■スポンサードリンク
容疑者Xの献身
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
容疑者Xの献身の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全704件 421~440 22/36ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| なにより、題名が作品にマッチしていたことが、印象的だった。 最後の最後まで、予想をいい意味で裏切り続け、 ページを繰る手を止めることがない。 すばらしくも、おもしろい作品だった。 やはり、本作品でも教養にあふれた文体は生き生きとしており、 他の小説家には出せない深みを出している。 結末での、カタルシスも大したものだ。 犯罪は社会的に許されない。 しかし、罪を犯すだけの動機は理解される。 そのバランスが、結末で見事に融合されていた。 単純に逮捕されるだけではない、 単純に心が美化されるだけではない、 「深み」がそこにはあった。 もう一度、未体験から読み直したい一冊だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「献身」は純愛を履き違えてしまった石神に、皮肉をこめてつけたのかな?って感じです。 純愛として読むと石神の独りよがり的部分がなかなかしっくりきませんでしたが、再読時「間違った愛情表現」として読み直すと、石神の一連の行動がより切なく不憫で、私的にはけっこう楽しめました。 もちろん全体的にはとても面白い、素敵なサスペンス小説です。 一度読む価値ありと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 高校の数学教師である石神は、 アパートで自殺する直前に、 隣家に越して来た母娘の挨拶のノックで我に返り、 自殺を思いとどまった。 以後、母娘に好意を抱くようになり、 ある日、その母娘が犯してしまった罪を 消し去ろうと「献身」する。 しかし、私には、どうしても石神の自殺(未遂)の 動機が分からなかった。 「数学者として大学に残れなかった悔い」 「日々の生活の疲れ」などとあるが、 私はそれが<石神の自殺(未遂)の動機>とするには弱いというか、 えっ、何で?と大いなる疑問を感じずにはいられなかった。 というのも彼は、彼の性格から考えて、 現状の生活は充分に満たされていたと思うからだ。 生活に困っている訳でもなく、 人間関係に悩んでいる訳でもなく、 好きな数学に打ち込める環境。 それこそが、石神が望んだ環境であり、 それが叶っていたと考えられる。 もちろん、大学で学べれば良かったのだろうが、 「数学はどこでもできる」という彼の言葉にもあるように、 まさに大は付かなくとも、満足できる環境だったのでは。 それとも、単なるやせ我慢・・・。 いずれにしても石神の自殺(未遂)をする程の動機が分からない。 全てを語らないところが、ある意味、華なのかも知れないが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| トリック・展開ともに一級品です。しかしそれ以上に考えさせる作品でした。 石神が払った大きな代償、そうして彼が得ようとしたのは靖子への愛、数学への愛、触れているだけで幸福だと認めたものへ没頭する満足感だったと思います。 しかしたとえそれがどれほど完璧な計画で、靖子が心から幸福を掴めたとしても、娘は一層の罪の重さには耐えられなかった。石神が純粋に、ただ献身的に想って払った代償だとしても、です。 だから結局それは石神の自己満足にすぎなかったのだと、苦しみつつ告げる湯川の厳しさは著者自身の想いのように感じられました。 人を殺した罪、それにより人を苦しませてしまう罪、その両方を犯罪者は負わなければならない、とは「手紙」のテーマです。「手紙」にも見られるように、さりげない出来事の中に作品のテーマ以上のものをこめる著者の手腕には脱帽ですが、石神という人間の異常さ、それゆえに異常なほどの純愛、というのが巧みにトリックやテーマとリンクしていたと思います。 「心温まる」「感動の結末」といった宣伝に結局は白々しい主題しか用意されていないばかりと思っていましたが、本当に感動が、衝撃が、そういったものが溢れてくる作品でした。自分に一生の影響を与える本と出逢うのは容易ではありませんが、この本がその一冊になってくれるかもと期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 映画化をきっかけとして手にとってみました(といっても映画はまだ見ていませんので、単純に小説としての評価です)。 前二作(『探偵ガリレオ』『予知夢』)と違い長編であるため、登場人物の心理の移り変わりや、終盤でそれまで想像がつかない展開があったりなど、ミステリーとしては傑作であると思います。 また天才物理学者・湯川が「石神の古くからの親友」としての自分と、「石神の思考を誰よりも一番に打ち破るのは自分だ」という心の狭間で葛藤を起こす様子は、そつなく科学的に、そして論理的に事件を解決してきたそれまでの湯川にない、人間的な一面をみることができます。 そして事件の調査の過程で、それまで全面的に協力してきた同級生刑事・草薙との関係に、微妙な影が差し込みます。 前二作を読まなくても楽しめる内容ですが、読んでそれまでの湯川のキャラクターや、草薙との関係性を十分に認識してからの方が、このあたりの変化がより実感でき、読み手もより胸が締め付けられることと思います。 ただ、石神の靖子に対する愛情の強さは確かに感じますが、犯罪が絡む、明らかに間違った愛情表現を、帯に書かれている通り「純愛」と呼べるかとなると、私も抵抗があります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 【少々ネタバレあり】まる1日で頭から一気に読み終えました。 