■スポンサードリンク


血と骨



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
血と骨
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)

血と骨の評価: 4.12/5点 レビュー 74件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全59件 41~59 3/3ページ
<<123
No.19:
(5pt)

比類無き、騒乱の迫力

騒乱の時代、昭和初期から中期にかけて、ある一人の、鬼をも凌駕する男、金俊平の血塗られた行き様を主体に、その時代に生きた朝鮮人社会の人間像絵巻。
 凄まじいまでの暴力と、騒乱の時代にとても言葉では言い表せないような衝撃を受けるのは間違い無いでしょう。淡々と描かれる修羅のごとく進む物語りに、現代の社会がいかに腑抜けて平和かがわかります。
 著者の父がモデルという事もあり、限り無いリアリティを感じ、ページを捲る手はとまる事の無い吸引力があり、読み終わった後の疲労感は、その時代に生きたかのような錯覚感を覚えます。
 表現的に少々惨い描写(乱闘シーンは圧巻。英姫逃避行のシーンは只々呆然)が多いのですが、そこを我慢して、沢山の人々に読んでもらいたい小説です。その時代は確かにあったのだから。現代に欠けている何かを感じ取れる小説だと思います。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069
No.18:
(5pt)

血と骨を受け継ぐ

恐ろしいのは金俊平の暴力ではなく、金俊平の拭う事のできない孤独感が何人をも遠ざける事である。常に一人で考え、一人で行動し自分の力だけですべてをかたずけてしまう。そして一人でかたずけられてしまうことが、ますます俊平を一人にさせてしまっている気がする。欲しいものは必ず手に入れようとする俊平は、その絶対的な力で手に入れる。周りのものはその規制のない行動に恐怖し、彼を恐れ誰も近づけない。そして孤独感がもたらす空虚な隙間を埋めるために、彼は夜な夜な酒を飲み、暴れまわる。それが孤独感に押しつぶされそうな夜に耐える金俊平の対処法なのだろう。読みどころは、金俊平というキャラクターだけではなく、その家族や回りの人間もである。金俊平に翻弄されながらも、力強く生きている家族や周りの人は、また違った強さを持って生きている。小説のスポットの当て方によっては、この周りの人たちも立派に主人公に納まるようなキャラクターである。この上巻は、戦争終結の時点まで進むが、上巻を読んでしまえばその最後が必ず気になる作品である。しかしその内容の重さに、嫌悪感を持つ人もいるであろう。ここまででなくても、酒に飲まれ暴れる人間は割りと多い。そんな人と幼少期に過ごしたことがある人は昔の記憶が蘇ったりするかもしれない。怪物といわれた男の物語です。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.17:
(5pt)

血と骨と

この下巻ですべての登場人物の人生が完結する。成漢だけはストーリーテーラーの役目を請負い最後に全てをまとめるが・・・やはりその最後にこのタイトルの意味が深く響く。下巻は俊平が蒲鉾工場を成功させ巨万の富を手に入れ更に力を手に入れていく。しかしどんなものにも押し寄せる老いというものが金俊平にも訪れる。そして病魔にも侵され過去の絶対的な力もなくしてしまう。そして金俊平の最大の敵は、自分の血を受け継いだ成漢になるのである、成漢によって自分の衰えを気づかされ、そして昔の自分を思い起こさせる幻影になるのである。(子供の成長が親の老いと反比例し、人が持つ老いの厳しさをうまく表している。)ほぼ全ての登場人物は人生の最後まで書かれていて、あまりいい死に方をした人たちがいないのは、下手にハッピーエンドを描こうとする小説ではなく、淡々とした現実に近い状況が描かれている事で、作者が何かを求めて書いている感じがするのである。骨は母から受け継ぎ血は父から受け継ぐという朝鮮の言葉からこの小説のタイトルができているらしいが、作者もこういう言ったことを感じていたのだろう。そしてこの小説の最後で、成漢がタクシーの中で考えている事は、それは作者自身が考えている事で、身を持って感じていることなのだろう。そしてこういったことを考える人たちは世の中にもたくさんいるはずだ。そしてそれが重荷になったり、それが力になったりするのだろう。本を読めばその読んだ本によって自分の考えが広がるものだが、この本もかなり考えさせられる本でした。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069
No.16:
(5pt)

