■スポンサードリンク
石の記憶
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
石の記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
氏の作品は東北を舞台として歴史小説が有名ですが、「母の死んだ家」を読んで流石はミステリー作家だなと唸ってしまいました。伏線の回収が秀逸で短編小説でありながらも非常に読み応えがありました。タイトルでもある「石の記憶」については、大湯ストーンサークルを舞台としたSFチックな物語です。こちらについては、「石の記憶」だけの内容だと単なる歴史SFに思えますが、「龍の柩」と併せて読むと(賛否分かれると思いますが)氏の壮大な歴史観が理解出来ると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
秋田県の大湯ストーンサークルを巡る歴史を霊能力者の力を借りて解きあかしていくというSFともファンタジーともつかない仕立て方で描いた作品。十和田湖の噴火と絡めてその土地に秘められた謎を解きあかしていくストーリーはそれなりに面白く読めた。しかし、ストーンサークルに宇宙人介在の説があるからって、もろに空飛ぶ円盤や宇宙人を登場させるってあまりにもベタに過ぎないか!? この作品、「日本繚乱」と題した連載形式で、47都道府県毎に、書き連ねる最初の秋田県編だったのだけど、連載媒体の雑誌が休刊になってしまって、この一遍だけで終わってしまったらしい。う~む。せめて作者と縁の深い東北6県だけでも書き続けてほしかったなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作他九編の未収録作品が並んでいます。 特に表題作は、そのうちの半分を占める中編です。 「解説」で、この作品の生まれた経緯が述べられていますが、「日本繚乱」というシリーズの第一作として書かれたもので、その後、掲載雑誌がなくなってしまい一作しか書かれなかったものだそうです。 この作品は、秋田県の鹿角市のストーンサークルをテーマに、そこに記憶された創世記時代の物語を描いています。 作者得意の作品群ですが、そこには大自然の驚異と人間の微力さが描かれています。 そこには、恐ろしいまでの自然の力と美しさがあり、その中で微力ながら知恵で生き抜く人間たちの逞しさがあります。 このシリーズの目標は、各県一作だったようですが、当初の構想のまま実現していたら、各県の伝承が物語として蘇り、素晴らしい作品群になったように思います。 残念です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!