銃・病原菌・鉄

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評判

銃・病原菌・鉄の評価:

4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全972件 841〜860 43/49ページ
No.132
(4pt)

人類の発展と今なお続く民族問題を解きほぐす1冊

下巻最初の第3部までは、人類史においていかに「社会」が構築されてきたのか、
食料、文字、技術などの発明を経て、最終的には国家につながる社会の形成について語られる。
ここまでが一番大きなテーマである、世界の地域格差を作ったものは何だったのかを理解するための基礎である。
下巻第4部からは実際に各大陸の分析が行われる。
筆者の圧倒的な調査量・知識量を踏まえた緻密な論証の積み上げは、読むものを圧倒する。
(個人的には、ちょっと緻密に積み上げすぎて、いささか間延びする感もなくはなかったが。。。)

人類そして世界がいかに進化を遂げてきたのか。
今なお続く民族紛争についても、そもそもなぜ各民族に違い・格差が生まれたのか?
人類が発展する過程で内在してきた問題を理解する上でも、非常に有効な一冊である。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.131
(4pt)

人類の発展と今なお続く民族問題を解きほぐす1冊

下巻最初の第3部までは、人類史においていかに「社会」が構築されてきたのか、
食料、文字、技術などの発明を経て、最終的には国家につながる社会の形成について語られる。
ここまでが一番大きなテーマである、世界の地域格差を作ったものは何だったのかを理解するための基礎である。
下巻第4部からは実際に各大陸の分析が行われる。
筆者の圧倒的な調査量・知識量を踏まえた緻密な論証の積み上げは、読むものを圧倒する。
(個人的には、ちょっと緻密に積み上げすぎて、いささか間延びする感もなくはなかったが。。。)

人類そして世界がいかに進化を遂げてきたのか。
今なお続く民族紛争についても、そもそもなぜ各民族に違い・格差が生まれたのか?
人類が発展する過程で内在してきた問題を理解する上でも、非常に有効な一冊である。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.130
(5pt)

痛快な知的冒険

600ページ強ありますが,面白くてあっという間に読み終えてしまいました。

この本で扱っているテーマは,”歴史上,旧大陸(ヨーロッパ)の人間が,新大陸(アメリカ・オーストラリア)を支配するに至ったのはなぜなのか”という問いです。
その答えは,タイトルの通り,「銃・病原菌・鉄」であることが冒頭で考察されています。
しかし,本書の考察はそこにとどまりません。
銃・病原菌・鉄が鍵であったとしても,
新大陸も資源が豊富なのに,なぜ銃のような発明品が生まれなかったのか,
なぜヨーロッパ人たちは新大陸の病原菌の犠牲にならなかったのか,など,
と次々と新しい謎が生まれてきます。
本書はそれらの謎についても,科学的に裏付けのある証拠と共に,明快な答えを提供してくれます。
そして,本書の特徴は,その答えを,新大陸・旧大陸の人種の違いではなく,大陸の地理的特徴に求めるところにあります。
各々の大陸データを比較した客観的証拠と共に提供される考察には,本当に納得させられます。

謎の答えが気になり,気づけばどんどん読み進めてしまいました。読み終わったあとは,人に薦めたくなります。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.129
(5pt)

痛快な知的冒険

600ページ強ありますが,面白くてあっという間に読み終えてしまいました。

この本で扱っているテーマは,”歴史上,旧大陸(ヨーロッパ)の人間が,新大陸(アメリカ・オーストラリア)を支配するに至ったのはなぜなのか”という問いです。
その答えは,タイトルの通り,「銃・病原菌・鉄」であることが冒頭で考察されています。
しかし,本書の考察はそこにとどまりません。
銃・病原菌・鉄が鍵であったとしても,
新大陸も資源が豊富なのに,なぜ銃のような発明品が生まれなかったのか,
なぜヨーロッパ人たちは新大陸の病原菌の犠牲にならなかったのか,など,
と次々と新しい謎が生まれてきます。
本書はそれらの謎についても,科学的に裏付けのある証拠と共に,明快な答えを提供してくれます。
そして,本書の特徴は,その答えを,新大陸・旧大陸の人種の違いではなく,大陸の地理的特徴に求めるところにあります。
各々の大陸データを比較した客観的証拠と共に提供される考察には,本当に納得させられます。

