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虚栄
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虚栄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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非常に良い、とのことでしたが、中身はシミ、汚れ、折れが多く、かなり状態は悪かったです。 | ||||
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癌治療に懐疑的な視線で書かれた小説。 昨今の例の研究者による捏造事件、近藤誠先生のがんもどき論(放置治療法)、近年台頭してきたオプシーボに代表される癌免疫療法なども上手い具合に盛り込まれており面白かった。 マスコミに踊らされている一般消費者もとても現実に即した描き方であった。(ある食品が身体に良いとTVで放送されたら翌日スーパーですぐ売り切れ品切れになるw) 近い将来、現在異端とされる先生方の時代が来ると信じております。 | ||||
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がん征圧の研究費を巡って、手術、抗がん剤、放射線、免疫 の各陣営が凌ぎ合いますが 最期まで息切れせずに、さらにジャーナリスト、新聞記者、放置論者も加えての書き分け を貫いた作者に努力賞を表します 個々のエピソードに新規性はほとんどなく、深堀の甘さも感じられますが、実在のネタも取り 入れて上手に話を進め、最後まで退屈しませんでした また、手術の描写は他の文章と比べて際立っており、もっと医療そのものに軸足を置いた作品 を期待します | ||||
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悪医に続く氏の癌小説。 四神に倣った名を持つ教授グループ達の駆け引きが実に面白いです。 秋吉医師が実に人間臭くて好きになりました。 | ||||
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ここまでの情報と「逆境に屈しない人物」及び「逆境を提供する人物」を「通常の受け手」が求めている事から 作家と役者と為政者とメディアが「通常の受け手」を騙している真相は何なのかが解明可能なのだ これは「ノンフィクションに抵抗する事を認めてもらえる喜び」を味わうためにやっている事であり 言い換えれば「自分がしている事を通常の受け手に認めてもらいたい」から見栄をはっている事が判明するのである 言い換えればこれに気付くと作家と役者を除く二次元業界関係者にとって困る事があるから 「何がしたいんですか」という目で見栄を見ている事が判明するのである これは「ノンフィクションは嫌がられて当然の代物」を「認めた」を意味する試みであり 「ノンフィクションに順応する」を作家と役者を除く二次元業界関係者は選んだから これに気付かないだけの話だと言う事が判明するのである 言い換えれば「ノンフィクションが正しかったを選ぶと何もできないまま自爆するのが通常の受け手」だと言う事を「認めた」にもなる試みだから これに気付かないだけの話だと言う事が判明するのである つまり「通常の受け手にもノンフィクションは正しかったを選んでほしい」が「作家と役者を除く二次元業界関係者の真意」だから 「やめませんかこれ」なり「元に戻しておきましょうよ」を唱えている事が判明するのである つまり「人間の体は金属でできている」と言った類の代物の「受け入れ」を「通常の受け手」にも行ってほしいのが 「作家と役者を除く二次元業界関係者の真意」だから「やめませんかこれ」なり「元に戻しておきましょうよ」を唱えている事が判明するのである つまり「ノンフィクションは正しかったを通常の受け手が選ぶ」が起きると作家と役者と為政者とメディアにとって困る事があるから 見栄をはり続けている事が判明するのである 作家と役者と為政者とメディアにとっての「ノンフィクションは正しかった」の「肯定」とは「ドラゴンが提供する夢の否定」を選ぶ事を意味する つまり「自分を育ててくれたドラゴンの親を否定する」を意味する試みだから見栄をはり続けている事が判明するのである つまり「自分を育ててくれたドラゴンの親に愛されたい」から見栄をはっている事が判明するのである つまり「パパママもっと自分を愛してよ、でも自分でもどうやっていいのかわかんないよ」こそ見栄をはる真相だと言う事が判明するのである 