銃・病原菌・鉄

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評判

銃・病原菌・鉄の評価:

4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク

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平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全972件 921〜940 47/49ページ
No.52
(5pt)

優しげで残酷な、、

著者は「世界のさまざまな民族がそれぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜか?」という問いとその答えの追求は、西欧中心主義からでも文明礼賛からでも支配の正当化のためでもなく、あくまでも人類の歴史の理解のためだという。
 確かに著者にとってはそうなのだろう。本書の中で紹介されるニューギニアの現地人や、農村で働くインディアンに対する著者の視線は自意識の歪んだ差別主義者のものではなく、人間に対する深い理解に基づく優しさをもっている。

 本書の結論は大陸ごとに異なる自然環境<1=食糧生産に有利な生物相の問題 2=大陸の面積、形、位置 3=他の大陸との位置関係など>が、人口や技術、社会制度、病原菌への抵抗力といった要因を導き、それが大陸単位でみたとき、各大陸の住民へ多大な影響を及ぼし、現在の大きな差を、支配的な人々と被支配的な人々を生み出すことになったという。
 本書は「大陸」という規模で考えたときにおいては、とても説得的な答えを、その問いに対して提供している。
 
 ところで著者はかたくなに人種的な差がその結果を生み出した原因ではないという。
 しかし、ここで求められた答え「自然環境」と「時間の経過」という2つの原因は、人種差別よりも、はるかに厳しい運命として現代社会で被支配的な地位にある人たちの前に立ちはだかっている。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.51
(5pt)

優しげで残酷な、、

著者は「世界のさまざまな民族がそれぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜか?」という問いとその答えの追求は、西欧中心主義からでも文明礼賛からでも支配の正当化のためでもなく、あくまでも人類の歴史の理解のためだという。
 確かに著者にとってはそうなのだろう。本書の中で紹介されるニューギニアの現地人や、農村で働くインディアンに対する著者の視線は自意識の歪んだ差別主義者のものではなく、人間に対する深い理解に基づく優しさをもっている。

 本書の結論は大陸ごとに異なる自然環境<1=食糧生産に有利な生物相の問題 2=大陸の面積、形、位置 3=他の大陸との位置関係など>が、人口や技術、社会制度、病原菌への抵抗力といった要因を導き、それが大陸単位でみたとき、各大陸の住民へ多大な影響を及ぼし、現在の大きな差を、支配的な人々と被支配的な人々を生み出すことになったという。
 本書は「大陸」という規模で考えたときにおいては、とても説得的な答えを、その問いに対して提供している。
 
 ところで著者はかたくなに人種的な差がその結果を生み出した原因ではないという。
 しかし、ここで求められた答え「自然環境」と「時間の経過」という2つの原因は、人種差別よりも、はるかに厳しい運命として現代社会で被支配的な地位にある人たちの前に立ちはだかっている。

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.50
(5pt)

事実上『病原菌』

要約すれば、 ばい菌が多いところにいた方が人間は強くなる。 そしてばい菌を多くするには都市化が必要だ。 結局、人類史の謎を病原菌だけで説明されています。 「不便だがかっこつけて使っているだけ」との日本人の漢字使用に関する考察を見るに、 案の定西欧的価値観に偏ったトンデモ論がありますが、 この種の解説書としては比較的視点がグローバルです。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.49
(5pt)

事実上『病原菌』

要約すれば、 ばい菌が多いところにいた方が人間は強くなる。 そしてばい菌を多くするには都市化が必要だ。 結局、人類史の謎を病原菌だけで説明されています。 「不便だがかっこつけて使っているだけ」との日本人の漢字使用に関する考察を見るに、 案の定西欧的価値観に偏ったトンデモ論がありますが、 この種の解説書としては比較的視点がグローバルです。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.48
(4pt)

全く新しい視角からの人類社会史

1万3000年にわたる人類史について、紀元前1万1000年、最終氷河期が終わった時点では人類はみな狩猟採集生活を送っていたが、その後これが農業を基盤とした政治構造への移行、文字の普及などにおいて地域的な差(西ユーラシアと新大陸)が生じることとなったのはなぜか、という問題関心から叙述している。

 西ユーラシアと新大陸の歴史的経路の差異は、大陸によって栽培化や家畜化可能の動植物が異なっていいたこと、病原菌が異なっていたこと、人びとが定住生活を開始した時期が異なっていたこと、陸塊の広がる方向(ユーラシアは東西、新大陸は南北、同緯度の広がりである東西の広がりのほうが、緯度がまちまちである南北の広がりよりも動植物の栽培化、家畜化に有利である)が異なっていたこと、生態系が異なっていたことで引き起こされたことなどに触れられ、非常に興味深い内容である。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.47
(4pt)

