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どちらかが彼女を殺した
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どちらかが彼女を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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文体は読みやすく赤川次郎先生を思わせるようなどんどん読み進めてしまう。推理小説として読むというよりもキャラに惹き込まれる。静かに執拗にしかもどんどん真実味のある質問を投げかけてく警察官。殺された妹の兄も警察官という立場を利用しながら復讐心に飲まれていくなど人物像に重きを置かれているせいかとても魅力的。ただ、答え合わせがしたい。昔のフランス映画のように幸せが待っているのか不幸への片道切符になるのか。。。なんていうおセンチな話ではないので正義の話は白黒が必要だと思う。 | ||||
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あえて結末まで書かず、読者の推理に任せる。それはいいのだが、話があまり面白くないため、もう一度確認しようという気にならなかった。キャラ描写は相変わらずうまいんだけどね。 | ||||
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趣向だけ聞くと面白そうだが、小説として面白くは無い。 たまたまトリックのポイントに気付くことが出来たので答え合わせを見てスッキリはしたが、 その犯人当てに必要な手掛かりとなるトリックを「見破る」、あるいは「見つけ出す」ために読む分量と内容では無いと思う。 「犯人当て」がテーマのはずだが、ほぼ確実に犯人当ての直接の手掛かりにはならないであろう動機面に関わる描写、展開が延々と続く。 バッサリ短くしてこの趣向の短編集を作りその中の一編であったなら評価は変わった。 | ||||
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東野圭吾好きの知り合いに「今、東野圭吾の本を読んでいるけどプラチナデータって面白いね」と言ったら勧めてくれたのが本書。20年以上前の本だが、違和感なく読む事が出来る。 両親を亡くし、兄妹のたった二人の肉親で有る妹が死亡した。兄康正は愛知県で警察に勤めており、妹園子は東京でOLをしている。双方共にお互いに敬愛の念を抱いている二人は、常日頃から相手を思いやっているが、その妹が不安になるような電話をかけてくる。実家に戻るという妹を待ったが帰ってこない為に、非番となった日に東京の妹の下に駆けつけると、妹はベッドの上で亡骸となって横たわっていた。 まず本書で違和感を感じたのが、兄康正の行動。彼は刑事では無く交通課所属で有るが、警察官として冷静に現場を見、妹は自殺では無く他殺と判断。 ここまでは良いが、康正は逆に他殺の証拠をかき集め、むしろ自殺と警察が判断する様にしている。これが心理的にどうしても理解出来ない。 勿論、愛するたった一人の肉親となった妹を殺された憎しみから、犯人の特定を司法に任せるのでは無く、自らの手で葬りたいと言う設定は理解できる。 しかし、愛する妹ながら交友関係はほぼ知らない兄康正は、自らが警察官ゆえに個人での捜査はすぐに限界に来るのは業務上身に染みてわかっているはず。更に愛知県と東京という居住地と現場の距離の問題もある。 良くある復讐劇として、警察が自殺と断定した後にそれに異を唱え、自ら他殺の証拠を集める為に奔走すると言うのは実際の事件でも有る話しだし、その過程で犯人を突き止め自らの手によって・・・・・と言うのであれば物語に入り込め易かった。 結果、この兄康正の行動が理解出来ないまま物語が進んでいく。なんらかの刑事罰や行政罰に問うのは難しいかもしれないが、現場の物的証拠を隠したり、ドアチェーンを切る偽装、“どちらか”の一人で有る佃への身分詐称などなど。 このミステリの鍵は、「利き手」。妹の利き手と現場の状況から、妹の利き手ではこの様な現場の状況(つまり自殺)にはならないと悟り、最後は真犯人の突き止めにも繋がるのだが、この“鍵”も正直良くわからない。 重要な証拠として睡眠薬が有る。自分に服用経験が無いので間違っているかも知れないが、普通は銀色のアルミっぽい感じの袋か、透明のビニール袋かと思う。インスタントラーメンのスープの粉(銀色)や薬味(透明袋)みたいな感じだ。 