謎の答えが気になり,気づけばどんどん読み進めてしまいました。読み終わったあとは,人に薦めたくなります。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.128
(5pt)

歴史についてのイメージがまるっきり変わる

「朝日新聞のゼロ年代の50冊」でNo.1となった本です。
かなり読み応えがある本です。上下巻あわせて650ページもあります。
しかし、この本を読んで、人類史感・歴史観が大きく変わりました。

それにしてもこの本、歴史学者どころか医学部教授が書いているんですね。
どおりで理系的な文章だと思いました。文章構成も、どこか論文チックな感じがありますね。

■現在の人種間の境遇の差は、遺伝子的な優劣によるものではなく、与えられた環境条件に大きく依存する

人種、民族により現在の境遇はかなり異なっています。かたや先進国であったり、かたや飢餓や政治不安に苦しむ未開国であったり・・・。
「これらの違いはもしかしたら、遺伝子的に決定的に優劣が定まっているのでは?」と多かれ少なかれ思っている人は多いと思います。
しかし、それは環境要件によるものだと著者は説明しています。

■シンプルで説得力のある説明
征服する側・征服される側を分けたのは、以下の非常にシンプルな原則であるとしています。
'@東西に長い大陸(ユーラシア)の方が南北に長い大陸(アメリカ・アフリカ)より優位
'A栽培化しやすい作物、家畜化しやすい動物が近くにいた方が優位
非常にシンプルで、かつ具体的な説明による裏付けもあり、説得力のある説明となっています。このシンプルな原則は、環境要件のみであり、特定の人種・民族の繁栄と遺伝子的な優位性という図式は全く登場しません。

まるでライフゲームが進行するかのように、人類史が進行してきた、そんな風に思えてきます。今までいだいてきた歴史についてのイメージがまるっきり変わる感じがありました。

確かに、一読すべき良著です。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.127
(5pt)

歴史についてのイメージがまるっきり変わる

「朝日新聞のゼロ年代の50冊」でNo.1となった本です。
かなり読み応えがある本です。上下巻あわせて650ページもあります。
しかし、この本を読んで、人類史感・歴史観が大きく変わりました。

それにしてもこの本、歴史学者どころか医学部教授が書いているんですね。
どおりで理系的な文章だと思いました。文章構成も、どこか論文チックな感じがありますね。

■現在の人種間の境遇の差は、遺伝子的な優劣によるものではなく、与えられた環境条件に大きく依存する

人種、民族により現在の境遇はかなり異なっています。かたや先進国であったり、かたや飢餓や政治不安に苦しむ未開国であったり・・・。
「これらの違いはもしかしたら、遺伝子的に決定的に優劣が定まっているのでは?」と多かれ少なかれ思っている人は多いと思います。
しかし、それは環境要件によるものだと著者は説明しています。

■シンプルで説得力のある説明
征服する側・征服される側を分けたのは、以下の非常にシンプルな原則であるとしています。
'@東西に長い大陸(ユーラシア)の方が南北に長い大陸(アメリカ・アフリカ)より優位
'A栽培化しやすい作物、家畜化しやすい動物が近くにいた方が優位
非常にシンプルで、かつ具体的な説明による裏付けもあり、説得力のある説明となっています。このシンプルな原則は、環境要件のみであり、特定の人種・民族の繁栄と遺伝子的な優位性という図式は全く登場しません。

まるでライフゲームが進行するかのように、人類史が進行してきた、そんな風に思えてきます。今までいだいてきた歴史についてのイメージがまるっきり変わる感じがありました。

確かに、一読すべき良著です。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.126
(4pt)

充実した時間であった

新聞により、この10年間で最も良書評価により購入。
一気に読めた充実した時間であった。
生物学的、歴史的、気候的な要素による記述は非常に興味深かった。
人類生育地域の拡散、病原菌による減少結果等、非常に面白かった。