全く新しい視角からの人類社会史

1万3000年にわたる人類史について、紀元前1万1000年、最終氷河期が終わった時点では人類はみな狩猟採集生活を送っていたが、その後これが農業を基盤とした政治構造への移行、文字の普及などにおいて地域的な差(西ユーラシアと新大陸)が生じることとなったのはなぜか、という問題関心から叙述している。

 西ユーラシアと新大陸の歴史的経路の差異は、大陸によって栽培化や家畜化可能の動植物が異なっていいたこと、病原菌が異なっていたこと、人びとが定住生活を開始した時期が異なっていたこと、陸塊の広がる方向(ユーラシアは東西、新大陸は南北、同緯度の広がりである東西の広がりのほうが、緯度がまちまちである南北の広がりよりも動植物の栽培化、家畜化に有利である)が異なっていたこと、生態系が異なっていたことで引き起こされたことなどに触れられ、非常に興味深い内容である。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.46
(5pt)

戦争がなくならない理由がちびっとわかった気がする。

人類の住んでいる地域が少なかった頃は、旅や航海の得意な民族が勢力を広げていった。けど、地球中に既に人類が住み着いちゃってる現代に領土を広げていくのは、先に住んでいた人を押しのけ、自分の支配下におきたいという欲求の強い民族が勢力を広げていくことになるんだよね。
何が淘汰されずに生き残るのに有利かは、時代によって移り変わってきたようだから、この先も変わるかもしれないけれど。
そういう視点で歴史を見たことがなかったし、歴史嫌いだったけど、歴史って興味深いところもあるなぁと、この本を読んで思った。
「利己的な遺伝子」を読んだときと似たようなおもしろさがあった。仮説としておもしろいと言うか・・・それで、現状の貧富の差をどう見るのかとかどう解決するのか?ということの答えをこの本に求めようとすると批判とかあるのかもしれませんけど。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.45
(5pt)

戦争がなくならない理由がちびっとわかった気がする。

人類の住んでいる地域が少なかった頃は、旅や航海の得意な民族が勢力を広げていった。けど、地球中に既に人類が住み着いちゃってる現代に領土を広げていくのは、先に住んでいた人を押しのけ、自分の支配下におきたいという欲求の強い民族が勢力を広げていくことになるんだよね。
何が淘汰されずに生き残るのに有利かは、時代によって移り変わってきたようだから、この先も変わるかもしれないけれど。
そういう視点で歴史を見たことがなかったし、歴史嫌いだったけど、歴史って興味深いところもあるなぁと、この本を読んで思った。
「利己的な遺伝子」を読んだときと似たようなおもしろさがあった。仮説としておもしろいと言うか・・・それで、現状の貧富の差をどう見るのかとかどう解決するのか?ということの答えをこの本に求めようとすると批判とかあるのかもしれませんけど。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.44
(5pt)

読んで損無し

初期条件のわずかな違いが大きな差を生み出す。
なんだか、カオス理論かなにかみたいだけど、ぎゅうっと要約するとこの一言につきる。
栽培に適した作物や家畜化可能な大型哺乳類の有無なんかで、
大陸が東西に広いか南北に長いかどうかで、あなた(と御先祖さま)は「文明」の支配者(もしくは被支配者)になることが決められていた。いやあ、運命論だね。
つまり、日本列島がユカタン半島の先っぽにでもあったとしたら(例えがメチャクチャですね、スイマセン)、日本人の95%は死んでいたということ。なるほど、歴史は些細なことの積み重ねではないのだな~。
とにかく、説明が論理的だし、知識が豊富。目からうろこ落ちまくりです。
ただ、繰り返しが多い分、ちょっと長いよと感じる部分があったのも事実。
あと、それは違うんじゃないかという部分もあったが、それでも面白いことには変わりない。
1万3000年の人類の歴史を一冊の本にまとめようとした著者の心意気にあっぱれ。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.43
(5pt)

