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警視庁行動科学課
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警視庁行動科学課の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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光文社という出版元の方針なのか、 想定読者を中高年男性に設定しているせいかのか、 はたまた単に作家の方針または無意識のなせるものなのか、 「女刑事」「女検死官」「美女」「寡婦」「男まさり」「お局」等々、 登場人物に付く形容詞が、時代錯誤的な女性を侮蔑、差別するような羅列が 読み進めるのを苦痛にする。 本文の前に、主な登場人物紹介があって、女性2人が主人公だと表明してあるのに、 わざわざ「女」をつける、そこに、本当は男の仕事だが、ここでは例外的に女が就いている、と 何度も念押しされているような気がして、嫌気がさすのだ。 その形容詞がなくても、物語は充分に伝わる。 むしろ、一方の性を蔑視する形容詞は、人を不快にすることに、敏感になるべきだろう。 とはいえ、子どもの貧困、ネグレスト、少女の売春、少年の凶暴性、粗暴、等々、 現代日本の都市部に潜む、さまざまな問題点を、静かに描いているところは、 一読に値する。 また変死の場合に、死体が解剖されず、うやむやにされることが多い、日本の制度の問題にも、 さりげなく針を刺していおり、読んで損をする、という作品とまでは言えない。 著者と編集者、発行元が、時代をきちんと把握できるようになり、則した表現になれば。 3時間弱。 | ||||
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