読後はうなったが、10年間では良書でも、やや深みに欠けるように感じる。
アメリカ的世界制覇の現状の限界を見ているような、
生物学的(遺伝子的?)世界制覇気性についての疑問については答えを与えてくれなかった。
アメリカ中心の世界観の原因は、DNAか何かにあるように思える。
私にとっては、まだ疑問が残っている。
次のまた疑問が、読書をやめさせてくれない。
今後もアマゾンにお世話になる。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.125
(4pt)

充実した時間であった

新聞により、この10年間で最も良書評価により購入。
一気に読めた充実した時間であった。
生物学的、歴史的、気候的な要素による記述は非常に興味深かった。
人類生育地域の拡散、病原菌による減少結果等、非常に面白かった。

読後はうなったが、10年間では良書でも、やや深みに欠けるように感じる。
アメリカ的世界制覇の現状の限界を見ているような、
生物学的(遺伝子的?)世界制覇気性についての疑問については答えを与えてくれなかった。
アメリカ中心の世界観の原因は、DNAか何かにあるように思える。
私にとっては、まだ疑問が残っている。
次のまた疑問が、読書をやめさせてくれない。
今後もアマゾンにお世話になる。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.124
(5pt)

抜群の面白さをもつ一冊。知的興奮に心震える。

日本で2000年からの10年間に出版された書籍の中から朝日新聞がベスト1に選んだ(2010年4月発表)というだけあり、本書は抜群の面白さを持つ一冊でした。

 ユーラシア大陸の住民たちが南北アメリカ大陸やオーストラリア大陸を征服することができたのはなぜなのか。そしてその逆にアメリカ先住民がヨーロッパを植民地化することがなかったのはなぜなのか。人類数万年に渡る歴史のこの謎を、単なる民族や人種といった生物学的優劣論で片づけるのではなく、それぞれの地域の環境の差異によるものだということを、ひとつひとつ丁寧に解き明かしていきます。

 農耕と畜産に適したユーラシア大陸の環境と生物種の多様性。
 ユーラシアが同緯度に東西に広がる大陸であったための農業と技術の伝播の容易性。
 余剰農産物が支えた食糧生産に携わらない特殊層の誕生。
 集権的な政治体制の確立。
 文字の発達が進めた情報伝達性。
 人口増加による技術発明の可能性の増大。
 畜産が生んだ伝染病にさらされながらも抵抗力をもつ人々の増加。
 学際的な研究成果をもとに著者が描きだす謎解きはいちいち納得できるものばかり。壮大なミステリーを読むかのような知的興奮に心が幾度も震えました。

 訳者の紡ぐ日本語も大変分かりやすく、翻訳臭さを感じさせないものです。数理言語学博士でもあるという訳者だけに、言語学に触れた箇所は驚くほど精緻です。

 読了後に振り返って思ったのは、日本に生まれ落ちたわが身のこと。
 極東に暮らす自分が、本書の描きだすユーラシア大陸の環境的優位性の数万年の積み重ねの上にいるということの気の遠くなるような事実。そこに不思議なロマンを感じる一冊でもありました。

*「それらの細菌にまったくさらされたことのない人々の命を奪ってくれる」(上巻235頁)という訳文がありますが、前後関係から推すに、「奪って」ではなく「守って」くれるの誤りではないでしょうか。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.123
(4pt)

なぜ火縄銃は日本では量産化され、アフリカでは量産化されなかったのか

中学校の歴史で
「戦国時代に種子島に火縄銃が伝来して、瞬く間に量産化され合戦の常識を一変した。」
という事を学び、
「なんでアフリカやアステカの人々はあれを自分達の技術に取り込めなかったのだろう」
と素朴な疑問を持ち続けて10年以上経っていました。

また一方で、テレビでのアマゾンで暮らす人々の特集番組などを見て、
「こういう方たちも、人類史としてその地にたどり着いたのが西洋などよりもちょっと遅かっただけで、
あと数百年もしていれば独自にテクノロジーを進化させていたのかな(でも何故かそういう気がしないような、、、)」

