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岩窟姫
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岩窟姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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グラビアアイドルの主人公の親友が自殺するというショッキングな冒頭。塞ぎ込み引きこもった主人公が、親友の死の謎を探りながら徐々に立ち直っていく姿を追いかける。 親友の死や芸能界の闇など扱う題材は暗いものの、重すぎない文体でどんどんページが進む。主人公が落ち込んだり涙する場面も多々あるものの、自分を客観視している描写が多いからか感情に引っ張られずに謎解きが進んでいくところも魅力。 主人公の考え方や周りの人との距離の取り方など、好感が持て楽しめた。 | ||||
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さわりも、中判も面白く、読みやすかったが、オチが弱い気がした。 | ||||
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全然もう、まったく期待していなかった本が、こうまでおもしろいと、笑いたくなりますね。 文句なく、星5つです。 タイトルはなんだか変だし、カバーのイラストはダサいし(絵師さん、ごめんなさい)、奥付を読むと、著者は鮎川哲也賞を受賞、とある。 なんだ、記号化された人物が登場して、事件が起こって、探偵が首をひねり、やがて皆を集めて、 「さて、みなさん」 とやる、あのテの小説か、としか思いませんでした。 いやいや、実際に読んでみると、とんでもない。 まず、第1章の疾走感はどうでしょう。 過去と現在を、行きつ、もどりつ、あっという間に、主人公の半生と、事件を語ってしまった。 その後も、ち密に計算されたストーリー展開が続いて、読み手は、ただその計算にのせられていけばよい。 そして……。 友人の死の原因を探っていった主人公が、第7章で、大どんでん返しを見ることになる。 いやあ、いい。 これ、いい。 私、大好きです。 現実に照らし合わせれば、 「そんなバカなこと、あるか」 と怒る人もいるでしょうが、いいじゃありませんか、このくらい。 小説なんて、おもしろけりゃ、いいんです。 というわけで、星5つ。 本格推理のファンも、通俗的なミステリのファンも、ぜひご一読を。 | ||||
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思えばこの作家の作品に登場する人々は、おおむねこういった表に出さない優しさの持ち主だと思う。 その屈折をもちろん嫌味な雰囲気はあれど、 わりとあっさりとどろどろせずに描くため、 心理ミステリー的要素が強くても、そんなに読後感は悪くない。 女同士のどろどろをテーマとする小説は最近増加傾向にあるが、 そんな作品とは一味違うものを読みたい方にお勧めできる。 | ||||
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「私の命は~」は既読でした、割と良かったのでこの本も読んでみましたが。 なんだろ、ミステリィー?帯にはそれらしい記述はあります、それらしい欠片はありましたが、 なんとも薄い・・。 仲の良いアイドル、突然の自殺、遺書はないものの、ブログにて誹謗中傷し、相手を貶める。 自殺の真相は書きませんが、変な終わり方に唖然。 ボリューム的にも暇つぶしには良いかもしれませんね。 | ||||
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最近読んだ近藤史恵さんの「私の命はあなたの命より軽い」が良かったので今回も手に取りました。 全7章で構成された長編ですが久々の一気読み 「事実」が知りたくてページを捲る手が止まらなくなりました。 まずそのタイトルに心を惹かれ普段聞きなれない言葉「岩窟」ガンクツの意味を調べてみました。 岩窟=岩の洞穴。岩屋。 終盤で出て来る「岩窟姫」の言葉に納得しました。 同じ芸能事務所に所属していた沙霧と蓮美 沙霧(さぎり)は謎の自殺をしてしまいます。 沙霧のブログにはこの物語の主人公である蓮美(れみ)のいじめが原因で死ぬと残されていました。 序盤から蓮美の苦悩に共感して早く事実が公になれば良いと祈る様にページを捲りました。 蓮美、友人のチホ、事務所のマネージャー星野、菊池、青木社長、蓮美の助けとなる斎木等 全ての登場人物のキャラ設定がしっかりとしていてストーリー展開もテンポ良く流れ 絶えず脳内映像でそれぞれの人物が動いていました。 最後の最後までドキドキする展開で読後感も良く夢中で読み終わりました。 面白かったです。 | ||||
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最近読んだ近藤史恵さんの「私の命はあなたの命より軽い」が良かったので今回も手に取りました。 全7章で構成された長編ですが久々の一気読み 「事実」が知りたくてページを捲る手が止まらなくなりました。 まずそのタイトルに心を惹かれ普段聞きなれない言葉「岩窟」ガンクツの意味を調べてみました。 岩窟=岩の洞穴。岩屋。 終盤で出て来る「岩窟姫」の言葉に納得しました。 同じ芸能事務所に所属していた沙霧と蓮美 沙霧(さぎり)は謎の自殺をしてしまいます。 沙霧のブログにはこの物語の主人公である蓮美(れみ)のいじめが原因で死ぬと残されていました。 序盤から蓮美の苦悩に共感して早く事実が公になれば良いと祈る様にページを捲りました。 蓮美、友人のチホ、事務所のマネージャー星野、菊池、青木社長、蓮美の助けとなる斎木等 全ての登場人物のキャラ設定がしっかりとしていてストーリー展開もテンポ良く流れ 絶えず脳内映像でそれぞれの人物が動いていました。 最後の最後までドキドキする展開で読後感も良く夢中で読み終わりました。 面白かったです。 | ||||
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アイドルの自殺。その原因の濡れ衣を着せられたもう一人のアイドル。悩み苦しんだ後、身の潔白を晴らす為の行動に出る。真相究明までのお話。 楽しく面白く一気読みしました。 けど、沙霧が蓮美を「陥れた」理由が「守る為」だけって事はないだろう。という、ちょっと物足りない読後感。 チホに「いい気味」と言わせてるんなら、ここは本音で「守る為って気持ちも勿論あるけど、守った末に、蓮美だけが傷を負わず、価値が上がって、自分は堕ちる」になるなら「自分ごと引きずりおろしたかった」まで明確にしてくれた方が移入しやすかったかな。 守る為だけなら、率直に自分の状況を話して事務所変わる様に勧めるなり、芸能界から身を引く様説得するなり、現実を認識させて、覚悟を促せば良いだけで。「いずれはあんたもそうなるのよ」と「でも今『お姫様』なのが許せない」。でも、「基本的に友達だと思ってるし、何かあれば助けたい」も本音という事で、その辺のぐちゃぐちゃした感じの描写が欲しかった。 | ||||
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