果てしなき流れの果てに

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評判

果てしなき流れの果てにの評価:

4.22/5点 レビュー 120件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全39件 21〜39 2/2ページ
No.19
(3pt)

【話がとっ散らかりすぎ】

後半は、『何だ?何だ?』と振り回されて頭が混乱しました。 
壮大と言えば壮大ですが、もっと話を短くまとめた方が良かった気がします。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
489456369X
No.18
(3pt)

作者の原点を知る上で好適な原石

50年近く前に書かれたとは思えない先見性が光る作品で原石の魅力がある。様々な分野の科学者と同様、「我々はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか ?」という問いを発し続ける作者の原点とも言える作品だと思う。本作は「時間と認識」を基本コンセプトとして、人類の歴史・進化を"非常に長いスパン"で俯瞰した(あるいは再構築しようとした)物で、見かけ上は異なるものの、後の「継ぐのは誰か?」の姉妹編と言った趣きがある。また、後の「日本沈没」の基本構想とも思える記述がある点にも興味を覚えた。

ただし、物語の構成手法はどうであろうか ? 異星人とのコンタクト、多次元宇宙、タイム・スリップと言った道具を用いて、人類の歴史・進化を見直そうとしているのだが、物語として練れていない感が否めない。異星人とのコンタクトに関しては、A.C.クラーク「地球幼年期の終わり」を想起させるものがあり、(執筆当時としても)新規性が感じられない。多次元宇宙、タイム・スリップにしても、最初の二章程読むとその構造が読者に分かるくらい核はシンプルなのに、ワザと記述順に変化を持たせて複雑な物語に見せかけている感がある。作者自身が"あとがき"で述べている通り、中盤の展開は主題から発散する傾向にあり、読んでいて退屈感を覚えた。極端に言えば、プロローグを含む最初の三章程度と中盤の要約とエピローグさえあれば充分と言った印象さえ受けるのである。

また、本作の主要な概念である「階梯」という用語にも違和感を覚えた。本作では「階梯=認識のレベル」程の意味で使われているのだが、それでも階層社会を想起させて嫌味がある。もっとも、作者の皮肉かもしれないが。一方、こうした構想の物語の中で、男女の愛を根底に据えている点は作者らしく、これも後の作品に受け継がれている。作者の原点を知る上では好適な書と言えるのではないか。
果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ)より
B000JA9Y9E
No.17
(3pt)

作者の原点を知る上で好適な原石

50年近く前に書かれたとは思えない先見性が光る作品で原石の魅力がある。様々な分野の科学者と同様、「我々はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか ?」という問いを発し続ける作者の原点とも言える作品だと思う。本作は「時間と認識」を基本コンセプトとして、人類の歴史・進化を"非常に長いスパン"で俯瞰した(あるいは再構築しようとした)物で、見かけ上は異なるものの、後の「継ぐのは誰か?」の姉妹編と言った趣きがある。また、後の「日本沈没」の基本構想とも思える記述がある点にも興味を覚えた。

ただし、物語の構成手法はどうであろうか ? 異星人とのコンタクト、多次元宇宙、タイム・スリップと言った道具を用いて、人類の歴史・進化を見直そうとしているのだが、物語として練れていない感が否めない。異星人とのコンタクトに関しては、A.C.クラーク「地球幼年期の終わり」を想起させるものがあり、(執筆当時としても)新規性が感じられない。多次元宇宙、タイム・スリップにしても、最初の二章程読むとその構造が読者に分かるくらい核はシンプルなのに、ワザと記述順に変化を持たせて複雑な物語に見せかけている感がある。作者自身が"あとがき"で述べている通り、中盤の展開は主題から発散する傾向にあり、読んでいて退屈感を覚えた。極端に言えば、プロローグを含む最初の三章程度と中盤の要約とエピローグさえあれば充分と言った印象さえ受けるのである。

また、本作の主要な概念である「階梯」という用語にも違和感を覚えた。本作では「階梯=認識のレベル」程の意味で使われているのだが、それでも階層社会を想起させて嫌味がある。もっとも、作者の皮肉かもしれないが。一方、こうした構想の物語の中で、男女の愛を根底に据えている点は作者らしく、これも後の作品に受け継がれている。作者の原点を知る上では好適な書と言えるのではないか。
新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33) Amazon書評・レビュー: 新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33)より
4758441782
No.16
(3pt)

