女王国の城

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評判

女王国の城の評価:

3.98/5点 レビュー 62件。 S ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 41〜51 3/3ページ
No.11
(5pt)

ペリパリ

こういう人多いと思いますが、私としては英都大学推理小説研究会の面々(部長・信長・モチさん・アリス・マリア)の大ファンなので彼らが活躍する話ってだけでもう大変面白く読み進める事ができました!
推理小説って物を読みなれない私が新刊発売の嬉しさ(またEMCのメンバーに会える)のあまり、厚い本をヴァーーっと読んでしまったため正直細かいところがよくわからずもう一度、落ち着いて読み返す必要がありますが、やはり彼らとともに過ごした時間はとっても充実した楽しい時間でした!
一読しただけで申し訳ないのですがEMC以外の人々の個性がちょっと薄いような感じがしました。双頭のキャラ(木更村の面々)が濃かった為、そう感じてしまったのかな?とも思えますがどうなのでしょう。
長編5作で完結!!と書いているので今から次回作を楽しみに待ちたいと思います。やはりどうしても気になってしまうのはアリスとマリアの関係なんですけれども!!
女王国の城 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 (創元クライム・クラブ)より
4488012272
No.10
(4pt)

待った時間の分だけ、楽しめる作品!

何年ぶりでしょうか。
有栖川有栖のEMCシリーズ。
第4弾。
待望の、というか、
もう続きは出ないものかと思ってました
しかしながら、
待たされた時間の分だけ、
その価値があったように思います。
たくさんの“謎”をちりばめ、
最後の、最後まで、
その謎を徹底的に回答してくれました。
読みながら、
「あれはどうなった?」
って気になることが、
きちんと解消されていく。
動機に弱さを感じましたので、
星を一つ減らした感じ。
それと、
今回はドラマよりも、
“謎”に心血が注がれた感じ。
まさに本格ミステリーの王道。
連続殺人、
密室殺人、
陸の孤島、
などなど、ミステリーには欠かせない、
あらゆる要素を含んだ作品でした。
謎の失踪をした部長を追いかけて、
信州の山深い新興宗教が支配する村を訪れるEMC。
半ば閉鎖された村で、
思いがけない事態に遭遇。
独立した作品としても楽しめるし、
前3作を読んでいれば、
かなり楽しめます。
女王国の城 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 (創元クライム・クラブ)より
4488012272
No.9
(4pt)

学生アリスに外れなし

前作から15年余りもの年月を経て上梓された待望の学生アリスシリーズ最新作。
アクション活劇の要素もあり、なかなか楽しく読む事ができました。
物語の主軸となる新興宗教や、その拠点となる舞台の説明に当てられた序盤はやや退屈ですが、一旦事件が起こると、グイグイと引き込まれてしまいます。
待っただけの甲斐はありました。
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4488012272
No.8
(4pt)

学生アリス!

学生アリスの新作が出た、と聞いて「マジ!?」と思った人なら、買うべきです。500ページ2段組のボリュームも過不足なく、素直に面白い、といえます。
ちょっとスマートで、センチメンタルで、ペダンティックで、かなりロジカルな本格ミステリが好きならば是非お読みください。
気になったのは、ふりがなの基準が不明なこと。読める漢字にはふりがながしてあって、読めない漢字にはふりがながしてありません!「当然これくらいの漢字は読めるでしょう」という読者への挑戦なのでしょうか?どういう意図があるのかわかりませんが、リーダビリティが低下している要因と感じました。バブル云々の記述が不自然かつ不要なこととあわせて私には星1つ分マイナス要因となりました。(漢字は得意なほうです。念のため。)
しかし、こういう端正な本格ミステリの新刊が出ると本当に嬉しいものです。贅沢な読後感を頂戴しました。
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4488012272
No.7
(4pt)

