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(短編集)
犯人のいない殺人の夜
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犯人のいない殺人の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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★★★☆☆ | ||||
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表題にもなっているストーリーは、まあまあよく、面白く読めた。 その他の短編は、まあ読まなくてもいいかなというくらいの物語。 | ||||
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まだパソコンや携帯電話が普及しておらず防犯カメラもない1994年に出版された小説で、ビデオカメラを殺人にうまく使ったり、黙って物を置いたりと、原始的なトリックがうまく使われていた。 短編集でうまくまとまっているが、読み応えという意味ではいまひとつだった。 昔はこんな感じで書いていたのかということが改めて分かった。 どうしても東野圭吾だと湯川教授や加賀刑事など、入り組んだ事件を期待してしまうところがあるので、評価が難しかった。 | ||||
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1990年に単行本として出版したものを1994年に文庫本として出版し、2020年に新装版として出しています。中には「小さな故意の物語」「闇の中の二人」「踊り子」「エンドレス・ナイト」「白い凶器」「さよならコーチ」「犯人のいない殺人の夜」の7つの短編が収められています。どれも著者の初期の作品なのだそうです。 読んでみての感想ですが、犯罪の謎は「なるほどそうだったのか」と思うこともありましたが、登場人物の心理に関しては、「人がそんな風に思うかな?」「そんな風に動くかな?」と疑問に思うことが多く(ネタバレになるので具体的には書けませんが)、あまり登場人物にリアリティーを感じませんでした。 著者の最近の作品を読むと多くの作品は質が高いと思いますし、「外れの少ない作家」と思っていましたので、”あの”東野さんにもこんな作品を書いていた時代があったのか、というのがちょっと驚きでした。 それから、予定外に夫が帰宅しているところに、浮気相手が訪ねてくる場面があって、「なんで電話で連絡しないのだろう」と疑問に思ったのですが、よく考えると普通の人が携帯電話を持っていない時代に書かれたんですね。1990年というとそんなに遠い昔ではないような気がしてしまうのですが、生活スタイルはずいぶん変わって、推理小説を読むときに時代背景まで考えて読む必要があるほど昔のことになったとはこれもまたちょっと驚きでした(小説の内容とは関係ない感想ですが)。 星の数ですが、暇つぶしに読むには面白い本だと思いますし、普通の作家であれば星が4つでも良かったのですが、「東野圭吾さんにしては」という意味で星を3つにしました。 | ||||
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「犯人のいない殺人の夜」はさすがに無理がある。 女の家庭教師はどのタイミングで入れ替われるの? | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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東野圭吾公式ガイドでの作者の自作解説を見ると、本短編集は初期のものがほとんどで、短編の書き方がよくわからず、いろいろなことを試しながら書いた時期の作品を集めたものとのことであり、読んでみると確かにそういった感じがした。 「踊り子」と「犯人のいない殺人の夜」が良かった。 「小さな故意の物語」 学校の屋上から転落した友人の死の謎を探る話。最後にひねりがあるものの、やや物足りない真相。事件の背景にある微妙な女心が印象的。 「闇の中の二人」 読み進めていくうちに犯人の見当はつくが、その背景にある事実と動機が意外。 「闇の中の二人」とは誰のことか。最後の一文が印象深い。 「踊り子」 塾の帰りにふと目撃した、新体操を踊る女の子に魅せられた少年の話。 その女の子がやがて姿を見せなくなり、少年の家庭教師がその謎を探ると、もの悲しくも意外な事実が判明する。 「エンドレス・ナイト」 刑事の臭覚で事件を解決する話。 主人公の女性の大阪嫌いが印象的であり、隣接県に住む私にはその心情が良くわかる。 「白い凶器」 所々に挿入されている二人の会話が誰と誰の会話なのかと思って読み進めていくと……。 動機が何とも意外であり、この動機に関する事実は初耳だった。 「白い凶器」というタイトルが動機を示しているのが面白い。 「さよならコーチ」 犯人はあるものを利用して殺人を行うが、逆に利用されていることが後でわかる。 「犯人のいない殺人の夜」 この作品は確かにトリッキーだ。理解力に乏しい私は、初読では最後まで読んでも、「あれ?どういうこと?」と理解できず、最後の方を読み返して、ようやく理解できた。<夜>と<今>を交互に描いたり、<夜>の視点となる人物を変えたりして、読者を欺いているところが巧妙。由紀子の写真、ドウダンツツジ、チューインガムといった小道具が、真相解明につながっている点も面白い。 | ||||
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そこそこ楽しく読めましたが、なんか物足りない・・・。 なんとなく、「あと何ページで終わらせなくっちゃ!」と急いてるかんじがして、イマイチ楽しめませんでした。 私の好きな横山秀夫や唯川恵の短編は、ページ数は少なくても短かさを感じさせず、重みがあって、 読み応えもあり、エンディングの意外性も長編に劣りません。 次に読むのは長編にしようと思います。 | ||||
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東野圭吾の短編集は初めて読むが、 これはこれでコンパクトにまとめられていていい。 ひとつひとつにコンセプトというか芯が メッセージのように伝わってきて余韻に浸れる。 短編ならではの短くまとめるために説明を省いたり無駄をなくしたりするために、 ストーリーが明確さには欠いているが、 それは他作が傑作すぎるからということでご愛嬌。 表題作「犯人のいない殺人の夜」は最後の雰囲気が怖かった…。 | ||||
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それぞれ登場人物のつながりがない短編集 それぞれの物語があり楽しめます。 犯人はいなさそうだけどしっかり謎解きをしてしまう という、納得の短編たち。 東野ファンならばもしかしたら犯人はすぐにわかってしまうかもしれません。 それでも、その裏側には想像できない物語があって 短編ながら読ませてくれます。 | ||||
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短編集でどれもタイトル通り犯人のいない、もしくは大きなどんでん返しの展開のあるストーリーになっている。 読者をうまい具合に錯覚させる文章作りは凄いと思います。 ただ、話に引き込まれたのは最後の話だけだったので星三つとします。 | ||||
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内容は比較的簡単なトリック設定の短編集であるが「天使の耳」ほどは素晴らしくない。一般文学323作品目の感想。2011/01/19 | ||||
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犯人はもちろんいます。人が殺されているのだから。でも、犯人を100%憎めない、というところにこのタイトルをつけた意味があるのかなあと思ってしまった。 人の命を奪う、ということはむろん許されないことです、どんなことがあっても。この物語に出てくる犯人たちにしても、もっと他の方法があっただろうになあと、なんだか哀れになってしまいます。 どうやって殺したか、というよりはどうして殺したか、という人間心理の動きを楽しむ小説だと思います。 | ||||
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