言い換えれば「ノンフィクションは正しかった」を選ぶと困る事を抱えているのが 「見栄をはっている子供を育てているドラゴンの親の正体」だと言う事も判明するのである 「見栄をはるのをやめた人間と動植物と宇宙空間と道具と大自然のエレメントとアンドロイドは機械的動作しかできない」のが理由だと言う事が判明するのである つまり「見栄もまた機械的動作にしか過ぎなかった」と言う事を「認めた」になるから「ノンフィクションは正しかった」を選ばない事が判明するのである つまり「育児の喜びを味わいたい」から「見栄をはる子供を育てている」のが「ドラゴンの真意」だと言う事も判明するのである これが見栄をはる真相なのである | ||||
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まず久坂部先生の豊富な経験に裏打ちされた知識とこの本の参考にされた資料の多さにも感銘しました。私も同業者です。20年以上大学病院に勤務しその後数年間一般病院に勤務したのち開業しました。最新の話題を組み込んだこの話はとても興味深く一気に読み終えました。私も同様の経験をしましたがこの本の雪野先生の生きざまには勇気をもらいました。私は久坂部先生の全ての本を読みました。その中でのこの本と悪医は全ての医療従事者に読んでほしいと思っています。 | ||||
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ガンを取り巻く社会、医学界、マスコミを割合公平な視点で分かりやすく取りあげている。 手前味噌の手引書が多い世の中、二人に一人がガンになるなら、入門書として読んでおくといいと思います。 | ||||
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いくら医師とは言え、またぞろ派閥争いものではと冷めた気持ちで読み始めたのだけれども、お見逸れいたしました。 「そう来ましたか!」「その手があったか」「やられた」ってな感じです。 流石。 | ||||
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まあまあ面白いなぁ〜 実際に、こんなことあったらいいのになぁ〜 | ||||
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連続ドラマ「無痛」の原作者、久坂部羊さんの新作。凶悪化(進行の早い)癌に対策する為、4000億規模の国家プロジェクトが、手術チーム、放射線治療チーム、抗がん剤チーム、遺伝子療法チームの4分野の研究者が集まり、共同で対策を考えるというのが趣旨だが、実際は、予算の丸取りを狙って、陰謀が行脚する。第5分野として「放置治療」を掲げる医師もおり、自身も癌を発症し治療をしない道を選ぶ。一方、抗がん剤グループの筆頭が癌にかかるや否や極秘にアメリカで手術をしたり、ロボット手術の先駆者の大学病院のチームのトップが、自身には回復手術を選択したり。実に興味深い本であると共に、がん治療を取り巻く状況が非常に良くわかった。この後、「カーテンコール」を読む予定なので、より理解が深まりそう。 | ||||
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余りにもストーリーを複雑にしすぎています。 医者同士のプライドの争いを舞台にしているのはよくわかりましたけど。 白い巨塔のように主人公とその生き方に異議を唱える人のような設定のほうがぐっと心に入ってきます。 また、ライバルが次々に自ら治療を目指している病で倒れるシナリオもその病に苦悶しながら倒れていく描写が 物足りない。 | ||||
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今年は、山崎豊子「白い巨塔」の単行本出版から五十周年、おそらく医学をテーマとしたドラマで、この作品をモチーフとしていない作品は、ほぼないと言え、不倒の金字塔との思いは今なお根強い。 その記念すべき年に、医師として医学に係わる作品を多数書いてきた久坂部羊が、「白い巨塔」も題材とした癌を正面から扱った長編を書いたことは、必然ともいうべき運命だと思うし、著者の挑戦を正面から讃えたい。 本作は、複数の小説要素を巧みに組み合わせて長編にしている。 一つは、医学者同士の争いについて五十年たっても相変わらずな白い巨塔の現場を描いているエンタテイメント部分。 