一読して

吐き気を催してしまいました。 もう最初の数ページでノックアウト状態です。 主人公は破壊を具現化したような男で、職業は蒲鉾職人。 鮫に食べられて消化されかかった人間を一瞥し、普段と変わらず丸ごとカマボコにしてしまう主人公。 このくだりを読んだ私は食事がをスルのが怖くて・・・。 尊厳や性善・・・そんなもの何もない、ただ鬼がいる。 そう思いました。 実在の人物・・・と知って、余計に薄ら寒くなりました。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.15:
(5pt)

ついに映画化! 原作を超えられるか?

下巻は終戦後のどさくさの中から話が始まる。仲間を誘って蒲鉾工場をスタートさせる。許認可を市当局が食料統制令の中、認めないのを恫喝とデモの圧力で屈服させる。私生活の常軌逸脱の暴力と女癖はさらに加速し、妾を本妻のいる自宅をに住ませ、彼女が病気になると、その介護のためにまた別の女を呼び入れる。昔、見うけして病死した女の息子が自宅にやってくる。その息子もまた女を連れてくる。妾は亡くなり、本妻も死に、ついには主人公も脳梗塞にたおれ、家族からはこれまで自分が病人にしてきたのと同じ仕打ちをうけるはめになる。そして結末は、病気をかかえた身体で北鮮へ、わずかな期待を託して渡っていく。ひどい人間だとか、倫理がどうという次元を超えた人の背追って生まれてきた業というものを感じるほかはない。今月からこの小説を原作とした映画が公開される。監督は著者の「タクシー狂躁曲」を換骨奪胎して「月はどっちにでている」で賞を総なめにした崔洋一。主演はビートたけし。予想できる面々だが、原作でこれだけリアリティある描写と迫力を見せ付けられると、果たして原作を超えられるのか、興味がある。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069
No.14:
(4pt)

とにかく生き抜く男

上巻は、映画には描かれていなかった、英姫との馴初めや、
蒲鉾工場をやるまでの苦労などが描かれています。
下巻からは、映画とほとんど変わりません。
(もちろん映画とは、全く一緒ではありませんが。)
しかしながら、映画を観ても、本を読んでも、
やっぱり金俊平が怪物になる理由がわからなかった。
小さな頃から、悪童だった。暴力で解決するしか方法を知らなかった。
手塚治虫の「火の鳥・鳳凰編」の改心する前の我王みたいな感じ。
彼にとって、生きることが全て。
どんな手段でも生き抜くことが全て。
なんで、生まれてきたのか?とか生き抜く上で必要ないことは、全て必要ない。
どうして、そんな風な生き方しか出来なかったのか?という事自体、
彼にとっては、「机上の論」なってしまうのかも。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069
No.13:
(4pt)

血の骨と骨の血と

2004。 この小説は世に出るべくして出た作品であると考えます。 社会、経済、宗教、教育その他数えられるものすべての社会規範は、体内に流れる血の温かさも、精神的な骨芯も、いつの時代かにおきわすれてしまったようです。 封建社会を表した、「お前はワシの骨だ。 」のせりふも重なって作品に幅をもたせます。 貧困、差別、暴力、人々が目を背け忌避してきたものたちに、今惹かれるのは怖いもの見たさからだけではないのではないでしょう。 小説のキーワードとして私は、「個性、経済と社会差別、物事の根本、感情、親子、才能、」を見ました。 あなたはどうみますか?
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.12:
(5pt)

