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私が彼を殺した



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私が彼を殺したの評価: 3.84/5点 レビュー 115件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 21~40 2/6ページ
No.95:
(3pt)

最後に真相を書いた方がよかった

派手で上昇志向、華やかな作家だが、実は自分のことしか考えていないイヤなヤツ穂高が結婚式当日に毒殺された。とりあえず怪しい容疑者は3人。穂高と一緒に事務所を共同経営していたが、彼にこき使われるばかりなのに辟易していた駿河。最愛の妹が穂高のような男と結婚するのが許せなかった神林。以前、穂高と関係があるも利用されただけに終わってしまった編集者の雪笹。そしてほかに登場するのは、穂高と結婚することになっていた美和子と、穂高に捨てられた準子。どろどろとした人間関係がそれぞれの視点から交互に描かれ、加賀刑事が登場して犯人を追い詰めていきます。

ラストは加賀の「犯人はあなたです。」の言葉で終わり、犯人と真相は明らかにされていません。1999年の作品ですが、当時はトリック追求メインのパズル的な新本格ミステリが流行っていたと記憶しています。有栖川有栖作品などもそうですが、このような”読者への挑戦”形式のものも多かったと思います。ここではあとがきにヒントが書かれています。

どちらかというと細かいトリックよりも人間ドラマや背景に興味があるので、最後まで読んでも犯人がわからなくて消化不良になりました。ネットでネタばれ検索しても、個人のサイトで2通りの真相がみつかり、いまだに誰が犯人か確信が持てません。たとえば公式サイトで真相を明かしてくれるとか、作家本人が種明かしをしてくれるといいのですが・・・。個人的にはこういう形式は今ひとつでした。途中の経過がおもしろかっただけに残念です。
私が彼を殺した (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
406182046X
No.94:
(5pt)

本気で犯人さがしの推理小説を読みたい方に

容疑者3人の中の誰が殺人犯かを探り当てることに焦点を絞った推理小説です。
「どちらかが彼女を殺した」に続いて書かれた読者に犯人を捜させるシリーズの続編らしいですが、こちらの作品の方が格段に難易度が高かった印象を持ちました。

最後の加賀刑事による謎解きの部分で、いったん3人すべての容疑がはれて、犯人がいないじゃないかと思わせたところから一転して、今度はあらためて3人共に毒を入れられる可能性があったとなるあたり、凝った作りになっています。

私は本編だけではもちろん、袋綴じの解説を読んでも、まだ犯人を確信をもって当てることができませんでした。

結局WEBで「私が彼女を殺した 犯人はだれ?」と検索して、やっと犯人を知ることができました。
犯人がわかってみれば、なるほどそういう記述があったと思い当たりましたが、なかなかそこまで注意して読むのは難しいと感じました。

犯人捜しだけが推理小説の唯一の価値や楽しみでもないでしょうが、そこにこだわって東野圭吾が本気で書くとこういう作品が出来上がると、世の中に知らしめる作品になった気がします。

他の方のレビューの中に、袋綴じ解説に解説している本文の箇所がわからなかったという内容がありましたが、次のページだと思います。
(ネタバレになるので、これから小説を読む方は注意)

ピルケースが二つあったことは、P.57に前の奥さんとペアで買ったと書いてあります。
また、駿河の家に穂高の前妻の荷物が置いてあること、そしてその荷物を警察の人間が見ていることは、P.181に書いてあります。
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No.93:
(3pt)

容疑者三人の泥臭い人間模様は見物!

美和子の婚約者の前彼女の自殺、そして婚約者が結婚式最中に変死するところから物語が展開します。解剖の結果いずれも同じ薬物が検出され、婚約者(穂高)が常用している鼻炎薬を入れたピルケースに誰が薬をすり替えたのか! 加賀恭一郎が解明に挑みます。
前半は美和子と兄の近親相姦に少し嫌悪感を感じました。せめて腹違いの兄妹とかの設定なら気にならないのですが…さすがに実の妹の結婚式には気持ち良く見送るものじゃないかな、結婚式当日におよんで「もうどうなってもいいと思った」と兄(貴弘)が強引にキスする場面は気持ち良くは感じませんでした。
中盤からは加賀刑事の登場により、容疑者三人に何時もの如く鋭く斬り込みます。それぞれの章(例:駿河直之の章)として、個々で章別けして検証していくのは、読み易くそれぞれの立場で考えれたので良かった。
クライマックスは容疑者三人と加賀刑事を美和子がこっそり穂高邸に呼び出し最後の犯人探しが始まります。それぞれに動機があるなか、皆が言い逃れする場面は泥臭さくもあり追い込まれた人間の究極って感じで見物です。
ただ私的には、前々作「どちらかが彼女を殺した」と今作のような犯人は解らないままにして、伏線を頼りに犯人を探してみて!的な感じよりは、しっかり加賀刑事が解明して最後は「そうゆう事だったのか~」って感じで終わる作品の方が好きです。結局犯人が気になってネットで調べちゃいました。
今回も愉しく拝読させて頂きました。
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No.92:
(5pt)

