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ブラックナイト



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブラックナイト
ブラックナイト (光文社文庫)

ブラックナイトの評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

会社を舞台にした痛快なエンタメ小説

お仕事系エンタメ小説は、池井戸潤が一斉を風靡しているが、知る人ぞ知る日本が誇るエンタメ作家、建倉圭介のデビュー作も、会社を舞台にした小説だった。

その建倉圭介による、渾身のお仕事系エンタメ小説が、本作『ブラックナイト』である。

経営が悪化した宅建メーカー「カナエホーム」の再建のため、僻地に飛ばされた元役員堂島充が社長として抜擢される。社長に就任した堂島は、上司に楯突いて飛ばされた一癖も二癖もある社員たちを呼び戻し、会社をすこしずつ改善していくのだが、キャラ立ちした社員の造形や、どこの会社にもあるあるなダメダメな業務を合理的に改善するリアリティのある施策が、社会人経験がある読者のツボにハマる。

経営悪化の裏にある、会社乗っ取りの黒幕の卑劣な手口もリアリティがあり、悪人ながら唸らせる。

難点は登場人物が多いため、一人ひとりの描写が薄く、特に、新社長が凄腕過ぎて、なぜ、こんな人材が飛ばされたのか、もうちょっと過去のいきさつが描かれていれば、より、共感できたのではないかと思う。

映像向きの作品なので、ぜひ、この辺りを肉付けしてドラマ化して欲しい。池井戸潤のTBSに対抗して、フジや日テレあたりで、できないだろうか?
ブラックナイト (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックナイト (光文社文庫)より
4334776019

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