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なかよし小鳩組



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【この小説が収録されている参考書籍】
なかよし小鳩組
なかよし小鳩組 (集英社文庫)

なかよし小鳩組の評価: 4.20/5点 レビュー 45件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 41~45 3/3ページ
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No.5:
(4pt)

人間らしさ

零細企業のユニバーサル広告社が請け負ったのは、暴力団・小鳩組のイメージアップの仕事。暴力団ということで、大っぴらにメディアを使ってのイメージアップは難しいが、主人公の杉山を始めとするユニバーサル広告社はそこをどう乗り切るか。とにかく、登場人物に魅力がある。暴力団の面々も恐いだけではなく、ドジな一面を見せたり、健康の事で悩んだりと、ごく普通の人間らしさを表に出す。そして読みやすい文章と、切れ味鋭いユーモア。何度も笑ってしまった。また、暴力団との仕事だけではなく、そこに別れた妻や娘なども加わり、元・父親としての杉山の難しい立場も描かれる。単に楽しいだけではなく、爽やかで優しい気持ちにもなれる、良作だ。
なかよし小鳩組 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.4:
(4pt)

ユーモアの中に、すてきな人間ドラマが・・・

ユニバーサル広告社は社長の石井、社員の杉山、村崎、猪熊など個性豊かな人ばかり。暴力団からの仕事の依頼を無事こなせるのか?難問は山積みだ。杉山も、自分個人の悩みを抱えながら奮闘する。「小鳩組」を売り込む最善の方法は?小鳩組の組員に脅されながらの日々。だがラストに杉山は思う。「俺と同じだ。不安と臆病を抱えて生きている者同士だ。」怖そうに見える組員も、実は自分と同じ人間なのだと。人はそれぞれ生きている環境が違う。だがそれぞれの環境の中で、一生懸命に生きていこうとする姿は同じなのだ。ユーモアあふれる作品の中にすてきな人間ドラマをちりばめた、とても楽しい作品だった。
なかよし小鳩組 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.3:
(5pt)

眠れなかった

おもしろいから,ずっと笑わしてくれて泣かしてくれるから,途中で手を離すことができなくなります。荻原浩はストーリーをひねるタイプではなく,ひたすら人物造形を作り込むことで読者を引き込みます。そのさじ加減の高度さといったら,嘆息ものです。結局,朝5時でした。寝たの。
なかよし小鳩組 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.2:
(5pt)

おかしくて、やがて悲しき・・・

 ユーモア小説、なのだそうです。確かに、やくざの「小鳩組」のCIのために奔走する超弱小広告代理店という無茶苦茶な設定。そのこじゃれたセリフ回しには思わず頬が緩みますし、「そんなバカな!」と言わずにはいられない意外な話の展開が続きます。 けれど別れた妻と小学生の娘との交流に、私には泣けました。ラスト、地域のマラソン大会で「お仕事」としては既に所期の目的を果たした後も走り続ける父親と、沿道から無邪気に声援を送る娘。。。 涙腺のゆるい同類の方、油断してかかるとひどい目に会うかも知れませんよ。
なかよし小鳩組 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.1:
(5pt)

ユーモア小説では最高ランク

小鳩組はヤクザの組。題名だけでは幼稚園の話と勘違いしてしまう。しかし、初めから終わりまで、ブラックを含むユーモア満載!絶対、損はしない本。ハッキリ言って面白い!
なかよし小鳩組Amazon書評・レビュー:なかよし小鳩組より
4087752429

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