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おれは非情勤
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おれは非情勤の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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さくさくと読める短編集です。 この本の半分以上はタイトルの『おれは非常勤』です。 赴任する先々で事件が起こりそれを解決していく話です。 事件の真相は小学校ならではという感じです。 | ||||
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恥ずかしながら私は本を読むのが苦手です。 しかし、空き時間を使って読んでいるとあっという間に読み終わってしまいました!!! 短編のように一つ一つの話が短いため、どんどん読み進めていけます。 個人的に好きなシーンは、主人公が遊園地でポップコーンを買ったところです(笑) 普段の言動や表紙の顔からは想像できませんでして、なんというかギャップがかわいいと思いました。 そういったのが好きな方にもお勧めできます。 | ||||
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東野圭吾は短編もやはり面白い。ミステリーの短編は東野さんくらいしか、読みませんが、内容も薄くなく、日常の謎を解き明かすゆるミステリーです。とても読みやすいのでサクッと一日そこらで読めます☺︎おすすめです☺︎ | ||||
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面白かったー。 小学高学年あたりから大人まで読めそうですね。 マイナスな話がないので、安心して読めます。 謎解きもユルイけど、楽しめます。 名無しの非常勤講師、という設定。 ジュブナイルで、敢えてハードボイルドをやろうという。 基本が、ハードボイルド。一介の流れ者が、トラブルを解決し鮮やかに去って行く…まるで西部劇の定番のような演出。 ↑こんな解説が付いていましたが、 ハードボイルド好きには堪らないでしょうね〜 カバーイラストが変わったみたいですが、 前の線画の方が好きだったな。 | ||||
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教師嫌いの東野氏が教師を主人公にした小学校を舞台にしたミステリーでかつ、連載されていたのが今は無き学研の学習というかなり異色な作品である。以前にもしのぶ先生シリーズがあったが、今回は仕事と割り切り子供も好きではないというハードボイルドな非常勤が主人公で、クールな態度ながら最後にビシっと決める姿がカッコいい短編集である。小学5.6年向けの作品として書かれているが、大人が読んでも全く違和感がない。子供向けという印象はあまりない。東野氏の作品としてはマイナーだが、なかなか面白い。 | ||||
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本書は、『5年の学習』、『6年の学習』、および、『学習・科学 5年の読み物特集(下)』、『学習・科学6年の読み物特集(上)』 に書かれた作品を、文庫化にあたり大幅に加筆した文庫オリジナル 作品です。 本書の構成としては、最初からおよそ200ページ分が、ミステリ作家 になることを志し、小学校で非常勤講師を務める「おれ」を主人公に した「おれは非情勤」が収録されていて、そこから60ページ分ほどは、 小林竜太という小学生を主人公にした「放火魔をさがせ」と「幽霊か らの電話」の二作が収録されています。 ジュブナイル・ミステリというジャンルで書かれた「おれは非情勤」 は、著者の懐の広さと力量を見せつけてくれます。ハードボイルド で生徒とは常に一線を画す「おれ」の視点から語られる筆致は、勤 務先の学校で次々に起こる怪事件を冷静に鋭く推理するクールな様 と小気味よく符合している。怪事件の謎も、多くの要素が絡み合い ながら凝縮され、最後はスッと爽快に解けていく。大人でも十分に 楽しめる内容になっています。 最後の二編も、「おれは非情勤」と違う味わいを楽しめる、読み応え のある作品です。 読みやすく書かれているため、肩の力を抜きながら気軽に楽しめる 東野作品をどうぞ。 | ||||
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商品は汚れも折れ目もなく略新品状態で大変満足しております。 | ||||