作者の原点を知る上で好適な原石

50年近く前に書かれたとは思えない先見性が光る作品で原石の魅力がある。様々な分野の科学者と同様、「我々はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか ?」という問いを発し続ける作者の原点とも言える作品だと思う。本作は「時間と認識」を基本コンセプトとして、人類の歴史・進化を"非常に長いスパン"で俯瞰した(あるいは再構築しようとした)物で、見かけ上は異なるものの、後の「継ぐのは誰か?」の姉妹編と言った趣きがある。また、後の「日本沈没」の基本構想とも思える記述がある点にも興味を覚えた。

ただし、物語の構成手法はどうであろうか ? 異星人とのコンタクト、多次元宇宙、タイム・スリップと言った道具を用いて、人類の歴史・進化を見直そうとしているのだが、物語として練れていない感が否めない。異星人とのコンタクトに関しては、A.C.クラーク「地球幼年期の終わり」を想起させるものがあり、(執筆当時としても)新規性が感じられない。多次元宇宙、タイム・スリップにしても、最初の二章程読むとその構造が読者に分かるくらい核はシンプルなのに、ワザと記述順に変化を持たせて複雑な物語に見せかけている感がある。作者自身が"あとがき"で述べている通り、中盤の展開は主題から発散する傾向にあり、読んでいて退屈感を覚えた。極端に言えば、プロローグを含む最初の三章程度と中盤の要約とエピローグさえあれば充分と言った印象さえ受けるのである。

また、本作の主要な概念である「階梯」という用語にも違和感を覚えた。本作では「階梯=認識のレベル」程の意味で使われているのだが、それでも階層社会を想起させて嫌味がある。もっとも、作者の皮肉かもしれないが。一方、こうした構想の物語の中で、男女の愛を根底に据えている点は作者らしく、これも後の作品に受け継がれている。作者の原点を知る上では好適な書と言えるのではないか。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
489456369X
No.15
(3pt)

一読の価値あり!

永遠に砂が落ち続ける砂時計が発見された。それも、白亜紀の地層から。なぜそんな時代に想像も
できないものが存在したのか?N大学の理論物理研究所の助手の野々村は、研究所の大泉教授と
その友人の番匠谷教授とともに解明に乗り出す。しかし、彼らに危機が迫っていた・・・。

人類が存在しない時代にその砂時計はあった。永遠に砂が落ち続けるという、常識では考えられない
砂時計。それがなぜ白亜紀に存在していたのかという謎の答えは、実に壮大なドラマの中にあった!
時間を超越し、過去も未来も、今まで私が認識していたのとはまったく違う概念の中にある。過ぎて
しまった時間の中にあるものさえ、確定的ではないのだ。過去があって未来がある。この作品では
逆も言える。未来があるから、流動的な過去がある。いったい確かなものはどこにあるのか?いや、
そんなものは存在しないのかもしれない。この作品は1960年代に出版されたが、今まで色あせる
ことなく存在する。難解だが、スケールの大きな一読の価値のある作品だと思う。
最後に。どんなに人類の科学が発達しても、最後に残るのは「愛」なのではないだろうか。ラストの
描写に、作者の想いが強くこめられているのを感じた。
果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ)より
B000JA9Y9E
No.14
(3pt)

一読の価値あり!

永遠に砂が落ち続ける砂時計が発見された。それも、白亜紀の地層から。なぜそんな時代に想像も
できないものが存在したのか?N大学の理論物理研究所の助手の野々村は、研究所の大泉教授と
その友人の番匠谷教授とともに解明に乗り出す。しかし、彼らに危機が迫っていた・・・。

人類が存在しない時代にその砂時計はあった。永遠に砂が落ち続けるという、常識では考えられない
砂時計。それがなぜ白亜紀に存在していたのかという謎の答えは、実に壮大なドラマの中にあった!
時間を超越し、過去も未来も、今まで私が認識していたのとはまったく違う概念の中にある。過ぎて
しまった時間の中にあるものさえ、確定的ではないのだ。過去があって未来がある。この作品では
逆も言える。未来があるから、流動的な過去がある。いったい確かなものはどこにあるのか?いや、
そんなものは存在しないのかもしれない。この作品は1960年代に出版されたが、今まで色あせる
ことなく存在する。難解だが、スケールの大きな一読の価値のある作品だと思う。
最後に。どんなに人類の科学が発達しても、最後に残るのは「愛」なのではないだろうか。ラストの
描写に、作者の想いが強くこめられているのを感じた。
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4758441782
No.13
(3pt)

一読の価値あり!