言葉にできない何か

本格ミステリのレビューですので本来理論的に構築されているべきなのでしょうが、それは他の方にお任せします。作中では前作の事件からまだわずかに一年しか経っていません。望月織田コンビは就活の時期に入って彼等なりに焦っています。アリスとマリアは推理研究会の中堅となって後輩をバリバリとしごいて…とはいかずどうやらその後入部した人はいないようです。江神は除籍か卒業かの瀬戸際にふいといなくなってしまいます。作者と読者の私の上には十五年という決して短くはない年月が流れました。そこに起きたさまざまな事が頭と心に降り積もっています。作者はさり気なく書き込んではいますが、当時であれば書く必要はなかったのではと思われる記述もあります。そのわずかな気遣いが、時代とは無縁に思われたこのシリーズに微かな違和感を残しているように思うのです。研究会のメンバーは今回も大活躍の大暴れですが、少し格好良すぎてしまう気もしました。それでも再会には感動せずにはいられませんでした。さあ事件の開幕です。眠れない夜をお過ごしください。
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4488012272
No.6
(5pt)

15年待たされた有栖川有栖的正統派本格ミステリー

“’90年代を代表する本格ミステリー”といわれた傑作『双頭の悪魔』から15年7ヵ月、待ちに待った有栖川有栖の正統派本格ミステリー<江神二郎・学生アリス>シリーズの新作である。
「鎖国」された新興宗教の総本山、その中に迷い込んだアリスたち、そしてそのクローズドサークルの中で起こる連続殺人事件、まったくのアウェイで不利な立場・条件の下で推理を余儀なくされる江神部長、そして関係者全員を集めての推理の披露と真犯人の指摘。本格ミステリーのお約束(コード)をふんだんに取り入れて構築されたストーリーは、マニアには応えられないものに出来上がっている。とりわけ「城」を「鎖国」しなければならなかった教団のシチュエーションは良くできている。時代設定もバブルがはじける直前の1990年としているが、作者と同年代の私は違和感なく入り込むことができた。
「あとがき」によると、このシリーズは、長編は次の5作目でフィナーレを迎えるとのことだが、ファンとしては江神・学生アリスたちの冒険譚をもっともっと読み続けてゆきたいところである。
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4488012272
No.5
(5pt)

待ちわびた。また、待たねば。

前作から、実に15年。
アリスと同じ世代で、同じように京都の大学(レベルはまったく落ちるが)に通っていたはずの自分は、当時の作者の年齢すらとうに追い越してしまった。
それくらい長い間待ちわびた新作はあっという間に読み終えてしまって、
推理小説なのにただいま2周目である。
最終巻という、次作を読むまでまだあと何年待たないといけないのだろう。
今の作者の年齢を追い越すまでには、読みたいと強く思う。
ついでだが、
学生アリスシリーズのほうが、作家アリスシリーズよりも、「ワトソン役」のアリスが暴走しないので、有栖川有栖を読みなれていない人には勧めやすいので、1作目から読まれることをお勧めします。
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4488012272
No.4
(5pt)

端正な本格ミステリ。

ファンの誰もが待ちわびた、実に15年ぶりの江神二郎(もしくは学生アリス)シリーズ最新刊である。その間に世の中は平成となり、21世紀となったが、彼らはまだバブル華やかなりし頃にいる。今回の舞台はそのバブルを背景に作られた、宇宙人をあがめる新興宗教の本拠地である「城」と「城下町」という、特殊な閉ざされた環境下にある山間の街である。宇宙人だの新興宗教だのが出てくるというとひく人もいるだろうが、あくまでも物語の道具立てとしてであって(おそらく作者はこれらに懐疑的な人と思われるし)、メインはそこで起こった殺人事件と、警察に通報できず「城」に閉じ込められてしまったEMCの面々の推理と冒険(?)である。奇をてらったわけではなく、実にストレートな本格ミステリだと思う。「読者への挑戦」も健在である。
500ページにも渡る長さだが筆の運びはやはりうまい。一気に読んでしまった。それが少しもったいなく感じたり(笑)。EMCの面々も15年というブランクを感じさせず、何だか懐かしく思えてしまった。このシリーズは作者の構想ではあと1冊で完結するそうだが、次はもう少しブランクを短く(笑)。と言いたいところだが、この水準を保つためには時間はかかるものかもしれないので、是非次回もわくわくさせて欲しいと言うにとどめておく。
また、東京創元社のハードカバーは大抵スピンの色が赤なのに、この本はあざやかな青色。ストーリーに合わせたのだろうというデザインも含め、総合的に星五つをつけておく。
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4488012272
No.3
(4pt)

