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愛しの座敷わらし



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【この小説が収録されている参考書籍】
愛しの座敷わらし

愛しの座敷わらしの評価: 4.15/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

うーん…

梓美が憂鬱と書いてユーツと言ったりするところが嫌でした、中学生の女の子って普通、憂鬱の事をユーツとか言ったりするものかな…と読んでて思いました。

少なくとも私が中学生の時にはユーツなんて言ってる女の子はいませんでした。

ユーツだと変な言葉みたいだから、ちゃんと憂鬱って言ってほしいです。

あとでか。怖。など。でいちいち短く区切っている部分が無理でした。

この小説で〜なのかしらんという表現が時々出てきますが、私はこういう表現の仕方をされると気持ち悪くて無理です(他の作家さんでもこういう表現をする作家さんが時々いますので無理です

初めて読む作家さんの作品なのですが、途中まで読んだ感想は微妙な作品です。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.2:
(1pt)

タイトルでネタを割ってどうするんですか

左遷された主人公が、どうせなら「夢の田舎暮らし」をしようと郊外の古い民家を借りて家族揃って移住する。都会でしか暮らしたことのない妻、実家から引き取って以来、ときどき「あちら」に行ってしまう実母、クラスでうまくいってない長女、軽い喘息をわずらう長男。ひどくぎすぎすした家族が、その家に棲まう座敷わらしによって再生していく。
まぁ、直木賞にノミネートされましたしねぇ…というわけで読んでみました。なんというか、ひどくできの悪い児童文学を読まされているような気分になりました(←とか言ったら児童文学に失礼かもしれん)。
ズレているがゆえに軋みをあげる家族とその再生というテーマは、重松清もよく取りあげるので、つい比較して読んでしまったのですが、やっぱり重松清のほうが、かなり料理上手なんでないかと思わされます。あー、なんか絵に描いたように幸福になってってよかったわねー(棒読み)、みたいな。だいたいタイトルでネタを割っちゃイカンだろ。「座敷わらし」が出てくる時点で、この家族の幸福は約束されているようなものなのだから、それをわざわざタイトルに持ってくる意図が私には分かりません。登場人物それぞれの一人称で語られるため、章ごとに視点がコロコロ変わるのもちょっと嫌だったし、何のためについているのか分からない小見出しも鬱陶しいと思いました。
そしてちょっとフェミがかった読み方をすると、主人公の妻は、非常にステレオタイプな「妻」で、しかしタラタラ文句ばっかりたれる割には主人公にとって都合のいい妻なのが気に入りませんでした。個人的には「大人の女」になることを拒否していたサッカー少女のエピソードが好きでしたね。どうせなら女性であることを受け入れて、その上で「なでしこジャパン」とかを目指すくらいのガッツが欲しかったところです。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.1:
(2pt)

湘南ダディは読みました。

生意気盛りの中学生の梓美と小学生の智也、実母が同居して面倒を掛けているだけに妻に頭があがらない中堅食料品会社の万年課長、晃一が地方支社へ飛ばされたのを契機に、田舎の大きな一軒家を購入しそこに住み始めることになります。 文字通りどこにでもあるような典型的中堅サラリーマン一家です。そしてそのような一家に典型的にみられるような、嫁と姑、特に父親に対して反抗期にある娘、小児喘息の気がある息子、真面目にはたらいている割には出生運に恵まれない夫に何かといらだつ妻といったドメスティックな問題をかかえたまま、この一軒家に引越しをしてきます。
この家に住みついている不思議な座敷わらしに最初に気付くのは梓美で、引っ越してきた晩にこの屋敷で見つけた手鏡で髪を整えようとすると鏡の中に子供の影のようなものが映っていたのでした。勿論、はじめは不思議な現象におびえたり気味悪がったりするのですが、そう悪さをするわけでもないし、福をもたらすという説もあって一家は次第に座敷わらしの存在と折り合っていきます。
やがて座敷わらしはその昔、親の愛を知る前に間引かれてしまった子供の招魂なので、言葉をはなすこともできず、遊ぶこともわからず、親や兄弟にあまえることも知らないということをきき、一家はわらしをすっかりまるで家族の一員のように受け入れるようになります。そのころになると不思議なことに一家が抱えていた問題は智也の喘息の発作までなくなり、ギクシャクしていた嫁姑問題も雲散していたのでした。ところが皮肉なことにかって散々な不評であった晃一の企画が本社で再評価されて・・・・
 最後の一行のオトシは確かにシャレていますし、読後感もハッピーなものなのでお読みになることを別に引きとめはしませんが、あまりにも当たり前すぎる善いお話で、悪意のある登場人物は一人もいなく、まあ毒にも薬にもならない作品ということになるのでしょうか。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242

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