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どちらかが彼女を殺した
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どちらかが彼女を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 41~60 3/7ページ
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この本を読み、各サイトのレヴューもたくさんよみました。 ある特定の答えで決定しているようですが・・・・。 以下、ネタバレを含みます。 まず、妹は兄の性格をよく知っているということを覚えていてください。 兄がさみしがらないようにあえて電話を掛けるような妹です。 次に、この物語のキーポイントとなる、食事や鉛筆は右、利き手は左の話ですが。 そもそも、鉛筆、食事だけが右手になるのは、子供のころ、矯正された影響です(親が教える為等。) これは僕がそうなのでわかります。 しかし、包丁等を使用するとき、フライパン、コップなどは絶対に左手になります。 →これは矯正されるものではないので。 これも念頭に置いてください。 そして元カレの前では料理や飲酒を一緒にしています。さらに、一緒に寝たという表記もあります。 そういう時はどちらかというと利き手を使うものです。 つまり、元カレが彼女が特殊な左ききであることを気づかないはずがないのです。 そしてこれは友人にも言えます。 ましてや、自分と同じ特殊な左利きですから、逆に話が盛り上がるはずなのです。 ここで、僕の推理ですが。 妹は思いとどまり、元カレ、友人のことを忘れようと考えました(手紙があります) しかし、元カレ、友人は彼女を殺そうと乗り込んできました。 結局、殺されずに2人は帰ります。 その後、僕は妹が目を覚ましたという話を信じます。 そして、自分を殺そうとした友人と元カレ(それぞれの形跡があり、気づきます。) 自殺する準備は整っています。 明日、実家に帰ると兄には電話したが・・・・。 やはり、裏切られてつらい・・・。 しかし、このままでは悔しい(妹が実は気が強いことは、彼と付き合ったときのバスの中での表現や友人への仕返しでわかります) そこで、二人が疑われる状態で自殺しようと決意する。 兄はかえって来ない妹を心配し、訪ねてくる。 そうして、兄が疑うべき状態を見たらきっと自ら真相を追うことを妹は知っている。 そして、実行したわけです。 ただし、妹は最後会心していますし、兄に復讐をさせるつもりはないので、実は自殺であったと気づくようなヒントも残しています。 (これは部屋のいろいろな状態が示しています。) 以上、すでに出ている回答と違うものを僕は提示します。 | ||||
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タイトルの通り、「どちらかが彼女を殺した」物語です。 ネタバレにならない範囲と考え 以下、レビューしていきます。 本作品の最大の魅力は、通常のミステリのように犯人が 明記されず、最大限のヒントのみに留めている点だと思います。 これは、読者が積極的に頭を働かせて、もしくは能動的に情報を 調べる必要が求められてます。それがないと、訳がわからない 未完のように感じてしまいます。 ただ、安心して欲しいのは ネットで検索すれば簡単にそういった情報を得ることができます。 こうした作品が登場してきたことは メディアの進化(変化)に深く関わっていると個人的には思います。 インターネットが普及する前に、こうした作品を発表したら 出版社への問い合わせなどで、大変だったと思います。 作品の中に多くの謎、整理されていないヒント、不可解な表現があっても いまのメディア環境(インターネットやファンのコミュニティ)で 十分に補えますし、逆に作品の盛り込むのではなく、 そちらで議論してもらったほうが楽しめる、というものではないでしょうか。 小説はもちろん、映像作品でも こうした現象は1990年台から活発になってきている気がします。 アニメ「エヴァンゲリオン」や映画「ドニー・ダーコ」など ”テレビで、映画で一度見て楽しむ” というスタイルではなく DVDなどで繰り返し見て、謎解きをすることを織り込んで 作品を作っている気がします。 こうした、作品で謎を提示して、ファンのコミュニティなどで 正解を探していく、解き明かしていく、という楽しみができる作品は とても現代的で面白いです。 | ||||
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痴情のもつれが原因の殺人か・・・と思っていましたが、後半はグングン 引きずり込まれます。人物描写や、心情描写は東野圭吾上手いですねー。 人情味溢れるところもこの人の持ち味です。好きです。 | ||||