これを、左利きだろうが右利きだろうが、破った後にテーブルの上に放置すれば、利き手がどちらか判断するのは非常に困難なのでは?と思う。つまり、右上を斜めにカットした袋をテーブルに置く際に逆にすれば左上をカットした様になる。同じ右利きでも、袋を手前に切るか後ろに切るか人によって違うのでは? 科捜研の様な所で詳細に調べれば違うのかもしれないが、現場でパッと見でわかるものだろうか? 犯人の犯行動機も理解できない。 まず、執筆当時の世相で本書が書かれたと想定しても、たった一本しか出ていないAV女優の特定って、インターネットの無い時代では大変難しいし、数年後にレンタルビデオ店で置いてある可能性も相当低い。それだけ入れ替わりの激しい世界だし、一本だけ出演のビデオがいつまでも並んでいる事は無いと思う。女性は化粧や髪型、服装でも相当違って見える。実際、「どちらか」の一人、弓場も学生時代と雰囲気が違っている描写が出てくる。 もし結婚するのなら、結婚相手が元AV女優だった証拠のビデオを貴方の両親に送ると言われても、両親に適当な事を言って開封させなければ良いだけだし、もしバレても特徴的なホクロとかが無い限り、他人の空似で押し切る方が得策。 結果、本書のタイトルから見ても、読後にネットで見たネタバレサイトでも、本件は他殺と断定されており、巻末の「推理の手引き」でも他殺と断定している。 しかし、犯行動機や物的証拠が全く決定打になっているとは言い難く、例えば二袋目の睡眠薬を犯人に渡し「貴方が袋を開けて。そうすれば忘れるから」とでも言って服用したのなら、自殺のセンもあり得る。 最後になるが、東野圭吾の凄さは理解出来た。読後に知ったのだが、東京で捜査にあたる刑事加賀恭一郎は、シリーズ化されるほど東野作品では有名な登場人物。 それを全く知らず脇役程度の理解で読んだのだが、登場シーンから直ぐに「非常に目立つ刑事だな」という印象があった。 加賀恭一郎シリーズと副題がある訳でも無く、セリフのシーンが多い訳でも無い。それでも読者側に強い印象を与える人物を描くと言うのは、流石東野圭吾と思った。 | ||||
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結局不明。想像に任せる。という事でしょうか?モヤモヤしていて嫌! | ||||
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スッキリしませんでした、この手は苦手です。東野シリーズではこんな推理系がもう一冊あるようですね。 | ||||
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こんなにも売れて評判の良い東野圭吾なら何を読んでも面白いのだろう。 そんな気持ちでこの一冊を選びました。選んだ理由はタイトルに魅かれたから。 しかし、中身は、私にとって同ジャンルではこれまでにないほど、ヒドイものでした。 内容の骨子は主人公の妹を、その友人か元恋人、どちらが殺したか? というフーダニット(?)もの。 それは別に良いのですが、ラストになっても真相が明かされないのに、ある意味「驚愕」した。 まさか、あえて書かないことで、最後には犯人がわかるというミステリーの「常識」を覆した野心作とかいう悪い冗談のような破廉恥な評価がなされることは流石にないとは思うが、まず第一に「そうならそうとはじめに言ってよ」と言いたい。もし、そうなら絶対買わなかったし、読まなかった。その点がアンフェア。ノット本格精神。 はっきり言って、ミステリーで最後の真相を明かさないとか、ミステリーを書こうと思った人ならおそらく誰でも思いつくし、それが行われなかったのは、それがどんなにくだらないか即時にわかるからだ。よほど工夫しなければ、それは効果的かつ、面白くはならないだろう。 他に眼を向ければ同時代の「新」本格ミステリー作家の有栖川有栖は「読者への挑戦」という形で、スマートに行っているし、真相を含めてドラマ仕立てにし、最後まで面白く見せるのが珠玉のプロの業というものだろう。本書は、その点を単なる誰しもが思いつく思いつきでサボっているだけの作品、私にはそう思える。 ちなみに中身も良い出来ではない。 一、二章ですでに作品のプロットの骨格が見え、あとはダラダラと「犯人アテゲーム」のテキストを読まされるだけで、物語のうねりもほとんどない。登場人物のキャラクターも定型的だ。10ページほどのゲームブックにまとめてほしい。本当に。 | ||||
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どちらが犯人なの?誰か教えてくださいな。 わからない わからないわからない | ||||