薬の数というデジタルな証拠を追求していくという点が現代的でこの作者的だと思えた

面白いね。しかも挑戦的。
袋とじの解決編を見てもまだ犯人は明確には書かれていない。いやぁ、難解。
昔は、海外の本格推理小説をよく読んでいた時期があったが、日本の作品は食わず嫌いだった。でも、今更ながら認識を改めなくてはいけないと思わされました。
物語の構成が登場人物視点で持ち回りで描写されていくのも新鮮で良かったし、容疑者が複数いて、それぞれの後ろめたい事情があるというのや、何より薬の数というデジタルな証拠を追求していくという点が現代的でこの作者的だと思えた。
それにしても、加賀刑事は阿部寛しか映像的に浮かんでこなかった。はまり役だな。
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No.91:
(3pt)

なるほどなぁ~

袋とじの解説を読んで、もう一度本文を読む、そんな作品。
しかし、ここまで嫌われる男と結婚する女性が犯人なのでは…なんて想像だけしていた。
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No.90:
(3pt)

犯人は結局誰なの?

新参者と悪意と麒麟の翼が好きで加賀シリーズ集めました。
これはよく分からない。加賀さんの面白さもあまりない。
推理小説ってこういうものが面白いのかもしれないですが、やっぱり最後は分かりやすくてスッキリする方がいいなぁ。
最後の方もう誰でもいいわってなった。
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No.89:
(5pt)

犯人が知りたい

あまり読まない東野圭吾さんの作品を読んでみたが、この作品は当たりだった。
最後まで読めない犯人で、結局最後も種明かしはしてくれなかったけども
推理が好きな方はかなり楽しめるはず。
ストーリーとしてもかなり面白かった。
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No.88:
(5pt)

加賀の追っかけを

加賀の追っかけをしてこの本にたどり着きました。

読み終わってからも、はっきりと読者に犯人を教えない作風は

好きです。

ただし、犯人が読み解けた場合ですが。

回答なのか、ヒントなのか、本の最後に袋とじが付いている。

読めばすっきりするのだろうが、何しろ本にはさみを入れることが

出来ない私は、今度古本屋さんに行って、破けている袋とじを

探してみたいと思う。

答え合わせはその時まで、お預けです。
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No.87:
(3pt)

Amazon顧客

東野圭吾の加賀恭一路シリーズなので安定した何時もの様な面白さであった。
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No.86:
(4pt)

三択です

前作同様答えはありませんが、話の話題に挙がります
楽しめました
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No.85:
(4pt)

筆力のあるベストセラー作家だから許されたオアソビ

作中でハッキリと犯人を名言せず、読者に推理させると言う大胆不敵な本格ミステリの趣向第2弾。有力な容疑者が2人から3人に増えさらに難解になったと言う触れ込みだが、ハナからまともに推理しようなどと無駄な事をしない私のような凡人ミステリファンにとっては、どちらにしろスッキリしない後味の悪さが残るのは否めない。本作は袋とじの解説で、序盤にこんな伏線があったとモロに書いてあったので、よしよしこれで犯人がわかるのか、と思いきや・・・何度も読み返したがどうしても該当しそうな箇所が見付けられなかった。何となく読んだ覚えがあるので、序盤にあるのなら見つけられる筈と思ったのに。私的には序盤と言えば百ページくらいまでかなと見当を付けたのだが、そこまでには発見出来なかった。ネットで調べてみて犯人はこの人物らしいとわかったが、この解説に書かれている序盤うんぬんの箇所は結局わからない。何ページ目にあったんだろう?
 まあ実はそんな事はどうでも良い。目を皿にしなければ発見出来ない伏線を張って、さあどうだと読者に挑戦状を叩き付けるこの趣向は、筆力のあるベストセラー作家だから許されたオアソビに過ぎないと思う。私の場合は注意力の足らないバカな読者であろうが、これだけの長編を懇切丁寧に熟読出来る時間のある読者などそんなにいない。名のない作者がこの趣向をやったら無視されるだけかも知れないだろう。
 ただ推理部分は別にして、いきなり近親相姦はおおっと思ったし、読者を飽きさせずどんどん読ませるリーダビリティは素晴らしい。語り手を次々に替えて目眩ましに掛ける高度に技巧的な作品を破綻なく仕上げる腕も一流と思う。ただ、技巧に走り過ぎて人間ドラマ的内容は薄いし、何より殺された男の花嫁になる筈だった女性の兄に対する想いと殺された男に対する気持ちが描き切れていないように思う。
 読んでる間は面白かったのに、後には何も残らなかった感が残念。近親相姦ネタが嬉しいので4評価を付けるけれど。
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No.84:
(5pt)

