■スポンサードリンク
ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読書録「ホーンテッド・キャンパス恋する終 末論者」3 著者 櫛木理宇 出版 角川ホラー文庫 p165より引用 “ 甘いものをすすんで食べる習慣がない森 司でも一目でわかる。これはおそらく他人か らもらわない限り、一生口にすることはない たぐいの菓子だ。個人的嗜好にかかわらずあ りがたがって食わねばならない、庶民とは別 世界の食い物である。” 目次より抜粋引用 “告げ口心臓 啼く女 まよい道 まどい道 姥捨山奇譚” 見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生 を主人公とした、短編連作青春オカルトミス テリ。シリーズ第五弾。 人の良さにほだされて甘く接した恋敵から の誘いに呼び出され、飲み会に参加した主人 公・八神森司。あまり見知った顔が無い会の 中、目の前にいたのは懐かしい人物だった…。 上記の引用は、頼みごとを解決してきた人 たちの、卒業旅行のお土産が集まってきたシー ンでの一節。 旅行先でありがたいような品物を買うとなる と、かなりのお値打ち物になるでしょうね。 オカルト研究会のしてきたことは、それだけ のことなのでしょう。情けは人の為ならずで すね。 大学祭の話である三話目は、ここまでの登場人物の多くが出演していて、総集編のような雰囲気を醸し出しています。まさにお祭りの盛り上がりを見せる話です。 ーーーーー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリ要素も入ったホラー小説ではありますが、ライト系なので、怖くはありません。 怖がりだけど、ホラー小説に触れてみたいと思う方にはいいかもしれません。 短編なので、読みやすいですし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以下ネタバレ注意 内容はいつも通り捻りがあって良いです。全ての怪現象が悪霊が起こすわけではなく、時には善良な者が、時にさ生きた人の心が引き起こす要因となる。それをドストエフスキーやスティーブン・キングのようにドロドロと長々しく描写するのではなく、誰でも読破できるよう短くまとめ上げる。だから人によっては物足りないかもしれないけど、読書が苦手な人でも気軽に読める万人受けな内容。一話完結式の話が数話収録しているので、一日に一話読めば、アニメを一話見たような気分になれる。 ただ、かなりの読書家になると、今作のサブタイトルはやや問題があるかもしれない。 「恋する終末論者」一見意味不明なタイトルかもしれないが、本作登場の稲垣果那と森司の過去のやり取りを描くプロローグだけで一瞬で理解できた人は大勢いるはずだ。 プロローグで高校生の稲垣が森司に地球滅亡を前提に最後の日に何をするかという卒業アルバムのアンケートを聞く場面、かなりの読書家あるいは想像力のある人は「恋する終末論者=稲垣果那」であることが一瞬で気付くはずだ。だから終盤で稲垣が森司に恋心を抱いていたことが判明しても何も意外性はない。作者もそれを理解した上でのプロローグとサブタイトルなのであればそれで良いのだが、個人的には不満がある。せっかく森司に恋する人物を出すのだから、サブタイトルを変えて巧妙な伏線を立たせつつ、終盤にそれが明かされ「あっ、やられた!」と衝撃を味わいたかった。 とはいえ、本作の面白さが損なわれるわけではないので、そこさえ気にならなければいつも通りの良い内容になる。ただ、本作は本当に大きな衝撃を与える絶好の話になるはずだったが、サブタイトルとプロローグで恋する終末論者が誰なのか読み取れた自分はそういった衝撃を味わえなかったので、そこが残念 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!