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東野圭吾作品の中で特に気に入って読んでいます。一応全作品を読んでみようと思いましたので | ||||
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一気に読んだ。一晩考えた。 久しぶりに、本気で謎解きに取り組んだ。 という楽しみを提供してくれるミステリーファンのための本。 殺人事件の犯人探しというストーリーの中、必要な情報が提示され、読者が犯人を考える、という趣向。となるとエラリー・クイーンを思い出す。クイーン方式には、解決編で「実は兄弟だった!」など隠された情報が出てくるアンフェアな面が不満だったが、こちらは本当にすべての情報が提示される。が、なんと真犯人が発表されていないまま終わってしまう!という、という豪快な形式。 え?それって問い合わせが殺到するんじゃあ、、、と心配になったら、実際にそうだったらしい(笑)。というわけで後で発売されたこの文庫版では、あとがきが袋とじ(!)になっていて、そこに犯人がわかるような説明が加えてある。やっぱ、ミステリーの醍醐味は、圧倒的なもやもやの後の後味の爽快感、だもんねー。 やはり、作者にとって負担の大きいこの形式の難しさを実感させられる。結局犯人の決め手は良くあるパターンで、しかもシンプルすぎてがっかり。でも、この試みと、大量の伏線ともやもやを順序良く構成し、わかりやすく提示できる筆力は、はさすが著者。復讐を誓う警察官の兄と、加賀恭一郎との知恵比べなど、構成も素晴らしい。 | ||||
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なんかすごく評判がいいけど・・・ ごめん、面白くなかった ミステリのためのミステリっていうか なんか無理があるというか。 東野さんにもはずれがあるんだなーって感じ。 まあ、たんに私が面白く感じなかったってだけの話なんですけどね(笑) | ||||
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うわ、スゴい物にあたった(笑) 本格ミステリーだけにとどまらず。読者への挑戦。意地悪っぽさを残しながら終わる。 いいねえ。だがそんなに上手くいくかな。利き手なんて気分や状況で変わ・・いや、意地悪に意地悪で返すのはやめておこう。HAHAHA!! 面白い構成。これは毎回、さすがだと感心させられる。 複雑になったり見えてしまうのは結果として仕方ない事だろう。 落ち着いて記述をじっくり読んでいけば混乱は避けられる。 しかし、テンポよく読んでいたせいか、あまり読中はその「じっくり」がなく、 単に物語を楽しもうと読んでた。途中からか、気づいた。 あ、これ、マズイ・・ 流しで読んでたら、もう一回読まにゃならなくなるわ やけに突っかかるような記述が散見してみえるなと思ったら、 はぁやはり読者も推理しなきゃならんのね・・ こりは読み手さんの気分次第。私のように始めから推理しよーなんてしない人は、 最後に消化不良が待っている。嗚呼。 反対に、推理を楽しもうって人には堪らんだろう。これぞ作家も大喜びだと思う。 さて、私が最後まで読み切ったとき。 犯人がどちらかわかりましたかと聞かれたら。言いましょう。 袋とじを読まなければわからなかっただろうと(ドヤ) 借りてきた本だったので、袋とじは開けられていたのですが、 ここに犯人が断定されてはなくとも、ほぼわかるように書いてあります。 この文庫版の方では一部分がカットされて難易度がその為に上がったという事ですが。 そんな事しなくてもええやんけと思った次第で・・ (文庫本じゃない方も買えってかい笑) 長々とした本書の展開の中で、 どこに着眼すればいいのかをまず探さなくてはならない。それが難儀。 それの手間を(楽しみを)省いてくれたのが袋とじ。 なるほど、その説なら、犯人は○の方ですね。 あっさりと予想は立てられたわけでして。まぁ、犯人が断定できないと消化不良気味は残りますけどね。100%じゃない。 バラサナイ。 読んでからこれが加賀シリーズだと気づく。追ってるものは同じなのに、道が違う。 物語としてはよくある三角関係の捻じれに、推理という要素を足したもの。 推理の方で楽しめる。タイトル通りに、「犯人はどちらか」が重き。 面白かったでーす! | ||||
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設定が大変面白い。 他殺の証拠を自殺に見せかける兄の警察官の策略と復讐信、それを阻む刑事との駆け引きが見事だ。 一般文学335作品目の感想。2011/02/15 | ||||
