マーメイド

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

マーメイドの評価:

4.00/5点 レビュー 3件。 - ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(3pt)

「彼女はいつも違う」

マーガレット・ミラーの本(翻訳されている長編)は全作読んだ。印象は、この本の解説にあるように「彼女はいつも違う」だ。よくいわれる「暗い、異常、後味が悪い」というのは、ミラーの一面を表しているに過ぎない。
彼女の特徴は、犯罪の心理的な側面を純粋に抽出している点だと思う。そのため多くの場合、主要な登場人物は(お金という動機のない)アッパーミドルクラスに設定されている。
またミラーは、知的障害、視覚障害、新興宗教といったテーマも取り上げている。これは、決して彼女が「不幸な人々に優しい」からではなく、目新しい設定での犯罪心理を追求したかったからだと思う。ようするに、ミラーは詮索好きでカンの鋭いおばさんだったんじゃないのかな。
『マーメイド』は私の知る限り、最後の翻訳(原書1982年)だ。知的障害者の犯罪を、ユーモアをまじえて書いている。ラストの意外な一点にミラーらしさを感じたが、それ以外は残念だが凡庸に思えた。
ミラーには熱心なファンが多い。ただ人によって好きな本が全く違うという気がする。ちなみに私の場合は一に『狙った獣』、二に『鉄の門』、三四がなくて五に『明日訪ねてくるがいい』。オーソドックスなタイプだね。
マーメイド (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: マーメイド (創元推理文庫)より
4488247059
No.1
(3pt)

「彼女はいつも違う」

マーガレット・ミラーの本(翻訳されている長編)は全作読んだ。印象は、この本の解説にあるように「彼女はいつも違う」だ。よくいわれる「暗い、異常、後味が悪い」というのは、ミラーの一面を表しているに過ぎない。
彼女の特徴は、犯罪の心理的な側面を純粋に抽出している点だと思う。そのため多くの場合、主要な登場人物は(お金という動機のない)アッパーミドルクラスに設定されている。
またミラーは、知的障害、視覚障害、新興宗教といったテーマも取り上げている。これは、決して彼女が「不幸な人々に優しい」からではなく、目新しい設定での犯罪心理を追求したかったからだと思う。ようするに、ミラーは詮索好きでカンの鋭いおばさんだったんじゃないのかな。
『マーメイド』は私の知る限り、最後の翻訳(原書1982年)だ。知的障害者の犯罪を、ユーモアをまじえて書いている。ラストの意外な一点にミラーらしさを感じたが、それ以外は残念だが凡庸に思えた。
ミラーには熱心なファンが多い。ただ人によって好きな本が全く違うという気がする。ちなみに私の場合は一に『狙った獣』、二に『鉄の門』、三四がなくて五に『明日訪ねてくるがいい』。オーソドックスなタイプだね。
マーメイド (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: マーメイド (創元推理文庫)より
4488247059