まさか…まさか石神がそこまで考えてたとは…自分の手を汚してたとは思ってもいなかった。 どんでん返しでいい意味で期待を裏切られました。 石神が花岡靖子に対する愛に泣かせられました。 どうすれば石神の為にもなるのか…このまま花岡靖子は工藤と幸せになるべきなのか…それがせめてもの石神への救いになるのか。と複雑な心境になりました。 ラストは納得のいく終わり方でしたが…やはり切ないです。はたして、石神が流した涙の意味はなんだったんだろうか。 なんの為に…愛とはいえこれは立派な罪人である。 だが最後の石神の叫びは痛々しかった。 自分を犠牲にしたうえに好きな女さえも守ることもできず目的さえも生きる意味さえも打ち砕かれた彼の心の叫びは今でも頭から離れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 一気に読んでしまう程の面白さはありませんでしたが、トリックには驚かされ、石神というキャラクターも良くできていて、読後感もなかなかのものでした。 但し、ヒロイン(?)だけは最低です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ガリレオシリーズは読んだことないけど、 超、面白かった。一気に読めました。 最後の最後まで、私もトリックに引っ掛かり どんでん返しにとてもびっくりしました。 愛する人のために、自分の人生をささげるところは 「白夜行」と、似てるところがあるなと思いました。 賛否両論あるけど、私は好きです。 映画も見ましたが、原作とはまた違う感じで楽しめたし 映像になると感情移入がしやすいのか、大泣きして しまいました。堤さんの演技は必見です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 映画公開に合わせて再読。 以前呼んだときよりも、号泣しました。 石神哲哉の愛。 湯川学の、友人に対する愛。 献身と言う言葉に秘められた命がけのトリックと、愛情。 人は人をどこまで愛せるのか。 その答えがここにあると思います。 この本を読んだ後にKOH+「最愛」を聞くと、涙が止まらなくなります。 愛さなくて良いから、遠くで見守ってて。 石神の言葉のように、僕にはとれました。 これは最高のミステリーにして、究極のラブストーリーです。 ”恋”ではない”愛”という感情。 石神が抱いたそれは、紛れもない愛そのものでした。 どうしてそこまで出来るのか。 愛が故の間違った献身という名の数式。 守るために、愛する人に笑っていて欲しいから。 生きる希望を、守りたかった。 愛されることを知らない、愛しすぎた男。 石神哲哉。 彼の切なすぎる”愛の4色問題” 隣同士が、同じ色になっては行けない――‐ 本の後には映画を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 実際に、これほどまでの愛を傾けられたら、受け止められるだろうか。 いや、やっぱりそれは無理だと思う。 それは無償の愛なのだろうか、無償ではないのでは...。 圧倒的な「愛」に涙が流れたけれど、その愛のために起こされた「こと」を思うと、怖さが募る。 トリックは単純だが、明快で心地よかった。 だまされたことなんて、どうでもよかった。 それよりも、この容疑者Xの思い(重い)が恐ろしかった。 「献身」とは、もしかしてあの愛と、この愛をさすのかもしれない。 映画を見るのは、辞めておこうかな...と思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 個人的には面白かったですね。 一気に読み終わりました。映画が公開されたあとに読んだので出演者のイメージが重なってしまいましたが。。。。 湯川と石神の友情、石神の花岡靖子への想い、いずれも重いものでした。 結局湯川と石神の対峙により全ての謎が解け心揺さぶる結末、本書においては草薙刑事の存在は。。。不要ですね(笑) 推理小説というよりは恋愛小説という気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| エンターテイメントとしても十分面白いが、後半になるとそれ以外の要素が加わる。 いい〜作品でした。 「の献身」がポイントです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 推理小説としてはとても面白かったです。 読み始めたら止まらないタイプの小説で一気に読み切りました。 テーマのひとつの「数学的思考」はとても面白く知的好奇心を 刺激されました。 ただ、他の方も指摘されてましたが主人公の女性の人物描写には もろさがあり、人間的な魅力を感じることはできませんでした。 また、「人を簡単に殺せる人間が、人を純粋に愛することができるのか?」 という本質的な疑問は残ったけれど、あまり深く考えなければ とても面白い推理小説であり、読んで損をすることはないと思います。 純粋に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 理系らしく装飾の少ない文章と、整然と進むストーリーは、とても読みやすく、久し振りの長編小説なのに一気に完読できた。 純愛か否かという論争もあるが、私はやはり純愛であったろうと思う。 ただし、それは所謂男女の性愛とは違う。学問にのめり込み人間関係に疎くなり、その煩わしさから更に学問に打ち込み、すっかり乾ききってしまった心象にすら省みることなく、一心不乱に学問に向かい合うことで心の均衡を保っているような人間がいる。大抵は限界と挫折で目覚める時が来るわけだが、悲しいことに、主人公はその機会を与えてもらえない程の天才だった。 唯一の挫折に出会った時には、彼は既に社会から遊離し、全ての繋がりを失っていた。 