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見えざる檻



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見えざる檻の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ネタも枯渇気味!?

3年遅れでようやく日本語版が刊行。早速読破しましたが・・・

今回は凶悪なウィルスが相手。
アレックス・カーヴァの作品らしく展開はスピーディーで、
一気に最後まで読ませるのは流石!と言いたいところですが、、、、

読み終わった後のこの違和感は何だろう。

少々マンネリ気味というべきか。細部に粗が目立ち、また予想通りの犯人にがっかり。
途中でいかにも怪しいと思わせる人物が出てくるのは、お得意の手法ですが、
それがあまりにも強引すぎて、返って「あぁこの人は違うな」と思ってしまう。
また主役のマギーはともかく、マギーの周囲の人物に関する描写があまりにも少なく
その人物像が全く分からない。
あんなにお熱を上げていた相手にも「え?ストーカー扱いですか?」と、マギー自身の
性格も少々ブレ気味。

そもそも「なんでそんなところにそんな凶暴なウィルスがあったのか」は最後まで説明はなし。
冒頭の章がどうやらその理由らしいが、軍の最高研究施設でもそうそうは入手できないものを
そんな簡単に入手できるものかね?
犯人の動機もいまいち不明で「え?そんな理由でテロをやっちゃうか?」とハテナマークのオンパレード。
史上最悪のウィルスなのに「そんなに簡単にバイオハザードが収まるのはなぜ?」などなど、
疑問はつきない。

細部の詰めが甘すぎて、今までのシリーズを読破してきた人はちょっと拍子抜けしてしまう。
過去の5作と比べて恋愛に関する描写が少なかったので、その点はよしとするか。
(過去5作は恋愛描写が多すぎ。重大な事件を追ってるときにラブロマンスしてる場合か、と。)

次作も既にアメリカでは刊行されているので、来年夏くらいには日本語訳も出るのだろうか。
本国での本作の売れ行きはあまり芳しい物ではないらしく、次作の出来次第で
この作家が今後残れるかどうか、が決まってしまうのではないだろうか。
見えざる檻 (MIRA文庫)Amazon書評・レビュー:見えざる檻 (MIRA文庫)より
4596913811

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