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探偵の探偵3
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探偵の探偵3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 61~70 4/4ページ
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もし前2作を読まずに本書を読もうとしているなら、私はあなたに訴えたい。「騙されたと思って、1作目から読んでください」と。 シリーズものとはいえ、確かに「この本だけでも作品と成立しているから、十分楽しめる」。しかし、1作目から読んでこそ、玲奈の抱える心の痛みや、妹のようにかわいがっている琴葉への思いなど、本作に至るまでの玲奈の軌跡をより深く理解できる。 本作も前2作同様、活字を追っているうちに映像が鮮やかに脳裏に浮かび、まるで映画を観ているような錯覚に陥る。スピード感があり、手に汗握る展開にこれは読む映画だという思いを強くした。 本作では玲奈vs悪徳探偵「死神」の直接対決となるわけだが、ただのアクションものではない。玲奈と琴葉の悲しみや苦しみなど、登場人物の心理描写も素晴らしく、ついつい感情移入してしまう。本作が最終章かと思ったが、まだ続きがあるという。こんなにも次が待ち遠しい作品に久しぶりに出会った。 | ||||
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正直、今回の前振り(発売予告)から考えると、3で完結するのかもしれないと思いながら読み始めました。相変わらず、「へー、そうなんだ、そんなことができるの、それって小説で書いて、悪用する奴が出てこないのか?」と思いながら、一気に読み終えました。この小説の根幹部分である、妹を死に追いやった悪徳探偵がこんな人物だったとは、読んで納得できる部分と本人の語る動機や生い立ちなどの背景に若干の消化不良をいだきつつも最後まで読み進めていくと・・・やはり、松岡さんの小説はおもしろい!次回の発売が本当に楽しみです。あと、地上波放送についても誰が玲奈を須磨を演じるのか?本当に楽しみです。 | ||||
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しかし本屋でIを読んで虜になりました。 死神との決着・・・ これが物語の大きな核になってます。 以前のテーマや要素が改めて出現したり 格になる部分がこれからより一層面白く今から楽しみです。 ドラマ化もキャストストーリーが良ければ期待ですがw キャラクターがイキイキしており 空想癖、妄想壁のある私は毎日就寝前に 勝手にキャラクターが脳内で動き出すだけに スピンオフ、次作を日々生み出すぐらいハマってます。 巻が増える度に面白さストーリーの素晴らしさ躍動感に心躍ります。 早く心が躍りたくて心待ちにしております♪ | ||||
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主人公の不倶戴天の敵、謎の探偵の正体が徐々に明らかになる復讐譚と、悪徳探偵を成敗する小気味よい展開、主人公を何とか逮捕しようと迫る警察と追い詰められる主人公が、謎の女性集団失踪事件の真相に迫るなど、前作と同じく怒濤のストーリー展開と、主人公が女性であるが故に、直接的な暴力には無力であるという弱点の設定が、主人公のキャラクターに厚みを加え、さらには、周りの人間に心を開いていく様も描かれ、前作よりも深みは増している。 主人公が、沈黙シリーズのセガールのように、意外なものを武器に活躍するさまや、さまざまな探偵術の記述の冴えも前作通り。 | ||||
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いよいよ死神との決着と相成りますが、直前に前巻まで、特に2巻を再読しておくべきと思います。 それによりなぜ死神がそこにいて、玲奈が行き着いたのか、死神が玲奈をどう意識したのかがはっきりするからです。 すべてがちゃんと筋が通っていると判ります。前半部の別の事件も、玲奈が死神ばかり追いかけてるわけでないことや、 被害女性を見過ごせない気質、それと重要なのは気弱な被害女性とダブって思えたある人物への「確証バイアス」が ここでも玲奈の眼を曇らせてしまったという事実です。そこまで描きこまれているところが面白いと思います。 ものすごくハラハラさせられて、前巻とは別の意味で辛い別れもありますが、玲奈と琴葉の4部作とのことで次もあるので、 今からワクワクして待ちたいと思います。 | ||||
