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嵯峨野あやつり異聞 浄瑠璃グラン=ギニョル
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嵯峨野あやつり異聞 浄瑠璃グラン=ギニョルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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古典的な浄瑠璃を題材としているため、 一瞬とっつきにくさを感じる人もいるかもしれません しかしそれは違います。 作者の狙いはそんなことではありません。 「生きる」ということ。 これをこんなにも真摯に向き合い唱えた小説はありません。 どこにもジャンル分けのできない作品です。 これはミステリーという仕掛けがかけられた推理小説ではないのです。 生きることこそミステリーなのです。 そして、強い希望を感じさせる作品です。 | ||||
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禍々しい空と恐ろしいほど巨大な月を背に立つ、沈んだ色彩の壮年男性二人。 陰惨なストーリーが詰まっているかと思いきや、表紙絵手前の竜胆のような印象が残る小説です。 千年の都に秘められた願い、力。 壮大な舞台で踊るのは人か傀儡か、救いは得られるのか。 静かに深みを増す展開に、先が気になってページを捲るのがどんどん早くなってしまいました。 大切な誰かを助けようとする気持ちが縺れ合い悲劇に繋がるやるせなさ。 読み終わった後は爽やかな余韻に浸りつつ、自分の無自覚な生き方について考えてしまいました。 素晴らしい小説です。 ただし、ガチガチの推理を楽しむには向いていないかもしれません。 | ||||
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