そこに現れた母子の姿は、荒涼たる彼の内面を潤し気力を与えた。彼は、母子に異性を見たのではなく、家庭の温もりを感じ、家族愛を本能に刻まれた帰属欲求を呼び覚まされたのではないか?同時に、その思いが彼にとっての僅かな唯一の社会との接点でもあった。だから守らなければならなかった。 愛情と呼ぶにはあまりに原始的根源的な感情とそこから生じた情動。それこそが、この物語の起点でありポイントだと思う。そしてそれこそが、所謂世にいう純愛が濁って見えるほど、ピュアな純愛であるといえる。と思う。 天才の論理的思考を凌駕する感情と、その感情から生じた衝動を土台とした天才の論理的思考。 問題を作るのと作られた問題を解くのとどちらが難しいか?与えられた解答が正しいと証明するのと自ら解答を導き出すのとどちらが難しいか?脳みそが足りない私には解らないが、理論は常に後付けであって、現実を追認することしかできないものである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ミステリとしてはかなり面白い部類に入る。 肩すかしやグダグダ感もなく、 石神や湯川のキャラもきちんとしていて面白い。 なにより随所で出てくる数学的、物理学的考え方は 非常に面白く、やはりこういう知識がないと 魅かれるミステリって書けないんだなぁと思ってしまう。 …が!!皆さん書かれているとおりいかんせん 人間に魅力がない。 石神がそこまですべてをささげるほどに愛したおんなは、 何がそんなに良かったのか??さっぱりである。 「読者のご想像にお任せします」だったらあまりにも置いていきぼりすぎる。 おんなを魅力的に描けていないというのは、この作品においては かなり致命的なのではないか。 「優しくて強い女」を書くなら、弁当屋を利用して 「お疲れのようですから、ビタミンがとれるお弁当がいいですよ」と 一言いったとか、そんなエピソードでも入れられそうなものだが それもない。いったいなにがいいのか。顔だけならば、 長く生きていればそんな女に逢うことは今までにもありそうだが。 そこまで「いい女」なのなら、読者にも康子像がわからないといけないと思う。 私は本を読んでいて石神や湯川は「こんな感じ」とわかったが、 康子は最後のほうまでこれという像が浮かばなかった。 逆に石神は、何の魅力もない男のように書かれているが 結構魅力あふれる男だなぁと思う。 映画化された石神役が堤真一だったので、「いい男すぎじゃ!!」と思ったが(笑)。 とはいえ、あれをしてしまったせいでその魅力もドンと半減したが。 ともあれ、ミステリとしては本当に面白いし読みやすく、 いい作品だったと思う。 「愛する人のためならば、どんなことでもしたい。」というのが 石神なりの不器用な愛し方であったと解釈している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 基本的にはじっくり読むのが好きなので、長編派な私ですが、ガリレオシリーズは、トリックが面白く、自分が理系なこともあって、読みやすい短編として読んでました。だから、この本もその延長なのかと思ってたら見事に裏切られ、はまりました。 確かにトリックは驚かされるけど、でもそれだけじゃなくて、登場人物の心の動きに惹きこまれる。読むのが辛くなるほど。 哀しくて、苦しくて、でも最後に少しだけ心が緩む感じがしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「純愛」=「純粋な愛」。石神の「愛」は純粋(恐ろしいほどに)なのだから、これを純愛と呼ぶことに問題はないと思うのですがどうでしょうか。「純粋」は複雑な背景からは生まれません。数学の問題に似ているような気もする、なんていったら陳腐になりますけど。だから僕は裁かれるべきだとは思えど其れは犯人であって物語ではない、と思います。 以前『宿命』を読んで、どうも文体が肌に合わず、物語にも入り込めませんでした。ドラマ「ガリレオ」と同時進行で『探偵ガリレオ』『予知夢』を読んで、コンセプトとキャラクターは好きになったけれどやっぱりしっくり来ませんでした。 東野作品四作目がこの『容疑者Xの献身』でしたが、驚くほどすんなり物語に入り込め、個人的には非常に満足しています。 蒸留水に浸された赤血球は破裂してしまう。なんて比喩が思い浮かびました。そんな破綻を前提とした物語。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ガリレオシリーズの中では異例で、湯川学の心理面での苦悶があり、且つ容疑者の行動が"献身"という言葉で表現するにはあまりにも軽すぎる。自分は本書を読んで泣きました。湯川側に自分を置いても、容疑者側に自分を置き換えても。とても切なく、悲しい物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 著者の文章は文学的な手の込んだ比喩表現(回りくどい言い回し)をしない分、スピード感があり情景がイメージしやすい。当方にとって本書が著者の作品初となるが、読み始めからそのような印象をもった。 内容もテーマとなるトリック・純愛ともに文句なしに素晴らしい。終盤畳み掛けるように泣かせる上手さが光ります。著者の別作品も是非見てみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 石神は死を覚悟したとき靖子に救われた。 彼の数学に対する情熱を再び与えてくれたのも靖子だ。 一度失った命を靖子と娘のために捧げたのは納得です。 一生刑務所の中でも彼のやりたい研究はできるのだ。 紙と鉛筆さえあれば。。。(なくても出来るか・・・) やり方は少々乱暴だけどね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