読んで損無し

初期条件のわずかな違いが大きな差を生み出す。
なんだか、カオス理論かなにかみたいだけど、ぎゅうっと要約するとこの一言につきる。
栽培に適した作物や家畜化可能な大型哺乳類の有無なんかで、
大陸が東西に広いか南北に長いかどうかで、あなた(と御先祖さま)は「文明」の支配者(もしくは被支配者)になることが決められていた。いやあ、運命論だね。
つまり、日本列島がユカタン半島の先っぽにでもあったとしたら(例えがメチャクチャですね、スイマセン)、日本人の95%は死んでいたということ。なるほど、歴史は些細なことの積み重ねではないのだな~。
とにかく、説明が論理的だし、知識が豊富。目からうろこ落ちまくりです。
ただ、繰り返しが多い分、ちょっと長いよと感じる部分があったのも事実。
あと、それは違うんじゃないかという部分もあったが、それでも面白いことには変わりない。
1万3000年の人類の歴史を一冊の本にまとめようとした著者の心意気にあっぱれ。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.42
(5pt)

今年1番の本でした

「へ~」ボタンを押させながら、いつのまにか世界の全体像が見えてきます。 世界には発展国と途上国があるわけです。 この本が答えるのは、「なぜ、発展国は発展国になったか?」です。 日本が発展しているのはなぜか?日本人が優秀で勤勉だから? 日本人に天才がいた? 文化的背景? 世界で起きた事実の断片を著者は、これでもか!これでもか!とだしていくわけです。 読み終わるときは、それがジグソーパズルにように集まり、世界が見えてきます。 これを読んだあとは、人種差別とか、狂信的な愛国心とか、なくなりますね。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.41
(5pt)

今年1番の本でした

「へ~」ボタンを押させながら、いつのまにか世界の全体像が見えてきます。 世界には発展国と途上国があるわけです。 この本が答えるのは、「なぜ、発展国は発展国になったか?」です。 日本が発展しているのはなぜか?日本人が優秀で勤勉だから? 日本人に天才がいた? 文化的背景? 世界で起きた事実の断片を著者は、これでもか!これでもか!とだしていくわけです。 読み終わるときは、それがジグソーパズルにように集まり、世界が見えてきます。 これを読んだあとは、人種差別とか、狂信的な愛国心とか、なくなりますね。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.40
(5pt)

世界の歴史を考える際の必修の書

著者はアメリカ大陸とユーラシア大陸で文明の格差が発生した根本的な原因は大陸の長軸の方向の違いだと言う。文明の発達過程において、植物栽培や家畜飼育が人口を増加させ余剰生産物を生み、そこに技術や文化が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。そんな状況の中で、緯度が異なれば植物栽培や家畜飼育の方法も全く異なってくる事がアメリカ大陸での技術の発展を妨げた。
著者はアメリカ大陸では同一の種が栽培・飼育される過程において、試行錯誤によってもたらされる技術の集積が困難であったと、全く斬新でかつ理論に破綻のない展開を行っている。過去の仮説を、時に十分なエビデンスから否定し、あるいは的確に引用している。他の論理の追従を許さない理論展開はさすがである。
ただし、全体がやや冗長であるのが唯一の問題点かもしれない。原著は1冊であるが、日本語翻訳版でも1冊にまとめるぐらいの長さにしてほしかった。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.39
(5pt)

世界の歴史を考える際の必修の書

著者はアメリカ大陸とユーラシア大陸で文明の格差が発生した根本的な原因は大陸の長軸の方向の違いだと言う。文明の発達過程において、植物栽培や家畜飼育が人口を増加させ余剰生産物を生み、そこに技術や文化が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。そんな状況の中で、緯度が異なれば植物栽培や家畜飼育の方法も全く異なってくる事がアメリカ大陸での技術の発展を妨げた。
著者はアメリカ大陸では同一の種が栽培・飼育される過程において、試行錯誤によってもたらされる技術の集積が困難であったと、全く斬新でかつ理論に破綻のない展開を行っている。過去の仮説を、時に十分なエビデンスから否定し、あるいは的確に引用している。他の論理の追従を許さない理論展開はさすがである。
ただし、全体がやや冗長であるのが唯一の問題点かもしれない。原著は1冊であるが、日本語翻訳版でも1冊にまとめるぐらいの長さにしてほしかった。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.38
(5pt)

まう(@@:

何も言うことはありません。 圧巻の一言です。  ただ一言付け加えるなら、文明の黎明期以前からの人類史という深遠なテーマについて、いままで誰一人として真っ向から立ち向かい、統合された形で読者に提示することはなかったのではないのでしょうか。  まさに著者であるジャレド・ダイアモンド一人のみがなしえた労作でしょう。 一般向けではないような重厚なテーマを扱った著作であるにもかかわらず、継続的に高評価のレビューが書き込まれていることも、この著作の素晴らしさを物語っていると思います。  私は墓場に持っていく本の中の一冊にこれを選びますね(謎  それくらい何度読み返しても読み応えがあるでしょう。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.37
(5pt)