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途中からどうでもよくなってしましました。登場人物に魅力がない。加賀刑事もそれほど活躍しない。作者は推理小説の根幹ともいえる謎解きを放り投げて読者にさあ、考えろという、失礼きわまるラスト。そもそも無理のあるストーリーに最後がこれでは、本を買った私は怒りすら感じました。失礼な男だ、東野圭吾。 | ||||
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突っ込みどころが多すぎる。あと会話文が平凡すぎることなどもあり人物が薄っぺらい。出版していいレベルではない。 | ||||
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斬新で緻密なトリックがあるわけでもなく、 人物描写が優れているわけでもなく、 どんでん返しがあるわけでもない。 推理の決め手となるポイントも、使い古されたネタ。 この本を読んで、むかーし「小学●年生」などの 雑誌の付録についていた推理読み物を思い出しました。 2ページで十分おさまる話でしょう。 2ページにまとめちゃうと推理のポイントが目立ち過ぎるので、 ページ数を増やし、 犯人を明記しないという「奇抜な」手法で、 何とか取り繕った感が否めません。 | ||||
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○○(事件のキーとなるもの)に関して、「見せかけはありうる」という前提に立つならば、犯人は男、犯人は女、自殺の三通りともありうるので、「見せかけはない」と前提が置かれているといえる。 また、「共犯はありえない」という前提を覆えすことも可能であるが、これも認めていない。 つまり、『「見せかけがない」「共犯はありえない」という前提で犯人を推理しろ』というのが最後に出された問題である。ただし ・P348で犯人でない方は犯人を推理できてもおかしくない ・加賀はもっと早く犯人を確定できるはずだ などといった点が気になる。 作者は前提を崩す(実は「ーに見せかけ」の類である)のを連発しながら、クライマックスに至っているにもかかわらず、前提を抑えて推理しろ、というのが読後感の悪さに繋がっている。 メタ的手法の連発が基本である東野圭吾の作品にしては珍しく、最後が本格推理小説仕立てであるが、その成立の難しさを逆説的に表現してしまったのではないだろうか。 | ||||
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正直、私はこの作品が好きではありません。 半分位読んだ位から、「つまらないなぁ〜。。。」って思いました。 それでもお金を払って買ったわけだし、 とりあえず最後まで読みました。 しかしどうでしょう? 犯人はわからないし、もう一度読み直すほど面白い作品でもありませんでした。 | ||||
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謎解きが好きな読者はそれなりに楽しめるかもしれないが、そもそもの事件の発端となる殺人の動機があまりに弱いと思う。これが園子が佳代子を殺した、というならまだ納得がいくが......。しかしながら加賀刑事はとても魅力的な人物なので、もう少し動機に重点を置いた次回作に期待したい。 | ||||
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全体としては面白いです。登場人物も煩雑な感じしないしストーリーも面白いし。でも、ストーリーを楽しんでいるのか謎解きを楽しんでいるのかよくわからなかったかな。結局回答集みたいなのがないとさっぱりわからないし、回答集読んでも「ん?」だし。で、結局誰が犯人よ…って思った。読解力がないだけなのかもしれないけどね。もしかしたら、謎解き好きの人にはたまらない1冊なのかも。でも、ストーリーを追っていくのが好きな僕には★★かな。 | ||||
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最初はぐいぐい読ませていきます。さすがです。しかし伏線をばらまき犯人を読者に当てさせるような技法はもういらないですよ。ややこしいだけで、意外性も独創性もあまりないと思います。 | ||||
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