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私の命はあなたの命より軽い
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私の命はあなたの命より軽いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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命は平等とは言うが、読み進めていくと確かに重い軽いと判断せざるを得ないのかなとも思ってしまう。 ただ、当事者たちもいっときの感情で簡単に考えてしまっているのでは。 それに軽率ではあったが、両親がもう少し寄り添ってあげるべきではあった。 それに家族どうこう言うが、君らが主人公に隠していたのに責める意味が全く分からない。理不尽すぎる。 同級生の弟に関しては知らん。勝手に期待して絶望してるだけで、同級生にあの態度を取られる筋合いは無いと思う。 終盤いい方向に向かったところからのあのエンドは普通に何がしたいんかわからん。主人公が可哀想すぎる。 | ||||
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さすがの近藤さんでした。非常に面白かったです。 | ||||
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これはイヤミスになるのだろうか、 男性側からは無力感が漂う。 この父親は、確かに古い感性から抜け切れなかった 優しいふりをしたダメな父親かもしれない。 やりすぎた側面もあるだろう。夫も無力だ。 しかし、この妹はオールOKにはできない。 やはり、この若さが怖いのだが、男だからなのかなあ。 後書き込の感想です。 | ||||
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ドラマ、はぶらしを見て近藤さんの本を読み始めました 読みやすく一気にに読めます ラストが意味シンでしたね | ||||
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20代 / 男性 タイトルに惹かれて購入したもの、こういう目につきやすいタイトルの本ほど、 中身にがっかりすることが多いので、期待せずに読んでいた。 読み始めると、軽い文体も手伝って、さらさら読み進めていけたが、 何よりも話の展開が気になって、読むのを中断できないほど引き込まれてしまった。 そして、最後の結末では、声を挙げるほど衝撃的だった。 ありふれた結末ではあるが、その手の結末をこの話に持ってくるのは想像できず、 「え?これで終わり?嘘でしょ?」と、次のページをめくってしまうほど。 女性的な装丁デザインではあるが、これは逆に男が読むべき本なのではないかと思う。 | ||||
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出産を間近に控えた主人公(女性)の一人称で語られる物語。一人称なので、当然、著者の知りうる範囲の事実をもとに、主人公の視点で語られたストーリーです。 事情があって、結婚して暮らしている東京から、大阪の実家に戻って出産することになった主人公ですが、得体のしれない違和感・不安感・疲労感を感じる日々。そしてその感覚は、加速度的に増していきます。 主人公自身が感じているように、明らかに周りの家族が知っている事実を主人公が知らない、その焦燥感・いらだちが読者にまで共有される、不安定な感覚を読者に提供する話の展開です。 私は、この違和感を共有し謎めいた宙ぶらりん感を楽しむために、わざといくつかの場所で読むのをやめて半日あるいは1日、その余韻を楽しみながら読み進めました。それでも、物語が終盤にさしかかると、「先を読み進めたい」という誘惑に抗えず、どんどん読み進め、一気に読み終えてしまいました。 著者は、他の作品でもその実力を遺憾なく発揮してきた作家ですが、筆の運びの秀逸さは本書でも十分に発揮されており、惹き込まれます。そして、タイトルからも窺えるように「命の重さって何なのだろう」と再考させられます。 読む価値がある作品であり、☆5つでもいいのですが、あまりにも寒々とした印象の内容に息苦しさを覚える内容なので、あえて☆1つ減じて、☆4つにさせていただきます(こんなタイプの話が好きな人にとっては、☆5つかもしれません。また、「重い暗い話はイヤ!」という人にとっては☆3つ以下かもしれません)。 読者の好みによって、評価のわかれる作品かと思います。 | ||||
