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闇の蜃気楼: 犯人に告ぐ2
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闇の蜃気楼: 犯人に告ぐ2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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前作を読み終えてから数カ月後に、この新作が出たのでアマゾンで購入しました。 前作は男児誘拐殺人事件でしたが、この新作はオレオレ詐欺集団が、大金を得るために誘拐事件を起こす内容で、犯罪者側と警察側との心理描写が見事で、時間を忘れて引き込まれてしまい、上・下とも完読してしまいました。 | ||||
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前作の第2段ということで期待していたのですがいまひとつでした。 | ||||
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警察に任せるのか、裏取引をするのか。 被害者側の心模様が描かれていく。 手に汗握る攻防。 犯人側の巧妙な手口。 それを予想して手を打っていく警察の行動。 だますのか、だまされるのか。 犯人側も警察側もひと筋縄ではいかない。 誘拐事件の巧妙なインテリジェンス化に一石を投じている。 | ||||
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たしか「検察側の罪人」もそうだった。 犯人側とそれを追う警察側の両輪からアプローチしていく。 双方のキャラを階層深く引き出してきて、それぞれの立ち位置で見ていくスタイル。 ユニークな構成でおもしろく、小説の中にずんずんはまりこんでいく。 正義なのか、読者のこころも答えを求めて揺れ動く。 そのとき、ひとが取るべき行動とは。 せめぎあい。 特殊詐欺集団が誘拐事件を引き起こしたらいったいどうなるのか。 単にあばれる凶悪犯ではなく、誘拐をビジネスとしてインテリジェンスを働かせたらどうなるのか。 そこには欧米の効率的でビジネスライクな処理ではすまないところを感じる。 | ||||
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前作の『犯人に告ぐ』の続編。上・下が出ていたので購入。 サスペンスとハードボイルが上手く書かれていてよかった。 | ||||
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初めて、雫井氏の作品を読みました。現代の日本が病んでいる状態を冷静に書き進めています。どのジャンルに属すのか、新たな分野を開拓している作家と思いました。人物描写、心理描写が、巧みに読者の興味を引き付けます。 | ||||
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犯罪小説というより、心理学の本を読んでいるようでした。無駄のないセリフ、人間の内面的描写、展開の速度、初めてこの作家の作品を読みましたが、大きな感動を覚えました。 | ||||
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前作を完全に超えている。騙し合い、オレオレなど新たな要素を取り入れて一気に読まされた。トヨエツを作者も意識しているのか決め台詞を言わせたり完全にキャラが固まった感じ。映画化間違いがない。ただ見え見えの3につながる終わり方が不満だが、ハードボイルドな作品がもう一つ約束されたと思えば楽しみでもある。ところで犯人に告げたのは「それは俺の車の鍵だ」くらい? | ||||
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約10年前に出た前作「犯人に告ぐ」は面白く読めたし、映画も堪能した。その次作ということで読んだ本書「犯人に告ぐ2」も なかなか面白い。前作より時代設定がわずか半年後ということで、主人公巻島を始め、周りのキャラクターをそのまま使おうという 作者の意図なのであろうが、犯人側がオレオレ詐欺などの犯行を重ねる知能犯ということでここは10年前というより極めて現代に 近い。読み始めてしばらくはこのモヤモヤ感を感じたが、犯人側の知能犯ぶりは前作を凌ぎ、読者を極めてワクワクさせてくれる筈だ。 主犯は淡野という優男、抜群に頭が切れる。彼がオレオレ詐欺で養った経験と知能で、誘拐ビジネスに臨むという設定も面白い。 ネタバレになるので、これ以上言えないが、結論としてこの作品は次回「犯人に告ぐ3」を書かないと多くの読者は収まらないような エンディングを迎えることになる。もし作者にその構想があるなら、そこまで包含したうえで、本書を纏めて完結して欲しかった というのが私の本音ではある。 | ||||
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随分前に前作を読んで内容を全く覚えていない状態でしたが、問題なく読めました。 警察と誘拐する側の両方の視点で物語が進んでいきます。 (上)のほうは誘拐の途中段階というところで、まだまだこれからというところですが、そこまでも面白く一気読みしました。 これからどうなっていくのか楽しみです。 | ||||