こんな時代があったことを忘れないでおきたい

騒乱の時代、昭和初期から中期にかけて、ある一人の、鬼をも凌駕する男、金俊平の血塗られた行き様を主体に、その時代に生きた朝鮮人社会の人間像絵巻。
 凄まじいまでの暴力と、騒乱の時代にとても言葉では言い表せないような衝撃を受けるのは間違い無いでしょう。淡々と描かれる修羅のごとく進む物語りに、現代の社会がいかに腑抜けて平和かがわかります。
 著者の父がモデルという事もあり、限り無いリアリティを感じ、ページを捲る手はとまる事の無い吸引力があり、読み終わった後の疲労感は、その時代に生きたかのような錯覚感を覚えます。
 表現的に少々惨い描写(乱闘シーンは圧巻。英姫逃避行のシーンは只々呆然)が多いのですが、そこを我慢して、沢山の人々に読んでもらいたい小説です。その時代は確かにあったのだから。現代に欠けている何かを感じ取れる小説だと思います。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.11:
(5pt)

悪漢小説に震撼

映画「月はどっちにでている」の原作者、梁 石日が満を持して、書き下ろした悪漢大衆小説。 読者のストーリー展開を次から次へと突き放す暴力と破壊を繰り返す主人公。 著者の父がモデルとされているが、これまで聖域だった在日文学がこの悪漢小説で解き放たれた感がある。 戦後の在日の人々の無法地帯での苦渋とそこを行きぬくための生=欲望。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.10:
(4pt)

絶望の果てにあるもの

破壊的、破滅的、当方もなく暴力的、利己的・・・ いくら憎くても、決して抗うことのできない運命、 そして“血”という絆。 愛情や憎しみ、哀しみといった形のない感情ではなく、 “血”という物質的なしがらみが死ぬまでつきまとい、 我々人間という生き物の無力さを強烈に感じさせる。 でも本書は決して絶望では終わらない。 生きることは、その絶望の果てにある希望を見つめ続ける ことによって、その価値を見出せるのだ。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.9:
(4pt)

積み木くずし・親父版

と、個人的には名づけていますが愛憎だけでは済まされない、のっぴきならない親子関係を見せられてただただ「自分の親じゃなくてよかった」と胸を撫で下ろすばかりです。 暴力、性欲、吝嗇と人間の業の塊のような男・金俊平は反面教師のようにろくでもない男ですが神をも恐れぬ風貌で屹立する姿は、まさに神、もしくは鬼神の化身のごとく時には崇め、畏れの対象として貫禄十分でそれゆえにあくまで人間である彼の悲劇を読むにつけ完全でない人間のままならなさを痛いほどに伝えているような気がする。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.8:
(4pt)

こんな夫、ほんとうにやだ

金俊平、すごい人です。 私が妻だったらどうしただろう。 夫のために、逃げる母子の姿を思うと、恐ろしさと悔しさで涙が止まりませんでした。 暴力のシーンがリアルで怖い。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.7:
(5pt)

映画を見る前に

2004年秋ロードショー予定と言われる「血と骨」を是非とも読んでみたいと、探したがなかなか見つからず、ようやく探して、一気に読んでしまいました。暴力に対して、最初はちょっと抵抗もありましたが、そこを少し通り抜けると、不思議と次に読み進まないと気が済まなくなってしまいます。主人公の金俊平の、暴力で何事も解決してしまう、と言う生き様にはとてもついてはいけません。けれども、その暴力にはそれなりの理由があり、また酒の力を借りての仕業はどうしても畜生ではなく人間であることを感じずにはおれません。この小説の中の、金俊平と周囲の人々の生き様が、現実の在日朝鮮人の日本での戦前戦後の歴史なのかと考えると、戦争を知らない世代にとって、かなり勉強になります。
血のつながり、家族とは何か、民族とは何か、ひとりひとりが心の中に思い浮かべること間違いなしです。映画がとても楽しみです。
血と骨Amazon書評・レビュー:血と骨より
4877282106
No.6:
(5pt)