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強烈なタイトルに目を惹かれ手に取りました。 主人公の遼子(りょうこ)は夫の急な海外赴任により実家で出産する事になります。 仲が良かったはずの家族、父・母・妹の美和 それなのに帰省すると妙な違和感を感じます。 段々膨れ上がる違和感と終始流れる不穏な空気に遼子共々 読者までもがその理由が知りたくて堪らなくなる展開 蓋をあければ、なるほど、と言った感じですが、そこに至るまでの持って行き方が 非常に興味をそそられページを捲る手が止まらなくなりました。 最後に向けて少しづつハッピーエンドに向かうかと思いきやラストの1ページで再び薄ら寒くなります。 命の重さがテーマですが、それを考えさせられると同時に 世の中の常識・非常識・理不尽などについても思いが馳せました。 | ||||
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惹句が「命の重さ」を描く渾身ミステリーとあった。 ところが読み始めると簡単にすらすらと読め、単なる軽いロマンチックミステリーではないか、という感がして、もしかして惹句に裏切られたのかな、と思ったものであった。 しかし、読み進むにつれ、何か得体の知れない重苦しい雰囲気を感じるようになり、さらに衝撃的な事実、救い、どんでん返しのラストまで一気に突っ走る。 多分野にわたり良質な作品群を書き続けている近藤史恵、さすがである。 | ||||
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事件というほどのことは起こらないが、嫌な事故をめぐるやや重たい日常ミステリー。特に目新しい価値観の提示はなく、伏線が適切に回収されて物語が収束する。ラストの不穏な印象は蛇足っぽい。 次へ次へと読ませるストーリーのけん引力はある。 「タルト・タタン」や自転車レースシリーズで軽やかに過不足なかった筆力が、今回はテーマに比してやや軽すぎる感があるか。 | ||||
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人間の根源的な性と年齢と社会との関連を突き詰めて考えさせられる。 大人目線からは思春期のあやうさと残忍さが見えなくなってしまう洞察力も素晴らしい。 ぞっとするサスペンスに仕上がっている。 | ||||
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滅多に食卓にのぼらない珍しい食材なら、料理の腕が凡庸でもその珍奇さで感心もされるだろうが、どこのスーパーにも売っているありきたりの鶏卵で、固くてマズいゆで卵しか作れないか、箸の動きが止まらないオムレツを焼けるかで、料理の腕前はハッキリと露呈するだろう。 この小説にも取り分け目新しい材料は見当たらない。家族や親子の関係にスポットをあてた小説、ドラマ、映画等で、数えきれず描き続けられてきた内容である。しかし、ありきたりの材料を使いながら、一旦ページを開くや、巧みな心理描写とスリリングな展開で読者の意識をからめとり、軽妙な文体のリンク上をラストまで一気に疾走させてしまう作者の筆先は見事だ。サスペンスの名手という称号を、近藤女史には冠しても良いのではないかと筆者は思っている。 ただ逆に言えば、ミステリにカルチャーショック的な斬新な発想を求める方には、物足りなさが残る作品ではないかとも思う。そうした日常を大きく離脱した眺望を期待しなければ、ありきたりの日常の平穏が、決してありきたりではない危うい奇跡のようなバランスのうえに成り立っているものであることをヒシヒシと感じさせる、不安な失墜感にみちたサスペンス作品として文句なく楽しめる。 | ||||
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夫の海外赴任が決まり 急遽、実家で出産することになった遼子。 事前に連絡を入れた母との会話に どこか違和感を覚えながらも 実家に帰ると両親と妹、美和の間に 会話がないことに気づく。 新築したばかりの家を売却しようとする両親は 何かを隠すように口を閉ざす。 次第に違和感は確信へと変わり 真実を知っていく遼子。 それは再び家族を 苦しめることになるのだろうか。 余りにもテーマが重く 明らかになっていく真実に 胸が苦しくなりました。 命の重さは皆、 平等でなくてはならないと思っていても その全てが正しいかと問われたら どこまで自信を持って 答えることが出来るだろう。 その選択や判断が、その人間の人生を 左右してしまうものだとしたら。 面白かったです。 どんどん引き込まれて 一気に読んでしまいました。 飽きさせない展開で 寒気を感じるラストでした。 | ||||
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