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犯人にt告ぐ劇場型犯罪を取り上げた著者の物語構成には、驚いたが、この作品も、振り込め詐欺の出だしから犯人逮捕まで、ページをとめさせない、面白い作品になっている。巻島刑事と豊川悦司が、だぶる。 | ||||
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アマゾンの評価が割れてたので全然期待して無かったが、間違いなく今年のランキング上位。犯人側、警察側の人物像が丁寧に描かれている。犯人の知樹を応援し、警官の巻島を応援し、淡野に翻弄され、上野と小川に笑い、村瀬に共感する。犯人側をつい応援してしまう。最後の兄弟愛。そして、R.I.P。忘れらない位の時期に次作を出して欲しい。 | ||||
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時系列的には、前作の翌年度の出来事。 読み始めた当初は、違和感があった。前作の様に劇場捜査型の事件を扱ってるわけではないので、巻島ら捜査班が、どこでどのようにして、何を犯人たちに告げるのか、理解できなかったからである。 だからといって、全く面白みがなかったわけでもない。犯人側の心情描写だったり、被害者一家とその周りの人物の立ち位置等の動きに関して言えば、前作には無い斬新な部分だったと思える。 又、、物語の初めの方には、前作で活躍した津田長のその後だったり、暗躍した植草・神奈川県警刑事総務課長の去就が描かれている点では、前作が懐かしまれる要素もある。そして、曾根・本部長の相変わらずのサディストっぷりも、それなりに楽しめた。 ただ、上述した件があるが故に、物足りなさがないわけではなかった。 しかしながら、それはラストで巻島と淡野の互いの決めゼリフが飛び交った時に、杞憂に終わった。 物語に余韻を残す終わり方故に、続編が期待できる。何よりも、淡野が、今後、巻島と対峙するに相応しい巨悪になって帰ってくることを期待したい。 | ||||
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消費者詐欺の裏側を犯人側を主人公的に描くことで詳細に書かれています。 ヤミ金や消費者詐欺の手法や事務所の雰囲気など、著者が相当下調べをした上で、想像力を練って書き上げていると思います。 主人公が、消費者詐欺に手を染め、そこから誘拐ビジネスへ流れていきます。。 本当の親玉にあたる人物の透明な不穏さとコントラストを描くように、手先に使われる主人公と弟の生活は生々しく描かれています。 刑事から見ると、手先にされた犯人の方が「ひたすら金の匂いを嗅ぎつけて動いているだけの冷血動物」=親玉よりも、生の人間として理解できるとの描写。 そして、最後の温情。 刑事事件にも一つ一つ、別々の刑事が居て、別々の被疑者がいるという、当たり前のことを素直に受け止められる点に共感を覚えました。 | ||||
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すべての作品を読んでいるわけではもちろんないが、私の読んだ中では間違いなくNo.1だ。 はじめの、警察の人事の所がやや退屈だが、それ以外は文句なしに面白い。 異色の刑事小川くんには笑ってしまう。 この作品の大きな特徴は、犯人側の心情などが書かれていて感情移入してしまうところだ。 誘拐犯なのに。 | ||||
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ミリオンセラーの前作から約11年ぶり(小説上は半年ですが)、再びの巻島警視シリーズで当然誘拐ものです。誘拐を題材にしたミステリーは傑作が多いですが、一方テーマとしては煮詰まり感もあり新たな展開も難しい感じがします。しかし、個人的には本作は誘拐ミステリーとしては傑作の部類じゃないかと思います。 警察・犯人・被害者家族の心理戦も巧みで、メインの誘拐に至るまでの流れも犯人グループの主従関係や過去を絡めて丁寧に書かれています。但し、本来息詰まるはずの犯人との最後の攻防戦が残念で、そこまで犯人心理に迫っているなら、そんな捜査の手落ちもないだろうと思います。そして作品の魅力とも言えますが、主犯のキャラが巻島警視をくってます。 前作のような派手さはありませんが、結末に向けた伏線も張られ、事件構成・手法も工夫や想像力を感じます。何より、ラストを今回のような決着にするなら、拙作は困りますが、早急に第3弾を発刊して頂きたい、と期待します。 | ||||
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○○詐欺のノウハウを誘拐に導入するアイデアが秀逸 特異な性格で、特異な能力を持つ主犯がいないと成立しない犯罪だが、 主犯が生き生きと描写されているので、リアリティがある。 従犯の兄弟も魅力的だ。 警察VS誘拐犯の勝負の結果は最後まで読めない。 一気に読み切りました。 | ||||
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