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東野さん好きだだよ 東野さん意外の本買っていない もっと書き続けて | ||||
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うーん…批評しがたい難しい作品ですな。 とっかかりの部分での違和感は他作品と比べて拭えない部分はあるが、 最後の畳み掛けるところは非常に熱くハラハラドキドキした。 最後に犯人を明示せず、読者に論理的推理力をゆだねたのはモヤモヤしたけど、うれしかった。 次は「私が彼を殺した」に挑戦したい。 | ||||
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袋とじを読んで「そんなのわからんよ…」とは思いました(笑) 推理するのが好きな人にはいいかも。 ただ推理云々抜きにしても感情を揺さぶられ、面白い作品でした。 | ||||
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推理小説が好きな親子なので、子供と犯人はどっちか?で推理がしたくなり購入。 ちょっと忙しくて、まだ子供と推理ができてません、、、涙 | ||||
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東野圭吾さんの作品。1996年6月の作品。 加賀恭一郎シリーズの本。 文庫版では重要な一文がカットされ推理の難易度が上がっていると 袋とじ解説に載っていた。 実際その通りに感じた。佃と佳代子のどちらが犯人なのか 康正のように最後まで確信が持てなかった。 (康正は最後に犯人が分かったが) 殆どのミステリでは最後に犯人が分かる。しかし本書はそうではない。 最後の最後まで(袋とじ解説まで)犯人を明示してない。 だから本書を熟読し思考し回答を自ら導き出さないといけない。 考えてみれば本来のミステリとは誰が犯人なのか それを読者自身も考えながら読むものではなかったか。 ところがトリックも難解になり誰もまともに読んでない状況なのだろう。 あえて読者に挑戦状を叩きつけてきた東野圭吾さんに拍手を贈りたい。 もちろん最終章の6章までの加賀と康正とのいたちごっこ、絡みも面白い。 犯人を追うのは同じなのに一方は復讐のため証拠を隠し一方は捜査を続ける。 通常ならお手上げだろうけど加賀は見事に康正に近い位置まで推理を進めてくる。 物語としても面白く出来上がっているし本格的な推理ゲームも成立させている本書は 見事というしかない。 以前に「私が彼を殺した」も読んだ。その時も良い出来だと思った。 しかしそれより出版の早い本書も引けをとらない。 似たようなシリーズを引き続き出して欲しいと読後に思った。 | ||||
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こんなにも売れて評判の良い東野圭吾なら何を読んでも面白いのだろう。 そんな気持ちでこの一冊を選びました。選んだ理由はタイトルに魅かれたから。 しかし、中身は、私にとって同ジャンルではこれまでにないほど、ヒドイものでした。 内容の骨子は主人公の妹を、その友人か元恋人、どちらが殺したか? というフーダニット(?)もの。 それは別に良いのですが、ラストになっても真相が明かされないのに、ある意味「驚愕」した。 まさか、あえて書かないことで、最後には犯人がわかるというミステリーの「常識」を覆した野心作とかいう悪い冗談のような破廉恥な評価がなされることは流石にないとは思うが、まず第一に「そうならそうとはじめに言ってよ」と言いたい。もし、そうなら絶対買わなかったし、読まなかった。その点がアンフェア。ノット本格精神。 はっきり言って、ミステリーで最後の真相を明かさないとか、ミステリーを書こうと思った人ならおそらく誰でも思いつくし、それが行われなかったのは、それがどんなにくだらないか即時にわかるからだ。よほど工夫しなければ、それは効果的かつ、面白くはならないだろう。 他に眼を向ければ同時代の「新」本格ミステリー作家の有栖川有栖は「読者への挑戦」という形で、スマートに行っているし、真相を含めてドラマ仕立てにし、最後まで面白く見せるのが珠玉のプロの業というものだろう。本書は、その点を単なる誰しもが思いつく思いつきでサボっているだけの作品、私にはそう思える。 ちなみに中身も良い出来ではない。 一、二章ですでに作品のプロットの骨格が見え、あとはダラダラと「犯人アテゲーム」のテキストを読まされるだけで、物語のうねりもほとんどない。登場人物のキャラクターも定型的だ。10ページほどのゲームブックにまとめてほしい。本当に。 | ||||
