貴族に長く執事として仕えた男が,新しいあるじから貰った休暇中の旅行記に過去の出来事を織り交ぜて一人語りの形で綴った物語である。多くは2つの大戦の間に起こった政治的事件に館の主人(ダーリントン卿)が巻き込まれていく模様とそれを取り巻く執事(主人公スティーブンス)や使用人の生活の描写に割かれる。

ダーリントン卿は格式の高い英国貴族で各国の有力者を自邸に集め,ヨーロッパの平和のため尽力したが,30年代になりドイツで台頭してきたナチスの影響を受けるようになる。また英国自体も貴族の力が弱まり,財力にものを言わせたアメリカ型の合理主義が支配する時代に移っていく。こうした中でスティーブンスは無私の心で主人に仕え続け,社会を自ら判断し行動する事を封印する。
第2次大戦も終わり,主家の没落とともに館はアメリカ人の所有に変わる。主人公は依然として執事の仕事に励むが,使用人も減り大きな屋敷の維持管理になかなか手が行き届かない。そんな中,嘗て女中頭として一緒にダーリントン邸を支え,今は結婚して英国西部に住むミス・ケントン(ミセス・ベン)からの手紙が届く。その内容から何かを自分に訴えてようとしている事を読み取った主人公は,彼女を再び同僚として迎え入れる希望をもち主人から借り受けた車を使ってドライブ旅行に出る。執事としての使命を果たすことだけに専心して,本心を押し殺して生きてきたスティーブンスであったが,旅の途中の田園風景の美しさや旅先での住民との出会いを通じてこれまでの人生を見つめ直し,頑な心がほぐれて行く。
目的地に着き,美しく時を重ねたミセス・ベンと再開した主人公は互いの近況やともに働いた思い出を語り合う。そして自分が彼女から激しい思慕を受けていたことを告白される。結婚してからもその愛は彼女を苦しめたが,今はようやく夫を愛する事ができるようになり新しい気持ちで夫との生活を始めようとしている事を知る。主人公はかって聡明なミス・ケントンが時折見せた感情的で不可解な行動が,押さえられない愛情の表現だったことに気づき,美しいウェイマス海岸の夕暮れの中で深い喪失感と悲しみにとらわれる。

端的に言えば大英帝国の落日と貴族社会に自己を同一化しすぎた男の悲劇である。
しかし,主人公の味わった悲哀が一つの国の一人の執事の体験に留まるならこの物語が広く世界中の人の心を捉えることはなかったと私は思う。人が社会の中で暮らす以上,会社や社会組織のために心身を捧げたとしても,その結果が自分にとってプラスの形で帰ってくることばかりではない。大英帝国の衰退に続いてヨーロッパの共産圏の崩壊,勝ち残った資本主義国もグローバリゼーションの大波の中で喘いでいる。いつの時代も人は同じように生きて行くしかないのかも知れない。また,ふとした誤解から愛する人と別れたり,友人と離れたりすることは多くの人が経験することだ。美しく平易な文章で綴られたスティーブンスの物語は人々の心の中からそうした記憶を揺さぶり起こすのだろう。

最後に,私がこの小説で最も魅力を感じるのはやはりミス・ケントンの描写だ。回想の中では気が強くて我がままな印象を与える彼女の言動の理由が,物語の最終盤の主人公に対する愛の告白から分かる。カードをめくるように過去の彼女を回想していくと,抑えに抑えた愛をそのような形で表現するしかなかったこの上なく可愛い女性の姿が現れて来る。その愛に応えることが出来なかった主人公の痛みが私の心にも突き刺さった。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.354
(4pt)

期待より良かった。

きれいな話でした。。泣けました。映画は見てないのですが、見てみたくなりました。
時代が変わってしまうことがこんな風に表現できるのだな。。と新鮮な思いもありました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.353
(4pt)

期待より良かった。

きれいな話でした。。泣けました。映画は見てないのですが、見てみたくなりました。
時代が変わってしまうことがこんな風に表現できるのだな。。と新鮮な思いもありました。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.352
(4pt)

期待より良かった。

きれいな話でした。。泣けました。映画は見てないのですが、見てみたくなりました。
時代が変わってしまうことがこんな風に表現できるのだな。。と新鮮な思いもありました。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.351
(4pt)

いさちゃん

古き良きイギリスの伝統が感じられて、なかなか味のある作品でした。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.350
(4pt)

いさちゃん

古き良きイギリスの伝統が感じられて、なかなか味のある作品でした。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.349
(4pt)

いさちゃん

古き良きイギリスの伝統が感じられて、なかなか味のある作品でした。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.348
(5pt)

旅の思い出

ロンドン郊外をドライブ旅行した時のことを思い出し、楽しく拝読いたしました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037