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どちらかが彼女を殺した
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どちらかが彼女を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 81~100 5/7ページ
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犯人当てを読者にさせるという独特な趣向が凝らされた作品、という話題が先行しがちだと思うが、それぞれのプロットや伏線がよく出来ており、個人的にはガリレオシリーズや白夜行よりも、こちらのほうが読み応えがあると感じた。 ノベルズ版から文庫版になる際に重要な手がかりが故意的に削除された、というのも面白い趣向だ。ただ、文庫の最後の袋とじで説明されている最後の犯人を特定する際の条件については、実際には本当にそれが手がかりになるのか、という気がした。(指紋など)もちろん、東野先生ほどの方なので、緻密な検証はされているとは思うが。。。 オススメの一作です。 | ||||
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最後が袋とじになっていて読者に推理させる、という手法は 独創的で斬新だったと思います。発想が面白いです。 自分で謎を解いてやるぞ!という人にお奨めだと思います。 | ||||
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読み始めたから一応最後まで読んだという感じ。それなりに楽しめましたが、のめり込むほどではなかった。どちらが犯人か私は確信を持てなかったので、ネットで調べました。文庫版は単行本より難しくなっていたようですね。まあ、軽く頭の運動をしたい時などには良いと思いますが。 | ||||
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初めて読むタイプの推理小説。これは面白い!作者との駆け引きを楽しめる!1つ1つの動きを注意して読み進めた。最愛の妹が死んだ。とうてい自殺とは思えない兄・和泉康正は、元恋人と親友を容疑者と定め、追いつめてゆく。決して司法の手にゆだねず、自らの手で復讐を果たすために。それにしても、犯人はふてぶてしい。殺された妹が可哀想だ。男を見る目がなかったか。女性の幸不幸は、伴侶に大きく影響される。私も妹がおり身につまされた。そのうえで、私は豊橋育ちだ。兄に親近感を感じ、相当に肩入れしながら読んだ。ラスト、これでもかと2転3転する展開。あくまでも自殺を主張しぬく2人。迷いが生じる兄。「加賀恭一郎頑張ってくれ!」と心のなかで叫んでいた。もう一度、兄と加賀が飲む場面を、作品のなかでみたいと思ったのは私だけではないだろう。ともかく、最後の解説がないと私にはわからなかった。。。 | ||||
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推理小説の醍醐味は、犯人が誰か?どのような経緯で犯行に至ったのか? 物証は?アリバイは?なんてことを説きつつ進んでいくんだろう。 しかし、タイトルには「どちらかが彼女を殺した」とある。 登場人物は最小限に絞られ、その中から犯人を断定していく。 今回は、刑事である加賀恭一郎と妹を殺された(あるいは自殺で亡くした?)兄との駆け引きが楽しめる。 兄は、別の署に努める交通課の警官。刑事対警官(最も兄は犯人ではないが、疑いはかかる)。 互いに真実を突き止めたい(他殺か自殺か?犯人は?)ことでは一致するのだが、その思いが異なる。 最後の最後、頭の切れない僕は、犯人が解らなかった・・・ 喉の奥に魚の小骨が刺さったような、そんな感覚が残った。 あなたは、犯人が解りましたか? | ||||
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斬新で緻密なトリックがあるわけでもなく、 人物描写が優れているわけでもなく、 どんでん返しがあるわけでもない。 推理の決め手となるポイントも、使い古されたネタ。 この本を読んで、むかーし「小学●年生」などの 雑誌の付録についていた推理読み物を思い出しました。 2ページで十分おさまる話でしょう。 2ページにまとめちゃうと推理のポイントが目立ち過ぎるので、 ページ数を増やし、 犯人を明記しないという「奇抜な」手法で、 何とか取り繕った感が否めません。 | ||||
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新参者のドラマ化に際して加賀恭一郎シリーズを読みだしました。 東野圭吾は昔っからすごかったんすね。 まぁ推理の手引書があったんで最後の数ページの読みなおしで納得しました。 でもこの形式のバージョンアップである「私が彼を殺した」があると思うと 今から頭が痛いです(笑) | ||||
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本書の特徴としては、巻末に袋とじとして決定打が記載されている点。 そして自分自身推理系はほとんど読まないが・・逆にそれが良かったのか3hで読み切ってしまった・・素直におもしろかった・・トリハダもたちました。 4章までは推理するというよりは?登場人物に感情移入してしまうほどストーリーがうまく書かれています。 5,6章で推理モノに急転するのだが・・それは読まれてからのお楽しみ♪ 俺は5章途中まで「題名はフェイク!?」と思っていました。 犯人の発言・・その粘着力ときたら・・人間の根源は悪だということをまざまざと感じさせてくれますw 「絶対わかるまでみるものか!」 自然とそう思える1冊で値段以上の価値はあります! | ||||