所々に伏線があった

それぞれの登場人物の章で物語が進んでいくのだが、もちろんその中で彼らにとって直接的に犯行に繋がる詳細は描かれていないのだが、確かに読み返すと伏線が描かれている
最後に「犯人はあなただ」と終わっていて、袋とじを読むまで分からなかったが、確かに読み返すと「なるほどな」と思わせる箇所があり、アガサ・クリスティのような推理小説で面白かった。
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No.83:
(3pt)

…気持ちの悪い関係性だ

推理は…割とどうでも良かった
どこの関係性をとっても「気持ち悪い」に尽きたw
一番気持ち悪かったのが、禁忌を踏み越えた後で、「仲良し兄妹」ごっこをしてる、その感覚。
次に気持ち悪かったのが、「美和子が好きで、幸せになって欲しいと思っている」のに、口をつぐむ雪笹。
穂高は普通のロクデナシ
…位な感じだった
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No.82:
(4pt)

「推理の手引き」を読んでも犯人がわからず、ネットで調べてようやくわかった

最後まで読んでも、「犯人はあなたです」と加賀刑事が指摘した人物が誰なのか、わからなかった。さらに、「推理の手引き《袋綴じ解説》」を読んでも、わからなかった。ネットでネタバレ検索をして、「ああ、そうだったのか」とようやく理解できた次第。この作品のように解答を示さないままで終了、というのは一つの趣向だとは思うが、正解がわからないままではモヤモヤ感が残る。ネットで調べることができて、良かった。
登場人物の数は限られており、その中で殺人事件を引き起こす愛憎関係が巧く構築されている。毒入りカプセルの数合わせの問題だったり、カプセルの入手とすり替えの可能性など、魅力的な謎が盛り込まれている。関係者が集められてからの論争によって、二転三転する展開も面白い。視点を容疑者の間で次々と変えていき、複数の人物が自分を犯人だと思い込んでいるところは、連城三紀彦氏の某作品に似ていると感じた。
犯人を特定する決定的な手掛かりが最後のページで示されるので、読者挑戦ものにするのであれば、最後のページに挑戦状を挿入するのであろう。最後のページの手掛かりから犯人を特定するのに必要な情報があちこちにさりげなく盛り込まれているので、パズルとして、結構難しい問題ではないだろうか。
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No.81:
(4pt)

面白い!

袋とじの解説には納得いきませんよ。解説者は東野氏と確認し合ったのだろうか。作者が犯人を提示していない以上、誰が犯人でもいいんじゃないのか。何通りもの読み方をして何度も楽しんでくださいと作者は提案してんじゃないのか。指紋の事も勝手に決めてもらっては困ります。楽しみの範囲が狭まるじゃないですか。私は犯人=美和子説です。このかまとと女、超不気味ですよ。一番のワルはこいつに決まっとる。登場人物のなかで、みんなの嫌われ者穂高が一番チャーミングに思えたのは私だけでしょうか。ついでに最もイヤなやつは加賀でした。
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No.80:
(1pt)

ダメでした。

東野圭吾さんでも、つまらない作品はあるんだなと知りました。
「どちらかが~」と共に中古本で購入しました。
読み手に推理させるみたいなコレ。
当時は斬新だったのかな。。
推理小説でこれは無いです。
どうせ、犯人はハッキリされないし~
どうでもいいや~
となるので、読み終えるまで苦痛でした。
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No.79:
(3pt)

破天荒。

傍若無人な振る舞いが軋轢を生み、殺意を覚えさせる。

各人の思惑が交差し、願わくば、自分の手を汚さずに目的を完遂したい。 他人を心理的に操り、願わくば果実のみを得たい。 誰しもが思うところ。

行き過ぎた愛が殺意に変わる。死に際に、己の非を悟るものか? あるいは、疑問符のみか?
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No.78:
(3pt)

悪人は 殺してもいい?

