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槐(エンジュ)



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【この小説が収録されている参考書籍】
槐
槐 (光文社文庫)

槐(エンジュ)の評価: 4.24/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21~34 2/2ページ
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No.14:
(2pt)

中学生向けのラノベです

中学生あたり向けのラノベですね 発想は悪くないですしテンポも悪くないですが 登場人物も背景も会話も薄っぺらいです これで1000円オーバーとわすごい強気ですね 亡国のイージスやワイルドソウルやホワイトアウトなどの秀作より高いとは…
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.13:
(4pt)

一気読みの楽しさでしたが、

キャラクター設定、ストーリーともに深みはなく、漫画の原作やあらすじのようでした。盛り込みすぎたのかもしれません
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.12:
(5pt)

手に汗握る展開で一気に読ませる

最初は中学校の野外活動部の人間関係を描いた話かと思いきや、突然鉄砲の音が聞こえてきて事態は急変する。

振り込み詐欺で稼いだ40億円を巡る抗争が始まり、手に汗握る展開で一気に読ませる。関帝連合のグループ抗争に巻き込まれた中学生とタイトルにもなっている槐との闘いは壮絶だった。生徒たちが生き残るためにどうすべきか、それぞれでしっかり考えて成長していく姿は読み応えがあったし、読後感もよかった。

特に、生徒を守るため必死に闘いぬいた教頭先生の思いに感動した。規律にうるさく、生徒の楽しい気分を台無しにする行動をしてきた教頭先生が秘めた熱い想いに胸を打たれた。
槐Amazon書評・レビュー:より
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No.11:
(2pt)

エンターテインメントしては上質…だが

※ネタバレがあります※

これまでに書かれている数多のレビューの通り,設定・展開・読後感などは
押さえる所を充分に押さえており,エンターテインメントして大変上出来な作品でした.

一方で,読む間にこの王道的な色々が少々鼻についたこともまた事実でした.
その理由は特に以下の3点に集約されると考えられました.

1.あまりに記号的なキャラクター
「嫌われ者でひきこもりだけど最終的には友情・慈愛に目覚める少女・景子」
「不良と思われていたけど実はバイクが好きなだけで服役中の兄を慕う少年・隆也」
などなど,身内だけでも「この展開のためだけに作られた」感が強いように感じました.
半グレ集団は言うまでもなく,溝淵やチャイニーズマフィアの蔡・鄭も深みが足りません.
(とは言え,このタイプの悪党に同情的な背景を書かれても萎えるだけですが)

2.あまりにご都合主義的な展開
色々ありますが,大抵はエンターテインメントであるということから許容されました.
しかし,脇田教頭の柔道無双だけはいただけません.
銃を持った関帝連合を全員投げ飛ばすのならまだしも,
中国拳法を用いる蔡の側近や蔡までも (命と引き換えとは言え) 全員倒してしまうのは
いくらなんでもやり過ぎで,柔道を貶めるわけでは決してないのですが,リアリティが無さすぎです.
溝淵よりも上であると目されていた蔡一派が,立て続けに瓦解してしまうという展開も上手くいきすぎです.

3.あまりに軽い”槐”の口
進太郎の前で自らを「先生」と称したことに少し動揺する槐が,溝淵との駆け引きで余裕を示すためとはいえ,
「先生」として次々と軽口を叩くことには不自然さを感じざるを得ません.
また”槐”自身も,販促帯に書かれた「全く新しいヒーロー」には物足りないと感じました.
体制側でなくなっただけで,これまでに国内外で散々あった「無敵の軍人型」ヒーローの域を出ないレベルでした.
「最後の闘士」ヒーローを標榜するのならば,例えば「即興で火炎瓶を作る」「敵集団の前でアジることによって
裏切るよう扇動する」などの,(ベタ過ぎるとは言え) ”槐”をより特徴付ける活躍をさせるべきだったと思います.

この様に,エンターテインメントとはいえ,自分には過分に「ライトノベル的な」感じがどうしても否めず,
どこか冷めたような読後感が残ってしまい,他のレビュアーのように手放しで称賛することは出来ません.
機龍警察シリーズを毎回新刊ハードカバーで買ってきた者としては,
SFという枠が消えたこの作品で,作者の表現の底が見えてしまったということが無いよう願うばかりです.
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.10:
(5pt)

何も考えず、ヒーローものが楽しめる

これぞ、正しくエンターテイメントと感じます。まず、その舞台設定に驚き、登場人物の意外性も格好良さも、言い回しもどこか懐かしく、そしてこういう展開を待ってました、と思わず拍手したくなる気持ちになります。

半グレ集団の行動はやや強引で無理があるように思え、キャラクターも作り過ぎの感はありますが、ここまで振り切っていると気持ちいいです。中学生たちの世界の人間模様もしっかりと書かれ、凄惨な事件を通じて成長していく姿も素直にシンプルに伝わってきます。

主人公槐のバックボーンには一言では言えない難しい問題がありますが、中学生との交流は心振わせます。
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.9:
(4pt)

バトルロワイヤルに似た読後感

これだけバイオレンスが詰め込まれた作品なのに,最後まで展開に破綻がなく,しかも読後感はすがすがしい(まるで中学生たちの一夏の冒険談のよう).機龍警察のような徹底した書き込みができる作者だけど,この作品の場合には軽るめの筆致が成功していると思う.