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この本を買う前に読んだ「名探偵の掟」で、どうせ読者も本気で推理なんかしてなくて、最後に種明かしされるのを読んで分かったような気になっているというようなセリフがあり、それを踏まえてこの小説は真剣に読んでいないと犯人が分からないということだったので、絶対に自力で解いてやろうと思って読んでいたのですが、結局どっちか分からず、袋とじ(ココにほとんど答えのヒントがのっている)開けちゃいました(^^; 前編を通して真剣にどっぷりハマって読んでしまい、とても楽しめました。通勤・通学時間なんかではなく休みの日に一気に読んでもらいたい小説です。 | ||||
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シンプルな推理小説である。容疑者は二人。ある女性が殺され、その親友と元恋人が容疑者となる。男と女。どちらにも動機はある。そして、犯人を見つける手がかりとなる物証も提示される。真犯人はどちらか。 私はこの本を読んで、アガサ・クリスティーの「ひらいたトランプ」を思い出した。おなじみ、名探偵エルキュール・ポアロが活躍する。ある部屋で、一人の男が殺される。容疑者はたった4人。トランプのブリッジをやっていた人々が容疑者となる。ポアロは、そのブリッジの記録を見て、その進行の仕方から人々の心理を読み、見事に真犯人を見つけ出す。状況や推理の仕方は違うが、的確で論理的な推理によって読者が真犯人にたどり着けるという点では共通するものがある。また、「ひらいたトランプ」で容疑者を少なくしたのは、読者に対する挑戦だと思われる。ずばりと真犯人を当ててみろと。 驚いたことに、この小説では最後まで犯人の名は明かされない。推理のためのヒントは巻末にあるが、それがなければ犯人を当てることは難しいだろう。上質のフーダニットと言える。 | ||||
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ただいま一度目の読後です。 袋とじの解説も読みましたが、まだ犯人が分からない状態。 (ニブイですかね…?) そして、それがとっても嬉しいのです。 というのも、普通、読み応えのある作品って、 読み終えるのが悲しくて仕方ないから。 「もう終わってしまう〜!!」と惜しみながら読み終えるのが常です。 こんな風に、読み終えてなお、二度目を読む楽しみを残した推理小説に わたしははじめて出会いました。 読み終えてなお、ワクワクさせる、すごい小説! 二度目を読み終えたらまたレビューを書きます! | ||||
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読んでいる最中は加賀恭一郎vs和泉康正の対峙に見ごたえを感じつつ楽しんで読んでいましたが、「加賀恭一郎シリーズの1つ」という前知識しか持たずに読み始めたため、最後、犯人が明かされないまま終わったとき、ただ「何これ?」という印象しかありませんでした。 つまり今まで何冊もの推理小説を読み、自分なりに展開を推理しながら読んでいたつもりでも、実は「最後になれば、犯人を明かしてくれる」という考えの下、ストーリーに身をまかせていただけにすぎなかったのですね。しかしこれは、犯人をつきとめるのは、加賀恭一郎ではなく読者。つまり、読みながら細部に注意を払い、自分で推理をしていく小説。 そして袋とじに、犯人をつきとめるにあたり、重要なヒントが解説されています。 ただこの袋とじ、「手引き」という割には非常に回りくどいため、読んだ瞬間に「そうか!」と、ストンと腑に落ちたかのごとくわかるものではありませんでした。 考えても見ればこの袋とじは「種明かし」ではなくあくまで「ヒント」。だから答えをそのままズバリ書くわけにもいかなかったのでしょうし、おそらく他にはないこの形式を手がけた段階で、東野氏自身も手探り状態だったのではないかとも考えられますが、同形式の『私が彼を殺した』では、袋とじの手引きはよりわかりやすさが向上していると思ったため、星を-1とせていただきました。 そんなわけで私、袋とじを読んだあと、何度も本文と解説を行ったり来たり。こんなに脳を使ったのは何年ぶり(何十年ぶり?)だろうか、という状況。 でも他にはないこのような形式、私はわりと気に入りました。また出して欲しいです。 | ||||
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最後までモヤモヤするおはなし 因みにうちは分からなかった 謎解き好きなら解いてみな(・∀・)アラヨット | ||||
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○○(事件のキーとなるもの)に関して、「見せかけはありうる」という前提に立つならば、犯人は男、犯人は女、自殺の三通りともありうるので、「見せかけはない」と前提が置かれているといえる。 また、「共犯はありえない」という前提を覆えすことも可能であるが、これも認めていない。 つまり、『「見せかけがない」「共犯はありえない」という前提で犯人を推理しろ』というのが最後に出された問題である。ただし ・P348で犯人でない方は犯人を推理できてもおかしくない ・加賀はもっと早く犯人を確定できるはずだ などといった点が気になる。 作者は前提を崩す(実は「ーに見せかけ」の類である)のを連発しながら、クライマックスに至っているにもかかわらず、前提を抑えて推理しろ、というのが読後感の悪さに繋がっている。 メタ的手法の連発が基本である東野圭吾の作品にしては珍しく、最後が本格推理小説仕立てであるが、その成立の難しさを逆説的に表現してしまったのではないだろうか。 | ||||