「神林貴弘」「駿河直之」「雪笹香織」という3人の視点から
穂高誠と浪岡準子の死を見つめていく。
殺すにいたる動機がどこまで描けるか?
なのだが、穂高誠が どこまで 悪人なのか
が 描けなければ 殺すまで至らないはずだ。
しかし、悪人だから 殺してもいいという結論まで到達するのだろうか?
読者が 殺してもいいと認識するように描く手腕が
推理小説の醍醐味なのかな?
穂高誠は、3人集まれば、その中心になりたい男。
気に入ったら、もてあそぶものを持っているらしい。
自分のしたことを他人に転嫁する能力がある。
このような男は、いずれ まわりから人がいなくなるだけなのだが。
殺されるまでの悪人とは言い切れないと思う。
神林貴弘は 神林美和子と 兄妹の関係をこえていた。
神林貴弘は 妹を 穂高誠に 嫁にやりたくないから、殺す
というのは、ちょっと無理があるなぁ。
脅迫を受けたから、殺すのも むつかしい。
駿河直之は、ギャンブルにはまりやすい性格があり、
会社の使い込みを、穂高誠に助けられた。よく先が見えない弱さがある。
浪岡準子が、好きでも、好きと言い切れない。そこにも弱さがある。
そして、穂高誠に紹介して、浪岡準子はもてあそばれる。
そのことの復讐として、穂高誠を殺すことができるのか?
穂高誠に ごめんと言わせることが重要だと思うが。
雪笹香織は 穂高誠にもて遊ばれた。
好きになってしまった自分が 悔しい筈なのだが。
浪岡準子をもてあそび、神林美和子を結婚相手にえらぶ。
神林美和子の商品価値を 評価する穂高誠。
憎い というところまで、到達し、穂高誠を殺せるのか?
加賀恭一郎が 事件を解明しようとするが。
神林美和子が 人間的に成長して、偉大な詩人になることを
期待することができそうだ。
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No.77:
(5pt)

全くわかりません

シリーズの前作『どちらかが彼女を殺した』から引き続き、本編中で犯人が明かされない作品です。作者から読者への「犯人を当ててみろ」という挑戦です。文庫版では「解説」の中に答えといっていいような内容が載ってるので、犯人当てに自信がない方もご安心を。
素直に言って、私は一度読んだだけでは犯人が誰なのか全くわかりませんでした(私はどの作品でも読み直さないのですが、もしもすぐに読み直していたらどうだったでしょう…。)物語の最後の最後に謎解き役の加賀から指紋について決定的な情報が示されます。でも、悲しいかな私にとっては何のヒントにもなりませんでした。これから読む人の中で「自力で犯人を当ててやる!」と意気込む人は、ぜひ指紋について注意しながら読んでみてください。
犯人当てについてはとても面白く楽しませてもらいました。しかし、本作で一番の謎は被害者の嫁の感情・行動だと思います(終盤にその兄の内面描写によって説明されてはいますけどね。)
私が彼を殺した (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
406182046X
No.76:
(4pt)

【ネタバレ含む】

おそらく10年ぶりの再読。
猫の描写以外の内容、兄妹の関係ですらすっかり忘れてしまっておりページをめくる手が止まらなかった。
しかし読了したもののどうしても納得のいかない点があったため、ネットであれこれ検索した。
で、つまりこれは…加筆したためおかしくなったんだなと思った。
元々『小説現代 メフィスト』に掲載されたもので、そもそも犯人が違っていたようだ。
正直なところ、メフィストでの連載の方が動機にしても、1つの物語としてもしっくりくる内容に仕上がっていたのではと思う(今では容易に手に入らなそうなので未読だが)。
ただ、犯人探しとしてはこれはこれで難易度が上がって(?)よかったのかも。
ちなみに、連載では初回のタイトルが『誰かが彼を殺した』だったり、穂高の前妻が出てこなかったり、猫が犬だったり、といった違いを挙げているサイトもあった。
読み比べてみたいものだ。
私が彼を殺した (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
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