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流れ星の冬
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流れ星の冬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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納期が早く、本も綺麗だった。 大変満足! | ||||
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新宿鮫で先生が賞をとったその年に、初版が出たというこの作品です。 そういう意味では、先生がものすごく油の乗った時期に書いた1冊のはず。 今思えば、なんで売れっ子先生がこんなじいさんを主人公にしたような、 冒険小説を書いたのか不思議でならないのですが、いまならわかる気がします。 というか売れっ子だった先生があえて、こんな、 下手をするとコメディにしかならないような ジジイファンタジーを書いてくれていたんですよね。 いま読み返すと、当時から先生の作品を読んで自分自身も年を重ねて まさしくこの主人公たちのような年に近づいてきた自分らにとっては、 小学生が校庭に埋めたタイムカプセルを掘り返すような贈り物の一冊なのでした。 じつは一見派手さはないけど長く読んでもらえる1冊だったんです、これは・・・。 そういう意味では、大沢在昌の天才性や娯楽性、先見性を新宿鮫と同レベルで出した作品だと思います。 この作品で描かれた時代はまだ携帯電話が一般的に普及していないような時代。 なのでいちいち固定電話です(笑) そんな時代に、戦後を引きずった還暦を過ぎたじいさんどもが、 この先悔いが残らないように自分の人生の精算するがごとく、最後の花を咲かせる話なのです。 正直、若いときにこれを読んだときはちっとも面白くなかったです。 だって気持ち悪かったもの。そんな65歳のじいさんが若い娘に惚れられてとか、かっこつけてるとか。 ありえないと思っていました。 でもいまになって還暦を感じ始めて改めて読むと、65歳なんて、そのへんにたくさんいるけど たしかに若いし、金持ってるし、元気だわと思い直しましたね。老害のような変な人も多いけどねw この年になって読み直すと、 まさしく新宿鮫の最盛期を彷彿とさせる1冊だったわけです。 ラストのやりとりなんて、新宿鮫の1を彷彿させる緊張感があります。 ただなんていうかね、やっぱり登場人物が枯れた人たちだからね。 なんかあったときの儚さがどうにも感じられないのは事実。 だってどうせ老い先短いしなあってのが、ベースになるので。。。 でもまあ、 なんだか、読み終わったあと、先生、ありがとうと、しみじみ思いました。 ずっとファンでいてよかったです。 最新作の新宿鮫、連載が始まっているみたいですが、絶対買います。期待してるよ! | ||||
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主人公がちょうど、今の自分の年齢とおなじなので、非常に興味深く楽しんで、読んだ。 | ||||
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しっかりハードボイルドしてるぜ!主人公が65歳の大学教授にも関わらず、しっかりと男の世界を描いた異色のハードボイルド小説なのである。 大学教授として、平穏で優雅な暮らしを送る葉山英介は40年前まで、伝説の強盗団『流星団』の一員だった。『流星団』の最後のヤマを巡り、葉山は再び闇の世界に足を踏み入れる。 葉山と暮らすゲイの甥の薫、かつての葉山の仲間の阿比、志木、塚本、倉地と主人公の脇を固める登場人物が一癖も二癖もあり、魅力的だ。また、葉山らが巻き込まれるトラブルと葉山らの過去が明かされていく過程が交錯するストーリー展開が面白い。昨今、このような男の世界を描いたハードボイルドにはあまりお目にかかれなくなった。 | ||||
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すでに人生の折り返し地点を越えた男たちの物語で、その為か派手なドンパチはなく その代わり男の矜持や維持といった哲学的な流れが多く、全体的にしっとりした展開だが 基本的に悪くない だが主人公が老人なのに濡れ場があったりホモ要素があったり、序盤小悪党っぽかった黒幕が 終盤妙に男のポリシー的な持った男になってたりとやや気になる部分はあったが酷いという ほどではないだろう 無難に楽しめる一冊 | ||||
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久々に大沢作品を読みました。 私が読んだのは2007年11月30日第16刷です。 やはり、かなり読まれているんですね。 40年近く前に闇の稼業から足を洗い、大学教授として平和に暮らしていた「葉山」が主人公です。 ある日突然「葉山」の過去を知るものから追われ始めます。 葉山は、自分自身に拘り眠っていた心の牙をむき出し、相手に挑みます。 葉山の言動の中に男ならこんな風に年輪を重ねたいな、と言う部分が多々出てきます。 スムースな物語の展開と結末、新年早々、すっきりしました。 | ||||
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昔、強盗団で、足を洗ってウン十年の大学教授が、過去を知るものに狙われる・・・ってのが良くあるシチュエーションだが、相変わらずの大沢味が効いていてスカっとします。 いつもの大沢ものとは、やや違うが、読後の後味はいつも通り最高に良いです。 一度決めたら自分の意志を譲らない主人公の強さ(嫌味の無いその度合い)は「やっぱり、大沢ものはいいなー」と・・「男はこうありたいなー」と・・・・理想ですな。 | ||||
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