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主要人物はたったの5人。 容疑者はそのうちの2人。 今まで読んだ推理小説と異なるのは 読み終わっても誰が犯人かは明かされないこと。 読者は挑戦をされているのです!そう思うとワクワクしました。袋とじ部分に謎を解く鍵(ヒント以上のもの)があるんだけど、絶対、袋とじの解説読まないで答えてやるぅ!って思ってしまいます。確かに、犯人を推理する手がかりは文中にある。自ずと細部まで忘れまいと真剣になってしまいます。推理するのが好きな人には是非読んでもらいたいっ。 そして、、読み終わってみると、最後のほうにあったある一文の隠された意味に驚愕しました。 | ||||
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東野圭吾の本格推理小説のなかでも特に有名な『名探偵の掟』において名探偵を笑いものにした作者が、最後まで犯人を明らかにせず読者に推理させることを目論んだこれまた著名なのが本書である。警察官の妹を殺害した容疑者は二人に絞られる。「密室」や「アリバイトリック」といった小細工は盛り込まれていない。単純明快な「フーダニット」の世界だ。事前に読者はそのことを知らされているから、必然的にどちらが真犯人であるのかを究明すべく本書と格闘することを義務付けられている。私も細心の注意を払って読み進めた。手がかりは容易に分かる。おおよその犯人の見当もついた。 しかし「論理的に」説明することにやや時間を要した。仕方なく巻末に付された「推理の手引き」を紐解くことにした。なにやら禁断の袋とじの体裁に映った。それを読んでようやく「確信」を持つことができた。要するに「逆算」の発想だ。二人の容疑者を一人に絞り込めればいいし、実際に被害者の兄(そして加賀刑事)は犯人を突き止めている。犯人確定のポイントをここで書きたいところではあるが、それは読者自身が味わう楽しみであるからして、述べるのは控えておこう。他のレビューが述べているように、「利き手」にヒントが隠されていることは誰の目にも明らかだから、作者は一応の道筋を与えてくれてはいるのである。あとはそれをもとにどう推論を組み立てるか、である。 被害者の兄は、時間を見つけては何度も上京して、そして努力に努力を重ね、真犯人がどちらであるのかを突き止めることに成功した。執念の結果だ。こういう作品はたしかに新鮮だった。しかし結局のところ、ヒントはある一点に集中し、やや面白さに欠ける印象があったことも否定できない。とはいえ、自分が「名探偵にはなれない」ことを完全に自覚させられたという意味ではなかなかインパクトがあった。難易度が増した『私が彼を殺した』にも挑戦したい。 | ||||
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決して面白くないわけではなかったのですが、どこかスッキリしなかったです。 スッキリしなくても「良かった」「面白かった」と思える作品は少ないですが、本作品に関して言うとそうではありませんでした。 東野作品が好きでよく読む人は読むべきだと思いますが、そうではなくて「面白い推理小説を探している」という人にはあまりお勧めしないです。 | ||||
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最後の二転三転するストーリーにもう頭の中がパニック状態w 結局どっちでも犯人になれるやんっっ!と思わず突っ込んでみたり。 でも、ちゃんと犯人が確証されるシーンが何箇所かあるのね。 いやぁ、恐るべし東野圭吾w 色々と解説やらサイトを見て犯人はわかったんだけども うーん…なんとなく無理があるような気もなきにしもあらず? 確かに証拠にはなるんやろうけど、人それぞれ癖みたいなものはないのかなぁ、とか思ったり。 や、そんな風に疑い始めたらキリがないんやろうけどねw それにしても、こういう技法の推理小説の書き方って 今でこそこうやってネットがあるから色々と検索できて犯人もわかるんだろうけど これがなかったらかなり消化不良になるんやろうなぁw | ||||
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容疑者二人のうち、どちらが犯人か。最後の詰めが読者に委ねられる構成 =作者の読者に対する挑戦がなんとも斬新だった。 元恋人男性と元親友女性の二人の容疑者。復讐に燃え警察の捜査をも撹乱 する被害者兄。複雑な様相をみせる事件に挑む、刑事 加賀恭一郎。 そう、本作でも加賀刑事が活躍!『悪意』や『嘘をもうひとつだけ』等の 作品にも登場する彼は、本作でも鋭く事件の真相に迫っていく!その着眼点 には"なるほど"の連続で面白い。犯行の動機が弱い点は気になったが・・・ オススメです。 | ||||
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シャーロック・ホームズか明智小五郎を思わせる古典的なネタが犯人探しのカギ。 であるのだが,当てるのは難しい。 文庫本化するときに重要ヒントをわざと削除したらしい(巻末袋とじより)。 そんなこともあって,読者である私たちは, 犯人当ての材料を全て明示されず,材料がどうであったのかから推理しなければならない。 加賀刑事が,ここで犯人を特定したということは,ここは・・・・であったはずだ,とか 主人公が,ここで犯人が誰と気づいたということは,ここは・・・・であったはずだ,とか。 この二重三重の推理を要する作りがなんとも凝っている。 まあ,推理できなくても,犯人は男か女のどっちかしかいなくて, 最後のほうで犯人の性別がなんとなくわかる一文があるので, 理由はわかんないけど,こっちが犯人! と気づくわけだが, 詳細は,巻末袋とじをビリビリ破いてようやくわかったのでした。 久しぶりに推理小説を読んだなあ,と満足することができました。 | ||||
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