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学研の小学生向け雑誌に連載した短編集。 赤川次郎との類似点が分かりました。 子供向けにもかきわけることができる。 先生が主人公でも,生徒が主人公でもよい。 標題は「非情」になっているが, とても人間味のある先生で, これも赤川次郎との類似点。 売れっ子には共通点が多いことがわかった。 | ||||
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少年少女向け雑誌に掲載された内容であるが、大人でも十分楽しむことのできる短編推理小説。主人公は非情な非常勤教師という設定で赴任する学校では必ず奇怪な事件が発生する。クールな思考である一方、子供を思いやる行動で事件を解決していく。短編であるため、登場人物が少ないが謎を解くのは結構難しい。 | ||||
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小学5.6年学習雑誌で連載されたもので、子供も楽しめる作品です。主人公の非常勤講習の先生がニヒルな感じで魅力的だ。 | ||||
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東野圭吾の入門編としては、とても読みやすいです。一つ一つが短編形式なので、1話完結ですぐに読み終えることができました。 | ||||
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こんな作品も書いちゃうのね。 少年少女向けと侮るなかれ。結構面白い! クールでどうぜ3ヶ月だけだし、子供なんて適当に扱っていればいいや。。ぐらいに思っているらしい、名無しの非常勤先生は、それでも最後にはいつも薀蓄のある言葉を放って、けっこう熱血先生じゃん。。みたいな。。あっという間に読めて、退屈しのぎにはお手ごろ本でしょう。 | ||||
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本書は、小学生向けの雑誌で掲載されていたものを文庫化したものである。ミステリー作家を目指しているために非常勤教師になっている「おれは非情勤」シリーズが6編と小林竜太という小学生が主人公になった「放火魔を探せ」と「幽霊からの電話」の2編が収録されている。 「おれは非情勤」シリーズの6編は以下のとおりである。全部において、簡単な謎解きに関して、主人公の非常勤教師が探偵となって事件の解決に至る。そして、犯人に当たる生徒たちに対して、非情ながらも暖かい言葉を捨て台詞として語ることになる。 ・「6×3」 ・「1/64」 ・「10×5+5+1」 ・「ウラコン」 ・「ムトタト」 ・「カミノミズ」 「放火魔を探せ」と「幽霊からの電話」は上記の「おれは非情勤」シリーズとはまったく絡まない。ある意味において、ボーナストラック的な作品といえる。小林少年がなぞを解くような話になっている。「幽霊からの電話」は、最後ほっとして和むような作品だったと思う。 本書で気になる言葉や発言は、「人間ってのはさ、好き嫌いがあって当然なんだ。だけど、確かなことは、人を好きになって得をすることはたくさんあるけれど、嫌いになって得することはめったにないことさ。だったらわざわざ嫌いな人間を探す必要もない。」が一番気になりました。わざわざ、自分から嫌いな相手を探す必要はないと思う。嫌いという感情がそもそも負の感情だから、負の感情を思っていたら気が晴れないからね。 | ||||
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小学生向けの雑誌に掲載された連作ミステリだけど、一切手抜きなしといった印象。 ハードボイルド小説の基本のような<非情>でクールな言動をしながら、実は温かい主人公。 子どもたちが読めるように、変にひねくれたトリックを仕掛けたりしていないので、読後の後味もすっきり。 大人も十分楽しめます。 | ||||
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子供向けのミステリ。 リアルな解決ではなく、子供なりの心理の動機、そして、パズル要素の多い暗号など、子供が楽しめるようによく工夫をこらしてあると思う。 内容もそうだが、テンポのテンションも軽いノリなので、奥深い本を読んだあとに気軽に読める本としておすすめ。 最後の皮肉の台詞がたまらなくよかったです。 | ||||