永遠に砂が落ち続ける砂時計が発見された。それも、白亜紀の地層から。なぜそんな時代に想像も
できないものが存在したのか?N大学の理論物理研究所の助手の野々村は、研究所の大泉教授と
その友人の番匠谷教授とともに解明に乗り出す。しかし、彼らに危機が迫っていた・・・。

人類が存在しない時代にその砂時計はあった。永遠に砂が落ち続けるという、常識では考えられない
砂時計。それがなぜ白亜紀に存在していたのかという謎の答えは、実に壮大なドラマの中にあった!
時間を超越し、過去も未来も、今まで私が認識していたのとはまったく違う概念の中にある。過ぎて
しまった時間の中にあるものさえ、確定的ではないのだ。過去があって未来がある。この作品では
逆も言える。未来があるから、流動的な過去がある。いったい確かなものはどこにあるのか?いや、
そんなものは存在しないのかもしれない。この作品は1960年代に出版されたが、今まで色あせる
ことなく存在する。難解だが、スケールの大きな一読の価値のある作品だと思う。
最後に。どんなに人類の科学が発達しても、最後に残るのは「愛」なのではないだろうか。ラストの
描写に、作者の想いが強くこめられているのを感じた。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
489456369X
No.12
(3pt)

前半は好きです。

前半部分は非常に面白いんですが、後半は難解かつかなり辻褄が合わなくなってきてしまうので微妙かな〜という感じでした。

SF作家さんの挙げる名作SFランキングみたいなものに必ずランクインする作品だとのことですが、
正直そこまで面白い作品ではないという印象です。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
489456369X
No.11
(3pt)

前半は好きです。

前半部分は非常に面白いんですが、後半は難解かつかなり辻褄が合わなくなってきてしまうので微妙かな〜という感じでした。

SF作家さんの挙げる名作SFランキングみたいなものに必ずランクインする作品だとのことですが、
正直そこまで面白い作品ではないという印象です。
果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ)より
B000JA9Y9E
No.10
(3pt)

前半は好きです。

前半部分は非常に面白いんですが、後半は難解かつかなり辻褄が合わなくなってきてしまうので微妙かな〜という感じでした。

SF作家さんの挙げる名作SFランキングみたいなものに必ずランクインする作品だとのことですが、
正直そこまで面白い作品ではないという印象です。
新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33) Amazon書評・レビュー: 新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33)より
4758441782
No.9
(3pt)

ともかくすごいスケールの話

小松左京の手による時空超越テーマSF。

1966年の作品である。軌道エレベータがきっちり描写されているなど、クラークの「楽園の泉」が1979年ということも考えると、なかなか先進的な作品なのか。

物語の発端が、白亜紀の地層から発掘された奇妙な機械装置、というあたりから、ははぁあの手のテーマかな、というところは想像がつく。しかし、当初ゆるやかに始まった(と思った)ストーリは、ある時点からどんどん視点を変えながらジェットコースタのように進んでゆき、そしてついに到達すべきところへ到達し・・・。という感じなのですが、ともかくすごいスケールの話です。SF、特にハードSFは、結構読みつけているつもりなのですが、これはなかなか話に付いていけなくて大変だった。そのあたりも含め、ベイリー作品などに通じるところがあるようです。

ともかく、どうやら名作と呼ばれている作品のようなので、SF読みならば一度読んでおくのが良いと思います。結構ハードですが。
果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ)より
B000JA9Y9E
No.8
(3pt)