エンジュにはもっと巨大なストーリーがあって,今回の事件はその中の一つの(心温まる)点描みたいな位置づけを勝手に想像しています.彼女の本業での活躍譚も読んでみたい.
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.8:
(4pt)

気が付けば…一気読みでした。

中学校の野外活動部が、恒例の夏休みキャンプに出かける。その夜、反グレ集団・関帝連合がそのキャンプ場を占拠する。
 
 帯を見て、展開が怖くなり、読むのを躊躇しましたが、アマゾンの書評では、むちゃくちゃイケてる!とありましたので、ビクビクしながら読みはじめました。

 出足は暗く、それでいてテンションが下がり気味な設定…だから良かったのでしょうか?

 反グレ集団が登場すると同時に、どんどんのめり込んでいきました。

 そのあとは一気読みでした!

 いやはや・・・良かったです。

 ただ血なまぐさいシーンもありましたので…それが嫌な方だと遠慮するかもしれないです。

 しかしながら、私個人としては、アマゾンのレビューの通り、エンターテイメントの王道を楽しませて頂きました。

 ありがとうございます。
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.7:
(5pt)

2015年No.1!

ドラグーンといい、槐といい、まるでアニメの世界です。この設定を徹底的に突き詰めたら超一級の物語になるんですね。エピローグを泣きながら読みました。なんと愛すべき登場人物たちなんでしょう! 舞台が現代日本で主人公が中学生なんで機龍警察よりサクサク読めました。ページをめくる手が止まりません。こんな小説久しぶりです! 月村先生、まさにエンターテイメント職人+(^_^)v
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.6:
(5pt)

素晴らしい

久々に、読んでいて痛快な気分になりました。
最初は少し読むつもりでしたが、読み出したら止まらなくなり、気がつくと徹夜して読んでました。
この作者の他のシリーズも読んでみます。
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.5:
(5pt)

最高におすすめ、ラストも良い。

機龍警察しか読んだ事なかったのですが、かなり印象が違う感じでした。
機龍警察と違ってSF要素は全く無いです。
格闘シーンが熱いです、激アツです、カフェで読んでて声が出そうになりました。

感動エンタメ激アツ要素がてんこ盛りで、筆力も高いので本当におすすめ。
仕事人、ダークヒーロー物、格闘物、ジュブナイル物が好きな人は鳥肌必至です。
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.4:
(5pt)

続編希望

一度読み終わってから、すぐに名場面を再読。2度目も十分面白い。
初めの60頁を過ぎたあたりから、止まらなくなる。
最初は、私は先生じゃない、とか言っていたのに、途中から自分で「先生は」とか言い始めて、Sキャラの女性教師に。半グレ相手に徹底したお仕置きを開始。月村先生、楽しんでいるでしょ。
もし続編が書かれるなら、公安から身を隠すため、アキバ辺りでメイドさんを・・・
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.3:
(5pt)

読み逃してはいけません。

これまで、作者の印象は、とても実力はあるが、わさわさアクションがあり今ひとつの感じがありましたが、この作品はおそらく次々と裏切られます。特に教頭がカッコイイです。
もちろん少年たちがイキイキと描かれています。
久しぶりに読み終わってもまだまだ読んでいたい気にさせる作品でした。
ハードカバーで買っても損のない至福の読書時間を満喫できます。
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.2:
(5pt)

なんとロマンティックな

機龍警察最新作と表裏一対
ともいえる槐。底流には同じ
感覚が流れるが登場人物が
中学生と言うこともあり、
妙に甘口。でも、それも善哉
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958
No.1:
(5pt)

この朝を知っていた者は誰もいなかった

夏休みの朝、中学生達と顧問の先生が、キャンプ場へと出発する。このわずか一昼夜の後にどんな感懐を抱くことになるか、彼らの誰も想像できなかった。読者の僕も想像できなかった。知っていたのは著者だけだ(それはそうだが)。

イタリアオペラの矛盾点として、巨大な肺活量を有する巨躯の歌手が病人の役で寝台に寝て大音声で歌う、というような指摘がある。でもこれはイタリアオペラの本質とは関係ないから、これを言ってもイタリアオペラの問題点をついたことにはならない。
本書においても、そこらの詐欺集団がこのような犯罪をやるだろうかというのは、的外れである。
というより、それどころではないのである。序盤から、こんなことになっちゃって後の展開はどうなるんだ? というようなどんでん返しが幾つもある。虚構ならではの「ありえない」設定の中にこそ旨味たっぷりの展開が待っている。
駆け引きと裏切り。それに地雷のような謎解き。 推理小説を読むようでもある。途中でこんなことが起こったら物語の先はどこへ向かうのだろうと、目眩を感じるほどであるが、勿論著者の筆には何でもないらしく、話は濃密なまま進展し、そして夜は明ける。

教頭先生の構えたところとか、茜の構えたところとか、意図的に書かれたと感じるコミカルなおかしさに愛着のわく描写もある。

中学生の性格の描き分けも面白かった。
森の中で先生に追いすがっていろんな台詞を言う進太郎君は純朴なのかアホなのか。両方かもしれないが、進太郎君、おじさんは君のことも誉めてあげるぞ。
槐Amazon書評・レビュー:より
4334929958

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