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初出が小学5年生ための本ということで、その世代にも読みやすいように、一話完結のオムニバス方式になっている。そのために、あつかう事件やトリックもトーンダウンさせてはあるが、そこは捻りが効いていて、幼稚と言下に否定することはできない。問題を恐れるために均一的である教育現場にあって、割り切った性格の「おれ」が起こす型破りな行動は痛快だ。また、最後に生徒に向かって吐く、気障な台詞もクールな「おれ」にはぴったりで、これも小気味よく受け止められる。 | ||||
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タイトルの気づきましたか? 非常勤ではなく非情勤。まさに主人公の俺を言い当てる最たるものでした。 非情と言うほどでもないのですが、「おれ」はかなりのドライな人間。へんに良識人間ぶった存在より、はるかに魅力的。冷たいようで、ある意味、「おれ」が一番子供たちを一人の人間としてみていることがいい感じ。○八先生も良いですが、今の世の中、こういった教師のほうが、まともな人間が育つのではないかと思いました。 現実の教師というものに、一物もっている東野さんの、強烈な皮肉小説。水が合えば楽しめる作品でしょう。 またオマケ小説が2本。こっちは一転して子供が主役の話。なかなかよい出来で面白いですよ。教師ともども、東野さんは子供をへんに美化しないところがいいですね。 | ||||
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本書は、学習研究社の学習雑誌「5年の学習」と「6年の学習」に97年から99年にかけて掲載された『おれは非情勤』を大幅に加筆、修正をしたものと「学習・科学 5年の読み物特集〈下〉」(94年1月)と「学習・科学 6年の読み物特集〈上〉」に掲載された『放火魔をさがせ』『幽霊からの電話』を1冊にまとめたジュブナイル(少年・少女向けの本)である。 内容は、普段は推理小説の執筆をしているという非常勤教師が行く先々の学校で事件に巻き込まれるが、クールかつ見事に解決するというもの。たかがジュブナイルと思っていると痛い目にあうかもしれない。小学生ならではの自由な発想を踏まえた上での謎解きなので意外に難しいかも‥‥。 とても「白夜行」を書いた作家とは思えない。またしても東野圭吾の懐の深さを垣間見た気がする。「見よ! いや、読め! 東野圭吾の才能を!」と言いたくなるくらい、このジュブナイルは秀作である。大人の方にも、もちろん一読していただきたいジュブナイルである。 最後に、本書の学習雑誌への掲載がPTAで問題になったという。いじめ等の描写があるからだそうだ。きちんと最後まで読めばそんなことにはならないはずである。大人たちの文章読解力の方に問題があるのでは? | ||||
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非常勤の小学校教師の主人公は、熱血教師とは対極にある冷めたヤツ。 でも、ちょっと斜めに構えたその冷静な目がいろんな事件を解決するのにとても役立つ。不思議に魅力的です。 肩がこらない短編なので、頭が疲れているときも大丈夫。すんなり読めます。ちょっと物足らん...という方もあるでしょうが。私は結構好きでした。 | ||||
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第1章「6×3」を読んで「あれっ」と思った。いくら小学校が舞台とはいえ、古典的な『ダイイングメッセージ』の謎。これだと犯人はばればれじゃないか。そしてこの作品の発表誌を確かめて半分納得。懐かしい学習研究社の『五年の学習』に連載されていたのだ。そうやって見れば、『おれ』が主人公のハードボイルドタッチ、しっかり「本格推理」している中身等、小学生の推理小説入門編としてはなかなかの1章ではあった。しかし東野圭吾という男はこんな雑誌にも手を広げるとは本当に恐ろしい。しかもぜんぜん手を抜いていない。二章からだんだんとトリックも独創的、手が込んで、しかも小学生らしさを忘れない。ただ、不思議なのはこの作品1章を四回に分けて連載していたみたいだ。(第四章から『六年の!学習』に移る)問題提示と解決の上下編に分けるのならまだしも四回に分けてどう読ませていくのか。加筆修正しているので詳しいところはわからない。当時の雑誌を読みたくなった。『「だから今の世の中は狂っているというんだよ」そういうとおはれは、じゃあな、と片手を上げて病室から出た。』きちんと作り上げたキャラはこうやって終りを告げている。小学生に狂っている世の中を少しだけ垣間見させ、その社会にはすに構えながらも結局人間らしさは忘れない『おれ』という主人公。このまま終らすには惜しいキャラではある。 | ||||
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