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『死神編』とでもいうのか,シリーズの開始時から語られてきた物語の大きな区切り. ただ,前半はやや寄り道気味にも思え,前巻最後の勢いからすると少し気を削がれます. とはいえ,中盤に差し掛かると,近づき,近づかれつつも見えない『敵』への畏怖, そして次々と起きる事態に物語は加速,相変わらずショッキングな場面は多めですが, まさに絶体絶命のピンチから,様々な知識を織り交ぜての反撃には緊張と興奮を覚えます. ただ,『死神』と称された敵の正体については,確かに大きな驚きではあったものの, 話の外からいきなり飛び込んできたようにも感じられ,今ひとつ入り込んでいけません. 確かに無関係ではなく,その背景も語られますが,本当にただ驚いただけという印象です. とはいえ,あまりに突然,そして残酷な形で訪れる『姉妹』の終わりには胸が痛み, 頭では理解しながらも,心がそれを受け入れない主人公の動揺する姿も強く残ります. また,二人にできた大きな溝は埋まるのか,そして目的をなくした主人公の向かう先は. 新たな『敵』の存在と,それにまつわる因縁を匂わせつつ,物語は次の局面へと移ります. | ||||
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第2巻249ページ、終わりから8行目以降。ここがポイントだった。その後彼が採った行動は実は理屈に合わなかったのだが、今作で真相が明かされ、なるほどと思った。 死神の正体は推理可能な伏線があり、ちゃんと読んでいる読者なら巧みな構成に唸らされる。 成川の正体に迫る探偵術も見事で面白かった。 | ||||
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探偵の探偵IIIはIから続く物語の一旦の終局。前編の2冊を読んでからのほうが、深く気持ちが入り込めると思う。 玲奈は、探偵事務所の対探偵課に在職していたが、どちらかというと今まで独りで戦ってきた。 「死神」と称する悪徳探偵を探し続けて・・ その途中で知り合った、「見捨てられた女性たち」を助けながら、自分自身はその都度、ひどく心身ともに傷ついていく。 今回は前半分は玲奈の活躍というよりは、琴葉とのかかわり、事務所の人たちとのかかわり、警察とのかかわりはが、事細かに描かれている。 人は独りでは生きていけないことを玲奈が感じ取っているのだろうか?後半になって、玲奈が探していた「もの」の正体が明らかになっていく。 また傷つくのか?これでもかと今回は身体でなくて、心を痛めつけられる。 終局を見せたはずの物語が、新しいステージに変わろうとしている。次作はどうなっていくのかが、またまた期待してしまう。 | ||||
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スーパーヒロインといえば最近の「ドラゴンタトゥーの女」のリズベットを思い浮かべますが、峰美由紀、凜田莉子この両者が持つ慈愛を兼ね備えているにも関わらづ、この両者とは全く違うヒロイン紗崎 玲奈。松岡氏はまた素晴らしいヒロインを生み出したようです。今回はそんなヒロインが活躍する第3巻目ですが、なんといってもこのヒロイン玲奈の魅力につきます。魅力的なキャラクターが生み出されればあとはだらだらとシリーズを続けていくのが出版業界の運命のようですが、松岡氏の作品は今回もご多分に漏れずストーリーを進めるためにキャラクターが存在するのではなく、キャラクターが、物語の中で、悩み、感動し、行動することによって物語が進行していきます。どのキャラクターも血が通っており無駄がありません。そのため、「死神」ネタでだらだらとシリーズを続けファンを落胆させることもなさそうです。巻を追うごとに面白さが増す「探偵の探偵」、新たな章の幕開けも期待できる第3巻はお勧めです。 | ||||
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死神との決着 これはある意味で深い闇の一部が露見した始まりに過ぎなかった 今作で催眠を思わせる要素が新たに登場し 中核のテーマになりそうで今後の展開がとても興味深かった 死神と対峙し本心が露わになった玲奈と琴葉が 今後がどういう関係に築いていくのか気になる点も多く充実した今作だった | ||||
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