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最後まで犯人を明かさず、読者に推理させるという新形式の小説だ。ある女性が「自殺」を図るが、どうもそれは殺人では ないかと推理する実兄の警察官。それにおなじみ練馬署の加賀恭一郎が鋭い推理で犯人を追う。要は、自分を裏切った 男女二人に犯人はが絞られるが、実は小説を読み終えても作者は犯人を明かさない。「推理の手引き」が巻末についていて それで犯人探しのヒントが出ていることになっているが、実はこれも結構難しい。マニアックな推理小説ファンにはたまらない 企画であろうが、一般読者にはちょっとって感じ。 | ||||
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いつもそうですが、結末には自分の想像以上の謎解きがあるのでわくわくしながら 読みました。初めて読むひとにもお薦めです。 | ||||
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どちらが犯人なの?誰か教えてくださいな。 わからない わからないわからない | ||||
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ネタバレもちょっとあります。まだこの作品を未読の人は読まないでください。 一言で言うと面白かったですね。 終わったあともどっちが犯人なんだと悩みに悩んで二度読み。 というか、自分は殺害現場の部屋のマッピングまでしてしていまして(笑) ここに証拠があったとか最初から書き進めていたので、もう一度文章見ながら再確認。 加賀と兄貴の会話を中心にどこそれが怪しいというのを読んで行きました。 しかし、結局考えに考えても犯人がわからず、我慢できずに袋とじをええいと破く。 …なにそれ。って感じでした。正直ガッカリ。 右利き、左利きってのは古典ですが、もっとスパっとイカンのかねって思ってしまいました。 スパっとというか、なんか納得できねーって感じ。 凝りに凝った説明だけど、逆にそんだけ?とも感じました。 まあ答えはおまけか…と考えればそれでもいいんですけどね。 プレゼントを開ける前までが楽しいみたいな…。 個人的には文章で気になった点がマイナスポイントでした。 全体的にワクワクさせられる作品だったのですが、兄貴がいろいろと探る所とか、加賀の推理とかがごちゃごちゃしてわかりにくい部分が何箇所かあった所。 何いってんだ?ってなって読みなおしても、何いってんだってなってしまいました。 こっちの方がどっちが犯人か、よりも気になったかな。 複雑すぎて、結局言いたいことはあっさり…というのは両者に共通してる所ですね。 面白い作品だったのに、欠点ばかりが目について残念。 まあそれでも☆4つ以上の良作なんですが。 古畑を思わせる加賀のキャラは大好きです。 兄貴の有能さ、優しさもグッド。 | ||||
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事件自体は質素で地味、登場人物は容疑者を含め数えるほど 物語の規模やスケール感は全くの皆無で、でも最後まで明かされない犯人を自分なりに考え見つけ出すのが楽しい 文章も読みやすく自分自身の読解力を試すのにもうってつけ ただ話の紆余曲折に比べ最後の犯人が誰かを示す問題と答えは意外と単純 自分で大体目星がついてでも確信持てずに、読みたくない袋とじを読んで「ああ、やっぱり」 でもこの程度?というのが正直な感想で逆に袋とじに答えを求めてしまった自分自身にちょっと後悔 次は袋とじの謎の教授ご用達の『私が彼を殺した』に挑戦してみようかなあと | ||||
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東京で働く愛妻の妹が偽装を施された形で殺害された。 愛知に住む兄は、独自の“現場検証”によって犯人を二人に絞る。 その一人は高校時代からの昔の親友、もう一人は元・恋人。 妹を殺したのは女か男か?練馬署の加賀刑事と並行して事件に肉薄する。 推理小説を読むのは初めてだったけれど、意外と疲れることはなかった。 自分は活字をバーっと読みたいんだけれど、推理小説は描写一つが最終的な決め手になったりするから、随所に注意深く読まないといけない。 最後の最後まで、どちらが彼女を殺したかは表現せず、巻末に袋とじになって数ページの解説が付いている。(ここでも犯人は明記していない) 「どちらかが彼女を殺した」までの経緯が面白く、最終的に「どちらが彼女を殺した」の決め手は意外とあっさり分かってしまうかもしれない。 次々に展開が二転三転しながらも、伏線がピタッとはまる瞬間とか面白いね、推理小説って。次に読む東野圭吾も楽しみである。 (にしても推理小説の感想って核心に触れちゃいけないから難しいな…) | ||||
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