人生って「因果応報」、しでかしたことははね返るもの

こんなにひとでなしな主人公に出会ったのは生まれて初めて、度肝を抜かれました。(実在の方がモデルなのかしら?だとしたら恐ろしい)腕っ節の強さでのし歩き、なんでも力でねじ伏せて駆け抜けた人生・・周囲の人々の善意がなければそこらのドブ川でのたれ死んでいてもおかしくないのに。英姫さん、奴に優しすぎた。花子ちゃんも含めてあまりにも悲しい最期には涙がでました。私が奴の家族だったら・・例え臭い飯を何年かくらってでも寝首をかいて殺したでしょうね。奴の晩年は哀れで滑稽ささえも感じました。結局自らがしでかしてきたことが全部はね返ってきたんですもの。「因果応報」この言葉がこれほどしっくりくる物語ってそうそうないかもしれません。重量感はありますが読んで損はないと思います。しかしこの本を映画にするらしいですが、どこまで描ききれるんでしょう、興味津々です。
血と骨Amazon書評・レビュー:血と骨より
4877282106
No.5:
(5pt)

猛烈な本

ここにあるのは圧倒的な人生とそして強烈な主人公の姿。 なんて自分勝手な野郎なんだ、と憤りだけで上下刊を一息に読み終えてしまった。 ただし、読後感はけして幸せなものでは無い。 著者自身が新潮社のサイトで書いていたけど、この本はきっと著者の人生の懺悔なのだ。 ずしりと来るけれど大人の男なら一度は読まなければいけない。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069
No.4:
(5pt)

圧倒的な存在感

こんな人間が存在していいのか!  そんな思いを絶叫したくなるほど、主人公は強烈な存在だ。  暴力をほしいままにし、家庭でも外でも独裁者でいた。  しかし、そんな主人公の姿を読むにつれ、嫌悪感よりもドキドキするような奇妙な高揚感が心に満ちてくる。  そんな不思議な作品だ。  並みのパワーではくたびれてしまう。 立ち向かうパワーがある方にお勧めします。
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.3:
(5pt)

眠れないほどの興奮

つらい物語で主人公の俊平もとてもひどい信じられない位ひどい人間像なのだが、読んでいくうち、その人間像がどんどん魅力的に感じてしまう。 不思議。 ヤンソギルの本はこれが初めてだったのだが、もうその独特の世界にひきこまれて、眠れず一気に読んでしまった!嫌いな人もいるだろうけれど、はまる人はとことんはまる本だと思います。 価格的に損はなし!
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.2:
(4pt)

悲惨!だけどリアル

餓死寸前になり汚い身なりをして浮浪する母娘を,自分は助けるだろうか。 おにぎりのひとつも手渡しはしても,それ以上のことは私にはできないだろう。 身勝手で暴力をふるう夫,耐える女,当然のように行われる朝鮮人に対する差別(小説の舞台は1920年代頃から),そして戦争。 すべてが理不尽で胸が痛い!
血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344401050
No.1:
(5pt)

ふつうの人たちのエゴが生み出した化け物

主人公・金俊平はひどい人間である。酒を飲んで暴力をふるう。大金持ちになってもケチ。誰も信じようとしない。女は性の対象としては必要、子供も必要だが、絶対信用しない。気をゆるせる人はほとんどいない。型破りな行動と体力があり、極道さえも恐れる。
 ただ、常識的な見方をした場合、少しだけいいところもある。比較的きれい好き、自分で手と時間をかけて料理を作る・・・ゲテモノ料理だが食べてみるととてもおいしいものもある。ケチな反面、節約もする。服を着飾ったりして見栄をはることは一切しない。そして、徹底した個人主義を守るためならば極道とでも戦う意志と体力がある。
 多くの日本人たちは、金俊平とは逆の性格だろう。人と協調(するふりを)しているが実は迎合している。ちょっとお金があれば外見を整えて見栄を張りたがる。料理はインスタント化、料理に限らず自分ではなるべく手をかけずサボろうとする。
 金俊平という化け物は、そんな周囲のふつうの人たちのエゴが生み出した化身ではないか。そして、俊平が借金を取り立てる相手や見栄っ張りな極道に対して破天荒な暴力を容赦なくふるう時、一瞬だが快感を覚えた。体裁で改まったフリをしている世の中をぶっこわす快感だった。
 通読すると、いろいろな人の一生を短時間で見せらた気になる。苦労し耐えながら生きた俊平の本妻も病気が見つかった後はすぐに鬼籍の人に。超人俊平も時間の流れには逆らえない。人は何のために苦労して生きるのか、はかない気持ちになる。
血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401069

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!