まう(@@:

何も言うことはありません。 圧巻の一言です。  ただ一言付け加えるなら、文明の黎明期以前からの人類史という深遠なテーマについて、いままで誰一人として真っ向から立ち向かい、統合された形で読者に提示することはなかったのではないのでしょうか。  まさに著者であるジャレド・ダイアモンド一人のみがなしえた労作でしょう。 一般向けではないような重厚なテーマを扱った著作であるにもかかわらず、継続的に高評価のレビューが書き込まれていることも、この著作の素晴らしさを物語っていると思います。  私は墓場に持っていく本の中の一冊にこれを選びますね(謎  それくらい何度読み返しても読み応えがあるでしょう。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.36
(5pt)

面白いし読みやすいし

最近になってこの本を読み返そうと考え,購入したのですがやはり面白いの一言につきます.別に民俗学なんかに通じていなくても,誰もが問題なく実感できる適切な説明と,皆が知っている事例を具体例を挙げて充分理解させてくれます.そしてこの本の内容は今なお私に新鮮な衝撃を与えてくれました.  しかし,例えば恐竜が巨大隕石によって絶滅したという「仮説」が皆に検証抜きで「真実」として早合点させるような,そんな魅力を備えた本であるようにも感じます.飽くまでこれは著者が著者なりに纏めた総説なのだと捉えて読めば,よりこの本を魅力的に読むことができるでしょう.
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.35
(5pt)

面白いし読みやすいし

最近になってこの本を読み返そうと考え,購入したのですがやはり面白いの一言につきます.別に民俗学なんかに通じていなくても,誰もが問題なく実感できる適切な説明と,皆が知っている事例を具体例を挙げて充分理解させてくれます.そしてこの本の内容は今なお私に新鮮な衝撃を与えてくれました.  しかし,例えば恐竜が巨大隕石によって絶滅したという「仮説」が皆に検証抜きで「真実」として早合点させるような,そんな魅力を備えた本であるようにも感じます.飽くまでこれは著者が著者なりに纏めた総説なのだと捉えて読めば,よりこの本を魅力的に読むことができるでしょう.
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.34
(5pt)

人類の歴史研究の”画竜点睛”

1万4千年前以降の人類の進化・発展が、立体的にぐいぐいと迫ってきました。本書のストーリーの構築の土台には、数百年にわたる膨大な事実の収集(遺跡の発掘や現代の人類のフィールドワーク)があったのだとおもいますが、その巨大な情報の蓄積に、芯となる目を書き入れた感があります。図表を多用せずに文章だけでここまで表現し伝えられる著者の能力に驚きます。
 家畜・作物等の原種の有無、それが大陸内・大陸間で伝播する条件の差、で鮮やかに人種間の興亡を描ききっています。それでいてセンセーショナルな誇張を排し、正確な事実の積み重ねと著者の仮説を分けていることに好感をもちます。今まで持っていた歴史観を揺さぶられる内容でした。
 特に、「言語」についての考察には興奮を覚えました。「言語」は、外部的なDNAといえるものなのだと感心させられました。文化を伝える現実の道具としてだけでなく、その経緯の痕跡が残っている点もDNAと似ています。この外部的DNAを持ったことが人類の進化を加速化させたのですね。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.33
(5pt)

人類の歴史研究の”画竜点睛”

1万4千年前以降の人類の進化・発展が、立体的にぐいぐいと迫ってきました。本書のストーリーの構築の土台には、数百年にわたる膨大な事実の収集(遺跡の発掘や現代の人類のフィールドワーク)があったのだとおもいますが、その巨大な情報の蓄積に、芯となる目を書き入れた感があります。図表を多用せずに文章だけでここまで表現し伝えられる著者の能力に驚きます。
 家畜・作物等の原種の有無、それが大陸内・大陸間で伝播する条件の差、で鮮やかに人種間の興亡を描ききっています。それでいてセンセーショナルな誇張を排し、正確な事実の積み重ねと著者の仮説を分けていることに好感をもちます。今まで持っていた歴史観を揺さぶられる内容でした。
 特に、「言語」についての考察には興奮を覚えました。「言語」は、外部的なDNAといえるものなのだと感心させられました。文化を伝える現実の道具としてだけでなく、その経緯の痕跡が残っている点もDNAと似ています。この外部的DNAを持ったことが人類の進化を加速化させたのですね。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
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