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月下上海
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月下上海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
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著者はなぜこの作品を買いたいのだろうか。 なぜこの時代の、上海が舞台なのだろうか? 実在の人物がいて、その生き方を小説として残したいというのであれば分かる。 しかし全くの想像上の人物だとしたら、なぜこの時代の、上海なのかという疑問がわいてくる。 著者は上海に行ったことがないままこの小説を書いたという。 どうしてそんな冒険をする必要があったのだろうか。 自分が生きた時代でもない、自分が住んだ場所でもない。そんなところを描くのは本当に難しい。 資料を読んで作り上げた世界はまるで虚構の世界だ。 虚構の世界の中で、虚構の人物が動く。足場のない舞台の上で踊りを踊るダンサーのようだ。 主人公が日華友好協会の建物を見て「おとぎの国のお城みたい」というシーンがある。 これにとても違和感を感じた。 この建物はスウェーデン系(イギリス系との説もある)のユダヤ人富豪が娘の夢に出てきた建物を実現したといわれている。確かに現代の日本人から見ればディズニーに出てくるお城のイメージなのだが、主人公が少女時代を送った大正時代には、アンデルセンの絵本は存在せず、日本人には「西洋のおとぎ話」のイメージはなかったはずだ。それにこの建物(現在はホテル)が建っていたあたりは、雑然としていて、この建物を初めて見た人は「美しい」というよりも「奇妙」と感じたはずだ。 たぶん、著者はホテルの説明書きを読んでそれをそのまま信じたのだろう。 なぜ、著者が上海を選んだのか、読後も分からなかった。 | ||||
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本の内容はおおむね予想通り、装丁面について帯ナシの表記がなかった。 | ||||
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食堂のおばちゃんが松本清張賞を受賞したということで話題になっていたので読んでみた。 松本清張賞なのだからミステリーなんだろうと思ったのだが、全然ミステリーではない。それもそのはず、募集要項を見てみたら「ジャンルを問わない長編エンタテイメント」という括りなので、ミステリーじゃない!と怒ってしまうのは筋違いで、こちらの勝手な思い込みであった。 おそらく男性よりも女性が好む作風だと思う。きらびやかな雰囲気(戦時下なのに)の中で、強くしたたかに生きる恋多き女。映画化されてもおかしくない雰囲気がする小説だ。文章も読みやすく、サクサクと読み進めることが出来る。 | ||||
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戦時下の上海の様子がよく描かれていて、目に見えるようだった。 主人公の服装の描写が克明で、それも読者には面白いと思います。 物語性もあり、登場人物もはっきり性格が分かれていて 理解しやすい小説です。 ミステリー的要素を強く望む人には少々物足りないかもしれませんが、 一遍の小説として読むには充分です。 主人公のように強くたくましく生きられたら、とつい思ってしまいました。 | ||||
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こんなに字が小さいと思わずなかなか前に進まない。 本屋で選ぶべきですね本は。 | ||||
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描写にリアリティーがあります。読んでいるうちにその展開に引き込まれました。 水戸黄門のドラマのように、読者の多くが望む結果=総て良しにはなりませんが、不快な結末ではありませんでした。 しかし読後に残ったものは美人で財閥の令嬢で、センスが良く颯爽とした振る舞いの、強く冷静で冷酷なこの女に対する劣情だけでした。 サスペンスなのでスリルの他に何を望んでいたのでしょう? テレビで観た作者の昼と夜に、もっと彼女の人生を垣間見ようとしていたのかもしれませんが、 0から想像するには無理な世界でした。 素晴らしい! 松本清張賞!おめでとう! | ||||
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タイトルはうまい。表紙のイラストと相まって、 魅惑的な舞台と人物群によって織りなされる芳醇な物語の予感を掻き立てます。 しかし、中身は期待外れ。 財閥令嬢で美人の画家が主人公で、彼女を取り巻く男はイケメン揃い。 そうでない中年男も一人出てきますが、人間的に極めて優れた大物。 戦時下の上海という特殊な環境の下、これらの男たちの中で翻弄され揺れ動く主人公。 まあ、少女漫画の世界です。 そこに、品のない性愛描写が織り込まれるので、 そこだけ「漫画ゴラク」か「週刊漫画」のその種のページが挿入されたような感じです。 作者の妄想を膨らませた作品と言うと怒られるでしょうか。 文章は読みやすく楽に読み通せますが、主人公の生い立ちの記述が長く多少退屈でした。 作者の経歴にもよるのでしょうが、2時間ドラマの原作という印象です。 性愛シーンをマイルドにすれば、実際にドラマにはなるのではないかと思います。 松本清張賞作品ですが、ミステリの要素はありません。 ミステリ好きの男性が読むのには向かない小説です。 星一つにしようと思いましたが、タイトルがうまいので星二つにしておきます。 | ||||
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「ハーイ、上海のことを、やほおで調べてかきました〜」的なぺらぺらの文章。 どこかで読んだようなストーリーのつぎはぎ。 まあ、出来の悪い2時間ドラマみたいな、中身のなさ。 新幹線で、本当に何もする事がないなら 時間つぶしに読んでくださいっていう程度の作品。 | ||||