ともかくすごいスケールの話

小松左京の手による時空超越テーマSF。

1966年の作品である。軌道エレベータがきっちり描写されているなど、クラークの「楽園の泉」が1979年ということも考えると、なかなか先進的な作品なのか。

物語の発端が、白亜紀の地層から発掘された奇妙な機械装置、というあたりから、ははぁあの手のテーマかな、というところは想像がつく。しかし、当初ゆるやかに始まった(と思った)ストーリは、ある時点からどんどん視点を変えながらジェットコースタのように進んでゆき、そしてついに到達すべきところへ到達し・・・。という感じなのですが、ともかくすごいスケールの話です。SF、特にハードSFは、結構読みつけているつもりなのですが、これはなかなか話に付いていけなくて大変だった。そのあたりも含め、ベイリー作品などに通じるところがあるようです。

ともかく、どうやら名作と呼ばれている作品のようなので、SF読みならば一度読んでおくのが良いと思います。結構ハードですが。
新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33) Amazon書評・レビュー: 新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33)より
4758441782
No.7
(3pt)

ともかくすごいスケールの話

小松左京の手による時空超越テーマSF。

1966年の作品である。軌道エレベータがきっちり描写されているなど、クラークの「楽園の泉」が1979年ということも考えると、なかなか先進的な作品なのか。

物語の発端が、白亜紀の地層から発掘された奇妙な機械装置、というあたりから、ははぁあの手のテーマかな、というところは想像がつく。しかし、当初ゆるやかに始まった(と思った)ストーリは、ある時点からどんどん視点を変えながらジェットコースタのように進んでゆき、そしてついに到達すべきところへ到達し・・・。という感じなのですが、ともかくすごいスケールの話です。SF、特にハードSFは、結構読みつけているつもりなのですが、これはなかなか話に付いていけなくて大変だった。そのあたりも含め、ベイリー作品などに通じるところがあるようです。

ともかく、どうやら名作と呼ばれている作品のようなので、SF読みならば一度読んでおくのが良いと思います。結構ハードですが。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
489456369X
No.6
(3pt)

日本的な叙情的SF

SFは中学生時代から大好きで数多く読んできたが、日本人の作品はさほど多くない。アシモフやハインラインといった巨匠の作品を始めとして海外の作品はどちらかというと明るくて論理が明快な作品が多い一方で、日本人の(少なくとも当時の)作品は内省的でどちらかといえば陰鬱な作品が多いイメージがあったからだ。

小松氏の作品も大ヒットした日本沈没以外は読んだことがなかったが、あるテレビ番組で本書を取り上げていたので興味を持って読んでみた。時間旅行・パラレルワールド・超能力といったSF的な素材を扱っているものの、それ自体を目的にした内容ではなく、これらを土台に人類の種としての行く末を描くことに挑戦した作品だ。

正直言ってストーリー展開はかなり強引で、論理的には無理がある部分も見受けられたが、作品の持っている叙情的な雰囲気に乗せられて最後まで読み進めることができた。主人公は野々村と恋人の佐世子の二人だと思うが、時間の流れに飛び込んで時空を駆け巡ることになる野々村が、最後に記憶を失いながらも佐世子の元に帰ってくるところは共感できた。

但し読後感がすっきりしないのも事実。比べること自体に無理があるかも知れないが、自分にとっては同じ時間物であればアイザック・アシモフの「永遠の終り」の方が素直に面白いし感動できる。興味がある人は日米の巨匠の作品を読み比べてほしい。
果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ)より
B000JA9Y9E
No.5
(3pt)

日本的な叙情的SF

SFは中学生時代から大好きで数多く読んできたが、日本人の作品はさほど多くない。アシモフやハインラインといった巨匠の作品を始めとして海外の作品はどちらかというと明るくて論理が明快な作品が多い一方で、日本人の(少なくとも当時の)作品は内省的でどちらかといえば陰鬱な作品が多いイメージがあったからだ。

小松氏の作品も大ヒットした日本沈没以外は読んだことがなかったが、あるテレビ番組で本書を取り上げていたので興味を持って読んでみた。時間旅行・パラレルワールド・超能力といったSF的な素材を扱っているものの、それ自体を目的にした内容ではなく、これらを土台に人類の種としての行く末を描くことに挑戦した作品だ。