痛快なミステリ

とてもおもしろかった。
以前のような純粋にミステリーとしてのおもしろさだけでなく、
冒険活劇的な痛快さが加わり、それも非常に成功している。
長いけれど、飽きさせることなく一気に読ませてくれた。
シリーズものとして、前作より15年もの間があいてしまったが、
初めての読者ならば、必ず他の作品も読みたくなるだろう。
そしてそこには有栖川有栖という作者の成長をも感じる楽しみがきっとあり、
すでに読んでしまった人間からみればうらやましいかぎり。
初心者からマニアまでミステリ好き全てを満足させることだろうと思わせる良作だった。
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4488012272
No.2
(5pt)

犯人当てが楽しい

有栖川有栖「女王国の城」読了。
15年ぶりの江神シリーズ。途中ご飯やおやつをはさんで、500ページ、ほぼ一気読みでした。読み終わるのが勿体ないと久々に思いましたね。
序盤はなかなかペースに乗れなかった(説明口調だから?)のですが、城の建物の絵と図を見たあたりから俄然面白くなって。どんどん事件が展開して、情報が増えて、そしてシリーズお約束の「読者への挑戦」。その少し手前まで、ある仮説をもって読み進めていたのだけど、「挑戦」前に提供された情報で齟齬が合わなくなり、「あれあれあれ?」と「挑戦」を目の前にして腰くずれ。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
ま、推理小説を読み進めていて。「こいつが犯人だ!」と思いつくことの方が少ないのですが、今回はイケルと思ったのに・・・。それくらいきっちり情報が丁寧に書き込まれていたのでしょう。出てきた解決は、自分の仮説よりもスケールが大きいものでした。
有栖川有栖の作品は、衝撃の解決!というよりもじっくりと仮説を組んで犯人を絞っていくという丁寧な論理的解決が特徴で、今回の「女王城の国」も、そのお手本のような作品だと思いますが、クローズドサークルを作った理由は驚きでした。
有栖川有栖だし、「江神シリーズ」だし、15年ぶりだから、かなり期待値のハードルが高かった。(そして、値段も高い)。それを全てクリア、満足です。もっとずっと読んでいたかった。早く、最終作を書いていただきたいという望みをこめて。できれば自分が死ぬ前に。アリスとマリアの行く末も描いてください。
女王国の城 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 (創元クライム・クラブ)より
4488012272
No.1
(4pt)

閉鎖された空間

 学生アリス・シリーズの長編第4作。
 前作『双頭の悪魔』から15年7ヶ月ぶり。本当に久しぶりで、気合いも入っているらしく二段組で500頁超という厚さ。しかし、ストーリーはよく練り込まれ、緊迫感もあり、一晩で読み切ってしまった。ただ、寝ながら読んだので、かなり手が疲れた。
 今回は新興宗教・洞窟・宇宙人もの。二階堂黎人の某作品を思い出してしまったが、やはり、現代の本格ミステリにとって新興宗教は便利なテーマなのだろう。
 アリスをはじめとするお馴染みのメンバーがそれぞれに活躍の場を与えられており、昔からのファンには嬉しい一冊だと思う。 
 ミステリとしては平均的な出来。いくつか光るトリックが盛り込まれているが・・。厚さのわりに不満が残るのは否めない。
 前三作と同様、アリスたちは閉鎖的な空間に閉じ込められる。これまでは火山、孤島、橋の流失が原因であったが、今回はひねりがきいている。この謎については思いもよらなかった。
 ファンであれば必読。そうでない人はシリーズ第一作から取りかかるべき。
女王国の城 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 女王国の城 (創元クライム・クラブ)より
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