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テレビで山口さんを見て、食堂のおばさんっていうより とてもきれいでおしゃれ、 なんせ、話し方、言葉の使い方が素敵で、興味を感じたので早速購入。 とにかく面白い、 昔の上海が舞台なので読みにくい内容なのではと危惧しましたが とても読みやすい、 すぐに主役の女性に引き込まれて一気読み | ||||
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現地に行かないで捜索したという小説ですが、混沌とした危ない時代の人間模様が船で始まり、船(多幸丸)で終わるという潔い?切れ味の作品でした。 | ||||
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NHKの番組で見た作者の話や経歴と、洒落た本の表題、新聞の書評などで 興味を覚え購入しました。 時代設定は70年程も前の上海ですが、登場人物の会話などもあくまでも 今風であまり時代を感じさせません。又、文章も平板で説明的過ぎて、 もっと女流作家らしく深くえぐる様な、男には書けないような心理描写、 情景描写などがあってもと思いました。 松本清張賞の趣旨、選考基準がどのようなものかは不勉強で分かりませんが、 文学作品というよりも、ライトな娯楽小説かと思います。 テレビでの作者の魅力的な人柄などから少し期待が大き過ぎたのかも知れません。 | ||||
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当時の資料を資料を調べ上げてのサスペンスを絡ませて 面白く読めた | ||||
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松本清張賞受賞ということで、早速購入して読んだが、歴史性、サスペンス性など、清張ファンとしてはややもの足りなかった。家内も同様な感想を持ったという。しかし、華麗な一族、戦時下、特異な恋愛など、別な視点で読めば結構おもしろいかも・・。 | ||||
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戦時下の上海を舞台にした激動の悲しきラブロマンスをミステリー調に書いた中々面白い今年度の松本清張賞作品です。文章が平明で読みやすく、場面によっては幼稚なところもありますが、切れ味もあり楽しめます。流石に作者は伊達に年を重ねておりません。次作に期待できる大型新人です。今年度の乱歩賞作品より明らかにレベルが高い作品でお勧めです。 | ||||
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戦時下での上海。日本の財閥の娘だが、決してただの「お嬢様」ではない多江子が、愛に翻弄されながら生き抜いていくさまは、ノンストップで一気に読めます。 音楽をこよなく愛し、女性にも情熱的な最初の夫・瑠偉。上海での多江子を支えるかと思いきや、意外な形で反目し、やがて思いを伝える槇。大人の懐の深さで多江子を包む夏。三者三様の愛し方が、読み手に「私だったら…」という多江子に寄り添う思いを抱かせます。 多江子のファッションの華麗な描写も素敵です。 女性が楽しめる1冊です。 | ||||
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テレビに出ていた著者のトークが、おもしろかったので 作品にも興味を持ち、購入しました。 クセのない文章で、登場人物の描写、上海の情景、 食事、色彩、香りなどを思い浮かべながら読み進めることができました。 主人公・多江子の、気丈さ、美しさ、弱さなどが 爽快で、ときに、もどかしく感じました。 愛と仕事とプライドを抱えて、異国で仕事をする女性…… 舞台は戦中ですが、現代の女性にも共通する思いがたくさんあると思います。 著者の魅力が、そのまま作品に表れているようでした。 前半は怒涛の展開で勢いがあったので、ラストを楽しみにしていたのですが 期待していたより、大きなドラマがなかったかなと思いました。 結末に大きな展開を入れることによって陳腐になる可能性もあるので これは、これで、リアルでよかったのかもしれませんが……。 あとひとつ、【内容紹介】ネタバレしすぎじゃないでしょうか? 読み進めて知りたかった驚きが結構、書かれてしまっていて……。 | ||||
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ハギレのよい文に引っ張られ、最後まで読んだ。。 しかし、始まって20ページは少々我慢をしたかな…。 登場人物の姿が、まるで劇画のように浮き彫りにされていることは、おもしろい。しかし、人物の輪郭がはっきりしすぎていて、やや読んでいて疲れる気もする。 もう少し元気になってから、また読んでみようと思う。 | ||||
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著者の経歴に興味を覚え、本書を手に取った。 人物の容姿、服装、風景描写などが詳しく、目に浮かぶようである。冒頭以外は展開も速いので、性描写さえクリアできれば、映像化向き。 中高年で小説家デビューし、一発屋という例が少なくないが、この著者は胆力がありそうなので、今後期待できそうだ。 | ||||
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次に作品も読んでみたいです。頑張って下さい、ご活躍を楽しみにしています。 | ||||
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期待しながら最後まで楽しめます。 最後に何か出てきそう!と一気に読んでしまいました。 纏りすぎなのか、作者が良い人過ぎるのか… 小説としてはちょっと物足りなかったです。 主人公を取り巻く男性人が皆期待させるキャラ設定にも関わらず、 肩透かし気味です。 戦時中の上海もガツンと匂ってきそうで、急な立ち消え感も残念です。 読みやすいですし、良い作品だと思いましたが、 皮肉とユーモアを求める人には物足りないかと思います。 少女マンガ的というか映像化向きのお話だと思いました。 | ||||
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