死んだ人形たちの季節
評判
死んだ人形たちの季節の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1〜1 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
死んだ人形たちの季節の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 B ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
職場復帰後、実業家の息子で19歳のマルク少年が自宅の窓から転落死した事件を調査するよう言われる。事故死と思われた事件だったが、少年の母親が他殺を疑っているのだ。エクトルは型通りの捜査をして事件に幕を引くつもりだったが、同僚刑事たちと調べを進めるうちに、少年の死に不審な点を見つけて行く…。
バルセロナ生まれの新人作家によるデビュー長編ミステリー『El Verano de los Juguetes Muertos(死せる玩具たちの夏)』の邦訳です。
少年の不審死をめぐる捜査が物語の主たる軸ですが、その一方で呪術医が突如謎の失踪を遂げ、エクトルは二つの事件の解決を求められることになります。
先日読んだスペイン人作家カルロス・ルイス サフォンの『天国の囚人』の帯に、同じ版元の集英社は次はトニ・ヒルも、と推奨していたこともあり、手にしました。
作者トニ・ヒルは長年英語圏の小説をスペイン語に翻訳してきた人物だけに、新人作家とは思えない巧みなプロット構成で物語をぐいぐい牽引していきます。
少年の死は果たして本当に事故死なのか。やがて浮かび上がってくるのは、少年が6歳だったころに起きた少女の死をめぐる謎です。そして少年特有の青く“歪んだ”正義感が13年の時を経て過去の闇を再び呼び寄せるのです。
物語の終幕で少年の不審な死は決着を見るのですが、その上でエクトルの身の上には新たな事件が起こります。そう、この小説はまだほんの幕開けに過ぎないということなのです。
エクトル・サルガド警部の物語はスペイン本国では『Los Buenos Suicidas』、そして『Los Amantes de Hiroshima』へと引き継がれています。今後日本でも引き続き翻訳が出ることを期待しています。
*119頁に「アレーシュが彼女を離し」たとありますが、彼女の手首を「放した」のであって、「離した」わけではありません。変換ミスが校閲をすり抜けてしまったようです。