とも思ったりしていました。

本書をたまたま手に取って読み「あぁ何となくそういう事なのかな」と、いくぶん腑に落ちた次第です。

同じような疑問をお持ちの方にお勧めの一冊です。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.122
(5pt)

新しい歴史観に胸が躍りました

朝日新聞社の「0年代の50冊」という、識者が選ぶブックリストで堂々一位であったことを知り、再び読んでみました。

なぜ同じ人間という種族に生まれながら、各地域で文明の形成過程に現在のような格差が存在するのか。この疑問に対し著者は明快に解答を示してくれます。その合理性にいちいちうなずいてしまい、あっという間に読み終えてしまいました。

ここまで納得させてくれる本も珍しいのではないでしょうか。

なぜ、アパワルタ王が南米からヨーロッパに攻め入り、白人たちを奴隷としたのではなく、白人たちが先住民族をほぼ全滅に近いほど搾取し尽くすことになったのか?この疑問への答えは深いです。あわせて「文明崩壊」も読みたくなりました。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.121
(5pt)

抜群の面白さをもつ一冊。知的興奮に心震える。

日本で2000年からの10年間に出版された書籍の中から朝日新聞がベスト1に選んだ(2010年4月発表)というだけあり、本書は抜群の面白さを持つ一冊でした。

 ユーラシア大陸の住民たちが南北アメリカ大陸やオーストラリア大陸を征服することができたのはなぜなのか。そしてその逆にアメリカ先住民がヨーロッパを植民地化することがなかったのはなぜなのか。人類数万年に渡る歴史のこの謎を、単なる民族や人種といった生物学的優劣論で片づけるのではなく、それぞれの地域の環境の差異によるものだということを、ひとつひとつ丁寧に解き明かしていきます。

 農耕と畜産に適したユーラシア大陸の環境と生物種の多様性。
 ユーラシアが同緯度に東西に広がる大陸であったための農業と技術の伝播の容易性。
 余剰農産物が支えた食糧生産に携わらない特殊層の誕生。
 集権的な政治体制の確立。
 文字の発達が進めた情報伝達性。
 人口増加による技術発明の可能性の増大。
 畜産が生んだ伝染病にさらされながらも抵抗力をもつ人々の増加。
 学際的な研究成果をもとに著者が描きだす謎解きはいちいち納得できるものばかり。壮大なミステリーを読むかのような知的興奮に心が幾度も震えました。

 訳者の紡ぐ日本語も大変分かりやすく、翻訳臭さを感じさせないものです。数理言語学博士でもあるという訳者だけに、言語学に触れた箇所は驚くほど精緻です。

 読了後に振り返って思ったのは、日本に生まれ落ちたわが身のこと。
 極東に暮らす自分が、本書の描きだすユーラシア大陸の環境的優位性の数万年の積み重ねの上にいるということの気の遠くなるような事実。そこに不思議なロマンを感じる一冊でもありました。

*「それらの細菌にまったくさらされたことのない人々の命を奪ってくれる」(上巻235頁)という訳文がありますが、前後関係から推すに、「奪って」ではなく「守って」くれるの誤りではないでしょうか。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.120
(4pt)

なぜ火縄銃は日本では量産化され、アフリカでは量産化されなかったのか

中学校の歴史で
「戦国時代に種子島に火縄銃が伝来して、瞬く間に量産化され合戦の常識を一変した。」
という事を学び、
「なんでアフリカやアステカの人々はあれを自分達の技術に取り込めなかったのだろう」
と素朴な疑問を持ち続けて10年以上経っていました。

また一方で、テレビでのアマゾンで暮らす人々の特集番組などを見て、
「こういう方たちも、人類史としてその地にたどり着いたのが西洋などよりもちょっと遅かっただけで、
あと数百年もしていれば独自にテクノロジーを進化させていたのかな(でも何故かそういう気がしないような、、、)」

とも思ったりしていました。

本書をたまたま手に取って読み「あぁ何となくそういう事なのかな」と、いくぶん腑に落ちた次第です。

同じような疑問をお持ちの方にお勧めの一冊です。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.119
(5pt)