もう一つは、最新の癌療法や医学と報道の問題点などを、医者としての著者の分かり易い解説と、皮肉屋の著者らしいブラックユーモアの部分があって、おそらくは中高年以上には一読の価値がある部分だろう。 そして、第三は、著者らしいパロディの数々で、小保方事件、あるいは近藤誠医師と鳥越俊太郎氏をモデルにした二人の生き方は作品に厚みを持たせる展開になっている。 個人的には、「白い巨塔」をキチンと本歌取りしている阪都大学編(元作品では浪速大学)で、黒木准教授はもちろん財前だが彼の旧姓の黒川をキチンと継いでおり、医療訴訟のくだりでは佐々木ならぬ佐々本氏が犠牲者となり、北沢助教が左遷される場所は里見が大学を追われて新たな道を見つけた紀伊半島の山奥であり、脇役に東教授まで登場もして、「白い巨塔」好きには著者の想いが強く伝わる仕掛けとなっている。 主な登場人物は、色に係わる名字を有していて、「朱」川に交わり「赤」﨑となったり、ヒールは「黒」木で、一見正義の「白」江も実は悪女で、真のベビーフェイスは「雪」野といった感じ。「白い巨塔」絡みから、雪野の終盤はドキドキさせられるが、「白い巨塔」好きにしか分からない「あっ!そう来たか!」なラストが待っているので、最後まで読み飛ばさずに完読したい。 おまけ:メディア関係者の名前には、松崎「豊」で原作者の名前、矢島「塔」子で作品名、そして、「佃」という脇役同士に共通姓を持たせたりと、正直この「白い巨塔」尽くしで☆1つ増やした感もある次第。 | ||||
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ばたばたし過ぎな感じもあるが、デフォルメする事で分かり易く提示してると思う。 「非科学的な事は信じない人」が占星術に凝ってたり、病苦自殺を「死ぬのがいやだから自殺する」と思ってた人がいたり、2ちゃんへの評価が高すぎな人がいたり…随所で笑えた。 久坂部氏の「病人」描写はおしなべて病人侮りすぎな感じがしないでもない。 健康人が連想する「告知後いきなり錯乱し、錯乱しっぱなしハイテンション」と、いう元気で精力的な病人はそうそういないと思っているが。 程々に楽しく読みました。 あ、物理的に重くて大変でした。 | ||||
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私も悪性腫瘍関連の医師ですが、医療の現場が適切に描かれていると思いました。 医学生の教科書にしたいほどです。 がんの集学的治療にはうさんくさいものを感じています。著者もそうなんだろうと 思います。50年後のがん治療は、多分、今は行われていない治療がメインになるだ ろうと思います。それが何かはわかりません。 がんが老化と関連しているのは明らかで、老化と関連付けた治療が行われている だろうと思います。ただし、老化が克服できるかどうかは全く未知数です。 今、がんと闘病中の方、これから戦う方にもおすすめします。これが医療の実態 です。”虚栄” というタイトルに、非常に深いものを感じます。 | ||||
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厚さ5センチ位ボリュームの ある、ガン医療小説。 医療にうとい一般人にも、わかりやすく ガンとはなんぞやとか、4大治療の違いなど 素人にもわかりやすく話が 進んでいくのは、さすが現役外科医だけのことが あり、安定して読みすすめます。 また日下部氏の小説に出てくる、がんの末期状態の 描写がアグレッシブに展開されるのも 読者をひきつけます それと、最近話題の本を出してる医師を 揶揄的に出して絡めてみたり なかなかに面白い展開です PS: 中ノ島読書会の講演で、日下部氏に 一度お会いしてるので、親近感があり これからも、アグレッシブで面白い医療小説を 出し続けてほしいと思います 応援してます!! | ||||
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国家プロジェクトでがんの最善の治療方法を探ることになり、それぞれの立場や利害の中で奮闘する医療関係者たち。 しかし、いざ自身ががんになった時には、生きたいという気持ちに勝てずなりふり構わぬ行動に出る。 自分勝手な分人間らしいと思える。 あなたならがんとどう向き合いますか?普段から考えていてもいざとなったらどうなるか分からない。 がんに限らず、世の中の全てのものが虚栄という足場の上にあるようだ。 結局運命に身を委ねるしかないのだろうか。 現実の厳しさをまたひとつ知らされた。 | ||||
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