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君の隣に
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君の隣にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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男子大学生がオーナーである性風俗店周辺の人々を描いた連作短編集。 それぞれの主人公は、その店の客や風俗嬢で、彼ら彼女らの隙間風のような寂しさが漂っている。シチュエーションはらしくないのだが、自分探しでもあり、ミステリでもありと、本多節は読み取ることはできるだろう。 ただし、とっちらかった感が否めない。ラストにかけては予想外の展開をみせるが、自分の想像よりはよろしくない方に行ってしまった。ハートウォーミング感が唐突と言おうか…。つまりは、誰かの支えって必要だよね、ってことかな? | ||||
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最初の2章は、こんな話が続くのなら読むのを止めようかと思った。内容がひどいのではなく、あまり興味が持てない人物の描写を詳しく読むのに飽きたから。3章あたりからミステリーが立ち上がり、これまでの内容とつなぎ合わせて自然と推理しはじめる。読むのをやめなくてよかった、と思ったのも束の間、また別の理由で読むのを止めようかと思う描写がしばらく続く。ところで、何故「君の隣に」なんだろう、という謎が最後に解ける。 蛇足ですが、苦しい人生、希望の見えない毎日、そんな生活を送る人たちに寄り添う、それが、この作家の姿勢かなと思います。 | ||||
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本多孝好の2015年出版の作品の文庫版です。長編小説となっていますが、6つの章に分けられており読みやすい作品となっています。 本多孝好らしいミステリー小説で様々な人の視点からみた物語が最後に1つにまとまる感動を覚えます。 ただ、本多孝好の作品としては最後のまとまりやその理由などが薄く、内容として読んで面白かったと強く思える作品ではないように感じます。 もし、これから本多孝好の作品を読まれるのであればこの作品よりはMOMENTやdeleなどをおすすめします。 内容のことも含め評価は3としました。 | ||||
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昔ほど、インパクトのない作家さんになってしまったかも。 「Missing」の時は衝撃を受けた作家さんだったけど、この本はちょっと消化不良な内容でした。 | ||||
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人は誰かの横にいたい、いて欲しいものだと思います 「君の隣に」・・・いい題名だなと思いました 最初はデリヘルの話から始まるミステリーですが 後半の急展開とラストの3人の、特に早瀬の思いの深さに 本田さんらしさを感じ、感情の深さにまた恐れを感じた読後感です 本多孝好らしい1冊だと思いました | ||||
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横浜が舞台なので読んでました。人間の心理を教えてもらいました。 | ||||
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横浜・伊勢佐木町のデリバリーヘルスをめぐるミステリ小説。 本小説の主役はデリバリーヘルスを経営する早瀬俊と進藤渚、進藤翼たちなのだが、彼らの視点ではなく、デリバリーヘルスを利用する客や、従業員、元警察官など、デリバリーヘルスに関係する他人の視点から描かれている。 Scene3の星野の話から物語りは急に加速し始め、デリバリーヘルスに勤めていた女性が行方不明になる事件が明らかになっていく。 それぞれの章に、デリバリーヘルスとなんらかにつながりがある者の人生を描いていき、デリバリーヘルスを中心とした社会の闇の部分に触れながら、早瀬俊と進藤渚、進藤翼たちの抱える秘密が明らかになっていく展開は最後まで楽しめた。 個人的には最後の豊の章が好きだった。最初は頼りない印象の豊が、翼の真実に触れていくことで成長していく様子は好感がもてたし、読後感もよかった。 | ||||
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若いころ村上春樹作品にハマって以来のファンになった本多孝好作品。 新刊が出れば無条件に買いです。(二人の作品には共通するものがあると勝手に思い込んでいます。) 舞台は慣れ親しんだ横浜関内、元町、伊勢佐木町。大通り公園の銅像「働く女」。 物語は、一人一人の心象描写から、だんだんに全体の繋がりが明かされていく巧みな手法。 今の私では短期間で読み切らないと相関関係がこんがらがってしまう恐れがあるので一気読み。 (そうでなくても続きが気になり一気読みになります。) 最後の最後でタイトルの意味が・・・。 | ||||
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久しぶりの本多孝好作品。彼らしい今風の題材を上手に扱ってそこにある人間模様を描いている。今回は、社会派サスペンスとしてはそこそこの出来。しかし、私刑部分は、それで跡形なく処分できるのかしらとちょっと筋の甘い部分も垣間見られる。 舞台は横浜のデリヘル。そこの女性経営者が、自ら客をとった日に、子どもを残したまま失踪。彼女に人生を救われた者が、子どもを面倒見て、失踪後を追いかけると、、、、 デリヘルを舞台に、そこに何の考えもなく飛び込む軽い女たちと生きるためにやむなく身を沈める女たちなどの結局歪められた人生と彼女たちに対する世間の偏見と公権力の冷たさ、それを利用する男達、それでも生きようとする中で次第に彼女たちの人生のオリは溜まっていく。。。 格差社会が顕在化してきた現代日本を象徴するような作品ではある。決して明るい内容の作品ではないが、ある意味このような世界とは関係なく生きている私にとっては、改めて考えさせられる作品でもある。 | ||||
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予め。前置きは適宜飛ばして下さい← 去年から今年にかけ立て続けに映像化が進んでおります、本多孝好最新作。 それまで特定の著者に拘りのなかった自分が、初めて「好きな作家」と名前を挙げるようになって、かれこれ8年程経ちました。 この本を読むに当たって、予備知識は「本多孝好最新作」まさにそれだけでした。新刊が出てるはずというただ一点で、タイトルもまともに覚えていない本を店頭で探し、帯にも目を通すことなく本書を開くに至りました。 結果、思いがけない舞台設定に戸惑うこととなり、後々見てみれば帯でやんわり触れてはあったのですが、読み終えた今でも意外な印象は残っています。 それはずばり性の描写です。勿論今まで扱ってなかったわけではありませんが、過去のそれよりは随分と生々しくあり、評価もとい好き嫌いの分かれそうな作品じゃないかと思います。(間の文章端折ったので各々で補完していただけると) あくまで個人的に、、 一言で片付けると、重くなったなと思います。 安直な言葉でごめんなさいですが、面白かったです。が、最初に手にしたのが今作であったなら、果たして、殊8年前の自分は本多作品を追いかけることをしたかどうか。 逆に、こっちの方が、という人も少なくないと思います。 結局のところ「人によりけり」とはレビューとしてどうなのかとも思いますが、少なくとも自分は、読んで損したとは思ってないです。 結末も…割りと賛否分かれそうだなー、という所見だけ最後に書いて、終わります。 思いほか長くなってしまいましたが、、 ☆は5つ。但し、幾分甘いかも分かりません | ||||
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