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私が彼を殺した
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私が彼を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 101~111 6/6ページ
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結局誰が犯人なのですか?私にはさっぱりわかりませんでした!私は普通の推理小説なら、途中で犯人がわかってしまうほうなのですが、これはさっぱり!!最後まで読み終わって、「え!もう終わり?」悔しいのでもう一度読み直します。 | ||||
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犯人は一体誰か?容疑者は3人。この3人を1人称としておのおのの視点から描かれる。それがこの本の特徴だ。つまりはその章によって物事への見方が変わる点だ。これが結構読者を惑わすのかもしれない。犯人は毒物だけを追っていたのではわからない。結局最後の解説を読んで、またポイントを読み直すハメに私はなってしまった。それよりも何よりも関係者全員が被害者の死を悼んでいないのが怖かった。唯一悼んでいるように見える婚約者の美和子までもが、ラストに貴弘が気づくように、自分のために演技をしているのである。美和子の視点でのこのストーリーが実は一番読みたいかもしれない。 | ||||
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「犯人はあなたです!」という刑事のセリフで終わるこの小説では真犯人は明らかにされない(巻末袋とじでヒントは示される)。心配はご無用。設定は単純、容疑者も3人しか(!) いないし、凝ったトリックやアリバイ工作があるわけではなく、丹念に読めば犯人も明らかになる寸法。親切だ。人物造形は明快、3人の登場人物が1章ごとに一人称で物語をつづっていく形式は凝っているが、文章は手慣れたもので読みやすい。昨今流行の重く暗い社会派のミステリやリアル系警察小説などにはない明るさ(殺人事件の手前、不謹慎ではあるが)は、赤川次郎のミステリをちょっと連想させた。東野圭吾作品の多彩さをあらわす一佳作。 | ||||
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3人のうちの誰が彼を殺したのか?最後まで読んでも犯人ははっきりと名指しされることはありません。最後まで読んだあと、袋とじの解説を読んでみましょう。推理するのはあなたです。 | ||||
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殺された男性の婚約者とその兄。その男性の下で働く友人と編集者の女性。殺人事件の容疑者は3人。兄と友人そして編集者の女性の独白でこの物語は成り立っている。あまりにも純粋な詩人でもある婚約者が、お馴染み加賀刑事と2人で謎解きをしていく。巻末には「推理の手引き」が袋とじになってついているのだけれど、私はそれを読んでも誰が犯人だかわからない。それぞれの独白を読んでいると、3人それぞれが動機を持っているので、どんどんわからなくなる。一体、犯人は誰なんだろう? | ||||
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三人称で構成している点も、読むほどに面白さが増していく一因でもあると思う。しかし頭のいい人だ。文庫版、袋とじの解説を読んでも犯人が確信できずにいる私って・・・・。 | ||||
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東野圭吾氏は、やはり一級のストーリーテラーだ。「秘密」や「宿命」、テレビドラマにもなった「悪意」など、緻密に構成されたストーリーの運びで一気に読ませてしまう。この「私が彼を殺した」にも、大仕掛けなトリックもなく、あっと驚くどんでん返しの展開もないが、さりげなくそして自然な小道具の配置で、理論的に犯人が犯行を行うに至った経緯がわかる仕掛けになっている。(と言っても、西上心太氏による袋綴じの「推理の手引き」を読むまでは、私も犯人はさっぱりわからなかったが・・・(^_^;))同じ趣向の「どちらかが彼女を殺した」は、犯人を特定する部分がやや、弱かった気がするが、この作品は「なるほど!」と納得させてくれる。ま、とにかく「犯人は誰か?」を抜きにしても、物語の構成に拍手を送りたい秀作。 | ||||
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読み始めたら一気に読んでしまった。3人の容疑者の独白を交互に繰り返すという構成が非常に効果的な作品だ。 ただ、「売り」のはずの謎解きはちょっと物足らない。最後の最後に明かされる証拠によって3人の容疑者が1人に絞られるのだが、ヒントの与え方があからさま過ぎてすぐに犯人がわかってしまう。物語の展開が面白かっただけに大変残念だ。 | ||||
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犯人が誰なのかさっぱりわかりません。どのサイトにいっても同じ事が書いてあります。かくいう僕自身もそのサイトに書いてあることと同じ推理をしたのですが、ある欠点があるように思われます。東野圭吾氏に答えを聞きたい。本当に欠点のない推理が成り立つのかどうかを。 | ||||
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本格ミステリ好きであれば、読み進める中で、必ず「誰が犯人なのか」を考えていくだろう。この作品は容疑者3人の独白(?)から成り、地文以外は、憶測、嘘、何でもアリだ。そして、物語の最後は、刑事の「犯人はあなたです」で締めくくられ、作者からの明確な名前は出てこない。刑事も我々に大きなヒントを与えてはくれるもの、果たしてどれだけの人が「ヒント」を読まずに真相にたどり着けるのか…。敗北感を感じながらも「ヒント」を呼んだ後でさえ、本当にこれでいいのか? という不安感。…気づけばスッカリはまっている。誰かの意見が聞きたくて、薦めてしまっている。そんなこんなで、そんじょそこらの「フーダニット」とは一線を画す作品だ、と断言しよう。 | ||||
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私は確信的な仮説を持っている。しかし、その仮説を何年も誰にも話さないでいる。作者が神経を磨り減らしながら巧妙に創り上げた罠から脱出できないでいるともいえる。私は、誰に打ち明ければいいのか。それならいっそのこと東野圭吾に仮説を説明したい。そして彼に「ご名答」と言わせたいものである。超人に憧れる凡人のはかない夢とご理解ください。 | ||||
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