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どちらかが彼女を殺した



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どちらかが彼女を殺したの評価: 3.83/5点 レビュー 129件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 81~89 5/5ページ
No.9:
(4pt)

小説、と言うより・・

小説と言うよりは、推理ゲームの果てしなく長い出題文、といったところでしょうか。ストーリーが浅いのは謎解きに徹した本であるからいいとして私としては、犯人を特定する決定打が弱い気がしました。東野作品におなじみの加賀刑事が出てきたのは個人的に良かったです。それでも何でも東野圭吾のグングン読めてしまう文章で作品としてはとっても面白かったです。これを書き終えたら自分なりの検証目的で2回目を読むことにしようかな。
どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)より
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No.8:
(4pt)

タイトルどおりの作品

言うまでもなく、どちらかが彼女を殺したー容疑者は冒頭で既に2人に絞られている。被害者の兄である警察官と、東野作品ではおなじみの敏腕刑事との事件解決の攻防戦。次第に紐解かれていく事実。 ただ、犯人の殺害手法は少し物足りない気がした。-結局、『解決の手引き』を読んでしまったけれども。推理小説の初歩として適切な気がする。
どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)より
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No.7:
(4pt)

渋いロジック重視の傑作ミステリ

最近の「新本格」と呼ばれるミステリが大嫌いな私が久々にロジックの快感に酔えた小説。私が「新本格」が嫌いな理由は、読者をあっと言わせたいばかりに非現実的で無理のあるトリックに傾きがちであること、謎解きをする探偵がこれはこうだったあれはああだったと断定的に語る裏に根拠やロジックがまったくないこと、の2点である(二階堂黎人のミステリが典型的)。ミステリにおいては真相にいたるロジックこそが美しいと考える私にとって、名探偵が何の根拠もなく「あれはこうだったのです」と断言すると、プロの警察官が検証もせず「そうだったのか!」とのけぞるようなミステリは馬鹿馬鹿しくて読んでいられない。それ、あんたの単なる推測じゃん、と言いたくなる。なぜそれ以外に回答があり得ないのか、どうしてその回答が導き出されるのか、がミステリの一番面白いところだろう。本作品はそういう子供だましなミステリの対極にある。大掛かりなトリックもなし、意外な犯人もなし、怪奇幻想もなし、しかし端正なロジックがある。本書では最後まで犯人の名前が書かれていない、従ってロジカルに考えれば誰でも明確に犯人が特定できる設定でなければならない。そして実際それはできる。にもかかわらず、袋とじを読む前に論理的に犯人を指摘できる読者は多くはないであろう。最後の最後、加賀刑事と和泉の議論の中で、謎解きのための数多くの手がかりがたった一つのポイントに収斂していく様は異様にスリリングであり、ついに問題が最もシンプルな二者択一に還元された瞬間に物語は終わる。読者にゆだねられているのは最後の一ステップだけであり、この一ステップは完全に論理的にクリアできる。その一ステップの匙加減がまさに絶妙。ミステリに渋いロジカルな推理を求める人にお勧め。
どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)より
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No.6:
(4pt)

良質なミステリー

ミステリーというと広義すぎる気もするので、本格推理と言った方が良いのかと思う。「どちらかが彼女を殺した」というタイトル通りの話であり、そこに焦点が置かれている作品である。参考までに私の読み方をまず、しつこく疑わずに誘われるままに読み進めた。これにより特にラストの緊張感も損なわれることなく話しを楽しめる。そして二度目。全てをわかった上で、重要部分の描かれ方などを念頭に読み進める。そんな良質な本格推理物の読み方に十分耐えうる良質な本格物だと思う。
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No.5:
(4pt)

どうしてもわからない

私はこれが謎解き本だということを知らずに読みはじめてしまい(当然袋とじの意味もわからず)、最後に来て「え”~!?そ、そんな!!」と叫びたい衝動に駆られた。そこで、ぱらぱらと元に戻り、ヒントがありそうなところを読み返してみたものの結局犯人はわからず。。。容疑者は二人しかいないのに。どうしてわからないかなあ。私は加賀刑事のファンなので全体としては面白かったのですが。。。誰か犯人を教えて下さい。編集部の作ったと言う「模範解答マニュアル」をぜひ見てみたい。
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No.4:
(4pt)

推理は難しいが魅力・・・

 身近にいたクールな人がこの小説を最後の袋綴じが気になり、一気に読んで、面白かったと語っていたのを聞き、そんな袋綴じがある本があるのか?ましてや有名な東野圭吾の作品で?と気になり購入した。確かに最後の部分に袋とじがある。やけに気になる。東野圭吾作品はラジオドラマとして聞いたことがあるが、小説は読んだことがなく初めて読んでみた。この作品では、彼女の兄がまさに必死に冷静沈着に犯人わりだしに自ら、取り組むところが驚異であるがその過程が楽しめた。女性として妹が死に追いやられた状況を考えるといたたまれない。兄は肉親でありつつ緻密に犯人を確実にあぶりだしていく。袋綴じを読んでも実は 私には難しい事件だった。もう一回、推理を考えてみたいという気になった。
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No.3:
(5pt)

推理という枠を超えた感動作品

私は初めて彼の作品「放課後」を読んで以来推理小説の虜になっている。彼は推理の材料の与え方が実にうまい。この作品は犯人が二者択一であるのになかなか真相にたどり着けない。その分読者に十分考えさせてくれる機会をくれる。自分の手で真相を探ってやろうと躍起になる。そこがこの本の面白さ。また、登場人物全員に人間らしさ、優しさも感じる。人間の全てを憎みきれるものではないこと。事実にはそれ以上の不幸を重ねないヒントが隠されている。とにかく色々なことを考えさせてくれる。
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No.2:
(5pt)

推理小説の醍醐味

本格推理小説である。容疑者は二人。さりげない事実から、事の真相が浮かび上がってくる推理小説の醍醐味が味わえる本である。物語は殺人事件であるが、読者も日常的にこのような推理をする機会があるので自分のことと置き換えて読むことも可能なのではないか。例えば失恋の危機にある男。悪いのは彼女にちょっかいを出しているほかの男のせいか。それとも、彼女自身が男に見切りをつけているのか。この物語を手本に男はいろいろと推理するだろう。例えば彼女の部屋に背より高いところによく使う荷物が置かれている場合、真相の割り出しはかなりやり易くなるかもしれない。しかし、癒しの本にはならないだろう。どちらにせよ、真相とはほろ苦いものだからである。ともかく読みごたえのある本であった。
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No.1:
(4pt)

コロコロ変わる展開に引き込まれます

犯人はどちらかと言うことは早めに分かっているのですが、状況でコッチが犯人だと導かれても数ページ後にはまた片方の犯人説へ導かれる・・・最後の最後までどちらが犯人なのか、一ページ一ページ慎重に読ませれれるサスペンスです。
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