新しい歴史観に胸が躍りました

朝日新聞社の「0年代の50冊」という、識者が選ぶブックリストで堂々一位であったことを知り、再び読んでみました。

なぜ同じ人間という種族に生まれながら、各地域で文明の形成過程に現在のような格差が存在するのか。この疑問に対し著者は明快に解答を示してくれます。その合理性にいちいちうなずいてしまい、あっという間に読み終えてしまいました。

ここまで納得させてくれる本も珍しいのではないでしょうか。

なぜ、アパワルタ王が南米からヨーロッパに攻め入り、白人たちを奴隷としたのではなく、白人たちが先住民族をほぼ全滅に近いほど搾取し尽くすことになったのか?この疑問への答えは深いです。あわせて「文明崩壊」も読みたくなりました。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.118
(4pt)

上下巻600ページは長すぎる。上巻が面白い

要点
優位に立って支配した文化・部族(民族)と支配された文化・部族がある。
住んでいた場所の地理気候条件、利用できる生物資源の多寡、文化の伝播の難易等の環境要因によって、農耕、定住社会にいち早く移行できた部族は、食糧の豊富さにより、武人、官僚、文字を使える書記、技術専門家を養うことができた。このことがその部族を有利にし勢力を得た。
ある部族が新たな文化との遭遇した時、進取か保守かという違いはあっても、部族の知能の高さなどによって征服・被征服が生じた訳ではなく、環境要因が最大の要素であるというのが著者の分析結論。

興味の持てた点
○南北アメリカやアフリカは大陸が南北に延びていて緯度に沿って気温や気象が変わり同じ農作物が育たない上に、山、地峡、砂漠があって行き来もしづらい。さらにこれらの大陸には大型家畜になるような動物種もたんぱく質に富んだ植物種もユーラシアに比べれば少なかった。ユーラシアは東西に延びている。
○南北アメリカにも洪積世後期まで象、ライオン、チータ、ラクダ、馬、オオナマケモノ、高山ヤギがいたが11000年前に絶滅した。インディアンの馬もヨーロッパ人がユーラシアから持ち込んだもので原産種ではない。アメリカ大陸原産の大型化家畜はラマ・アルパカだけで使役に使えない。
○北米の先住民はヨーロッパからの入植により、殺戮、病原菌などにより5%までに減少した。
○南米の文化では金、銀、青銅を製造する技術はあったが、鉄、車輪はなかった。
○中国は文化は進んでいたが、国家の統一度が高く、15世紀ころの国の意向で文化技術の発展にブレーキをかけ、これに人民が従ったためそれ以降ヨーロッパに後れをとった。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.117
(4pt)

上下巻600ページは長すぎる。上巻が面白い

要点
優位に立って支配した文化・部族(民族)と支配された文化・部族がある。
住んでいた場所の地理気候条件、利用できる生物資源の多寡、文化の伝播の難易等の環境要因によって、農耕、定住社会にいち早く移行できた部族は、食糧の豊富さにより、武人、官僚、文字を使える書記、技術専門家を養うことができた。このことがその部族を有利にし勢力を得た。
ある部族が新たな文化との遭遇した時、進取か保守かという違いはあっても、部族の知能の高さなどによって征服・被征服が生じた訳ではなく、環境要因が最大の要素であるというのが著者の分析結論。

興味の持てた点
○南北アメリカやアフリカは大陸が南北に延びていて緯度に沿って気温や気象が変わり同じ農作物が育たない上に、山、地峡、砂漠があって行き来もしづらい。さらにこれらの大陸には大型家畜になるような動物種もたんぱく質に富んだ植物種もユーラシアに比べれば少なかった。ユーラシアは東西に延びている。
○南北アメリカにも洪積世後期まで象、ライオン、チータ、ラクダ、馬、オオナマケモノ、高山ヤギがいたが11000年前に絶滅した。インディアンの馬もヨーロッパ人がユーラシアから持ち込んだもので原産種ではない。アメリカ大陸原産の大型化家畜はラマ・アルパカだけで使役に使えない。
○北米の先住民はヨーロッパからの入植により、殺戮、病原菌などにより5%までに減少した。
○南米の文化では金、銀、青銅を製造する技術はあったが、鉄、車輪はなかった。
○中国は文化は進んでいたが、国家の統一度が高く、15世紀ころの国の意向で文化技術の発展にブレーキをかけ、これに人民が従ったためそれ以降ヨーロッパに後れをとった。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.116
(5pt)