正直言ってストーリー展開はかなり強引で、論理的には無理がある部分も見受けられたが、作品の持っている叙情的な雰囲気に乗せられて最後まで読み進めることができた。主人公は野々村と恋人の佐世子の二人だと思うが、時間の流れに飛び込んで時空を駆け巡ることになる野々村が、最後に記憶を失いながらも佐世子の元に帰ってくるところは共感できた。

但し読後感がすっきりしないのも事実。比べること自体に無理があるかも知れないが、自分にとっては同じ時間物であればアイザック・アシモフの「永遠の終り」の方が素直に面白いし感動できる。興味がある人は日米の巨匠の作品を読み比べてほしい。
新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33) Amazon書評・レビュー: 新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33)より
4758441782
No.4
(3pt)

日本的な叙情的SF

SFは中学生時代から大好きで数多く読んできたが、日本人の作品はさほど多くない。アシモフやハインラインといった巨匠の作品を始めとして海外の作品はどちらかというと明るくて論理が明快な作品が多い一方で、日本人の(少なくとも当時の)作品は内省的でどちらかといえば陰鬱な作品が多いイメージがあったからだ。

小松氏の作品も大ヒットした日本沈没以外は読んだことがなかったが、あるテレビ番組で本書を取り上げていたので興味を持って読んでみた。時間旅行・パラレルワールド・超能力といったSF的な素材を扱っているものの、それ自体を目的にした内容ではなく、これらを土台に人類の種としての行く末を描くことに挑戦した作品だ。

正直言ってストーリー展開はかなり強引で、論理的には無理がある部分も見受けられたが、作品の持っている叙情的な雰囲気に乗せられて最後まで読み進めることができた。主人公は野々村と恋人の佐世子の二人だと思うが、時間の流れに飛び込んで時空を駆け巡ることになる野々村が、最後に記憶を失いながらも佐世子の元に帰ってくるところは共感できた。

但し読後感がすっきりしないのも事実。比べること自体に無理があるかも知れないが、自分にとっては同じ時間物であればアイザック・アシモフの「永遠の終り」の方が素直に面白いし感動できる。興味がある人は日米の巨匠の作品を読み比べてほしい。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
489456369X
No.3
(3pt)

今読んでも古くさくない

この作品は、昭和40年のSFマガジンに連載されたものである。しかし、今読んでも古くささや不自然さは感じない。ただし、時間や空間の移動が激しいので、一気に読まないと混乱する。二度読みをしても良いが、全十章のうちの第二章の後に、一番感動的なエピローグ(その2)があるため、結末を知っているとその感動が薄れるかもしれない。

作者が言わんとしている宇宙や時間の概念を理解することの難しい、時空を超えた壮絶な戦いを描くSFであるが、純愛小説として読むことも可能である。
果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (1966年) (日本SFシリーズ)より
B000JA9Y9E
No.2
(3pt)

今読んでも古くさくない

この作品は、昭和40年のSFマガジンに連載されたものである。しかし、今読んでも古くささや不自然さは感じない。ただし、時間や空間の移動が激しいので、一気に読まないと混乱する。二度読みをしても良いが、全十章のうちの第二章の後に、一番感動的なエピローグ(その2)があるため、結末を知っているとその感動が薄れるかもしれない。

作者が言わんとしている宇宙や時間の概念を理解することの難しい、時空を超えた壮絶な戦いを描くSFであるが、純愛小説として読むことも可能である。
新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33) Amazon書評・レビュー: 新装版 果しなき流れの果に (ハルキ文庫 こ 1-33)より
4758441782
No.1
(3pt)

今読んでも古くさくない

この作品は、昭和40年のSFマガジンに連載されたものである。しかし、今読んでも古くささや不自然さは感じない。ただし、時間や空間の移動が激しいので、一気に読まないと混乱する。二度読みをしても良いが、全十章のうちの第二章の後に、一番感動的なエピローグ(その2)があるため、結末を知っているとその感動が薄れるかもしれない。

作者が言わんとしている宇宙や時間の概念を理解することの難しい、時空を超えた壮絶な戦いを描くSFであるが、純愛小説として読むことも可能である。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)より
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