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仮面山荘殺人事件
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仮面山荘殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 101~112 6/6ページ
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人間というものの心理を上手く利用した傑作です。 この世の中には、未だ解決しない事件がたくさんあるだろう。 その中には、大体の犯人は絞れているのに証拠がなくて逮捕までは至っていないものもある。 しかし、この作品では、その犯人を炙り出すために考えられた見事な戦略が功を奏す。 読後感は後味すっきりというところだろうか。 お芝居とは思えないような白熱したシーンには目を見張るものがある。 正直、ぐんぐんとストーリーの中に引っ張られていきました。 よく出来た話だと思う。 さすが東野圭吾、話の展開がとても上手だなぁと感心しました。 全てがお芝居だったなんて想像がつくはずもなく私も婚約者の高之と犯人を追っていたくらいでしたから・・・ 最後は思わず苦笑をしてしまいました。 | ||||
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作者自身"あとがき"で述べているように、NHKで放送された米TVドラマのアイデアを頂いた作品。私はそれに該当する作品を2つ観ているのだが、作者はどちらを観たのだろう? 少なくとも1つは「刑事コロンボ」の企画・製作者の人が担当していた。そんな訳で私には意外性がなかったが、無垢な状態で読めば騙されていたかもしれない。近年、作者はミステリ以外でも活躍し、その描写力には定評があるが、本作では緊迫感が足らないように思える。特に、強盗が乱入した後は本来緊迫感が増す筈なのに、逆に間延びしてしまっている。上述のTVでもそうだったが、異様な程に緊張感が高まることで、最後のカタルシスが生きるという仕掛けのアイデアなのだ。後半の緊迫感を増せば、更に傑作になったと思う。 | ||||
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出版からだいぶ時間が経過した直木賞受賞作品ですが 色褪せる事がないですね〜すっかり騙されました! 高之の婚約者朋美が打ち合わせの為教会に赴いた帰路 居眠り運転と見られる事故で死んでしまう・・・ 「だっていままで随分待ったんだもの」と朋美は結婚に胸を膨らませていた・・・ それが・・・ それから半年後 舞台は朋美の父親の山荘に。 8人の朋美の親戚などが集るなか高之も招待される。 が・・・ 思わぬ侵入者!なんと銀行強盗が山荘に忍び込んできてしまった。 さらに 思わぬ殺人事件が・・・ 徐々に解き明かされる朋美の死の真相は如何に・・・ 東野氏の本格的ミステリー! 山荘内部の背景描写も克明で 参加者の思惑、疑心などの心情描写、緊迫した状況が手にとるように分る。 どんどん読者を惹きつけて離さない。 構図もきめ細かに仕立て上げられいて二重三重とトリックされた見事な作品。 東野ワールドに拍手喝采です。 今度こそ最後までだまされないぞ〜と思いながらも またしてもすっかり騙されてしまいました。 | ||||
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良質のミステリーとして読める。 主人公のフィアンセの設定が見事で、すばらしい存在感がある。 途中で展開が読めないこともないが、おそらくラストでは裏切られるだろう。 最近正統なミステリーが少なくなった作者の、過去の良作。 | ||||
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本格物の典型的な東野作品。少なくとも今まで読んだ東野作品は◯◯と◯◯が途中ないし ラストで入れ替わる、そんな作品ばかりでした。例えば犯人と被害者であったり、仕掛け ている者と仕掛けられた者だったり、母親と娘だったり(笑。これは違うか)。この作品 もそんな作品で、気持ち良い驚きの引っくり返しと、嫌〜な気分が後を引っ張るラストで 東野節全開です。作者は人間が嫌いだとしか思えない。舞台装置として、玄関に飾られた 仮面が非常に良い効果を出していて、この視覚効果が読者を主人公の視線で建物の中に 導いて行き、そして去って行かせる。ここが非常に素晴らしい。どちらかというとメタミ ス寄りな作品な気もしますが、現代本格を語るのに外せない作品として星5つ。 | ||||
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面白かった・・・。これまでこのようなトリックものを読んだことが無いおかげで見事に騙された。 途中もしかしたら・・と思ったことが無い訳ではないが。 ここまで手の混んだ設定には素直に驚いた。緊迫感もリアルに伝わり、手に汗握る展開である。 読後の切なさは著者のお約束で、しみじみ余韻に浸りたい隠れた名作といえよう。このタイトルの意味も読後解決。 | ||||
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面白いです。 ひねりがとてもきいていて、かなりトリッキーな本格ものになっていると思う。今まで読んだ東野作品の中では一番だ。 ネタバレになるので言わないが、とりあえず解説は最後に読んだほうがいい。てゆうか、かなり駄文な解説なので読まなくていい。別作品のネタバレもしてるし。 | ||||
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~『殺意の集う夜』じゃないですが、西澤保彦が書きそうな話だと思いました。(考えてみると、本格としての系統は似ているかも…)読んでいる途中で違和感を感じる部分が、ラストではしっかりと伏線として氷塊・解明されるのはすっきりするのですが、アンフェアすれすれの部分も…。真相を知ってから遡って見てみると、本作がひとひねりもふ~~たひねりもある手練れの作品であることが分かります。~ | ||||
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途中で仕掛けが見え隠れする部分もあるけれど、展開のおもしろさで十分最後までひきつけられる、軽く読んで楽しめる一冊。名作ミステリー小説xxxのパロディもの(?)ということで、作者のチャレンジ精神が見受けられる。 | ||||
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途中まで、いや、10分の9までは星三つでした。たぶんミステリ慣れした人には途中で犯人が分かると思いますが、大丈夫です。途中のそんなはずはないだろと言う雰囲気も最後には納得します。同著者の悪意がお気に入りの方には特にお奨め。著者の新しいミステリ、新しい推理小説を模索する姿勢には脱帽です。 | ||||
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穏やかな話ではないが、誰しもついカッとなって「コイツ殺したろか!」と思う一瞬が、1度や2度はあったのではないか?しかし、まずほとんどの人が理性でそれを抑えたり、その時の周囲の状況で実際にはそうせずに済んでいるのだ。その一瞬を越えるか越えないかが、人が犯罪者となるか一般ピープルのまま人生を終えるかの違いである。この「仮面山荘殺人事件」では、「その一瞬」がクライマックスに訪れる。人が罪を犯そうとする時には、それを行う理由と、犯行が可能なシチュエーションが必要なのだ。日常では考えられない異常な状況、謎に継ぐ謎・・・その時、そこに投げ込まれた人は何を考えるか・・・!そのひとつの答えが、この物語のクライマックスにある。そしてそれは、著者の仕掛けたあるトリックによって、意外や意外、あっ!と驚くこと間違いなしである。 | ||||
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「あっ」と驚きたい人、「何じゃこりゃ!?」とびっくりしたい人には大のお奨め。設定、犯人当て、人物描写、伏線は平凡なれど、最後のどんでん返しでそれを全て許してしまう、そんなラストです。(でも、推理小説慣れしている人は最期の仕掛けがわかっちゃうかも。)星新一のショートショートのようなオチ。久々に「だまされた・・・」とにやにやしてしまいました。でも、東野圭吾ってどうしてこんなに救いのない小説が多いの?登場人物がカタルシスを得てるのに、読む人にもやもやが残ってしまう。と言うわけで、★一つ減点。 | ||||
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