知的興奮という言葉はこの本のためにある

朝日新聞が選ぶ、「ゼロ年代(2000〜2009年)の50冊」で第一位をとった本。私も、この記事を読んで、購入してみた。
 なぜヨーロッパ人がアメリカ大陸を植民地化でき、その逆のこと(インカ帝国がヨーロッパを植民地化)が起こらなかったのか、なぜ、オーストラリアのアボリジニが、ヨーロッパを支配できなかったのか、といったことを明らかにしてくれる本。
 栽培に向く植物や、家畜に向く野生動物の種類についてなど、広範囲かつ圧倒的な例証を用いて、著者の結論に導かれていく。
 著者はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の地理学教授とのことだが、日本を含む全世界の考古学・地理学・歴史学・言語学・文化人類学等に非常に詳しく、挙げられる例がどれもおもしろい。インカ帝国から、ニューギニア、中国、肥沃な三日月地帯、アフリカ大陸にいたるまで、初めて知るような知識の数々が披露される。そして、どの事実にも、知的好奇心が刺激される。
 これから読む人がいるので、結論は記さないが、世界の地域ごとの発展の差は、どういう理由で起こったのか、ということについての著者の結論はシンプルであり、説得力がある。
 世界史を高校で選択した人や、社会科学系のノンフィクションが好きな人などに広く進めたい、良書である。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.115
(5pt)

知的興奮という言葉はこの本のためにある

朝日新聞が選ぶ、「ゼロ年代(2000〜2009年)の50冊」で第一位をとった本。私も、この記事を読んで、購入してみた。
 なぜヨーロッパ人がアメリカ大陸を植民地化でき、その逆のこと(インカ帝国がヨーロッパを植民地化)が起こらなかったのか、なぜ、オーストラリアのアボリジニが、ヨーロッパを支配できなかったのか、といったことを明らかにしてくれる本。
 栽培に向く植物や、家畜に向く野生動物の種類についてなど、広範囲かつ圧倒的な例証を用いて、著者の結論に導かれていく。
 著者はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の地理学教授とのことだが、日本を含む全世界の考古学・地理学・歴史学・言語学・文化人類学等に非常に詳しく、挙げられる例がどれもおもしろい。インカ帝国から、ニューギニア、中国、肥沃な三日月地帯、アフリカ大陸にいたるまで、初めて知るような知識の数々が披露される。そして、どの事実にも、知的好奇心が刺激される。
 これから読む人がいるので、結論は記さないが、世界の地域ごとの発展の差は、どういう理由で起こったのか、ということについての著者の結論はシンプルであり、説得力がある。
 世界史を高校で選択した人や、社会科学系のノンフィクションが好きな人などに広く進めたい、良書である。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.114
(5pt)

歴史ってこんなにも面白いのか。

自分は根っからの理系人間で、歴史と言うものが苦手でした。 結果だけを羅列し、覚えていくという作業が苦痛でした。 ただ、この本は違います。 現在における国家間、大陸間の格差の原因を言語学、生物学などの知見と事実を用いて明かしていきます。 複雑な相互関係を一つ一つ整理し、論理的に解き明かすその様は正に圧巻で非常に壮観でした。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.113
(5pt)

歴史ってこんなにも面白いのか。

自分は根っからの理系人間で、歴史と言うものが苦手でした。 結果だけを羅列し、覚えていくという作業が苦痛でした。 ただ、この本は違います。 現在における国家間、大陸間の格差の原因を言語学、生物学などの知見と事実を用いて明かしていきます。 複雑な相互関係を一つ一つ整理し、論理的に解き明かすその様は正に圧巻で非常に壮観でした。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796